韓国の非常戒厳令の騒動をみて、見たような景色かと思うところがある。大統領の妻のバック購入とか様々な便宜をはかったていたことが、支持率を落としたと報道している。その地位を守るためにやったことというだけだと皮相かな。地位による「余禄」が批判されるのは、日本でもどこでもよくあることだ。兵庫県知事の場合も「余禄」が話題になった。
地位と便宜は政治によく結びついている。それだけのことをやるのは政治家としてあるまじきことで、批判されるのは当然だ。結びつきはそれ以上に、企業団体献金が動かす政治が改められるべきところ、「企業団体献金は悪ではない」と認める議論を振りまく。政治が金で決められる行為が、いまだに公然と幅を利かしている。
「役人の子はニギニギをよく覚え」って江戸時代から言われている川柳。はずかしくないか?「自由、民主」国でまだこんなことか。韓国でも与党が大統領弾劾に反対したのは、大企業、財界が裏で支えていることがうかがえる。日本でも同じようなせめぎあいがある。