同じネタで書いたような気もするけど、神頼みは残された手段かな、などと思ったりして。まさに絶句というか、大船渡の山林住宅火災、昨年9月の能登の豪雨災害、日本ばかりではないが「日本沈没」は絵空事、他人事にならなくなった。このところよく起きる各地で起こる地震。対する政治の関与も頼りなく稚拙はなはだしい。少数与党になって、さまざまな課題に対応できないことが露になる。米騒動だけでも「首!」と言いたいくらい。
農水大臣の記者会見(3月7日)で、米価格が下がらないことについて「買い急ぐ状況でない」と、どこ吹く風みたいなのが腹立たしい。昨年の8月からの暴騰に手を打たず、やっと備蓄米を放出したら、下がるどころでない。さんざん生産量を減らしてきた結果がこれ?コメの消費が減っているといわれるが、コンビニにはオニギリモも弁当もしっかり置いてある。海外でも日本のコメは好評らしいけど。
~昨日の(参議院予算) 委員会でも答弁させていただきましたが、生産量は18万トン余計に作っている。在庫も合わせると100 万トン以上の余裕があるわけです。そういう状況を見ると、我々の情報発信が不十分なのかなと思います。米の生産量に現在の在庫量を合わせたものが、米の消費者の方々に対する供給量です。これを見ていただければ、全く不安視する必要はないと固く信じています。しかし、主食である米ですから、ご家庭を守ってらっしゃる主婦の皆様は、お米がなくなったら困るから、早めに手当をしておこうという気持ちになることはわかります。あまりにも今が高い。
スーパーに行けば、値札にシールが貼られるのを待つ方々もいるのが現実です。そういう気持ちはわかりますが、ぜひ不安にならないでいただきたい。今年の出来秋はわかりません。もちろん冷害が起こるかもしれないし、酷暑で精米した時の歩留まりが下がるかもしれません。それは自然のことだからわかりません。ただ、昨年の生産量と今の民間在庫量を合わせれば、そんなに買い急がなければいけない状況ではないことは、あらゆる機会で、消費者の皆様にお伝えしなければならない。そういう動きが表面化したということであれば、我々の努力も足りないのではないかと思います。~