2025年12月13日土曜日

AIに使われてどうなるのかを想像する

最近はNETの検索で答えてくれるAIの結果は、書き込んだ文節に対応してくれるので、だいたい「聞きたいこと」に沿ったものが出てくる。書き込んだ短文の要領のよさも左右するので、その手法も影響する。知らぬことの理解を広げてくれる「検索」結果は、昔であれば広辞苑、国語辞典や様々な本などだったのに、現在はそこを超えてスマホ一つで、NET上に所在する情報をくみ取って答えを出してくれる。

でもその簡便さと利便が広がって「社会」の発展に貢献すると素直に受け止めるわけにはいかない。例えば裁判で「冤罪」を含む判決内容は、どう扱われるのだろうなどと考えると、心穏やかでない。

AIを使って作文をすることは、小学生が利用しているといわれているが、お試しでやってみた。確かに素晴らしくまとまっているように思う。しかし利用した人間がみなオリジナルでない文章になったらどうなるのか。

ハサミの使い方の問題になるともいえるけど、ハサミを使っていない人の問題はある。公正だとか正義だとか民主主義はどう扱われるか、憲法は?目下のさまたげのない自由勝手なAI開発にそのまま未来を預けるなんて気持ちが悪い。

~合唱団で楽しんでいます~というテーマでAIに頼みました

歌声がつなぐ仲間との時間

合唱団での楽しみ

私は合唱団に所属し、日々の練習や本番の舞台を仲間たちと一緒に楽しんでいます。歌が好きで始めた合唱ですが、今では歌うことだけでなく、合唱団で得られるさまざまな経験や人とのつながりも私の人生の大切な一部になっています。

合唱団に入ったきっかけ

もともと音楽を聴くのが好きで、友人に誘われたことがきっかけで合唱団に入団しました。最初は自分の声に自信がありませんでしたが、団員のみなさんが温かく迎えてくれて、少しずつ自信を持って歌えるようになりました。

練習の楽しさ

毎週の練習では発声練習やパート練習、全体での合わせなど、充実した時間を過ごしています。時には難しい曲に苦戦することもありますが、みんなで協力して一つの音楽を作り上げていく過程はとても楽しいです。特に、ハーモニーがぴったり合ったときの達成感は格別です。

仲間との絆

合唱団は年齢や職業もさまざまな人が集まっていますが、歌という共通の趣味を通じてすぐに打ち解けることができます。一緒に歌うだけでなく、休憩時間におしゃべりをしたり、練習後に食事に行ったりと、仲間との交流も合唱団の大きな魅力です。

発表会やイベント

年に数回ある発表会や地域のイベントへの参加は、日頃の練習の成果を発揮できる貴重な機会です。大勢のお客様の前で歌うのは緊張しますが、拍手をもらったときの喜びや、舞台を終えた後の充実感は忘れられません。

自分にとっての合唱団

合唱団は、私にとって癒やしと成長の場です。歌うことで気持ちがリフレッシュされ、仲間と目標に向かって努力することで達成感も味わえます。これからも合唱団での活動を大切にし、より多くの人と音楽の楽しさを分かち合いたいと思っています。



2025年12月7日日曜日

日曜日の振り返り

 日曜日はこころ穏やかでいい。これは長年の積み重ねなのだろう。日曜とあらば釣りに出かけるのを常としていたから。草や木や土の匂いがするところでは、「溶け込んで」頭がすっきりする気持ちがしていた。なにせ余計なことを考えずに魚を確保することに集中しなくてはならないのでそのせいもある。現職の釣り師たちは元気な姿で続けていることだろう。今はその名残のおかげで、日曜のゆったり感を味わうだけになったが、少々現職が羨ましくもある。温泉旅は墓参りで毎年よく出かけている。両親ともそっち方面だから、一年に2回は「ついで」にあちこちのなるべく安めの宿を予約していくが、このご時世で、コロナの影響もあって閉じてしまうところもあり、もう十分続けてきた残余の時間を儲けなど考えずにいる宿もある。肘折温泉は毎年のようにいくが、墓に近いので頻度が高い。少し前までは定宿があったが人気があり値段も上がった。秘境の温泉と銘打っているから人気があるのだろう。予約は空きのある所になる。その温泉への途中、福島あたりで温泉宿を探す。志しの写真撮影を頭の隅よりは中心部に置いて、工程を考える。その計画を考えるのも楽しみの一つ。

11月の墓参りの「ついで」だった福島の太陽光発電所は、前に行った時よりも規模が広がっているのをグーグルマップで確認していたので、旅の工程に入れた。以前のブログ投稿に、イノシシの食餌探しの写真を載せたが、発電所は広大な面積になって見えた。








2025年12月2日火曜日

共生が大義だけの飾りでは

 生き物の頂点にいる人間たちは、自然界の一員として、共生している他のものに対してあまりに冷遇しているように思う。人間たち自らが作った「自然界」の「定義」では

・天地万物が存在する範囲

・人間界以外の、人間を取り巻く世界(グーグル日本語辞書)

・人間を含む天地万物の存在する範囲

·人間界以外の、天体や動植物など人間をとりまく自然の世界

·人間と生物を除く、物理的な世界。人間社会と取りまく自然の世界」(コトバンク)

