2024年8月4日日曜日

泣くか泣かぬかは決めることではないけど

 オリンピックの柔道一回戦。アベウタちゃんが負けてしまって、本人含めて信じられないといった状況で、驚いてあまりの悔しさにか大泣きしてしまった。それを見てもらい泣きをした人もいたのだろう。会場からの声援が止まずにずっと続いて、少し異様(私見)な感じがした。

 日本の応援団、フランスの観客など多くの人が心を動かされたということだという解釈がいいのか。でも思うにスポーツのルールで戦っての結果なのだから、もうちょっとさっぱりした感じがあっても、惜しまれ方は変わらないのではないだろうか。げんに負けてしまってもそういったコメントをする選手は結構いる。日本はメディアがメダルを取ることが至上命題のように報道しまくるから、国ごとのメダル数をJOCが大きくは取り上げないという枠を飛び越えて、視聴者側も煽られるようになる。失敗したら⋯というストレスも大変なものだろう。ゆえにのショックではないのか。

 卓球では中国が圧倒的に強いが、卓球人口は日本の70倍もいるのだという。「強い国」を表すための財政の有様の違いもあるとは思うが、企業に顔の効くスポーツ関係者が金を集めて資金にしていると、報道している日本とはちょっと規模の違いがあるように思う。野球、サッカーは学校教育の分野でもすそ野が広くなった結果、国際的にもやりあえるようになった。卓球も同様だろう。「金」メダル効果が影響して指向者が増えていくことはあるだろうが、スポーツ自体の広がりと健康志向の増進が結びついていくための税金の裏付けをすることが必要だろう。

 「少子者対策に」とかそのための高齢者負担が必要だとか、社会保障費の増圧縮だとか言っているうちは、国民のスポーツ、健康などへの「国」の関心は遠景といったところ。諸外国よりも遅れている。「防衛費」ばかりが肩を切っているようでは、それこそメダル獲得は望み薄。 

スケボー大活躍 悩みは練習場所