2013年9月19日木曜日

みのもんた氏を、番組から下せとの要求が前からあった

 報道番組への出演を自粛しているみのもんた氏が、オリンピック決定前のラジオ番組で原発や汚染水、五輪に関して批判的な意見を展開していた。(97日アップ)

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安倍首相のオリンピックでのスピーチね、「東京と福島は250キロ離れているから安全です」あの一言はひっかかったね。案の定、世界の配信会社はどこも批判的だった。そういう問題じゃないよね。

福島の漁業組合長さんと話したけれど、あの一言にはガックリしたと言っていた。250キロ離れているから安心だっていうあの一言で、現地の人たちも何事だって思っちゃったって言ってたよ。

イギリスのBBCも連日トップで福島汚染水問題を報道している。国の代表団がね、470億円出して本格的に対策しますって言ってもねえ。はっきり言うけれど、2年半まえに起こったことが未だに解決できずに汚染水は垂れ流しになっているんだよ。そういう現状でもってどうすんの?って僕は言いたい。

じゃあどれくらいのお金を東京都はね、オリンピックにかけるんだというと6000億を越えるんだって。安倍さんは汚染水対策に470億出す。東京オリンピックに用意した金が6000億。どう感じますか、世界中のみなさん? おかしくない? なんとなく僕は気になるね。僕は正直にいまそう考えている。

たしかに経済効果はすごいよ。アベノミクスで円安にもってけ、円安にもってけ、それはいいよ。1ドル360円を1ドル80円代まで努力してもってきた。そりゃ輸出産業は儲かったよ。一時的には儲かった。でもそれ以外の輸入に頼っているところはどうだい?

消費税上げようじゃないか、来年の春に5パーセントを8パーセントへ。景気は本当によくなるの? 景気がよくなるためじゃなくて、税収が足りないから上げざろう得ない。福祉に、年金の補填に、使いますよと。でもほとんど1パーセントくらいしか使わないんじゃないの。あとは景気浮揚策に使うんじゃないの?

実際にいろいろ見ていると、東京電力の発表が信じられないんだよ。東京電力の副社長さんに「朝ズバッ」に出てもらったの。それで質問したの。「どうするんですか?」と。「いま考えています」と彼は言う。この状況を(東電に)任せられないでしょ。東京電力個人では無理でしょ。そして安倍さんが東京電力の処理に470億出すと言った。そんなもの見え見えでしょ。オリンピックがなかったら470億出せないのかい?

そういう状況だから実際に行って4号機に入って確認してきますよ。あそこに水が溜まっているんですよ。だって水かけて冷やしているんだから。汚染されているんですよ。あれが染み出て漏れているかどうか、どれくらい溜まっているかどうか、地下水にまで行っているのかどうか確認してきますよ。

今朝の新聞には地下水にまで到達していたと報道されていた。じゃあその地下水は一体どこへ? 福島の海へ? 2年半まえの事故だよ。2年半どんどん染み出てたってことになるんですよ。2年半流れ出ているんだよ、福島の海に。
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 319日に、みのもんた氏の会社への抗議行動というのがあった。「民主党政権の時には、トーンが低かった復興支援と原発問題の対策批判を、自民党政権になってから始めた」等という抗議。
 アナウンサーへのセクハラをして、批判をされていたが、息子の「不祥事」が重なって自粛降板となった。降板の理由が不祥事だけでなさそうだ。youtubeには、このほかにも、日の丸を背景にしながら、「そろそろ引退しろ」と主張する動画もある。










2013年9月18日水曜日

オリンピック招致の落としどころ

 オリンピック招致を巡って、国民の総意だという雰囲気が造られた。反対するものは「非国民」とまでいう言葉も飛び出した。戦前の「戦争に反対する輩は非国民」というレッテルと似たところがある。「小泉改革」のときもそういった雰囲気がマスコミの扱いで作り出された。ただ持ち上げるだけの軽薄な評価で走り回ることしか日本ではできないのかと空しくなってくる。

 オリンピック招致より福一原発や東日本震災の対策が先ではないかという批判に、当然ながら無視しえずに、「福島の問題も一緒に」「忘れてはいけない」という付け足しをしなくてはならなくなった。
「若者の夢を、元気を」というのは悪いことではない。でも足元では道路だ、新幹線だ、競技場だと「公共事業」を正当化する理由にされているだけではないか。それに社会保障圧縮、消費税増税。復興財源さえ消化しきれない現状、野放しに近い福一原発対策であることを知っているはずが、それをさておいての招致大運動だ。そうとしか纏められない。

