2017年1月11日水曜日

善福寺川の様相が変わってくる環七通りの上流側

 善福寺川を西に向かって、つまり環七を越して遡ると、川の様相が変わる。環七通りの近くは武蔵野に豪雨が見舞われた時の水の逃げ場「取水口」がある。環七の地下にもある地下雨水貯留施設への導入口だ。関連はないかもしれないが、そこは川としての見方は評価しようがない。

 さらにその上流では、川沿いの様相も中野区域とは違って、都会的な仕様から「野の仕様」に変わったような印象を受ける。長い時間をゆっくりかけて変容したのだろう、川が緩く曲がって流れる内側には、土の堆積をしたところが見えてくる。下流部では許されない土砂の蓄積が、流れの緩さに助けられてできたものだろう。

 カモが羽を休める場になっているのが印象的だ。川沿いの道も中野区域より幅が広めであり、川との親和性が感じられる。川底は両側に石畳のような造りがされていて、川のせせらぎと評価機能を意図されているようだ。