2022年3月24日木曜日

「ざわつく街」としゃれた言葉でも、写真展作品にはちょっと

 撮った写真を見直して、写真展の展示作品をだすということで、選んでみた組のうち「ざわつく街」というタイトルをつけて、中野の姿を表現しようと思った。でも組んでみた写真は、十分にテーマに迫れていないということで、再起ということになった。変容していく街をガッチリとらえるという「写真集」には物足りないし、もう少し丹念に追及すべきだった。

 東中野前の一角にある「昭和の街ムーンロード」は、再開発で地上げの猛攻にあったが、「営業権」を認めさせる最高裁の判決を勝ち取った。ほんの数百メートルの「飲み屋街」の場所だった。その地域のコミュニティの長年の運動だったが、それを取り上げて表したいと思った。
 
 もう一つは“森林の伐採”だった。平和の森公園は、
 「2015年3月、田中大輔区長(当時)が公園内に体育館と陸上トラック(競技場)を新設する改修計画を発表。2018115日、多目的広場で立木の伐採を開始したことから、同年216日、中野区の住民5人が中野区長を相手取り、公園価値が低下することなどを理由に住民訴訟を起こした。同年6月に行われた中野区長選挙では、公園の改修計画も争点の一つとなり“平和の森公園を守る”ことを公約の一つにした酒井直人が当選。新区長は、住民説明会等を通じて陸上トラックを取り下げる変更案を策定し、20193月の区議会へ変更案を上程したが議会は僅差で変更案を否決。区長は、計画を当初の案に戻して公園の改修工事を進めることを表明した」とウィキペディアで紹介されている。

 ここに「バーベキュー広場、競技場」のために、貴重な森林を伐採するという愚挙がごり押しされた。これも大きな問題で、こんな中野の街の「ざわつき」を表すにはちょっと数枚の写真で表すことは無理だった。

昭和の街ムーンロード(3枚)



平和の森公園森林伐採(2枚)


中野新橋神田川の工事