 チラホラと震災対策を口にしても、これから急に対策に傾注するという態度になるのか、していくとでもいうのか?
 畏れ多くも、オリンピック招致は「辞退すべき」とSNSに投稿して、ちょっと動揺もしたが、ほかにも辞退説を唱える人がいた。Facebookの投稿では、それに近い意見が多く出されていた。その中に、招致が決まったからといってスタンスを変えるべきでないという辛口のご意見もあった。現在の1000兆円にのぼる財政赤字は、東京オリンピックが始まりだったということを書いている人もいる。

 経済対策=現ネーミングのアベノミクスの大盤ふるまいで、いったい何を手に入れることができるのか、またぞろ財源赤字の累積、社会保障の切り捨て、増税のほかになにがあるのかは見えてこない。膨大な負の部分を抑えて、生活が豊かになっていくこと。そんな夢を若者がみられるのだろうか。少なくとも自民党政治のこれまでのやり方の中にはないとしか思えない。

 福一原発の「収束宣言」、復興資金の「流用」や遅れへの反省は見られない。軌道を変えることは考えられない。考えたはくないが、その可能性は十二分と言っても言い過ぎではない現状だ。としたら、オリンピック招致は日本が負っている、おおきなマイナスを覆い隠すことになるのではないか。日本にも世界に対しても。





2013年9月17日火曜日

言葉をもてあそぶ

 スピードラーニングのコマーシャルで、英語のテープを聞いていれば覚えてしまうということをウリにして流している。生まれたところがアメリカなら、英語は難なくしゃべるようになる。聞いて言葉を覚えて会話で意味を確認していくことができる。そういう意味で聴いただけでもいくらかは、脳の記憶に残ることになるとは思う。

 「聞き流し」というと、言葉の意味の上では聞かないという意味だ。時代とともに言葉が変わっていくのは否定できないが、聞こえたことも聞こえないとすることだから、ほんとうは記憶からはずすということ。揚げ足取りといえるかもしれないが、言葉をこんな風に使って意味変更を加えるのはありなのかなと疑問に思う。宣伝だから100%事実ではないといえば、その通りだが。

 福一はブロックされているという、万人がびっくりした発言。これも言葉の使いようを違えたものだった。本心でそう思うなら首相の資格が問われることだし、質問されて弁解に務め、「福一についての様々な報道にたいして、コントロールしているよ」と発表するに至っては、IOC委員の判断をちょろまかしたということにならないのか。言うに事欠いて「タンク」のコントロールも政府が関与すると言うに至っては、ついにバレバレの内容だ。

 発言直後に東電から「ブロック」の認識について問われたのも、理解の度を越えたものだからだろう。軽はずみで責任が重いことだ。言葉をもてあそんで日本語的意味や理解を簡単に変えていくことでいいのだろうか。小学生が「リセット」を生まれ変わることと解して、死ねば生まれ変われると認識しているという笑えない話も起きている。これでは、小沢昭一さんが墓場で怒っていることだろう。





2013年9月16日月曜日

高齢者も気象情報発信

 風が強く吹いて家が時々揺れている。ゲリラ豪雨に竜巻が発生するという荒れた天気が続く。そして台風だから、被害にあったところは困っていることだろう。竜巻はレーダーに映らないから予報できないという説明をしていた。しかしさすがに「注意報」の言葉が気象庁の予報で出てくる。状況を聞いて判断しろという。言って見れば自己責任のようなものだ。

 トマホーク(巡航ミサイル)は湾岸戦争、イラク、アフガンなどの時に使われた。低い弾道を飛ばすので、レーダーに映りにくくて、音速よりやや遅いので追撃されやすい欠点があるとか。レーダーから察知しにくいからと言って比較の対象としていいのかどうかわからないが、片方は人道にも悖る兵器で存在自体を容認できないが、その速度よりは遅い竜巻を把握できないというのはどんなものかと思ってしまう。

 気象庁の測候所は「機械化」によって減らされた。現在は二つだけらしいが、測候所の役割は大きかったと聞いている。地上の気象データを蓄積するわけだから、気象の把握には役割が重かったのだろうと思う。スーパーコンピュータの導入できめ細かい予報が可能だと言われていたが、現在の「異常気象」状態をみると、データが多い方が予報には精度があがるのではないか。どうなのだろうか。

