2024年5月26日日曜日

葛西臨海公園「水辺のエリア」最後の見学会


 SNSfacebook)で見た「葛西臨海公園の樹木伐採」。いよいよ工事にかかるのか、その前に事態をみようという集会があったらしい。知っていれば行ったのにと半ば思い、でも体調が付いていくのかという気もした。体調がそんなに悪いというわけではないけれども、「それ行け」みたいにすぐ立ち上がる元気はでてこない。それはともかく、「木を切る」という公園は、神宮外苑、日比谷公園、千代田区でも街路樹を切ろうとしていて、住民が監視をしているというSNSが発信されている。都市開発との対比で現れている現象だ。都内でもあちこちですさまじい開発・建設が行われている。
 
 葛西臨海公園も東京都としては、外注者におもねてか直接関与を避けている。これだけの「寒暑」にさらされてその原因除去の対策が求められているときに、「暑さ寒さも彼岸まで」などと言った鷹揚さではとれも通じないものだろう。政治たるものきちんと現実を見て対処が必要だ。決して「ひとり一人が」とか「私たちが」といったすり替えに等しい言い逃れに乗っているわけにはいかないし、済まされない。

 かつて東京都は「緑の倍増計画」という政策をもった。ヘリコプターを飛ばして「緑」の面積をはかったうえで暦年比較するというものだったが、いったいどうなったのだろうか。現在「新たに進める緑のとりくみ」が挙げられていて「都市づくりのグランドデザイン(平成29年9月策定)で示す都市像の実現に向け、今ある貴重な緑を守り、あらゆる場所に新たな緑を創出するため、 東京が進めるみどりの主な取組をまとめたもの」が提示されていて、「これ以上緑を減らさない」ということがコンセプトになっているらしい。「木を切ること容認」は自ら提起していることに、まったくの後ろ向きということではないのだろうか。

東京が新たに進めるみどりの取組

東京が新たに進めるみどりの取組