2011年7月25日月曜日

パソコンの功罪

 つりの会の会報の原稿がまとまって、印刷屋さんに送った。

 パソコンで原稿を作るようになったのはまだ最近だけれども、原稿の持ち込みが、パソコンを使うようになって、以前とは様変わりしている。

 以前は、紙ベースで業者に持ち込んでいたものを、いまは編集ソフトを使うようになっているので、それなりに便利になった。文字の増量や削減も紙ベースでは大変だが、編集ソフトでやると、わりと簡単だ。

 ずっとやっているとおもしろいこと(本当はおもしろくないこと)に気がつく。つりの会の行事について、「報告的」文章をまとめるにしても、「寄稿分」を書くにしても完成品になっていないことだ。

 以前は、手紙や作文を書く場合は、誤字脱字は絶対ださないように気を配って書いた。あるいは下書きまでして、「清書」までした。それが、今は完成度が低くなっている。

 まとめる方から見ると、「手抜き」ということになる。が、必ずしもそうは言えないかもしれない。手を加えるときりがないことで、適当なところでまとめておくというのもあるんじゃないだろうか。 しゃべりはいいが、文章ははどうもという場合もある。

 それに、パソコンでの文書作りは慣れるに従って、いとも簡単に書き換えが聞く。これも完成に対する軽さとなっているのかもしれない。文字を打ち込んで漢字還元するときに、誤ってしまったので、打ち直してもまた誤ってしまうことがよくある。すぐに直せる気楽さとでもいおうか。

 完成品をつくりあげること。これはずっときりなく続く。