2024年5月31日金曜日

空を見上げりゃ妙な雲

 6時前に目が覚めた。雨がパタパタとどこかに当たって落ちている。外の空気は冷たさそうだが家の中はまだ、夜間の熱気が籠っているようだ。起きた時少し多めに開ている窓から、冷えた風がスーッと入ってくる。そういえば台風が近づいているんだったな。昨日のうろこ雲のような雲はそのせいだったか。

 子供のころは広場(身長が低かったから広さを感じていたのかもしれない)が遊び場として、今のような車の危険性もなくて、のんびりと座って空を眺めて遊んだこともあった。雲の形が何に似ているかを想像することも遊びのひとつだった。鬼ごっこや缶蹴り遊びのあとに…。

 いまはよっぽど空が狭くなって、余分な建物やらが幅を利かしているから、隙間から空を見上げても、気持ちが穏やかになることなどはずっとなくなった。それ以上に妙な雲行きと妙な形が幅を利かしている。田舎の方では田んぼに植えられた稲がピンと姿勢を正していることだろう。線状降水帯とやらの新規参入者が大手を振って、あちこちで被害を出していかないように願うのみだ。