2025年6月29日日曜日

今日は何のゴミだっけ?

ついに曜日がわからなくなった?ゴミ出しの日が「曜日と日にち」を自覚できる日なので、何曜日かを理解できる貴重な行動になっている。今日はプラゴミの日だと、勇んでゴミ袋をかかえて外に出た。ところがゴミの集積場にあるべきものが、全くおいていない。あれれと思いつつ、向かい側で玄関前を掃除している若ご主人さんに、「今日はゴミの日だよね」と声をかけた。

水曜日だと思ってプラゴミだと思っていたのに、実は火曜日で「資源ゴミ」の日だとを教えてもらって、ようやく気がついた。ああついにここまで来たかと、一番しっかりしていたつもりのゴミ出しが、ショッキングな事件になった。

最近は体力に合わせて少しゆっくり目の行動がいいのだろうかと思いながら、日ごろの行動をセーブする気になってきた。それでもコマではないけれど、回転が止まれば倒れてしまうようではうまくない。

コーチングは自分で判断するしかないので、きらいな読書で辛みをつけながら好きな事柄をスローダウンして続けることと決めて、身体が動かないときには寝ころがって動かない…てな具合で行こうか。

ボケの花言葉なら、「平凡」「早熟」「指導者」「熱情」「先駆者」「妖精の輝き」「魅惑的な恋」などがあると。なんという違いか。




2025年6月25日水曜日

今年の盆踊りは「コメコメ音頭」でいこうか

備蓄米の放出で少しでも安いコメを求める消費者の姿が悩ましい。多少の放出で流通に入ってくるコメのちっとばかりの値下げで、天下を揺るがしているかのような報道ぶりはバカバカしい限り。この少々の俵(米)のサービスで参議院選挙の「票」を釣ろうかという、姑息な方策で「それしかないんだね」というリアクションを取ろうかとは情けないこと。

都議会議員選挙のおりにはシンジロウさんの肉声のレコーダーで電話がかけられたという。「迷惑電話」でずいぶんはじかれたのでしょうね。米の生産量が少ないことが各方面から指摘されても、まだ「増産に踏み込む政策」を取ろうとしない。「作付面積は増えている」などと他人事のような有様だから、先のコメの値段はまた同じように高値水準に引っ張られることになるのではと言われている。 

能登、白米千枚田の風景を撮りに4回通った。

地元の農家はすでになく、隣の村の農家が支援して観光農園として、オーナー制度によって米作りを維持していた。米の生産は観光とは違う。日本の食の根幹にある米が、観光の中で「米作りの大切さを伝える」ことしか生き残れないのは不幸ないこと。オーナーの田に、小泉純一氏と進次郎氏の看板があった。

 NETで見ると

2013年4月に公益財団法人白米千枚田景勝保存協議会に名称変更(旧財団法人千枚田景勝保存基金)し、「オーナー制度は米づくりの大切さを未来へ伝え、美しい棚田の景観を守る」ことを趣旨となっていた。

2011年6月世界農業遺産に登録

2013411小泉純一郎氏と小泉進次郎氏が特別名誉会員に就任

2013年1018日 総理大臣夫人安倍昭恵氏が特別名誉会員に就任

白米千枚田の今(ライブカメラから)






2025年6月19日木曜日

米づくりは自然と共生してきた

モーニングショーでコメの生産量を増やすのに、「乾田」でも生産ができるようになっているからそれで増やせるという話がでていた。乾田で作る技術がどうなのかは知らないが、なんと皮相な発想だろうかと気になった。(生産調整という)減反を55年もの間続けてきた結果、ついに生産量が需要に追いつかないまでになってしまった。農家に所得を補償し、消費者の負担を軽減してきた食管制度をなくしたのも、とりわけ小規模の農家を持続不可能な状況に追い込んだ。

田んぼの果たしている役割はとてつもなく大きい。降雨による水の利用によって、水量を調整する「ダム機能」が水害の予防になっていることは、よく言われている。そして田から穏やかに染み出して川に戻る水の循環は、河岸に生息する生き物たちが生きる豊かな環境を作っていた。

いまや豪雨時のもっぱら「放水」を役目とする河川改造で、雨は一気に下流へ降下する結果、あちこちの河川の普段の流量は悲惨なものになった。むろん多くのダム建設が原因になっていることも見過ごせない。米づくりへの希望を奪って、「耕作放棄地」を作ったのはだれだ?

