2012年4月19日木曜日

素人の写真ウンチク

 東京にいる間は、仙人の暮らしからは離れて、付き合いの世界に入りこむ。写真の合評と表現すると大げさになるが、撮ってきた写真を見せ合いながら、「批評」めいたことをする。


 自分の自慢の写真であっても、ウケるとは限らない。これが反面の面白さかもしれない。腕が確かなら、これはこうだと論ずることができるが、なにせ素人のせめぎあいだから、核心にどれだけ迫った内容になっているのか、はなはだこころもとない。


 しかし、手探りでもなんでもまともに見て考えるということがないと、つぎにいかないし、ものの発展と言うことにならないだろう。プロがこれはと断ずれば、すぐにつまらぬことはさっさと解決するかもしれない。


 でも、それに解決求めると、自分の撮った写真に対する思いが簡単に処分されてしまう危険がある。そういう意味はでの素人のウンチクも役立っていると思う。力量のたりなさがあっても、確かにその積み重ねでよくなって部分がある。


 それが次の撮影旅行計画へとつながる。次は田植え後の風景をねらう。「散居」が山形にも岩手にもあるから、行こうとまとまった。