とされて、人間を含むものか人間以外の‥とするのかの「混乱」か二重解釈になっているみたいでもある。人間たちも自然界のうちであるという考え方が、必ずしも優位ということになっていないのは、共生がよく言われる現代により大切なことではないかと思う。人間の生活エリアや生活エリアだったところに出現する熊についても、自然界の中で「人間優位」で対応するだけではことたりないのではないかと思う。

自然の有り様を考え大事にしようとの行動がないわけでもないが、ニュースを見る限り「被害」と見立てて敵か加害者のように強調されていくことで、人間の生活場に出てくる環境を作ってきた人間側の責任はあいまいに映って、熊にはちょっと気の毒かと思う。

 …熊の行動と周辺情況を見た限りで点描すると

アラスカの町は庭が広いのか、やっぱり庭の木の実を食べる

最近の日本では柿の木で昼寝する(太ってる!)

知床で熊がサケ漁をする海岸に現れるが、漁師に叱られてスゴスゴと去る

小熊の成長期には母熊が「警備」を強化する

「出会いがしら」がないように気を付ける

建物に飛び込んで動揺して走り回る(警戒心、気が小さい?)

高齢者にとびかかるが、(抵抗されて?)逃げていく

熊は人と距離をとろうとする

狩猟免許者は高齢化 しかも「趣味、愛好者」として猟銃を持つ

銃猟者はボランティア(処遇改善、公的な位置づけ必要)

熊対応、秋田県は16人他の東北各県は1人

熊の足跡を見つけたら警戒するか、そこから去る(逃げる)

小熊は母親離れで独り立ち「させられる」?

基本の食餌は植物だが最近は鹿も食う 時によっては人間も?

熊が山を下りるときは本当に困窮しているとき

繁殖したのは彼らの責任かな(繁殖過大に対策が必要)

熊に対して最後は闘う必要性

背中を丸めて頭と首を手で覆う

マタギはほぼいなくなった 解体処分の体制を作る必要

熊の肝臓の効能としては、主に胆汁の分泌促進や肝機能の改善

「人と熊の軋轢を軽減していくことが重要」(秋田副知事)

ライフルよりは猟銃で(猟師)

冬眠をやめたのは食餌ができる環境をみつけたから 

熊の生活エリアを確保することが必要だろうと思うが、人間の生活エリアも細っていることを考えると簡単ではない。せめて山を荒れ放題にしておくのはよくない。温暖化の影響がおおきく影響していることは無視できない。これは「人間側」の責任。

2025年11月24日月曜日

しかしパソコンは手ごわい

パソコンの入れ替えで新しく分かったことがいくつもあった。便利さを享受して、だいたいのところ賄いできるなと思っていたことには反省させられた。それなりにこなすなどいう次元の器具ではないと改めて見直した。

確かに利便さは体験してきたし、いくつかのことができたと思うが、なにせ「遊び」の次元のことで、「いつまでにやって、目標を達せよ」というストレスもないのだから、かなり緩い場面で過ごしていたのが実情だ。

このパソコン入れ替え作業で自分としては慎重にやってきたつもりだった。そのために新しい知識を得ることがかなりあった。しかし、最終の場面でもつまずいた。次のための、つまりパソコンはいつか必ず壊れるものだから、そのときに回復できるようにバックアップの作業が必要になる。

これを済ませれば着地できると踏んでいたところ、ファイルのコピーの際に入れ物であるフォルダーの使い方が違っていて、二重にコピーし始めた。これは想定外だったが、人間のアナログ社会であれば「入れ物はそっちじゃなく、こっち」とすれば済むところでも、「イチかゼロか、×が〇か」の嫌な性格からは、こっちが気が付かない限りそのままになって後を引くことになる。

そのうえAIとやらが、強引に割り込んでくるのだから、困ったことがまた増えるのかな。「馬鹿とハサミは‥」でいくにしても、ハサミの持ち方と使いようを知らないと役に立たない。前日夜に修正の設定作業をして、そのあとパソコンには朝方まで超過勤務をさせることになった。早朝に確認したところ、今度はうまくいったらしい。




2025年11月16日日曜日

パソコンに遊んでもらっている間

 9日に新しいパソコンが届いて、忙しい?間を縫って取り付けとファイルの引っ越し作業をした。旧のパソコンは使いこなす気概で使っていたところ、やりすぎで具合が悪くなってアドバイスをもらって、「ローカルからの利用」をしたが結局一時しのぎでしかなかった。

パソコンはOSも主要な諸ソフトも「更新」がかかって、セキュリティーと不具合の調整をする。その作業が「管理者権限」がないと進められないことが次々出てきた。管理者は自分だし、「使用者」も自分だから人間ならわかる手段がありそうなところ、「管理者権限」のパスワードを亡失したために不能になった。

「使用者登録」を使っての仮住まいはアウトになってしまった。マイクロソフトに連絡をすると回復できそうだったが、AIを使うやり取りではやれる体力もなさそうで、新しいものに入れ替えることにした。

パソコンは何回か入れ替えを体験しているのでおおよそはわかっても、スラスラと移行作業をやれることはなくて、老人のヒマツブシにつきあって遊んでもらっているといった感じだ。とりわけ写真の編集をするソフトに関しては、わからないことがあって時間がかかった。

最近は面倒なことをするのが嫌になっているところだが、こればかりは落とすわけにはいかないので、集中して臨んだ。まだ不具合があるので、これはヘルプで助けてもらおうかと思っている。

