2013年4月2日火曜日

釣りも格差社会か

 31日(日)のフナつり大会は、5キロを釣った人がでる一方38人もオデコという成績の格差がでた。与田浦周辺のかなり広い地域で、水路もたくさんあって時期になると、かつてはどこでも釣れたものだった。

 水路は例によって手が入り、文字通り護岸を整備した水路の流れへと変貌したところが増えてきた。田圃は冬の間は水を出してしまっているから、水路から田んぼへ生物が行き来することはできない。フナは卵を産んで繁殖ですることができなくなっている。ブラックバスやブルーギルの増加で、いよいよ増殖の期待はしぼんでいく。

 そんな中でも、日ごろ鍛えた腕前でフナをつり上げ立派な結果が出る。それはうれしいことでだ。でも89人が参加して、38人がゼロだったというショックは大きい。この時期は気温が低くて、魚の動きがまだよくないので、微妙なアタリを捉える事が出来ないとだめだと言われている。

 それなのに、5キロを釣った人が二人もいた。同じ場所だ釣った人3人が好成績だたというので、特定の場所では魚の動きも違っていたということなのか。そこだけのなにか特別な条件があったのか。ベテラン諸氏が、見込みと違っていた様子もあったから、釣った場所の選択の善し悪しもあったには違いないが、「読み」と違った状況だったことも確かだったようだ。

 同じ場所でダメなのであちこち移動して探ってみたが、フナのアタリは皆無だった。結果の差があったのはおもしろいことだと、言えなくもないが、このところの極端な寒暖が、魚にもストレスを生んでいるのも一つの原因かもしれない。フナだって、春には早く動きだしたいと思っているのは違いないのに、それを阻んでいるものは何なんだろう。次の釣りのチャンスに向けて、そんなことを考えるのも釣りの楽しみなのだ。