2014年12月16日火曜日

発光ダイオードの毒性

東北大学が、青色LEDに毒性があると発表した。近所のクリスマス飾りでも使われている。日常浴び続けるということは少ないにしても、安いし電力を使わないということで、万々歳というわけにはいかない。一説によれば、電磁波の影響が、携帯電話と同様に20年くらいなど、長期にわたった場合の危険ということらしい。

「様々な波長のLED光をショウジョウバエのさなぎに当てて、殺虫効果を調査した。その結果、青色光を当てたさなぎは羽化できずに死亡したという。特に440nmと467nmの波長が高い効果を示し、467nmの光は卵、幼虫、成虫に対しても殺虫効果を発揮したという。

また、蚊のさなぎに対しては417nmの青色光に効果が認められたほか、小麦粉の害虫であるヒラタコクヌストモドキのさなぎに対しては非常に高い殺虫効果が確認された。

同研究グループは光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生じ、細胞や組織が傷害を受けるため死亡すると推測しており、種によって異なる波長が効果を発揮することから、さまざまな害虫に適用できるクリーンな殺虫技術の開発につながる可能性」

青色LEDの光に殺虫効果 - 東北大が発表



 「殺虫剤技術の開発」までのこととなれば、その先化学兵器にも転用しようという「輩」も出てこないだろうか。ちょっと危険。これも公害の種にならなければいいと思うが、こういうことが分かっているならキチンと対応をしておくべきこと。


 クリスマスがやってくる時期に、発光ダイオードを使ったデコレーションが目立つ。技術開発の成果ばかりを見て、マイナーなところを無視するわけにはいかないだろう。加えてLEDだからエネルギーの削減効果が高いとしても、信号機のように既存のものには経済効果があるが、新しい需要をつぎつぎと増やしたのではつじつまが合わない。