「忙しい間」に墓参りにでかけ、福島で太陽光発電所の写真を撮った。一帯は柵で囲まれているので動物も中には入れない。イノシシが複数でエサを探してさまよっていた。山から追い出されているのは熊以外のもたくさんいるのだろう。






2025年11月1日土曜日

困ったこと百選

 前回投稿した「軍」が迷走熊を退治するとの内容は事実でなく、警察がライフルを使用して⋯実施するのが正確だった。自衛隊は後方支援するというのが正確なので、投稿記述を修正した。お詫びします。お恥ずかしいこと…

このところ判断することが不正確によくあるので、「認知症的」なことかと疑心暗鬼になっている…

運転免許証の更新は、もうやめようかと思っていた折、娘が更新したらと言うのでもう一回やるかと思い返した。認知症検査に行ってテストしたところ、どうも危うい結果だった。実地の運転講習会を受けたのち、医療機関での検査となりそうで少々落ち込んでいる。運転は日常生活には必要とせず、主には撮影旅行などに少しだけ運転を担当するという程度のことなので大丈夫かとも思ったが⋯
 
物忘れが確実に少しずつ更新してきている。とはいえ、妙に力を入れたりすると失敗を起こす。齢を重ねればそうなっていくのだろうとは思うが、受け入れたくない気分…
 
なので断捨離作業をはかどらせようとするが、これが実に悩ましい。捨てられないものがあって思い切りが、体調のよっぽど良い時でないとできない⋯それに疲れるともうダメ⋯
 
パソコンを「致命的?」にいじってしまって、半身不随のようにしてしまった。こっちの身だって具合はよくはないが、パソコンは動かしていくにつれて状態が悪くなっていくみたい⋯で、初期化をこころみたものの、不具合の中心部分を修正できず⋯やむなく5年で新規購入⋯
 
銀行の「⋯ダイレクト」を使ってパソコン代金を振り込もうとしたところ、扱い限度額オーバーで、変更の手続きをした。手続きは「⋯ダイレクト」からしたのだが、二日たっても連絡がこない。電話照会したところ、いつになるか不明との回答。そんなら現金で引き出して振込したのに⋯
 
結果届くのが遅くなった。現パソコンの肝心な「Cドライブ」が一杯だよと赤のサインが表れている。これをどうにかする手段はない。前日あるサイトの更新作業をした。ストレス大⋯
 
最近、異性と腕を組んだり、いやににこやかな顔をしたりする人をテレビでみる。人間はあんなにみせかけを変えられるものだと、七変化みたいなスタイルをみて、背筋がぞっとしてくる⋯

ランプ大統領が核兵器の実験を開始しろと指示したと報道。メディアは相変わらず自分事として位置づけず、だれそれがこういう発言をしたと、他人事のように扱っている。どこの国の報道機関だろうか⋯





2025年10月31日金曜日

迷走熊の退治、邪魔者は消せだけでは。

 エサを求めてあちこちに出没する熊退治に、警察がライフル銃でというようなことが考えられている。そもそも中山間地から人を追い出してしまったのは、人間側の事情による。中山間部放棄させた減反政策が大きなひとつの要因になっている。

現在の農家数は

総農家数 175万戸 78万戸       44.7%

総土地面積 3,780万ha 2,412万ha 63.8%

と農水省のサイトで説明されている。いまでもこの割合が「山際」にあるのだから、減反政策によってどれだけの農家がなくなってしまったことか。「耕作放棄地」は偏在しているに違いない。平地であれば大規模法人化が可能だけれども、中山間部はそうはいかない。小規模農家が懸命に生業をしているので、拡大は望めない。

耕作放棄地は東京都の面積の5倍になっているそうだが、そこはたぶん熊、鹿など動物の行動エリアになっているのではないだろうか。人間の場合もコメの高騰で食糧難がある。基本は減反転作によるもので、だからコメの増産へという話が、政府が変わったらコロッと手のひらを返して、「需給によって」とどこかで使われた「行政の継続性」など知らないような扱いにすると言っている。

何年も前からその兆候があったにもかかわらず、被害を顧みずに今になってしまった対策を「遅い」という批判がされている。12人も亡くなってしまったのは、手を打たなかった政治の責任を免れない。山の「実り」に影響する温暖化への対策も、地球規模でも目標を設定することさえできていない。

テレビ映像で見る熊の行動は、必死そのものだ。山にエサがないのは疑いないが、増えた熊を結果として「放任」してきた。自然との共生は大事なテーマであり、もっと議論する必要を感じる。自然界には負荷をかけ続けてきた反省も踏まえることも重要で、邪魔者は殺せということだけでは、共生は成り立たない。








2025年10月20日月曜日

今日のモーニングショーは、「身を切る改革」で議論

維新が連立するという話題でニュースは喧しく報道している。今日のモーニングショーではこのテーマで議論が進められて、猿田佐世さんが議員定数削減について「切られるのはあなたと私」と急所をつく発言されて、じつにきっちりとした「反論」だと感じた。そもそも企業団体献金、裏金問題をすっとばして、議員定数を減らせ(それも比例代表を)という主張はすり替えでもあるし、こういうことを「維新がこういう風に言っている」ということだけを垂れ流すのでは、ことの本質から遠ざかることになると思う。

