2023年4月27日木曜日

展示した写真の思い返し

 再開発のものすごさを写真に表したかったが、それなりに力を込めたつもりが、そうでもなくて表現するのに、もうちょっと力およばなかったと思うのが率直なところ。集中してもっと突っ込んだ撮影をしなくてはいけないなと、思い返している。

 ビルがどんどん建築されて、「昔の風景」が消滅していくことには、そのテーマをもった他の人の写真が実に印象的に記憶に残る。「再開発が…」という「…」の部分にかかわるテーマは何なのだろうとずっと考えている。一極集中批判が今ではほとんど表には出なくなって、いまや公園の木を伐り、高層ビルを建てるということにまで追い込まれている。

 地方の山々を削り、採った石灰石と砂利とコンクリートで都市を固める。どこもかしこもこれでうごめき回る。ここまでやるのかという気がしてならない。地上空間を手に入れて(地下の場合もある)財産とし、持っているものと持たざる者の格差をどんどん広げることになんの思案と問題も考慮なしでいいのか。そんなバカげた成長・経済は本当に願い下げにしたい。

 「貧困・困窮」から抜け出せない、その中にいる我々も、財政が足りないからと、年金も医療もなにもかも切り下げられて、生活程度は下がるばかり。どこに安寧な幸福と未来があるのか。









2023年4月20日木曜日

写真展が終わって台風一過みたい

  一山超えて、いろいろな感慨がわいてくる。まだ落ち着いて整理ができない状況で、最後の仕事の展示作品のホームページ作りがやっと終えた。疲れたというのが本音だけど、遠くからきてくれた人には感謝とお礼を先に言わなければと思う。会場で話したり聞いたりしたことが、たくさん耳に残っていてこれからじっくり思い返し、温めて行こうかと思っている。

 己のようなしがない写真でも、化粧を施して素晴らしい作品群と一緒に飾ってもらえるのは、ゼミ展(グループ展)のよいところだと、ゼミ生と講師にも感謝あるのみ。日頃お世話になっている友人知人とは、写真の説明と近況を語り合えて、コロナ下で交流できなかったうっぷんを、幾分か晴らせたような気がする。

 これから、展示会に来られなかった方へパンフレットの余分を配布しようと思っている。選挙戦の盛りで、名前だけの連呼が飛び回っているが、写真展「共生」の作品に込めた戦争、自然、再開発、人のふれあいなどへの思いが、生かされる方向と結果にしたいものだと思う。

(「表示中のページから https://iriezemi.wixsite.com/iriezemi-2023zemiten にリダイレクトしようとしています」とコメントがでます。遷移しなければ、URLをクリックしてください)

2023年4月14日金曜日

胡散臭い話を離れてサクラ

 日頃のニュースを見ていると、胡散臭い話ばかりでなかなか「そうだよな」とうなずくものは少ない。ジェイアラートのニュースも、防衛庁がミサイルはレーダー追跡中に消えたけれども、レーダー追跡可能範囲なので「爆発」していたという。伝えられた内閣官房が、破片が落ちてくるなどの「可能性」を考えて発出したとのこと。いわば政治利用ではないかと疑いが湧く。統一協会の資金が北朝鮮の渡っているとの文春砲もあり、うさん臭さに嫌になってくる。  

 モーニングショーのコメンテーターも防衛庁出身の「関係者」だったが、その話でも内閣官房の対応が語られ、可能性があれば手を打つのがリスク管理だと言ってはばからない。責任者の首相もどこかへ出かけたとのことで、やっぱり脅かしかと政治への信頼性がまた低下する。

今回の桜、あちこちに出かけて撮った。中野通りの桜もかなり老木で、このきどうなるのだろうと心配しつつ、新井薬師の梅照院まで行ってみた。













2023年4月7日金曜日

外国人観光客に金を落としてもらおうというサモシサ

 今朝のモーニングショーは外国人観光客に、もう少し金を落としてもらおうという政府(観光業界)の話だった。この話題はよく出されて、そのたびに違和感を覚える。コロナ感染がやや落ち着きをみせ、とはいえ、医療機関の逼迫や感染者数未把握、感染症対策アドバイザリーボード「隠し」など、収束演出舞台を見せられて、景気対策への話題ということなのだろうか。

 外国の観光客を期待するのは、悪いという気はない。それなら日本の観光客はどうなの?と考えざるを得ない。春闘が山を越えて、大企業の回答は「満額」ということが言われてはいるが、結局「アベノミクス」とかいう10年以上周ってこなかった賃金のほんの一部が回答になったということだろう。人員整理や非正規雇用で「人件費」はどれだけ減じられたことか。

 「日本人観光客」の懐が十分で、有給休暇をいつでも取得できるのなら、観光にも日本人が楽しんで旅行できるということになる。それで経済が回るということになる。それをさておいて、外国人観光客をターゲットに、金を落させるということでは、海外にも恥ずかしくないか。

光が丘公園の片道380円の旅











2023年4月1日土曜日

エイプリルフールで嘘をつくのはOKでも年中嘘はダメ

 エイプリルフールが今年から45日になった!!!どこでだれがお決めになったのか?嘘をついてはならないことを、だからこの時ばかりはやっちゃおうというのは、軽い冗談と笑いあえるのであれば和ませる効果はある。でも現政治の世界では、隠し事でも嘘でも大手を振るっているから、「嘘」を冗談で置いておくのは荷が重すぎる。隠そうが嘘をつこうが「丁寧に説明」すれば事足りる世の中になった。それも、丁寧に説明するとは真実に迫るわけではなくて、「説明できないこと」を何回も言うという嘘含みの扱いなのだから、どこまで日本語を愚弄する気かという気になる。

 最近の言葉で「めちゃくちゃ」は「非常に」「とても」とかという意味合いに使われているが、そもそも「滅茶苦茶」とは、まったく筋道が通らない、度外れなことという意味なのに、「めちゃくちゃ」もなにか滅茶苦茶になっちゃった。とは言え、写真は真実を写すと言われるのは少し違っていて、写したものを「薄化粧」することがある。現像ソフトによってやるのだけれども、場合によっては一部を消すこともできてしまう。どこまで変えていいのか?写真が表現する趣旨を捻じ曲げない程度のこと、であればいいのではないかと思うのだけど。



サクラがいっぱい

花見でいっぱい

お酒をいっぱい

「いっぱい」「一杯」「一盃」。さてどれ使おう?