 民間の気象予報(気象振興協議会23団体)では、各地の気象の状態を登録者から通報してもらって、情報を発表しているところもある。民間の方が「測候所」機能をもっているようなものだ。気象庁も情報が集まるような方法を考えたらどうだろうか。館山でシロギスつりにいったとき、船宿の人が慌ててボートを迎えに来たことがあった。山の方に雲がかかると風が出るということだった。まさかとういう感じだったが、間もなく荒れた風が噴いてきた。

 各地の情報が集まるように、高齢者から連絡者を募って情報収集するシステムを造ったらどうだろう。高齢者が4分の1になったというから、自宅にいて「観測」可能な人もたくさんいるのではないか。端末を用意してもらって、1件連絡したらなにがしかのポイントでも付与して。






2013年9月15日日曜日

ちょっと寂しい秋の渓流 その2

 三日目は、豊沢温泉方面へ。昨年の同時期にはよい釣果だったとのことで、大沢川の上流部へ行くことになった。車一台がやっと通れる林道をずっと上ると、開けた分流地点に着く。車が一台止まっており、先行者かと疑ってみるが、キノコ採りということもあるので確実なところは解らない。その地点から上下に別れて入渓する。入った渓は浅く細い流れで瀬が多くて、ポイントは少ない。しばらく我慢して登ってみるが、魚信も遠い。Kさんと相談して一緒に下流部へ移動することにした。

 下り口を探して下ると偶然にも、行きがけに見えた滝の上に出た。4メートルほどの滝の下へ、上の方から慎重に回り込んで降りた。1メートル弱の水深で思ったより浅いが、錘を足して重くしてやってみる。すぐに魚の姿が見えたということで、よしそれではと気合を入れかけたところで、分れたSさんが吹く笛の音が聞こえた。時計を見ると集合時間いっぱいになっている。自分は1尾あがったが、Kさんにもなんとか釣れないかと思うが、待ち合わせに遅れるのはまずい。事故の疑いもかけるので断腸の思いで止めて、林道へよじ登った。

 午前中の結果は5人で合計20尾でちょっと物足りない釣果だった。同じ渓流で場所を変えて再度挑戦することになった。大きい岩はなく、歩くのにもそう苦にはならないほどの石があって、イワナの渓そのもの。ポイントは少な目だったが、やりやすい。しかし鳴かず飛ばずの状況で、釣りの意欲が減少するばかりだった、結局合計4尾で「物足りない」以下の状態だった。釣れないせいもあって、ミズが沢山生えているのが目に入った。太めのくきがつやつやして、食材になるかと折ってみたが固くてスッキリ折れない。ムカゴをつけて晩秋への支度をしている。たくさんあればこれも食材になるが、少しでは仕方がない。群生しているので、春にはよいものが手に入るのだろう。
 もう一つの楽しみである大沢温泉の露天風呂。混浴のトキメキを味わいに、行かないわけにはいかないところになっている。川沿いにある風呂から外を眺めて、魚が見えないかと確かめてみるのが通例。今回は外国人の客が入っていた。ラッシュアワーだったのかもしれないが、たくさんの人が入浴を楽しんでいた。

 四日目は早くも帰りの日になる。物足りなさを最後のあがきと釣りをしようと、支度をしているときに雨が強く振りだしてきた。早朝にすごい雨だったとKさんが言う。これでは釣りは無理かなと、次回のために豊沢川の上流部に、ダムの流れ込みを見学に行くことにした。帰り支度を済ませ、一度別荘に戻って昼食後に温泉に入って帰ろうと、たっぷりある時間を有効に使うことになった。

 豊沢湖への流れ込みは川幅が広く平坦で、ところどころに深みもあってなかなかよさそうなものだった。もう20年も前に一度やったことがあるが、平べったい流れを水に浸かりながら上流部に歩いて、深みで釣った記憶がある。水中の移動で気配をさせないように釣ったが、なぜかその場面だけ覚えている。後の記憶がないから、相当感激した思いだったのだろう。岸からちびヤマメの姿が群れて見えるところもあり、釣り道具を持ってこなかったことを残念がった。川沿いに住居を構えている人の話では、今に時期は上流部の細沢で大きいヤマメが釣れることを教えてもらった。支流がいくつかあるので有望なのだろう。次回への期待を膨らますことができた。