その点でもよかったし、玉川さんから議員数の問題で、日本の議員数は人口当たりの国会議員数は5.7人で、主要先進国の中では米国に次いで少ないとの表が示されていた。比例代表を50人削減するとの政策を飲めと自民党に迫って、身を切る改革をしろということは、民主主義に反して少数意見(政治への要望)は切っていくということなので、今広がっている格差社会、差別社会が一層昂進することになる。マイノリティ、選択的夫婦別姓、身障者、生活保護受給者等々の施策が一層薄くなり過酷なことになっていくことになってしまう。

メディアの政治問題への取り上げ方が、これまでの政治に対する批判に目が届くようになってきたのは、これまでからみて皮肉だけれども結構なことだと思う。

維新の不祥事をまとめているサイトがあった。国会議員、地方議員にたくさんの不祥事を背負っている。「身を切る改革」とは己を指している?としか思えない。

不祥事のデパート「維新」やらかしリスト

維新の会の不祥事 

猿田佐世さん発言 サンスポ






2025年10月13日月曜日

女性のトップだから良いーは売りになるのか

諸外国並みに女性が国のトップになる時代が日本にもやってきた。女性だからとの期待をかけられると率直に言えればいいが、政治姿勢を見る限りではちょっとそうは単純に言えない。政治を進めるうえで、目の前にあるすべての国民のための課題には×をつけるための「強硬論」が突っ走るのでは、女性であることの意味は感じられない。

女性の地位は言わずもがなで、いまでも多くの場面では男性上位の位置から大きな変化があるとは言えない。今だから特にあらゆる「仕事」に従事する人の不足が生じて、いささか眉唾でもある労働力不足が指摘されるご時世で、活躍のどんな場面でも女性の力も期待される。言いたいのはもちろん組織上では主要な部所はオトコが占めていることであり、国会議員、地方議会議員においてもオトコが圧倒的に占めていることだ。そのなかでも長年政権についている党がとびぬけていることは、その努力はこれっぽっちも見えない。閣僚ともなると申し訳程度に女性を任命するだけで、一体何年続けてきたのか。

社会進出しにくい社会が温存されているなかで、地方議会の首長に女性が選出されることが増えている。伊東市、前橋市の市長が選ばれたのも「女性進出」として歓迎されるべきところ、「反社会的」行動で批判を受けている。残念なことだと思う。選挙では市の政策をめぐっての民意の結果が反映した。両方とも政権党の推薦する候補が敗れたという背景があった。それゆえ、その面からの「攻撃」もあるといえるだろう。

「前橋市長はラブホテルで」などと刺激的に報道しているが、「高松市内のホテルで逢瀬、宿泊」した御仁はすでに、代表職で生き生きと活動している。男女ごとと言えば、オトコに寛容な社会ができ上っている。いま「首相になる覚悟はある」などと言って、何らはばかりない社会がメディアの「努力」によって形成されている。



2025年10月7日火曜日

鴨が逆立ちするのは潜れないからという悲哀

神田川の橋からのぞいたら鴨が逆立ちをして水草や水中にいる生物をあさっていた。ちょっと面白い格好して愛らしくもあるが、いままでそれを見てもそういうものだと思っていた。なぜなそういう格好をするのかを知らなくて、ボーっとしているのを怒られないようにNET検索してみたら、水に潜れないということなんだそう。

越冬のためにやってくる鴨をこの暑さの中で見ることができたのは、「冬が近くて」涼しくなる幸運の使者ともなる。しかし気の毒なことには、神田川の切り立った三面張り水路では、堆積の少ない流れに薄汚れた水草が揺らめいているだけで、昔ながらの「川」であれば繁殖しそうな「動物性たんぱく質」は、鴨の口に入りそうもない。せっかく遠くから訪ねて来てもこれでは栄養失調だ。

これも都市の悲哀なのか、豪雨をしのぐ災害対策が優先されて生物の生息環境に手を回すことはほとんどない。上流部には環境に配慮した造成がされているところもあるが、都会部が近くなるにつれて有様は水路オンリーといった格好だ。(新宿に「親水テラス」施設がある)

鴨の気の毒さは他にもある。「他の野鳥に比べて動きが遅く、捕まえやすい鳥であることが災いして、利用しやすい人や騙されやすい人の比喩として「カモ」と使われること。「ネギしょってこい」はよく使われていた。いまの社会状況はずっと深刻で「カモ」にされることは、これでもかというほどある。鴨にとっても非常に不名誉迷惑な話だ。

元々は徳川将軍家や有力大名家が行っていた伝統猟で、明治時代以降は皇室が維持保存を行っている鴨場の猟では「貢献」している?

