最初に撮りに行こうと思ったところは、航空地図でも広大な「山削り」場所に見えた。後で改めて地図をながめてみると、「削られているところ」には近づけないようだった。再度行っても無駄なようだ。
その工業所の一部に「製品の置き場」があるように見える。下部の黄色で囲った部分は住宅かと思っていたが、拡大してみると同一の形体のモノが区分して見える。工業所のホームページを見てみると、製造したコンクリート製品を運んで使っている場所が紹介されていた。
その一つが江東区に造った」「海の森水上競技場」だった。膨大な費用を投入して実施した東京オリンピックの競技会場づくりに貢献したということらしい。東京とういう巨大な都市の「需要」に飲み込まれる「地方の山」というところだろうか。今回の写真撮影の意図がぴったりはあてはまった。
とはいえ、この後数か所を回った「山削り」場所で撮った写真をどうやってまとめていいのかを考えるとは頭が痛い。
ホームページから
上記のテキスト部
平成27年度 海の森水上競技場整備工事
場所:東京都江東区海の森3丁目 地内
時期:2018年8月
発注:東京都港湾局 東京港建設事務所
製品:ボート進水用斜路
詳細:B5200×H1400~4478×L1500(11ピース製造·
納入)
約20t/ピース
当初、現場打ちの設計であったものを、プレキャスト化して工期短縮したいと依頼があり検討。現場打ちで施工する場合、斜路周辺を鋼矢板で締切りして排水し、型枠組立、鉄筋加工·組立、コンクリート打設、脱型、養生と多くの時間を要する。斜路全体をプレキャスト化するのではなく、埋設型枠のように、大型U型形状にて製品化し、現場にてU型内部に水中コン
クリート打設、割栗石布設、コンクリート床版(プレキャスト製品、ほうき目仕上げ)の構造とした。現場打施工の半分以下に工程短縮できた。