2014年1月31日金曜日

アナログが懐かしくも、優しく感じる魚獲り。




この2枚の写真は、漁をしているところを撮ったものということがわかる。澪筋が沖まで続いて見えるのはきっと大潮だからだろう。潮が引いた後、沖に行き損ねた小魚を獲ろうというのだろうか。中学生のころ住んでいた千葉の海は、こんな海だった。澪筋にハゼもカレイもいたしアサリも自生していた。ちょっと先の海岸で、アサリを撒いて養殖して、「アサリ獲り」の商売があると聞いて、アサリって金を払って獲るものなのかよと思った。

こんなに立派な澪があれば、どれだけのハゼ釣りができるだろうか。きっと5キロとか10キロとかになるかもしれない。ハゼ釣り場にしているところは、年を追うごとにじりじりと釣れる量が減ってきて、大会の釣り場範囲を拡大していかなければならなくなっている。確かに三浦半島の先の方に行っても、海の匂いがなくなっている。川も湖もしかり、魚の繁殖環境が悪化しているのだろう。

 
 この写真、漁をしている人たちみんなが網を上げているのはどうしてなのだろう。魚を一斉に追い込んで網を上げるということが効率的ということなのか。網を一斉にあげているところが写真の見栄えが良いことには違いない。風に飛ばされないように踏ん張っているところも面白い。上げ潮になってくる間、何回も網を上げるのだろう。

(写真はFacebookから)