選択肢として「分かりやすいこと」で選んだという若者がいた。裏金問題というテーマでだけで投票先を選択するということにはならなかった。というのは全く的外れというわけにはいかない。たしかに政策の上ではいくつものことが、日本の将来にかかっているので丁寧な政策説明を聞く手間はなかなかとれないのかな?と思う反面、ワールドシリーズ野球は日本の視聴者が5日間で5600万人いたというから、政治議論の場にもったいない熱を奪われていた気がしてならない。もちろん投票した人は圧倒的にいたのだろうし、積極的に投票先を決めたのであろうことは疑いないにしても。
国民民主党の「103万円の壁を破る」が明快で心に残ったのが投票に現れた。政策をきちんと反映させるかどうかという点から、感心の的となってきて「見る目」にもちょっとくらいのごまかしはできないだろう。この先の態度が試される。
「見る目」から眺めると、維新の会がいろいろな「患い」をもっているのが、ようやく選挙の結果にでた。いったい何年かかったのか?わかりやすさだけの選択が、ナチの独裁につながった歴史も今に生きていること忘れてはいけないこと。
投票率が53%ちょっとで、年齢別では若者の投票率が10%も低いという。現行の選挙活制限を変えて、わかものが選挙活動で活発に活動できるようにするのがいい。だいたい、隣の家に選挙政策の話をしに行ってなぜ悪いのか?裏金を使う活動=票を金で買うことが諸悪の根源だ。お互いにしゃべらせない、見させないことが一番の制限理由。「民主主義の国」アメリカを見ろ!