2011年9月3日土曜日

五七五、生みの悩み

 今宵は中野新橋の盆踊り。台風の影響で時々雨が飛んでくる。散歩がてらタコヤキを買おうかといってみると、こぢんまりとした感じでいつものように踊っていた。

 天気が悪いせいか夜店がほとんど無くて、家族用のシートを持ち出して座り込んでいる家族連れもいた。

 タコヤキ屋さんは普段もやっているところで、今日は行列ができていた。まあ、一回り歩いてきてから買おうと、そのまま通過して歩き出した。

 3,4日前に、コオロギだろうか、ちょっと頼りない鳴き声を、マンションの隅で聞いたから、一句まとめてみようかと、宿題にしていたので推敲しながらのウオーキングになった。
  

  チチコロロ 初鳴き競う 宵の口
  秋のぞき コオロギコロロ 宵の口

 あれこれ考えて、ようやくできあがったものは識者がみたら噴飯者かもしれない。でも時間はかかかった。だいたい俳句も川柳も知らないのに恐れ多いことで。

ところで
 松島や ああ松島や 松島や

の句は言わずとしれた、あまりの景色の良さに言葉がなかったとされる芭蕉の句。これが面白い。

 芭蕉は旅に出発の際は松島を絶賛したらしい。ところが松島では一句も詠まずに、一泊しかしないで通過した記録になっている。あれ、そしたら詠むヒマがなかった?

 仙台藩の要塞・黒羽の瑞巌寺、藩の有力商業港・石巻には熱心に見物しているので、芭蕉隠密説を構成しているとか。

 後から困ってつくりあげた句だなどと想像したら…もちろん虚言妄言です。

 ともかく五七五ができあがって、元のタコヤキ屋さんに戻ったら、なんと行列が増えていた!
 買うのを諦め、目標達せず。歩数は午前の部と合わせて10300歩。目標達成!