2015年1月2日金曜日

たかがメールされどメール

齢をとったら、指一本でも外界と交流ができるのはパソコンが便利ではないかと思ったのが、これに突っ込んだ動機だった。たしかにさまざまな情報を捉えることができるし、キーボードを押すだけで外界とのやりとりが可能だとなると、生きていくには欠かせないグッズかもしれない。(グッズなんて言うか?これも横文字に毒された所以)。しかし、自分の身勝手さもあって、さしたる見通しも持たずに、生半可な使い方でいやはや往生の極み。

メールは、釣りの会の通信を主とするものだから、そこに属さないものは、別のWEBメール(Gメール,Yahooメール、Outlook.com)を使って振り分けている。釣の会の例会に行くときのレンタカーの予約はYahooを連絡先にしておき、HPの連絡先にも使う。Gメールは、農水省のメーリングリスの配信先、配信を依頼したブログの更新通知、パソコンソフト関係の受信先、Outlook.comは水産技術センター、カメラ関係の受信などと振り分けていた。これで何年かやってきていた。

今回は、プロバイダの変更に伴って起きてくるメールアドレスをどうするかの選択が焦点だった。今回だけでなくプロバイダを変えることによって、いままで使っていたメールアドレスの変更を迫られる。どうだろう、メールアドレスは、パソコン通信の主要な「名前」なので、変えたくないと思うのが自然だろう。前回変更の憂き目にあったときはそう思って、使い続けるという選択をした。むろんそれは有料だった。だいたい、通信技術の発展と言うか向上によって、各種のサービス料金が低減するのが当たり前なのに、つまり今までのままでも料金が安くなるという方向が出てくるはずなのに、新たな付加価値を「創造」することで、儲け口を担保するという手法だから、その尻拭いはこちらがすることになる。

それならばと、長年使ってきたメールアドレスを手放して、ほかものに統合することにした。前回のブログで書いた、釣りの会のホームページが有料でないと使えないという憂き目にも腹の虫がおさまらない。たとえわずかなアドレス使用料ももう払わないと、「大きな決断」をするに至った。

 ところがその先にヤマがあった。2000件弱ある引っ越し元のメールを引っ越し先に統合しなければならない。これはこれまでの経験でなんとかできた。しかし、「送信済みメール」が引き継げない。(これはコメントが必要かもしれないが、日常のメールのやり取りを記憶に頼ると、事実の違いがでてくることがある。自分としてはそのことも考慮にいれて残しておきたいという動機に基づく。このことは、企業経営だけにとどまらず、さまざまな組織や団体で有益なことだろう)旧メールの「連絡先」やら「送信、受信」メールを引き出すエクスポートで引き出して、別に保存しておいた。

 受信したメールは新しいアドレスになんとかインポートで引き継ぐことができた。別途エクスポートして保存して置いたファイルは、単純にこのファイル形式が圧縮ファイルということで、解凍ソフトを手に入れないと開かないらしい。それはそれとして、過去のメール内容を確認する必要が生じてから、その時に圧縮ファイル解凍のソフトを手に入ればいいかということにした。