 一日目も二日目もちょうど30尾の釣果で、囲炉裏で焼くのとから揚げで食べる夕食の具財として頃合いの量だった。今回は、チビ魚を使い、ゴーヤと絡めたかき揚げが新料理として「発表」された。ゴーヤは湯がいてあるので、苦みが少なくなっている。魚臭がその苦みと相殺されたような感じで、ヤマメの味の良さが浮き立つようだった。釣れている魚の型は小型が主なので、つり味は物足りないが料理になればちょうどいい。大食時期をすぎた中高年ともなれば、量より質への転嫁がなによりで、具合が良いものだった。多少の負け惜しみもあるが。






2013年9月14日土曜日

ちょっと寂しい秋の渓流

 もうすぐ禁漁に入る渓流釣りに、遠野、豊沢温泉方面に行った。5人の渓流志向者がそろって、「別荘」を利用させていただいての3泊だった。秋の渓流はこれまで経験が少なかったから、どうなることか心配の釣りだった。
 初日は早池峰ダムの手前に流れ込んでいる折壁川へ行って見る。ダム湖の際から釣りができる渓流で、前回はヤマメが結構飛び出して楽しめたが、上流に様子を見に行くと、5人が入るにしてはポイントが少なそうで、今回は断念した。ダム下の岳川へ移動。増水した流れが相当強い。いつもやる5月初旬のときも水が多いが、今回はゲリラ降雨の影響だろうか。難しい中でも、5人合計で15尾のヤメメを確保。

 そこから下流の小又川へ行って見ようと、ヤマメが多い渓流だとの認識一致したところへ移動する。5人がまたバラバラに別れて釣り始める。やはり水量多めで、流れが強いが、深みあり落ち込みありの変化のある流れになっている。厚みがある流れの中からヤマメが目印を揺すって、飛び出した。前回はイワナの竿でやったので、竿をはじかれて悔しい思いを重ねたが、今回は硬調の竿に変えたので係りが良くなった。ここでは合計で15尾と1回目と同尾数だった。

 釣れた尾数の結果からみると、岳川の支流である小又川も、こちらの方が魚の数が多いという認識は違っていたということになるのだろうか。仕掛けの長さや竿やポイントの選び方などを比較してみないとわからないことだ。無論腕前や慣れの差もあるし。

 二日目、遠野方面の小烏瀬川は下流部では水量の多さが目立ったが、山に入ると前回と同様の状態で、上流への移動も難なくできた。奇しくも前回と同じところからのつりで、最初のポイントでも同じ沈み根の穴から良い型の岩魚が飛び出した。幸先良い出だしだった。午前中は合計イワナ中心で19尾確保した。

 水量がちょうどよいので、前回はよくなかった荒川も大丈夫だろうというという提案で、2回目は移動して挑戦してみることに。荒川は最近になって相当入渓者がいるとわかってきた。それはそうだ、立派な舗装林道を降りて支度が済めば、5分もかからずに渓流に立てるところだから。
 勝手知ったる渓流の流れを分担してはいるが、合計で11尾の結果。水量は確かにあって、水色も悪くはないが白い底に砂が相当溜まっている。途中水没したあとが見えたので、そうしたことが影響したものだろう。「荒川」という名称もそれを表しているのかもしれない。





2013年9月13日金曜日

ドイツの街中

 ドイツの街中は路面電車が目立つ。その電車は連結されていて、足として重きを置かれているようだ。道路上の車は街中では、大渋滞の様は見えない。東京では路面電車は荒川線を一つ残して追い払われた。自動車優先社会が幅を利かせるようにしてしまった。見ているところは観光地でもあるから、限界はあるにしても歩く人、自転車、路面電車、車が、せわしく競い合うという日本のような風景ではない。融合しているといったらいいのか、お互いに邪魔しあうことなく空間を豊かに使い合っている。









2013年9月12日木曜日

広告の迫力

 テレビのチャンネルを転換すると、健康食品のコマーシャルがいくつも飛び出す。どれも効果があると自画自賛だが、高齢になるにしたがって、あれこれの身体的な不都合がでてくるから、的になって責められる。出てくる症状は治癒するものならいいが、なかなか治らないと病気なんだろうという診断を自分で下す。いちいち医者にいて行っていられるかと、我慢できて間に合っている時はそれで済ます。医者に診てもらったところで、症状の軽減をするための薬をしこたまもらって金を置いてくる羽目になるし、年齢ですからねと納得させる妙薬を頂戴しておしまいのこともある。