鴨場(埼玉と新浜)は、内外の賓客接遇の場としても実施、毎年1115日から翌年215日までの狩猟期間に招かれた閣僚、国会議員、最高裁判所判事や各国の外交使節団の長等がこの独特の技法で自ら鴨を捕獲…

維持保存しているとのことだが、人間の食餌から解放されたのはよしとしても、我が方の身の上を考えると「税金使用」だからね。

訓練したアヒルを使い鴨を猟者が潜む直線的な細い水路に誘導し、飛び立つ瞬間を網で捕獲する。水路で飛翔方向が限定されるため、網を振るだけで子供でも容易に捕獲が可能である。その後捕獲した鴨は国際鳥類標識調査に協力するために種類・性別などを記録し、標識(足環)をつけ放鳥される。

のだって。三番瀬で野鳥観察をつづけている団体(三番瀬セットワーク)はあるけど~




2025年10月5日日曜日

メガソーラー建設で全国に「環境破壊」が拡大

 メガソーラー発電所建設の環境破壊が総裁選でもテーマになっていた。再生可能エネルギーの花形のように扱われているが、熱海の土砂崩れでも問題になり全国各地で問題が広がっているにも関わらず、マスコミの報道が少なくて国や地方の対策がとても甘いものになっている。そんな事態からの指摘を受けて総裁選でも対策を打つことを表明しなくてはならない羽目になった。

産経新聞によると9月24日の総裁選公開討論会で、「太陽光発電など再生可能エネルギーの導入推進を主張してきた小泉進次郎農林水産相は、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の整備が環境面の懸念から地域の反発を招いていることを念頭に、環境破壊につながる開発事業には対応が必要」と語ったと報道されている。

メガソーラーは最近になってマスネディアがようやくいくらか取り上げるようになってはきたものの、ここ数年の間にかなりの速さで建設がすすめられて、全国で環境破壊の声があがっている。

仙台・太白区秋保地区メガソーラー事業 地元住民らが計画中止を求める

横須賀市田浦 メガソーラーは環境にやさしいのか

千葉県・鴨川市のメガソーラー予定地に伐採散乱‥

釧路のメガソーラー建設にはかなり情報がYouTubeに上がっているので割愛

釧路湿原のメガソーラー建設は総面積約27.3ヘクタール

下の画像は福島・在庭坂メガソーラー、開発計画は約60ヘクタールで後楽園球場の13倍近く


福島県全体での法令違反は43件ある


金平茂紀さんのX投稿
福島の復興に乗じて…ソーラーパネルが海のように地表を貼って



2025年9月29日月曜日

”DNA鑑定不正”には驚いた

テレビドラマでは昔から警察の活動を扱ったものが結構多い。筋書きの最後は「正義」の物差しで犯人が確保されて、めでたしとなって幕となる。容疑者の犯罪立証には最近ではDNT鑑定結果が有力な証拠になっている。現在ではDNA鑑定の精度は高いとされているから、その信頼性は高いと思って良いのだろう。

しかし、ドラマではない佐賀県警のDNA鑑定で、632件の鑑定中130件の不正があったとは驚いた。不正は「失敗や悪い成果が発覚し、上司から指摘されるのを避けるため」 「数値改ざんで上司の決裁を得やすくするため」等々ということなので、シロクロを逆さまにする改ざんがまかり通っていたということになる。

これではテレビ視聴の「正義趣向者」としては、ちょっと耐えられない。逆にもしこれがドラマの筋立てとして使われるなら、そのほうが救いになる。

先日「新プロジェクトX冤罪袴田事件」を放映していたが、DNA鑑定も使われている。(来週の続き「新プロジェクトX冤罪袴田事件完結編」で内容が触れられる)以前は鑑定の精度に問題があった。それゆえ他の事件でも証拠としての完全度が問われることもあるらしい。冤罪が起こるべくして起こるという状況では、警察の「正義」がドラマの筋書きだけになってしまう。

それにつけても、本部長の福田氏が記者会見をして、「第三者委員会によるさらなる調査は必要ない」と発言したのはいかがなものだろう。昨今の事件(パワハラ、セクハラなど)では第三者委員会が立ち上げられているけど…不正を巡っては、県弁護士会などが第三者委による検証を求めている。

YAHOOニュース

佐賀県警の”DNA鑑定不正” 「ほかの科捜研でも」専門家が指摘 警察庁の通達『なるべく』が示す甘さ 「上司のチェックで防げるレベルの話ではない」


 

2025年9月25日木曜日

(新庄祭り戦記)8月26日の日記から

 古びた、そして掃除には手の回らない宿を8時半に出ることにした。「また来てください」の言葉に失礼ながら娘と顔を見合わせた。(ここだけの話、新庄祭りの期間は市内の限られた宿泊施設は予約取れなかった)しかし朝夕の食べ物が非常に気に入った。量が多くないし、きちんともてなしの食材を使っているがとても良かった。

朝食前に宿のすぐ前で、朝市の時間が終わって、片付けかけた叔母ちゃんから、ユーゴ(ユウガオ)を買って抱えて旅館の玄関に置いた。いったん3階まで運ぶか迷い、結局3階まで安くて重いお土産を3階まで上って運んだ。

帰りにも見送りしてくれたお婆ちゃんは長い間「おかみ」として采配をしてきたことだろう。息子夫婦らしき人にかかえられて、挨拶をしてくれた。何回もおとずれた肘折温泉の記憶に残る一ページになった。

新庄祭りの最終日は、駅前通りに集合している山車の披露目とお囃子の演奏があった。若手から中高生小学生と思しき子どもたちも、囃子の笛、太鼓と鉦に加わって、賑やかな囃子を奏楽していた。11時に撮影を終えて移動することにした。

汗ぐしょのTシャツを車の陰で着替えてさっぱりした。13時に西置賜郡の「十割そば紅五郎」へ。なんと注文がスマホ。回数券もスマホ利用とは恐れ入った。IC社会は山形も埒外ではない。

