2022年3月3日木曜日

写真展の作品、撮った写真の見直し「発眼卵 埋設放流」

 写真ゼミ例会で展示会に出す作品の選び出しをしている。そのためいくつかの候補群を出した。立派な写真がたくさんあってという具合ではなくて、撮り散らかっているものの中から「立派であるべき」ものを引っ張り出すという作業なので、断捨離みたいなもの。

 いらないものの取捨選択を自分ができないものだから、組み写真で無理やり何種類か候補を出してみたということ。情けないが、そんなここともある写真の面白さは深いものだと思う。それは写真には限らない。例えば「華道」であっても時代に相応したものに変化があるだろうし、その美の表現は発展して変容していくのだろう。

 「そうだよ、これだ」という評価をしてもらえれば最高の喜びにもなろうが、それは「高み」の話で、そんなことにも望まないにしても「まあ、そんなもんか」、という言葉でもいただければ望外ということにするのが身の程ということだろう。

写真展候補で引っ張り出した一つは「発眼卵 埋設放流」

 所属しているつりの会(東京勤労者つり団体連合会)で、毎年「発眼卵 埋設放流、かご回収」活動をしている。自然保護をとの観点を釣り活動の大切な活動の一つとして40年近く続けている。こうした記録的な活動は、ここに限らないが釣りの会として日本全体ではそう多くはない。

東京都島しょ水産センター(旧奥多摩分場ニュース)の記述

「ヤマメ発眼卵埋設放流は、平成10年から多摩川上流部の奥多摩漁協、小河内漁協、氷川漁協の放流事業の一環として実施され、それ以前からヤマメ発眼卵の自主放流を行っていたJFF(ジャパン・フライ・フィッシャーズ)東京都勤労者つり団体連合会、東京渓流釣人倶楽部の三団体が放流作業をボランティアとして行い、水産試験場奥多摩分場が技術指導を行うという二機関と3つの釣り団体合同での実施となった」

  御多分に漏れず高齢化の波で、事業継続が難しくなってきた実情がある。「発眼卵 埋設放流」事業につりの会として初動からボランティアとして携わったことは特筆されてもいいと思っている。自然保護の見地を先駆けとして40年近く前から取り組んできたのはその意味で大きな誇りともなる。

 この写真が記録として残せないかと、引き出してみたが、組み写真の表現や魅力にもうひとつ迫っておらず、候補選外となった。写真展に向けてという意図での撮影としては、ちょっと物足りなさがあった。残念。






4月のかご回収のとき、流れに浮いていた。成長したものなのかどうか不明。



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