2012年1月22日日曜日

放射性物質を調べたい

 放射性物質の測定器が借りられると知らせがあった。利用したいものだと思って返事をしたが、19日の早朝からNHKスペシャル「知られざる放射能汚染」の再放送をみていたから、タイムリーな話になった。


 福島原発周辺の汚染は拡散されて薄まるとされたが、じつは塊になって移動している。福島県の水産課ホームページにも、その移動の様子が乗っていた。  → 福島県水産課HP


 放送では、泥の粒子に付着して流れていくということだ。アイナメ、ホウボウなど「底魚」が泥の中のゴカイを食べているから、セシウムを摂取する。


 汚染された泥をゴカイが食べて蓄積し、ナメタガレイがそれを食べるから連鎖によって、濃縮されたという調査結果だった。


 驚いたのは江戸川河口部にホットスポットがあるということ。東京湾はわが釣りの会のホームグランドが、これではたまらない。
 
 江戸前の魚は、湾に流れ込む河川の多さによるものと言われていた。汚染物質が多くの河川から東京湾にと流れ込むのだと思うとぞっとする。


 赤城沼のワカサギ調査では湖の底にたまったセシウム950ベクレル、プランクトンが296ベクレルで、これがワカサギに影響する。しかもワカサギが死んだらまた、セシウムが湖底に戻ることになる。


 チェルノブイリのときは23年調べないとわからなかったというし、放射性物質の性質は、5年間は下がるが、30年が半減期と専門家が言っている。


 流通にのっていく魚貝類は汚染調査をしているが、釣りの対象としている魚は放っておかれているものもある。


 放射性物質汚染調査は最初から、調査をすることを避けている現状では、「調べてくれ」と言っているだけでは足りなそうだ。
この際できれば自力でも調べた方がいいと思う。