2022年1月13日木曜日

内閣支持率が高かろうと、寒いものは寒い

 内閣支持率が高いという調査結果が出されている。そんなに高いのかなといつも不思議に思う。高く出る層に当てて調査をしているんじゃないだろうか。腑の抜けた報道なりの結果が映し出すことで、これがまたNETの世論調査によるものとは全く違ったものになる。新しければ何でも「OK」という短絡的な発想はダメなものであることはよく体験する。本当はダメなものが化粧を施される場合もあるし、はっきりと目に映るまでは薄ぼんやりとして、「他にいないから」などの誘導で導かれる回答が、そんな結果を生むのだろう。

 オミクロン株の感染が猛威を振るって、前倒しの3回目注射だの、治療薬の配布だの、検査の拡大だのと言葉だけは「やっている感」をみせて、自治体では可能と言っていても「前に倒れない」ワクチン注射、医療機関に3箱しか渡さない治療薬、圧倒的に少ない検査キットの配布など、腰が入っているのかわからないやり口で、やっぱり安心に思うには程遠い感じだ。

 あまつさえ、「水際作戦」では米軍の感染検査なし扱いで、「安全保障」の本質を演じてくれる。東日本大震災の時にトモダチ作戦として、援助してくれた結果、米艦船の軍隊が放射線を浴びたとして、損害賠償を求めてきた。日米が平等であれば、日本に損害を与えないように対応するのが、「お友達」ではないのか。日本は地位協定を盾に、どこまでお人好しで筋を通さない気でいくのだろう。

 北海道、東北、北陸が豪雪に襲われている。オミクロンの感染拡大に加えてのことで大変な状況になっている。目の前の生活の脅威に対策に十分な対応ができずに、「敵基地攻撃能力」を目の前に掲げる日本の政治、実にお寒いことだ。

*これを書いた翌朝(14日)の報道で、ワクチン接種の前倒しは、自治体の要望に応えて「実施する」ことにしたとのこと。前倒しは医療関係者には実施されているけれども、この実施率がまた低いらしい。どうしてこうも言葉だけが先行するのか。モーニングショーで、前倒しのことが取り上げられて、モデルナの在庫もあるとのこと。やれない理由がわからない。とするともしかして、ファイザーの入手に問題があるのかとまで疑いたくなる。

12月に生えたフキノトウが寒さで枯れそう

豪雪を想わせる空模様