今日の宿は小野川温泉の「やなかわ温泉」。部屋が広くてきれい。ほかに客がいなそうだ。冷蔵庫に大びんのビールが入っていて800円だ。うれしくなって部屋飲みする。一本飲んだらけっこう効いたようだった。夕食には冷酒にした。まかないの人との会話が「米騒動」だった。飲酒4










2025年9月22日月曜日

総裁選の≪熱い≫戦いを持ち上げるマスメディア

ようやく朝方に涼しさが届くようになった。ともかく暑くてたまらない酷暑が去るかと思えば、線状降水帯なるものが、豪雨を続けてとんでもない災害を引き起こしている。マスメディアが総裁選レースを連日報じているが、あんまり涼しくなる話題ではない。

総裁選を通じて政権党が変わるのかどうかは、これまでの所業を見ていればわかるが、朝日新聞のアンケートによると、自民党が変わるとする人は26%、変わらないとする人は68%なのだとか。もういい加減に大きめの変化が期待されているといっていいのだろう。総裁選の候補者がこれまでの政治の枠内で、つまり議会での様々な意見に見向くことはなしにやっていこうということなので、これはダメだと思われるのは当然なことかもしれない。

物価の上昇に対する消費税減税についても、世論調査では比較多数の結果になっている。少々の税からの「戻し」でしかやらないということなら、小手先のごまかしということだ。賃金を上げるという点も、とても違和感がある。

およそ企業は利益をあげるため人件費をいかに抑え込むかということに執心する。「コスト削減」という目的で株主に納得させる活動、(つまり株価の反映)をしているので、その味方である政府はそれゆえ賃上げを「お願いする」次元の、またぞろ減税を策す。賃上げは労使交渉でやるものだから、労働組合がまともであれば成果が上がることは違いない。

総裁選候補者がもし目を見張るような、例えば「温暖化対策に命を懸ける」だのと言ったら…核兵器禁止条約参加を望むことに73%の世論が賛成していることに「自民党としても…」といったことを言うなら、ちょっとは見直してもいいけど、それはむりなことなのだろう。であれば粛々と政権から去っていただくのがこの先のあり様となるんじゃないだろうか。秋は短いというから、せめて涼しい話題が欲しい。









2025年9月15日月曜日

故郷新庄祭りのお囃子見納めかも

8月24日~26日に例祭となっているイナカの祭りに行った。多分この先また行くことができないかもと、本音半分の気持ちで行くことにした。小学生時分の子供のころ東京に出て来て(親父の都合でだ)、夏休みになると、叔父のところにやっかいになって過ごしたものだった。そのときに今のような「…そ」暑さだった記憶はないが、だれかに連れられて暑い夜に祭りを見た記憶はある。

3歳にもなったころにはもうその場を引っ越していたから、あとでの回帰の記憶に残る祭りが頭に残っているわけだ。それも笛の音で…だが笛の音も、なにしろそのあと60年以上もたったことでやや不鮮明なことになっている。山車の引手の「チェリンコヤッサー」が掛け声になって記憶に残る。通りかかっていることはあっても、祭りの時期には訪れなかった。理由はないが故郷にこだわるほどの愛着はもう薄れていた事情はある。

今はそんなことにこだわる歳でもないから、その囃子の掛け声をもう一度聞いておこうかというのが今回の趣旨だった。NETのサイトを確認できるのも、今どきの便利さで簡易で便利だ。現在は、国重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産の登録がされているとのこと。でも宿泊施設などはしいて増やすということではないらしい。高名な祭りではないからなのだろうか。

善し悪しは置くとして、わが故郷に高級ホテルなどが建ってワサワサと観光客が押し掛けるのでは「祭りの文化的伝統」とは本末転倒だし、新庄藩の威勢を語り継ぐだけのちんまりした遺産文化で十分いい。心配した駐車場も案内の場で駐車可能であったし、なにせ大きくないエリアのことなので写真を撮るにも動き回るにも、必死の思いはしないで済んだ。

とても不思議に思ったのは子供たちで、「少子化」というキーワードがどこの世界かと思わされたこと。じつにたくさんの子供たちが祭りに参加している。「高齢者」は気にしてみるほどに見当たらないのはどうしてなのだろう。

この祭りの歴史には記録に残っていない部分があるらしい。公表では270年となっているが、これまでの祭りについての資料があれば知らせてもらいたいとの取り組みもなされている。自分の故郷ながら己に似て「おおざっぱな」記録ではもったいない限りだ。20台の山車が各町で製作されて、祭りの期間に披露目される。

「お婆さん」というタイトルが面白かった。おばあさんの足元に蛇がうごめいていて、なにやらの物語を形成しているものと思うが、今どきのというか、これからの文化的創造として残っていくことなのだろうか。




2025年9月10日水曜日

経済同友会の新浪剛史氏とは‥見えない顔が見えてくる

 不法サプリメント所持の疑いで家宅捜索を受けた経済同友会代表幹事の新浪剛史氏は、記者会見をしてさっぱり解消されない言い訳を述べていた。「問題はない」と説明したうえで会長はやめたものの、経済同友会は続けるとのことだ。

