2017年8月15日火曜日

8月15日戦争の反省より、「開戦」の容認?

 戦後72年終戦の日だというのに、トランプ大統領から北朝鮮の対応についての電話が首相あるのだと…。ちょっとまってくれ、そういった電話があるというのはこれまで「事後」でしかなかったはず。嬉々として(とあえて思う)首相がこれをうけて、内閣支持率低下を食い止める手としてうってつけのことしているのだろう。どうせ、「存立危機事態」のうえでアメリカが打つ手を「理解する」ということなのだろう。

 でも、すすんでアメリカのために働くという唯一の方法が、戦争当事国になることと同一線上にあることであり、日本が歩んだ「繰り返してはならない道」になる。対話は捨てて圧力をかける状況だと強弁して、平気で憲法の平和の希求を投げ捨てることは、武力解決を否定した憲法を持つ日本の信用にかかわる。

 それなら日本を守るとする、防衛の体制はどうなのだろうとWikipediaで探ってみているが、SM3(イージス艦から発射)、PAC3(射程20キロ程度)の「効用」をみても首をかしげるものだ。
◇ミサイルに当たるかどうかわからない
2002年からSM-3を用いて23回の大気圏外での迎撃実験が行われ18回で迎撃に成功した。うち4回は海上自衛隊によるもので3回の実験が成功を収めた
◇SM-3ブロックⅡAの配備は2018年であり、ブロック1Aは中距離弾道ミサイルにも対処できない
2006年6月23日にはブロックIIAの日米共同開発に合意した。ブロックIIAはイージスBMD5.1と適合化され、キネティック弾頭とこれに搭載する赤外線シーカーを大型化させて破壊力と識別能力を向上させ、ロケットもさらに改良して速度を向上させるなどして高性能化をさせる。キネティック弾頭はアメリカ主導で試作し、赤外線シーカーは日米で別々の方式で試作し選考する。研究開発総費用は21 - 27億ドル、日本側負担は10 - 12億ドルである(配備費用は除く)2011年に地上試験、2014年に飛行試験、2018年から実戦配備を始めるスケジュールになっている。このブロックIIAが現在配備されているブロックIAを更新する予定である。この配備により中距離弾道ミサイル(IRBM)にも対処可能となる予定である。

 つまり、「迎撃はしない」のと同様ということだろう。兵器も他の様々な機械機器でも、これでいいというものはなく、SMシリーズでもSM6まで開発が進んでいるらしい。どこまで投資しても軍拡競争に資するだけの、不毛なシロモノという以外はない

イージス艦の建造費が1,400億円、年間維持管理費も40億円と護衛艦史上最高額
海上自衛隊は、2004年から4隻のこんごう型護衛艦に順次バージョン3.6.1のBMD能力を付加する改修を行い、SM-3ブロック1Aを調達するとともに、発射テストをハワイ沖でおこなった。1隻あたりの改修費とSM3取得費は340億円
アメリカは41隻日本は6隻

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