2021年7月29日木曜日

「新記録」の感染拡大、背中がぞくっとした東京2848人

オリンピック憲章は、オリンピックは国家間の競争ではないことを宣言している。

オリンピック憲章
第1章オリンピック・ムーブメント
6オリンピック競技大会
 1.オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない…。

にもかかわらず 「公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会サイト」では国別メダル数を公表している。「感動と興奮」を国家のもとに政治的利用まで刈り取られるアスリート。卓球、ソフトボールなど「奇跡」を感じるほどだった。でもねえ…。感染拡大と刺し違えるわけにもいかないよね。



2021年7月24日土曜日

2020オリンピック開催日の身の処し方

 朝シャン。さっぱりしてアイスコーヒーを飲む。昨夜は酒を飲みながら、明日はオリンピック開催日。さてどこへ踏み出すか。国立競技場をさまようかなどチラリと思った。足の具合と暑さで耐えられるかと、覚めてからの言い訳も考えていた。

 聖火が新宿に届くというニュースをスマホで見て、急に出かけてみること決めた。新宿なら近いし。カメラの充電池を入れ換えて、ペットボトルにハンケチを二枚持ち、濡らしたタオルを準備。想像では第一庁舎の前かと思っていたので、行ってみたものの都庁前は近づけずまあそんなものかと反対側へ回り込んでみる。

 駅地下道から続いている都庁の入り口には、「オリンピック中止」の看板を持った人たちが、訴えをして警察官とせめぎあいになっている。「警察に守られたオリンピック」だ。「中止」の世論が圧倒的なのに悪者扱いのようだ。

 中央公園広場にも人がいるし、歩道橋には鈴山の人だかり。最初は走ってくるのを待つのかと急ごしらえの頭で思っていたが、中央公園にも集まっている。望遠レンズを三脚に構えている人もその中に複数いて、特定の方角に備えている。隣の人のおしゃべりで、「五輪の輪」だとやっと気づく。

 カメラをズーム150のものに変えた。誰かが「来た」と気が付いてくれるので、集団の小魚が餌に向かうように、空を見上げる。都庁の空に緊張感のない奇跡が揺らめいて直ぐに消えた。3回空を見上げたところで、集まったストレス解消集団はすっと引いていった。「…に送ろう」という女の子の言葉が聞こえた。ここいらで頃合いかと一緒に駅に向かう。汗びしょになって14時前に家に戻る。今日の昼食はソーメンだ。













 

2021年7月20日火曜日

「2020年7月豪雨」からの復旧中、肘折温泉の景色変わる

 ヨーロッパでも集中豪雨で大きな被害が出ている。日本も亜熱帯よりは熱帯地方のような状況で、この冬の山火事もその表れだったのだろうか。赤倉温泉小国川ダムの後に向かった肘折温泉の様子は、豪雨の爪痕が痛々しい状況だった。昨年7月の豪雨で破壊された橋や川の壁面の復旧をしているところだった。

 肘折温泉には何回も訪れているが、温泉のたたずまいが、ずっと変わらないところが一番の趣で好きなところだ。いつも変わらない様子が安心感を持たせてくれるので、ほっとしながら温泉につかるのが何よりだった。今回は、その変わりように少々ショックを受けた。銅山川の氾濫が、また起きてはならないことへの対応なので、否定はできないことだと思うが、ふるさと山形の変わらぬ風景が変容したのが、とても残念だった。それにつけても温暖化への取り組みを急がなくていけないのにと、改めて考えさせられた。










2021年7月16日金曜日

赤倉温泉の「小国川・流水型ダム」を見に行く

4回目の緊急事態宣言を前に、たまった不定愁訴を取り払いに出かけることにした。7月梅雨時の「集中豪雨」で、災害のニュースを見聞きしながら思いだした。

 ふるさと山形の最上川にそそぐ小国川の最上流部、赤倉温泉に作られたダムは、釣りの会の関係で知った「穴あきダム」だ。建設が強行されたとのニュースは聞いていたが、今はどうなったのか前から気になっていた。どうせ行くなら、このおりに寄ってみようかと出かけることにした。もちろん温泉も目的の一つだった。

 2012年に地元の漁協の反対運動があり、渓流釣りの愛好家からも造るなと声が上がった。小国川はアユ釣りでは有名な「ダムなし河川」だったから、釣り関係の人たちの注目を受けた。山形県が強引に建設に走ったことで、漁協の内部対立を生んでしまい、軋轢の中で漁協長が自死してしまういたましいことが起きてしまった。

赤倉温泉は小国川の流れの際にあるところもあり、普段はなんのことはない流れなのに、増水すると温泉に逆流するということが何回か起きているらしい。今回泊まった温泉も源泉が川の下から湧き出すという位置関係にあった。ダムの「効果」について、立ち話で聞くと、出水は少なくなったと話していた。