自然との共生から遠ざかって痛めつける有様が、気候変動を呼んだのではなかったのか?佐渡で絶滅危惧種のトキ養殖をしているが、餌が少なくてなかなか育たなかった。エサを確保するため、田んぼに水田魚道を作った。川から田圃への通水路をつくったことで、田んぼでトキの餌になるドジョウなどの生物が生息するようになった。そしてトキが繁殖を始めたというニュースは最近だ。

自然を回復させることへの舵切が大切だと教えられることだった。白鳥は落穂と水草、水生生物を餌としている。「乾田」ではそういう冬の風物詩もなくなる。

山間部は小さい田んぼが多い






 

2025年6月15日日曜日

靴をネットで注文したら小さかったので返品したら

NETで購入するのは、だいたい写真関係の商品で、ヨドカ…のサイトをよく使う。他の商品でも例えば薬なども注文する。本も飲食物なども注文できてかなりな範囲の商品がある。支払いはいつも「コンビニ支払い」を選択して、かつてはクレジットをつかったが、今は登録を削除した。コンビニで支払いをした瞬間に通知が先方に届いて、発送の準備にはいる段取りなので、在庫にある商品であれば翌日か翌々日には届くので便利さを感じている。

靴をも注文しようとしたがヨドカ…には気に入ったものがなくて、直接販売店のサイトで頼むことにした。届くまでも結構時間がかかった。ところがサイズが小さくて足が入らいないので返品することした。販売店に連絡して返品手続きをしたのだが、決済を扱う専門の業者が間に入っていたので、支払いは保留しておいていいだろうと判断した。

しばらく販売店からなんの連絡もなく、決済業者からは払い込みの手続きを進めているふうのメールが届くので、再度連絡をすると決済業者に「支払いをして」から後に、店のほうから返金の振り込みをするとのことだった。

やむなく払い込みをしてから、返金の銀行口座を指定して、ようやく先週になって返金が実行された。返品の連絡をしたのが、4月14日だったからずいぶん時間がかかった。決済業者にはしっかりと390円の手数料が入ったわけだ。こうなるとNET購入よりは今まで通りの購入がよほど「効率的」になる。





2025年6月11日水曜日

招かざる客「迷惑メール」

 スマホに最初からPayPayのアプリが入っていた。「PayPayならスマホひとつで、現金を触らずに衛生的&スマートなお支払いが可能です。手がふさがっていても片手でかんたん支払い! 荷物が多い時や子ども連れで手が離せない ... 決済以外にも生活に役立つ便利な機能やサービスを用意しています」と、便利さを説明している宣伝している。

先日、メールで49,000円の支払いがあるとの「PAPayの請求書」を送ってきた。メールは迷惑メールに振り分けられていたので、眉唾物ものという判断はできた。念のために調べたら、一回だけ当アプリ使ったことが記録されていたが、そのまま忘れていた。その後使ったことはなかったし、こらからもこれを使うことは考えていなかったが、クレジットカードが登録されていたので、登録を削除しておいた。

PayPayのサイトを見ると、PayPayを語るフィッシングメール」がさまざま送信されているらしい。届いたメールがおかしいと少しでも感じたら、こちらからは絶対にアクセスしてはいけないものだと改めて思った。それにしてもこうしたことを防ぐのはやっぱり個人責任なのかなと思う。業者のほうの防ぐ手立てをとることは必要だろう。法的に責任を問うことはできないのか?気を付けてくださいというだけのことでは無責任だ。

PayPayのサイトでみた「現在確認できているメール・SMSの手口」

  • クレジットカード情報や個人情報を入力させようとするメール
  • 請求書の開封を求めるウイルスメール
  • 「アカウントを更新する」と情報を入力させようとするメール
  • 「アカウント情報が欠落している」と情報を更新させようとするメール
  • 「異なる端末からアクセスされている」とログインの設定をさせようとするメール
  • 「ご利用のお知らせ」とお支払い状況を通知するメール
  • 宅配業者からの不在通知を装い、偽サイトへ誘導し情報を騙し取ろうとするSMS
  • 「アカウントが利用制限されている」と偽サイトへ誘導し、ログインさせようとするSMS

