合唱団の演奏会が25日にあった。睡眠時間が少なくて集中力も落ちていながら、数日練習レコードを聴きて譜面を眺めていた。当日になってしまって、もうしょうがねーと開きなおって会場へ向かった。午前中にステージで練習をして午後からの本番が始まって、だいたいは練習に近いことができた。(と思うけど)ところどころでつまずいて、お隣さんの音声に助けられた。演奏会までの練習も(高齢ゆえ?)の難しさもあったし、復習も思うに任せなかった。
それゆえ歌の良さを感じ始めてから本番までの期間は短いものだった。演奏会が終わって振り返ると、歌った曲の歌詞の味わいと解釈がこころに残った。曲は評価できるほどの力はないけれども、その構成は多様で生き物のようだ。歌詞のほうは実に素晴らしい。もの見る表現が感動をもってくるような言葉が随所に使われて、全曲の歌詞が日本語のみということからも、日本の言葉の凄さを感じさせられる。
「歌」で世の中が変えられるのかなどとうっすらした疑問が頭な中にずっとあったが、演奏会の感想などでの反響を思うと、言葉は伝えられるという確信がちょっと出てきた。ここまで引き上げていただいた先生とスタッフ一同に感謝です。