2018年4月24日火曜日

伊根の古い舟屋が減っている その1

 85か月前にこの舟屋に来たとき、実働している舟屋の数が多かった。舟屋の景色の中には建物ももっと健在だった。今は、舟屋家屋の間には隙間(空き地)も増え、建て替えられたものも目立っているが、元の姿をとどめていないものも目に付く。新しい店へと改装した建物もある。昔の舟屋は消滅してしまうのだろうか。

 漁業が生業として成り立たないという状況を想像させる。なんとも、寂しいことだ。よそ者が簡単にいうわけにもいかないけれども、しかしなにも高望みしていなくても、続けていくことができないとは、不幸な状態という以外はない。ともかく「記録」的思いでシャッターを押した。