そのほか16種ものメールがあるとのこと。

Microsoftからのメールも「迷惑メール」に振り分けになっていた。「エサ」の大きさを見ると怪しいと思うが、内容を見ると乗せられそうでもある。どちらにしてもアクセスはしないことに。メールの設定で迷惑メールを振り分けることにするのが一つの方法だし、少しでもおかしいメールは開かず、開いてもURLなどにはアクセスはしないようにすることは必要だと再確認した。





2025年6月8日日曜日

スマホアプリの荒海でアップアップ

 スーパーとコンビニの支払い時に、いよいよスマホアプリを使うことにしようかと「研究」した。清算は現金でとずっとやってきたけれども、支払い時に後ろに並んでいる人も気になるし、使用法がわからないで、この先どうなのかも気になって、一番簡便なやりかたで挑戦することにした。

スーパーの支払いは、レジで担当者がバーコードをスキャンしてくれるが、一部では自分がスキャナーで読み取らせるコーナーがあり、支払いも現金か電子マネーで清算する。その瞬間は店のレジ作業を代替えしているようでもある。

スマホに「モバイルスイカ」アプリがあるので、電子マネーはそこから支払うようにした。チャージはクレジットカードを登録して、残高が少なくなった時にはその場でチャージできる。(モバイルスイカは、新幹線の乗車券を「えきねっと」で購入するとき、指定座席まで登録して乗車券なしにスマホで改札を出入りできる。数回使ってようやく慣れた。)

スイカのカードはもう一つ別に持っているが、スーパー・コンビニ購入の清算時に「ポイント」を付加してもらうのに、スマホのアプリを使うので、そのままモバイルスイカ(スマホ)を使うほうがよさそうだと思った。カードのほうは今まで通り、交通機関専用にしておくことにした。

コンビニ、スーパーの電子マネーを使用するときには、それぞれの業者・業界が、ポイントアプリを独自に持っていて、独自の銀行やクレジットカードを使うようにまで誘導して、熾烈とも思える競争がある。ドコモ、au、ソフトバンクなどの業界も囲い込みに輪をかけて競争している。

「最低限」のつもりで電子決済を始めたが、慣れるまではなかなか手間がかかった。ほかの支払いに広げるつもりはないが、たまたまスウェーデンでキャッシュレス決済に国が待ったをかけたとのニュースを見た。スウェーデンはデジタル先進国なのだとのことだが、サイバー攻撃で決済ができなくなっている事件が多いとのことで、対策のために一週間分は現金で用意してと国が言っているそうな。



2025年6月5日木曜日

オンラインカジノ、日本からのアクセス世界4位!!! 

国内利用者一年に346万人の推計もあるらしい。

―オンラインカジノ(英: Online casino)は、コンピュータネットワーク上で仮想的に開帳される賭博場(カジノ)である。日本からのアクセス数は2021年に世界第3位、2022年には世界第4位を記録している。

―日本国内からの接続は違法とされているにも関わらず、20254月時点で日本語で利用できるオンラインカジノは90以上にも上る

―オンラインカジノの日本国内利用者は、オンラインカジノが普及し始めた2023年から2024年の1年間だけでも推計で346万人(調査・国際カジノ研究所)に上ったとされている

最近のテレビ報道は、さすがにカジノの宣伝はやらないが、競馬、競艇、麻雀などが堂々と登場しているのも気になる。

NHKスペシャル オンラインカジノ」では引きずり込む手法が紹介されていた。

依存症のデザイン

1. 監視

個人の情報を監視(モニタリング)し、行動の蓄積から仮想人格をつくり、未来の行動を予測。

2.分類

負けた額が増えるほどグレードアップする仕組み。カモの炙り出し

3.操作

ボーナス付与、たまに勝たせる。特別感の演出(幸せの薬を付与)

愛好するなどという生易しいものでなく、取り込んでいく力はものすごいものがある。デジタル社会だからこその広がりも持っている。ギャンブルおすすめをするNETが野放しでいいんだろうか。万博の後にカジノの賭博場を開設するなどとんでもないことだ。