9月10日のyahooニュースは「ペントハウスの大部屋で、新浪さんを中心にローソンの部下など男女約10人が集まりました。新浪さんが“盛り上げろよ”と指示して、部下の一人がフライパンで下半身だけを隠して踊っていた。‥」と書かれて、それ以下の内容は口に出すのもはばかれるような事柄が表現されていた。もしニュースがファクトに属するものであれば、なんらかのアクションが起こされるかもしれない。

それに加えて、新浪氏の行動には影響力をもって、相当なことをやっているらしいことが、信頼性の高い「友人」からのSNS投稿でわかった。日本はこんなことであやつられている。「経済界」の「印籠」でなんでもやれる日本は不幸のきわみだと思う。

投稿~

【朗報】

 サントリーの新浪剛史会長が不法サプリメントの所持疑惑で821日、東京の自宅が家宅捜索を受け、9月1日に会長を辞任することになった。

 私がサントリーの不買を始めたのは安倍晋三の桜を見る会に、サントリーが酒類を全て無償提供していたことがわかったから。 

 さらに、石丸伸二氏や斉藤元彦兵庫県知事への応援ライターの大量募集をしていたクラウドワークスの社外取締役に新浪剛史氏が就任していることも判明しサントリー製品の不買の意思はますます強くなった。

 (参院選中、クラウドワークスは参政党と国民民主党の支持へと誘導するYouTubeを盛んに流していた)

 新浪剛史氏は財界団体である経済同友会の代表幹事。日本を代表する財界人のひとりとして国民皆保険制度の廃止や45歳定年制などを主張してきた。

 新浪氏は竹中平蔵氏とともに世界の金持ち経営者クラブであるダボス会議の常連メンバーでもあり、今年のダボス会議には国民民主党の玉木雄一郎氏も両氏の推薦で出席している。

 氏は連合の芳野友子会長と親しいことでも知られる。新浪氏は関西大阪万博推進協議会で維新の吉村大阪府知事などとともに副会長を務め、芳野氏は同推進協議会の理事。




2025年9月5日金曜日

「山削り」の景色を撮る

野山が削られるという情景などは、自然の瞠目的魅力とは正反対にあるものの、企業の(正常な)事業活動ゆえよっぽどの事件性があるか、「特集」でもなければ普通に目の前に出てくることはない。自然が豊かで美しいままでいて欲しいという願いと声は、自然と親しむさまざまな「愛好者」が発信している。その割にはご多分にもれず、政治の分野では対策をしているとの話は聞こえてこない。

散々環境に負荷をかけて、その結果が今頃の「気候変動騒ぎ」だと考えると、この先どうなっていくのか暗澹たる思いがするばかり。全国で100を超える都市開発、再開発に国や自治体が関わって進められ、膨大な資金の投入がされている。その結果、誰の幸福が満たされることになるのだろうか。

東京では葛西臨海公園、神宮外苑、日比谷公園にまで食指をのばして樹木が倒されて建造事業が強行されている。地方からの石灰や砂利の供給によって、成り立っていることであり、そのうえ願いもしない産業廃棄物を地方に押し付けているわけだから、都市部との格差はその意味でもいっそう拡大している。

さすがに、最近では資金調達ができなくなって、計画の修正やら行き詰りの事例がでてきた。いつまでも野放図に自然破壊が続くはずはないし、続けさせたくないと思う。「経済成長」を叫ぶほど自然破壊が進むということが続くなら、同調するわけにはいかないし、不幸を背負う気はない。SDGsで持続可能などというが、悠長なことと思えて仕方がない。

写真は、東北を回ったときのもの。「山を削る」ここは、砂塵が舞っていて先が見えないほどだった。

東京近郊だけでこれだけの再開発


中野サンプラザ、新宿駅南口は遅延・中止で見通し未定










2025年8月31日日曜日

仙台の荒れ野は東京のため!?その2


最初に撮りに行こうと思ったところは、航空地図でも広大な「山削り」場所に見えた。後で改めて地図をながめてみると、「削られているところ」には近づけないようだった。再度行っても無駄なようだ。

その工業所の一部に「製品の置き場」があるように見える。下部の黄色で囲った部分は住宅かと思っていたが、拡大してみると同一の形体のモノが区分して見える。工業所のホームページを見てみると、製造したコンクリート製品を運んで使っている場所が紹介されていた。

その一つが江東区に造った」「海の森水上競技場」だった。膨大な費用を投入して実施した東京オリンピックの競技会場づくりに貢献したということらしい。東京とういう巨大な都市の「需要」に飲み込まれる「地方の山」というところだろうか。今回の写真撮影の意図がぴったりはあてはまった。

とはいえ、この後数か所を回った「山削り」場所で撮った写真をどうやってまとめていいのかを考えるとは頭が痛い。

ホームページから

上記のテキスト部

平成27年度 海の森水上競技場整備工事
場所:東京都江東区海の森3丁目 地内
時期:2018年8月
発注:東京都港湾局 東京港建設事務所
製品:ボート進水用斜路
詳細:B5200×H1400~4478×L1500(11ピース製造·
納入)
約20t/ピース

当初、現場打ちの設計であったものを、プレキャスト化して工期短縮したいと依頼があり検討。現場打ちで施工する場合、斜路周辺を鋼矢板で締切りして排水し、型枠組立、鉄筋加工·組立、コンクリート打設、脱型、養生と多くの時間を要する。斜路全体をプレキャスト化するのではなく、埋設型枠のように、大型U型形状にて製品化し、現場にてU型内部に水中コン
クリート打設、割栗石布設、コンクリート床版(プレキャスト製品、ほうき目仕上げ)の構造とした。現場打施工の半分以下に工程短縮できた。