 昨年4月から運用された「穴あきダム(流水型ダム)」が、流域に住んでいる人たちの生活に、どれだけ被害を食い止められるのかという検証が必要なことだ。流水型ダムは他の地域でいくつか建設されており、なかには40年も安全だという記述もある。建設前のシンポジウムでは、河床の掘削と護岸整備工事で対応可能という学者の意見もあった。ダム建設で経験され明らかにされている認識を、深める作業がどうしても軽視されるのが行政のやり方だ。昨年7月の熊本県の球磨川の氾濫で、止まっていたダム建設が復活ということが起きている。これも「穴あきダム」が狙われている。

本当に必要か?の疑問が払しょくできないままではよくない。小国川の流水型ダムが完成し、観光地としての「運用」に動いていることが目に映った。NETでみると、「今年4月から本運用を開始した最上小国川流水型ダムにおいて、このたび新たに作成したダムカードの配布を開始しますのでお知らせします。ダムカードは『ダムのことをより知っていただこう』と、国土交通省などが平成19年度から作成しダムの訪問者に配布しているもので、本県の県土整備部管理ダムにおいては、これまで5ダムにおいて配布しており、本ダムが6ダム目となります」とのこと。

泊まった温泉は浴槽が良かった以外、かつては「らしさ」を誇ったところという感じだった。












2021年7月11日日曜日

「7月豪雨災害」が繰り返される

 「線状降水帯」として被害を受けることになった「梅雨」。ことは年中行事のようになってきた。気候変動の影響を受けての事だとは、「わかっていること」とされているのかどうか知らないが、公式公的にはその状況が正面から議論されているとは見えない。

 熱海の土砂崩れは、直接の原因は豪雨にある。極端な気候の変動は世界的に広がって、その対応に国によっては議論がすすんで、積極的な温室ガス対策を公表している。日本はどれほどのものなのだろうか。東日本震災の復興を中身より「五輪」で表する?などという心もとない災害対策で、起きてしまったことにさえ腰の据わった公的な支援がなされない。

 熱海の災害は、「不動産開発」をめぐって自治体と「争い」があったとのことも報道されている。総じて甘い規制のうえに抜け道があって、結果として責任が宙に浮かぶようになっている。山を削って開発に備え削った土をどこかへ運ぶ、都市開発のときでも発生した残土は、下請け業者の手を経てどこか行方不明。都市部や住宅地開発では背景にこの積み重ねがある。政治が手を出さなければならないことを抜きにして、「線状降水帯」の責任に押し付けるということにはならないと思う。

土湯温泉 


  

2021年7月7日水曜日

カミソリの替え刃がなくて、そのまた中古の電気カミソリの替え刃注文

 岩手の親父のところへ行ったときに使う、専用の電気カミソリを購入していた。立派なものではないが、何回も使うこともないうちに親父が亡くなってしまった。持ち帰りして使わないまま置きっぱなしになっている。

 現在使っているできカミソリは、義父が寝たままでも使えるようにと購入したものだった。5年前に他界してしまったので「形見分け」のつもりで使っている。6年ほどしか使っていないのに、充電池がへたばってきた。もうじき取り換えかになるかと思っている。充電池交換をしてみようかと調べてみたら、交換できない機種らしい。替え刃ももう販売していない。

 最近はなんでも使い捨てで、値を張るものでもこの状態で実にもったいない。そろそろ次の「立派でないもの」に交換する時期が近付いてきた。岩手山麓から持ち帰りの電気カミソリの出番がやってきそう。これもNETで検索して「替え刃」があるかをみると、在庫はまだあるようだ。こちらは新機種がいくつかでているが、替え刃が共用できる仕様になっていて、手にいれることができた。

 へたばってきている現役カミソリは、ちょっと高級(注 私にしては)もので、たまった髭を掃除するのに液体に浸して清浄できる仕掛けがついている。まだその「液」が残っている。液を使い切ってから世代交代ということにしようかと思う。



2021年7月2日金曜日

他の星が近くなってきたから、今のうちに

 無呼吸症候群の一泊調査で判定が下り、寝ている間は空気(酸素ではなかった)をマウスから流し込むという装置を使うことになった。酸素の摂り入れが少ないと、血流が悪くなって障害が起きる可能性があるという。血圧も少し高いし、たしかに「もの忘れ」も増えてきたし、だけど年相応のような気もするし、終焉に向かうのはそれぞれ長短の個性があるだろうし…と考えればぐるぐるとおわりがない。

 ただ、これが治療という範疇にはなっているのに。無呼吸症候群の肉体的改善になるわけではない。太りすぎの結果とされているので、体重を落とすことをいよいよ目標としなくてはならない。「若い人で、トレーニングによって改善させ、器具を使わないようになった」という事例があると言われたが、聞いたとたん若くはないからな、とすぐに気持ちが反応した。

 運動量でという対策も膝痛の状態と折り合いをつけなくてはならない。膝の方は改善しているという気がしているけれども、どれくらいの運動量がいいのかは自分ではなかなか判別がつかない。かといってアスリートのように、トレーナーを頼むわけにもいかないし。日常自宅待機を迫られて、運動量が減っているのがいけない。気分がだんだん滅入ってくる。

 こうなったら〈しかたがないから〉旅に出ようか。写真ゼミのオンライン合評会にだすものがなくなってきた。五輪開催突っ走りと、感染拡大のニュースから遠ざかることも健康にいいかも。😁