2017年8月8日火曜日

暑いのは御免だ

 5号台風がゆっくりと日本を抜けていく。生活のあらゆることを妨害をしていくのだからたまったものでない。台風の通り道にあたる日本が、これまでの経験でできる限りの対策を打って、なんとか凌ぐことはするものの、敵はそれを上回って弱点を責め立ててくる。人間の設定でない自然の行為で、憎む矛先として恨んでもなんともならないのだから、困る以外のことはない。

 うまくゆけば夏の水不足やら、稲の生育やら野菜の出来には恵みにはなるが、コントロールは不可能だから付き合わされる運命を除けない。強いて言えば、海水温が上がるというのは人為的要因によるものだから、「パリ協定」の取り組みに期待するのが焦眉の問題というところ。

 台風が過ぎ去って被害を残して、その対策に人手も財政も必要だが、本来政治がいち早く策を打ち立てるべきところだ。そういったことには関心がいまいちの政治は、それどころでない、「身づくろい」の最中なだから、困ったものでこちらは見事な人災だ。


 沖縄の池で鯉やピラニアなどの魚が死んで浮いてしまった。調べたら感染症のせいではなく、水温が上がってしまったことと、酸素不足によるものと分かった。水温が上がってという原因では初めてのことではないか。人間でないからいいというわけにはいかない。人の周りの生き物が死んでいくというのはやっぱり、人間の生息環境が悪化しているとみるべきだろう。