 そこを見透かしての健康食品の宣伝大攻勢だ。○○パワー、コラーゲン、しじみナントカ、生薬、痩身「薬・食品・道具」と、「個人的な意見」だと断わりながら効能とやらを紹介する。こっちは身に覚えがあるから、フッと乗せられることになるのだろう。100%偽りとは言えないかもしれないが、その効能なるものはどこまで信用してよいものやら。家が唯一の居所になれば、テレビ情報が貴重なものになる。しかし、なにも使用前使用後の写真を撮ってまで宣伝することはないとは思うのだが、ヤセ願望とかビハク願望が幅を利かせるようでは、不幸な世の中だと思う。

ドイツの看板、ショウウインドウは迫力がある。












2013年9月11日水曜日

花粉症、恨みの一枚

 写真の整理中に出てきた一枚。2000年だから一昔前の現職のころのもの。職場か撮った首都高速道路。デジタルカメラを買い込んだ最初のころのもので、何気なく撮ったものだった。この高速道路の下が日本橋川。神田川からの分流で、時々作業船が走っているほどの河川で、この上に専用道路が走っている。この道路は渋滞することが多いので、この排気ガスが低い川面に貯留することになる。この職場に異動で行ったとき、花粉症の仲間入りをすることになってしまったのは、この排ガスのせいだと思い込んでいる。



2013年9月10日火曜日

ゼネコンも実は負担になる東京オリンピック?

 陸前高田の鳥羽市長の昨日の投稿。「オリンピック招致決定で喜んでばかりいられない、7年後に世界の人々が訪れたとき「復興中」ということはないと考える」と。しかし、スーパーゼネコン幹部は、震災復興、「国土強靭計画」に東京オリンピックで、我々もパンク状態になると鳥羽市長に語った。


2013年9月9日月曜日

昨日のハゼ釣り大会で思ったこと

 昨日はハゼ釣り大会だった。78人参加で、これまでの参加者数から見ると減ってきている。しかし18位までが、1キロを超えるという結果はいい方の釣果ではなかっただろうか。
 天気予報通り朝方は、雨がぱらついていたが、本格的には降らずに時折またぱらつくといった状況だった。前夜からの雨もあったようだから、影響がどんなふうに出るのかの読みは、現地に多く通っている人はわかるのだろうが、難しさがあるのかもしれない。

 少ない経験と今年のこれまでの具合を加味して、場所を決めてやってみるものの、2週間前とはやっぱり違った反応で、ハゼの魚信はなかなか得心には至らない。「粘りのゴルフ」並みに執念を燃やして、歩き回るものの、時々数尾ずつの入手では好成績にはつながらない。

しかし今日は妙なものを見た。というより確認したというべきかもしれないが、アタリがなくていたのに、急に釣れた。ふと正面に見える仲間のつりを見ると偶然にも、やっぱり釣れているではないか。そのときなにげなく、その先の同じ会の参加者の竿も曲がっているのが見えた。海の潮の動きでプランクトンなどの生物が、活発に動くときがある。海が川の流れと同様に、満ち干で動くことで魚の餌も動き、魚の捕食活動が昂進するとは一般的に説明される。しかし、少しくらいの水の動きで、一斉に動き出すものなのだろうか。

 ことハゼに関すれば、ハゼがなにを日常捕食しているかはわからないが、食しているものはそんない多くないのではないだろうか。つまり食べられそうなものはなんでも口に入れてみるのか?それは学者に任せるが、釣れたハゼのはらわたを見る限り、形になっているものは何もない。アオイソをガッチリ咥えて、ごちそうにありついたと思った瞬間に、水の世界から空中にひっぱりあげられる。つまり日常の食料の枯渇が存在しているとすれば、潮の動きを察知した瞬間に、ハゼが緊張モードに入る。エサが間近に発生するはずだと、知覚すると考えるのはどうだろう。まあ、潮の動き緩慢でふらふらしている時には魚のほうが、たとえ近くにエサがあったとしても食べない。エサが動き踊ることに魅せられて、追っかける。そこに着目して「誘い」という人側の動作が、このときには功を奏すということじゃないだろうか。
 結論的には、潮の動きがハゼの顔をなでた瞬間に戦闘モードになるという、勝手な解釈。これが生きていくためのDNAとして引き継がれているとしたら面白い。

