2024年7月15日月曜日

AIのしわざ、良いことに使われればいいけど

 AI使用は、「商業ベース」が優先される。日常生活で自分で運用することはほぼないから頭越しに進められる。枝葉の我々には、結果が押し付けられる。マイナンバーカードも同様、「利便さ」が脚色されてさあどうぞ任意ですが、紐付けしないと保険証はなくなるんですよといわれて、ポイント獲得につられて押し付けられる。じゃあ情報が洩れずに担保できるのかという疑問にはぜんぜん応えようとしない。

つい先日も「2024/04/16 LINEヤフーで利用者情報などが漏洩した問題で、総務省は16日、LINEヤフーに再び行政指導をおこないました。1か月ほどの間に2度目という極めて異例の ⋯」という情報漏洩があった。「情報」は金になるので良し悪し抜きに手に入れる動機がなくならない。

だから漏れないための法律その他での規制が必要なのに、デジタル庁(政府)では民間主導で扱うのだから、理屈の上では「泥棒が縄を⋯」的展開になる。情報が漏れないようにする規制と対策をしている国もあるのに、日本はこの点もお粗末だ。

そのうえAIだ。将棋の世界は今やコンピューター相手に練習して本番で勝つように利用する。スポーツなど社会的に「善意」で利用するのであればいいが、ある種の目的で結論を導き出すことが社会に「悪意」で使われるのは困る。目に浮かぶのは選挙戦略。フェイクニュースがとんでもなく広がる。そんなことが最も「神」のような存在にされたらたまらない。「AIの判断による」と構えられたらどうだろう。

利便性はあるのにさる意図で使われて捻じ曲げられては恐ろしいことになる。マイナンバーカードもAIも使う連中の資質を評価することが大切なことだと思う。なにせ、現社会の眺めでは「お任せ」はとても危険だ。

新しいスマホに慣れてきて、充電のときは本人の充電のパターンを学んで、充電の完成時間を決めるという仕掛けがあるのが分かった。「ゆっくり充電」が機器にとって良いということが、AIを使って実践されているらしい。こういうことに使われるなら歓迎だが、「ゆっくり充電」がどれほど効果的なものかは不明だ。

スマホの宣伝で最近よく入ってくる「パシャッとカルテ」。医療に役立つとされるが、どれだけ医療薬品事業に「貢献」するのだろう。情報が「売れる」価値があると見れば、漏洩は起きるし、なにかマイナンバーカードとの連携があるのではと疑わせる。




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