 2025年】ギャンブルアプリおすすめランキングTOP10

更新日:2025525

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2025年6月1日日曜日

朝ドラ(NHKの連続テレビ小説)で蘭子役を演じた河合優実さん、交流サイトで評判

「蘭子の場合は確実に戦争反対というところに進んでいった。戦後80年という節目に、反戦を担えてよかったなと思っています。やなせさんの戦争体験、そして『戦争は大嫌い』というやなせさんの思いを届ける本作も、届ける意義があると強く感じています。その声をもう一度はっきり伝えるべきだと思っています。

今起こってしまっている戦争にも、私たちには実感がないところがありますが、もしかしたら当時の人も、よくわからないうちに大きなものに絡め取られていくような日々だったのではないかなと想像しました。みんな気がついたら、赤紙が来たら戦争に行かなきゃいけないシステムの中に居た、というだけのことかもしれません。

やなせたかしさんには、哲学があって、やはりそれは戦争体験や幼少期の体験があったから生まれたものなんだなと感じました。『逆転しない正義とは、飢えた人にパンをあげることだ』という言葉は、戦争を体験していない私の口からは、こんなに実感を持って出てこないと思うんです。本当に身をもって体感されたからこそ、アンパンマンが生まれているし、この気持ちに嘘がないなと。すごい強度だと思います」

戦争を体験している人は減ってきている。目下特に「戦争してはならない」の意志を表に出すことは大事なことに思う。憲法で「戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する二度としない・前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。」と書いているというだけでは防ぎきれない。

体験なしでも学びでそれを理解をすることはできる。ただその先が一段あるようで、一般的にやってはいけないこととの認識はあるのだと思うが、反戦を口に出して言うことはレベルが違ったことだということも言う人もある。

同じNHKのブラタモリで宮古島の観光地のすばらしさを強調していたが、実際の島としてはそれだけではすまされないことを感じる。ミサイル基地としての備えがされていることが後景に隠されてしまってよいことか?それに、ウクライナでもガザでも戦禍が止まない。それをもって軍備の増強を競い合うことが日常のニュースで飛び交う。かつての「一触触発」の時代と同じところへ落ち込んでいってしまわないか。

こんな時だから、戦争するの国づくりには批判の言葉を出さなくてはと思う。「あんぱん」のストーリについてSNSで発出されていることに、うれしくもあり注目が集まるのだろうと思った。

宮古島~

尖閣諸島(中国名・釣魚島)からはたったの160キロメートルの距離だ。20192020年に自衛隊の「ミサイル部隊」が入ってきて以来、島は名実共に米中対立の最前線となった。


 

2025年5月29日木曜日

暑くなってきたからアイスクリームが美味しい

テレビ番組を時間つぶしでよく見る。ニュース関係の報道は、同じネタを一日何回も使っている。大谷選手の活躍はうれしいが、ホームランをその場で何回も見せられるのは、ちょっと鬱陶しく感じる。その時はチャンネルをほかの番組をさがす。

同じ事件のニュースでもその違いを探してみるけど、何か代わり映えのしない内容になっている。「警察の取材」によって報道内容が同じようになってしまうのだろうか。取材に手をかけていないのかその他の情報があまり出てこないことが多い。

警察取材だけでは事件の全容はわからず、わからないことをもって、ああだこうだとコメントするのがコメンテーターの役目。なんの事件でもその背景は社会の構造があり、深堀が必要なことがたくさんあるように思う。社会の有り様や人権や民主主義に配慮したうえで突っ込んだ内容があればなと思う。

「警察取材で新たにわかったこと」が、ニュースにでてくるときは、コントロールされているようでどうも気持ちが悪い。予定がない時の休養時間なのだから、いい番組があれば良いのにと思う。

先日アイスクリームのランク付けを実際に食べてみてやってみるというものがあった。MBS毎日放送の「サタプラひたすら試してランキング」で、紹介された。暑くなってきたので、美味しいアイスクリームを食べたらすっきりできるかも。

ひたすら試してランキング





2025年5月25日日曜日

磐梯熱海の「削られた山」の撮影は物足りない結果だった

撮影をしようとしたところは、グーグルマップの航空写真で見ると、かなりな規模の採石場に見えた。写真撮影にはものたりない感じだったので、今後の宿題になった。(今後の宿題が後の祭りにならないように祈る)

