2013年9月16日月曜日

高齢者も気象情報発信

 風が強く吹いて家が時々揺れている。ゲリラ豪雨に竜巻が発生するという荒れた天気が続く。そして台風だから、被害にあったところは困っていることだろう。竜巻はレーダーに映らないから予報できないという説明をしていた。しかしさすがに「注意報」の言葉が気象庁の予報で出てくる。状況を聞いて判断しろという。言って見れば自己責任のようなものだ。

 トマホーク(巡航ミサイル)は湾岸戦争、イラク、アフガンなどの時に使われた。低い弾道を飛ばすので、レーダーに映りにくくて、音速よりやや遅いので追撃されやすい欠点があるとか。レーダーから察知しにくいからと言って比較の対象としていいのかどうかわからないが、片方は人道にも悖る兵器で存在自体を容認できないが、その速度よりは遅い竜巻を把握できないというのはどんなものかと思ってしまう。

 気象庁の測候所は「機械化」によって減らされた。現在は二つだけらしいが、測候所の役割は大きかったと聞いている。地上の気象データを蓄積するわけだから、気象の把握には役割が重かったのだろうと思う。スーパーコンピュータの導入できめ細かい予報が可能だと言われていたが、現在の「異常気象」状態をみると、データが多い方が予報には精度があがるのではないか。どうなのだろうか。

 民間の気象予報(気象振興協議会23団体)では、各地の気象の状態を登録者から通報してもらって、情報を発表しているところもある。民間の方が「測候所」機能をもっているようなものだ。気象庁も情報が集まるような方法を考えたらどうだろうか。館山でシロギスつりにいったとき、船宿の人が慌ててボートを迎えに来たことがあった。山の方に雲がかかると風が出るということだった。まさかとういう感じだったが、間もなく荒れた風が噴いてきた。

 各地の情報が集まるように、高齢者から連絡者を募って情報収集するシステムを造ったらどうだろう。高齢者が4分の1になったというから、自宅にいて「観測」可能な人もたくさんいるのではないか。端末を用意してもらって、1件連絡したらなにがしかのポイントでも付与して。