気象庁、気象研究所が昨年(2019年)10月に関東や東北など広い範囲に激しい雨を降らせた台風19号は、10月の平均気温が約1度低かった1980年の条件でシミュレーションした結果と比べて、降水量が約11%増えていたという研究結果を発表」と昨年暮れに報じられた。地球温暖化の影響を正面から問題視しないなかでは、ひとつ突っ込んだのかなという印象をもった。
11日の「どんど焼き撮影」ツアーの終点は多摩川で、その影響の爪跡を又見ることになった。去年(2020年)の7月の豪雨による被害は、ニュースでは主要な被害を取り上げているが、自分が実際に体験したのは、肘折温泉、妻恋村だったけれども、全国ではどれだけの被害を受けているものだろうか。それだけの深刻さが日常わからないというのもおかしいことだ。
コロナ禍の深刻な状況で、それだけの被害の大きさが後景になっているのも、ある意味仕方がないのかもしれないが、政治の上では、何があってもまともな対応がされないことが先行している昨今、写真に見える「テトラ製造」も凄まじい河川被害を想像できるが、どんなふうにしようとしているのだろうか。ただ、川の有りようと我々の都合で、コンクリートを埋め込むということが、マッチングしているだろうかと心配な気がする。何百年に一回かどうか知らないが、集中豪雨がまた起きたら耐えられるのだろうか。