2013年11月13日水曜日

東村高江は子供たちが多い集落

 沖縄本島北部の豊かな森に囲まれた地域がヤンバル(山春)と呼ばれている。地球上でここにしかいないヤンバルクイナ、ノグチゲラなど1000種以上の高等植物や5000種以上の動物が暮らしている。ヤンバルの中にある東村高江は人口約150名で中学生以下が人口の2割を占める子供が多い集落。この隣に7800ヘクタール(東京ドーム1668個分)の米軍北部訓練場がある。ジャングルでの戦闘訓練を目的に1957年に使用開始して、ベトナム戦争でのゲリラ戦の訓練に使われた。ここにはヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)が22か所あり、常に爆音や危険にさらされている。

 そこに新たに6カ所のヘリパッドを、高江集落を取り囲むように建設しようというのが防衛施設庁の動向だ。「基地の整理縮小」の“偽装”工作となる、オスプレイの訓練用に。一番近い民家から400メートルの位置にも。座り込み、監視を続ける人たちは、沖縄県議会と全市町村の「オスプレイ配備反対決議」の意向も受けた活動となっている。「沖縄がベトナム戦争や中東戦争での加担者になっている」という言葉が耳に残る。



「違反者は日本の法律によって罰せられる」の文言で、特定秘密保護法案を連想させられた