2025年8月25日月曜日

仙台の荒れ野は東京のため?その1

削られた山を探して写真を撮ってみようと思った。Googleマップの「航空写真」を参考にして、削られている箇所を6、7か所選び出して地図を作って、現地へ行ってみることにした。温泉旅と墓まいりで通りかかる景色から、そんな山をよく見かけていたのでその記録も参考にした。削られている山は砂利取りが多いが、石灰を撮る山も結構ある。琵琶湖にある伊吹山や武甲山が有名だ。

今回は東北地方を的にして取り組んだ。最初の目的地は仙台にある工業所だった。航空写真ではかなり大規模に山を掘っているところだ。ここだと思うところに車を止めたつもりが、反対側に誤って歩いて失敗した。後で振り返るまでそれが分からずにいた。先のほうに削られている山が見えたので間違えてしまったが、その手前に廃墟のような工場跡があった。

錆び壊れた工場と、鉄筋がむき出しになっている煙突があった。先の山にも近づけず、歩いた畑の位置から高い位置には上がれない状態なので、あきらめて「廃工場」のみを撮る以外なかった。

自宅に戻ってからその場所を再度グーグルマップで検索した。工場の名前が出てきたので周辺情報をあたってみたら、東京の江東区にある事業所で、産業廃棄物処理をしていたところだった。そしてその会社は、産業廃棄物を一部残したまま放っておいたらしく、仙台市から処理するようにとの行政処分を受けていた、その期限がことしの7月だった。怪しげな工場跡はそんな背景があった。

東京の会社が廃棄物処理とは、産業廃棄物は東京から運ばれているのだろうかと疑った。そのうえ、付近の少し高くなった廃工場と同じ高さには、大規模な太陽光発電のパネルがびっしりと敷き詰められていたのを、航空図で確認した。(当初パネルを確認できなかった 地図が更新されたのだろう)

写真の赤枠が廃工場



こちらが目的だった 黄色の枠はコンクリート製品らしい



2025年8月18日月曜日

あんぱんの主題歌「賜物」の歌詞を調べてみた

 NHK朝ドラ「あんぱん」をずっと見ていますが、主題歌「賜物」は正直なところ早口言葉のようで、何を言っているのか聞いていても追いつきません。昭和の年寄りにラップは殆どなじみはないので、NETで見てみると感心するばかりの感性で驚きました。言葉のあやつりが見事です。歌は若者に「立ち向かう」ことを呼びかているようです。アンパンマンの「弱さを抱えながらも立ち向かう」ことを読み込んでのことでしょうか。

作詞、作曲をした野田洋次郎さんは8月6日に広島に行き、被爆者から直接原爆禍の話を聞いたとNHKが報道していました。野田洋次郎さんは「本当に小さな役割かもしれないけはれど何か果たしたという気落ちになります」と語っていました。東日本震災後の現地とも関わっているそうで、表現者として現実に触れていることに評価の声もありました。「賜物」の歌詞を次に載せますが、長いので端折りました。


あんぱん主題歌「賜物」の歌詞

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涙に用なんてないっていうのにやたらと縁がある人生

かさばっていく過去と視界ゼロの未来

狭間で揺られ立ち眩んでいるけど


「産まれた意味」書き記された手紙を僕ら破いて

この世界の扉 開けてきたんだ

生まれながらに反逆の旅人


人生訓と経験談と占星術または統計学による

教則その他、参考文献 溢れ返るこの人間社会で

道理も通る隙間もないような日々だが今日も超絶G難度人生を

生きていこう いざ‥

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「賜物」の曲と歌詞


2025年8月14日木曜日

戦争の意味を考えさせられる8月

  戦争が終わった翌年に生まれた。正確には戦争を知らない世代だから戦争というもののはかり切れない事柄については、後日談的に耳から入ってくことが知識として積み重なっている。戦争を「やってはならないこと」「侵略のための武器は持たぬ」こととして日本国憲法に規範としてもったはずなのに、顧みることなくそれを踏みにじろうとする言動が公然と広まっているのには、80年たってもこのありさまは何だと思うばかり。

 今世界で起こされている戦争行為を理由にして「軍備増強」することで緊張関係を拡大させ、それこそ火種を増やすようなことが起こされている。万が一戦争にかかわってしまうことが起きたら、日本の80年の歴史は逆戻りするばかげたことになる。この間で積み重ねてきた日本のみんなの「価値」はどうなってしまうのか。トランプ大統領やプーチン大統領の言動や中国の領土覇権行為は、「万一」が「万一」と言えなくなるような状態に思えてくる。

 4日、武蔵野の東京都水道局境浄水場にむけてあった専用線の跡地を武蔵境駅から歩いた。途中から中島飛行機工場で使用された引き込み線跡地を歩き延命寺に寄った。中島飛行機武蔵製作所は当時、世界有数の航空機メーカーだったため、敗戦直前9回にわたって空襲を受けた。

延命寺にある爆弾の破片(売っているわけではない😁手前が露店の場所)


延命寺平和観音像

武蔵の区役所の食堂の冷やし汁うどんで涼んだ