2013年5月5日日曜日

長たる者の資格は


猪瀬知事の失言が世界を飛び回った後、またツイッターでつぶやいたことが、マスコミの格好の材料にされた。NET界でも作家にあるまじき発言として批判されている。ごく普通の話としてやったのだと、その発言の重みを打ち消そうとしているが、公人のストレートな言葉を脚色なしに外にむかって発表したものだから、その意味と反響は大きい。



 ツイッターで発言したら、メールで知らせるように設定したから、私ごときにも、つぶやいた途端に入ってきて、世界に露わになる。このしかけを登録している人は数多いるだろう。
二日の記者会見で、記者からの「追及」で1時間も弁明に務めた。東京都HPの「知事の部屋」にやり取りの詳細が載っていた。ちょっと長いやり取りになっている。


 連続しての物議では、不注意というよりも、本音が見えるという方があたっているかも。行政の長たる人間がそういう視野では、認識が足りないのではないか。「敵か味方か」ではない。だれでも納得できることならともかく、違った意見を敵として切り捨てるというのはいかがなものか。そこを深めていける人が長としてふさわしいのだと思うけど。