2025年4月3日木曜日

スマホ(SNS交流サイト)の功罪

 …鹿とハサミは使いようと言うが、道具はなんでも使いようによっては、あってはならないことへも使われる。スマホ・SNSも使う人間がどういう動機をもっているかによって違いがある。充足感、満足感を手に入れたいと思う気持ちが先行するあまり、これでいいのかとの自問なしに、理性と法などの原則を超えれば、ひいては犯罪にもかかわることにもなる。スマホ、PCを使ったSNSは「仲の良い友達とのコミュニケーション、新しい友達との出会い、共通の趣味・嗜好を持つ人たちとの情報交換や、無料でオンラインゲーム」とされている。しかしいま社会に表れているのは、よいことはあまり聞かない。Fake(フェイク)を使った嘘のニュースでバズる(SNSの投稿やWebサイトの記事が拡散すること)手法をつかうことで、選挙にも大きな影響を与えることは、民主主義にとって問題が大きい。また、特定の発信者にむけて大量の悪罵コメントを送りつけるなどして、分断と混乱をひろげることも日常茶飯事のようになっている。」

にもかかわらず、サービスの運営者の動きは悪い。拡散することでの広告収入の影響があるからだろうか。なお、当該の「当局」の対応もよくない。政権担当勢力と応援団がかかわっていることも報道されている。もちろん投稿を見て心温まったり、癒されたり、びっくりしたりするものも多くある。

何を見るかによってということであれば、自己責の範疇で解決しろよと片付けられるが、意図的に人を貶める反社会的な投稿などはきっちりとした対策が必要だろうと思う。そしてまた、社会的なとか政治的なことも発信することが増えてゆけば、というより増えていかないと悪意が善意を凌駕するということになる。