2022年11月2日水曜日

リュックのカメラがだんだん重くなる

  汗を拭きながら「かつて軍港として栄えた」とパンフに紹介してある「入船山記念館」に行ってみることにした。旧呉鎮守府長官官舎、旧呉海軍工廠時計、急高烏(たかがらす)砲台火薬庫などが移築されている施設で、東郷平八郎が、1890(明治23)年からの約1年7か月間、 呉在任中に住んでいた家の離れ座敷も移築復元されていた。

 最初に行った「てつのくじら館」(潜水艦)とこの記念館を見ただけでも、呉の歴史が「軍国の歴史」に浸かってきたところだということが、いやおうなく感じさせられる。自衛隊の建物にある塀に、にこやかで元気のよい入隊勧誘のポスターがずっと並べて掲示されているのを見て、ロシアの徴兵と重ねてみてしまった。