2024年11月21日木曜日

この空間と雰囲気が大好きな風姿

 先日の墓参り旅では、奥羽本線の峠駅に遭遇した。滑川温泉の帰りに偶然立ち寄った。そのあと墓まいりを済ませてから、昼食で日本蕎麦を食べようと検索したところが駅のソバだった。そば屋の真ん前が奥羽本線羽前豊里駅で、山形新幹線の「立派な駅」だった。在来線は狭軌だったが、〈新幹線を走らせることで、在来線の線路幅1067mm(狭軌)を新幹線の線路幅1435mm(標準軌)に広げて走らせた〉ので、福島以北は各駅停車の新幹線となった。それで新幹線料金?

 そんなことはともかくとして、箱庭に置いたような羽前豊里駅舎と周囲が広々とした空間になっていることに感心してシャッターを切った。時速500キロで走らせようというリニア新幹線が、様々な問題を抱えて「そんなに急いでどこへ行く」と白眼視したくなるときに、こうした「ゆったり感」のあるに風景にあってちょっと和んだ。さすがわが故郷とでも言いたくなるような空気感で、ガサガサとした現世に反している佇まいにいつまでも残しておきたいと思った。