2020年7月14日火曜日

「避難の掛け声」だけの対策ではこれから先どうなることか

 命を守る行動を呼びかけ、数十年に一度の降雨だから避難してとしきりに気象庁が警告する一方、また大きな災害が続いて拡大している。亡くなる人も80人を超えるかの様相。「経験」もなく想像を絶する降雨量はすさまじい。毎日のニュースで知らされ、コロナ禍に加えてのダメージで大変な思いをしているだろうと思うと、心が痛むばかりだ。早く行動を起こせ、避難しろと、外からは「現実的」解決法が繰り返されるのを、何かむなしさを感じる。 

 スーパーコンピューターが導入され、予報の正確性が向上しても、災害を直接止めることは不可能。せいぜい「早くしろ」と掛け声をかけることが、その成果なのだろうか。昨年から天気の種類15分類が8分類になったとか。「快晴」「地吹雪」などが死語になるという。もって「効率化」と説明されている。横文字ばかりが余剰に使われて、日本語が死語となっていくのは、文化の衰退にもなっていく。この折本論を控えず、温暖化への対策も議論してくべきだとは思うが、なかなか立ちこまない。4年も5年も同様の被害にあっている現状に「ハザードマップ見て逃げろ」の対応だけじゃしょうがない。

 

「快晴」「地吹雪」がなくなる!?東 北5気象台、来年(2020年)2月から自動観測に仙台は目視継続  @20191217 11:15 河北新報ダイジェスト

仙台管区気象台は16日、仙台を除く東北5カ 所の気象台で目視による気象観測から気象レーダーなどによる自動観測に切り替えると発表した。運用は来年(2020年)23日から。観測技術の向上に伴い可能になったものの、機械で判別できない「快晴」「地吹雪」などが観測できなくなる。

対象は青森、盛岡、秋田、山形、福島の各地方 気象台。青森、盛岡、秋田は17回、山形、福島は同4回、職員が決まった時間に目視で観測している。天気は「晴れ」や「曇り」など15に分類されているが、今後は8種類に減る。

 自動観測は1時間ごとと頻度が大幅に増え、 観測を効率化し、データの客観性や均質性が高まる効果が期待できる。一方、天気の観測が減るほか、雲の種類や量、「黄砂」や「虹」といった現象も記録されない。見通しの利く距離(視程)の観測も自動化される。

 仙台管区気象台は目視観測を続け、比較して自動観測の精度向上に生かす。各地方気象台は、警報の発令などのため目視で監視する体制は維持し、「防災への支障はない」としている。 

 自動化は今年(2019年)2月、関東甲信地方8カ所で先行して実施。来年(2020年)2月、東北地方を含めた39所で始まる。~



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