2023年9月10日日曜日

そごう・西武労組がストライキを実施、マスコミの報道は

そごう・西武労組のストライキ実施のニュースが流されて、NHKをはじめ「非難的」ニュアンスでとりあげた。

―池袋駅前の市民「客が置いてきぼり」

大手デパート、そごう・西武の売却をめぐって、労働組合が経営側に対し、ストライキの実施を通知したことについて、旗艦店の西武池袋本店がある池袋駅前で客などに話を聞きました。

・本店を普段から利用している男子大学生は「ふだんからよく来ているので、もし休業となったらさみしいです。穏便に終わってくれたらと期待しています」と話していました。

・女子大学生は「池袋はおもちゃなどが充実しているので、もし休業したら困ります」と話していました。

60代の会社員の女性は「経営側と組合側のそれぞれに考えていることはあると思いますが、客が置いてきぼりだなという気持ちです」と話していました。

 

 親組合の連合は「真摯な労使交渉を通じた早期の事態収拾を」と他人事のように、支援するという態度をださずに言うだけ。スト当日には「頑張れ、応援する」という人たちが店舗前に集まりました。ストは当然の権利という主張もだされてはいましたが、特にニュース報道では、「中間」を意識した内容が多かったようです。

70年代の春闘をしていたとき、交通ストは「親の死に目にあえない」というコメントを流していたのを思い出します。現在は物事が様変わりしていますが、強風の際は、交通機関は早々に「計画運転」で止める宣言をします。物理的にどこまでという実証実験もありませんから、安全のために必要なこととの理解はできても、「とても大事な用件」との対立は解消されるわけではありません。

~私鉄などの場合は、瞬間風速2530m/s以上で運転見合わせとする会社が多く見られます。例えば西武鉄道や京急電鉄は25m/s以上で速度制限、30m/s以上で運転見合わせです。主に横浜市内で地下鉄を運行する横浜市交通局は、25m/s以上で地上区間の運転を見合わせます。台風銀座とも呼ばれる沖縄県でモノレールを運行するゆいレールでは、15m/sで速度制限、25m/sで運転見合わせです。~