削られている山は、歩くとあちこちで結構目立つ。山にある石灰、砂利を供出してコンクリートとして利用される。昨今の都市部での再開発の元になっていることを想像すると、「山を削って都市のビル建設へ」が浮かび上がる。そのほか道路敷設などにも使われているし、従来からダム建設でも大量に全国で利用されている。(今もある)いったいどれだけの山を削っていることだろう。

今回の撮影で撮った写真は、温泉街もかつては栄えていただろうことがわかる。一路「過疎化」へ向けて時間が流れていることが見えた。過疎化はここだけではないが、活気があるのは砕石工場だけ?それだけが生き残りなのか、そんな未来が続いていくのかと思うと暗然とする。

都市開発をどこでも強引にすすめて、より自然と山の減殺をしていくことはやむを得ないことか?SDGs(持続可能な開発目標)と反省めいていうけれど、「持続可能な」の物差しとはどこにあるのか。山の美観はもとより、樹々、草、花、動物たちの生息エリアは縮小される。都心の再開発で建設される高層ビル、億ションの「価値」はそうしたうえに成り立っているのだなと再確認したところだった。



 

2025年5月21日水曜日

二つ目の砕石工場みえず その2

遊歩道から国道に戻って、さびれた街をしばらく歩いて、目的の砕石工場に向かう道路に入ると、すぐにトラックが砂塵を巻き上げて追い抜いて行った。レンズに埃が付かないようにハンカチでレンズを覆って山の方向にずっと歩いていった。でも削られた山は砕石工場の中に入り込んで、その先にある。私有地を通り抜けていくような感じになっている。地図ではかなり先まで道路があるので、私有地ではない気もしたが、工場の事務所らしきところがあり、両側が工場内の様子に見えた。山はあきらめて折り返して国道に戻って、時折しか通らない車に注意しながら、道沿いのさびれた様子にカメラを向けてシャッターを切った。人に行きかうことはなくてファインダーには、寂しい雰囲気が入ってくるばかりだった。 














2025年5月17日土曜日

二つ目の砕石工場みえず その1

二日目にもう一つの「削られた山」に向かった。そこは地図でみるとちょっと歩き出がありそうだった。でも歩けない距離ではない。少し歩くと「蓬山遊歩道」があった。ケヤキの森遊歩道という看板があって400メートルほどの行程と書いてある。どうせこの一日はたっぷり時間があるので、ゆっくり楽しもうかと行ってみることに決めた。

渓流沿いの坂道が緩く上に伸びている。小道を歩く間は誰に合うこともなかった。「クマに注意」とあるので、スマホにある合唱曲のボリュームを最大して歩いた。でも、効果は気持ちだけのことだったろう。ケヤキの巨木がたくさんあって、明るい森の中をしばらくぶりの「良い空気」を吸い込んだ。ケヤキは大きく育っていて見栄えがあった。特に木肌の模様の違いに目をとられた。












2025年5月12日月曜日

「削られる山」を撮影することと温泉を求めて

 写真展が終了したら、以前に行ったことがある磐梯熱海温泉で一休みしようかと、巡り歩くところを探すためにGoogleマップを見ていたら、温泉の近くに二か所の砕石工場があるのをみつけた。どちらも歩いて行ける範囲のようなので、勿怪の幸い、列車を使ったしばらくぶりの旅計画ができあがった。

車の運転はもうあきらめているし、最近は娘が連れて行ってくれる車旅になっていたので、荷物をトランクに入れる気軽さから離れて、ちょっとした緊張感を感じての旅計画だった。今回は何より近いのがシニア向きの計画で上出来だった。

家を出て地下鉄に乗ってからおおよそ二時間半で磐梯熱海駅に着き、温泉はすぐ近くなのでその点がいちばん気楽だった。磐梯熱海の駅に着くと、ちょうど昼時で駅ちかのレストランで昼食を済ませ、旅館に行って荷物を預けた。

カメラだけをもってスマホを取り出して、行く先を確かめた。グーグルマップはいまやすっかり必携になっている。「山を削っている」ところに行くまでは、もう全くきままに撮り歩くことになった。

相当古い小さい神社を見た後に、わき道に入ったところにあった旅館の付近だけはいくつかの花模様がカメラに収まった。砕石工場はかなり大きな範囲を使って事業しているらしい。残念ながら「山削り」の全体像を確認することができなかったが、その雰囲気は伝わってきた。