 もう一つは、ハゼは動き回るということ。以前江戸川の浅瀬で釣りをしている時、裸足でサンダルを履いていたが、潮が満ちてくると上流側に向かって「我先に」というくらい泳いで上がっていくのを体験した。裸の足にぶつかってくるのだった。潮が干潟を満たしていくときには、底の方からハゼの好むエサが湧きだすから、それをねらって「我先に」という具合に上って行くのではないだろうか。ハゼがどう動くのかは、これもわからないが、水脈筋なら川と同じだから判断に困ることはない。そうでないところではどうなのだろうか。それはハゼに聞いてみないとわからない。

 一定の行動範囲が決まっているとしても、数回にわたって釣りをされる場所は魚が少なくなる現象があるようだ。そうすると、絶対的な通路というものはないことになる。勝手気ままかどうかは何とも言えないが、毎年のように、今回はこの辺はよく釣れるというところはある。しかし、いつもそこがいいというわけでもなく、長期短期の天気や当日の気象、温度、潮回りなどで変化していく。釣る方の都合による絶対はない。相対的によいというものだ。

 釣り大会では、アクアライン周辺の広範囲を散らばって釣りをするから、結果を集めると、なるほどそうかということになるが、そういった状況を咀嚼して「大漁」に至るときの快感っていうのはあるんだろう。しかし残念にもそういう目に合ったことはないのだから、ここで考えたことの誤りを次からの実戦で試さなくてはならない。今回は477グラムで40位という結果だった。昨年は入賞できたのに。

 異常気象が日本のあちこちで現れている。北海道でクロマグロの水揚げがあり、相模湾でメジマグロが爆釣だという。水温が3度も上がっているということで、ハゼの動向にどういう影響が表れるのだろうか。水温が下がれば深いところに移動していくということなので、当分岸近くにいるということになるのだが…。そうであれば次回のハゼ釣りに大いに期待がもてる。








2013年9月8日日曜日

モノクロ写真編集中

 モノクロ写真は味がある。写真の腕を脚色してくれるようで、今はパソコンで編集できるから、暗室に入ってやる味わいはないけれども、楽にできるようになってきている。


桐生の織物工場の写真を編集してみた。














2013年9月7日土曜日

オリンピック特需でうまくいくか

 東京の臨海部会計は起債残高が2300億円以上になっている。無理矢理に埋立をして、土地売却で収入を得ようという目論見は完全に破たん状態。売却価格をいくら下げても企業に振り向かれない状況で、進出予定企業からも進出撤回をされて、2020年度までの8年間に利息を含めて毎日888万円を返す計算になるとか。

 開発には、港湾局の予算を「一人当たり1億円使用させる目標」を設定させてまで金を使うように仕向けた。企業の土地の利用は一向に進まず、進出企業誘致のために何度となく、廉価サービスをしてきた。都が出資して無理矢理使わせた第三セクタ―5社も破たんするなどして、都の特別3事業会計を合わせて赤字を隠したり、都財政から「補てん」をせざるを得なくなり、一般会計からは出さないとしてきた臨海部開発は破たんした。
 
 都の臨海部開発のツケ(返済額)は現在2500億円に近い。2020年度までに利息を含めて毎日888億円を払う勘定になると。石原慎太郎が知事になったときはその「見直し」が公約だったが、結局「去るも地獄残るも地獄」といって継続した。2000年には、自然保護団体、釣り業者、船宿、つり団体などが有明北地区の埋立を止めろとの声を上げたが、強行してしまった。「ハゼはどこかへいくでしょう」が議会答弁だった。有明北埋立地は、失敗した2016年度のオリンピック招致の際の選手村の設定だった。
 
 1964年東京オリンピック以後、翌年には「構造不況、昭和40年不況、証券恐慌」に陥ったし、長野のオリンピックも自治体の財政負担は重いものが残った。「経済効果」はインフラ整備にあたる企業にはあるにしても、都民の目線からは恩恵が見えてこない。自治体行政の本旨から逸脱して「不動産事業」ばかりに執心しているのでは、政治ではない。

→ 信濃毎日新聞2003.2.7

「現在の日本の累積債務の山は、東京オリンピックの後始末がスタート地点」との見方がある。

→ BUSINESS-経済-


 2000年に埋立をした有明北地区(2010年11月)











2013年9月6日金曜日

「あまちゃん」効果でNHK「グループ」の売り上げ好調

 連続テレビ小説「あまちゃん」の視聴率が絶好調で、三陸の地元でも関心高く、震災の経験と重ねあわせて見られていると、NHKが報道していた。「あまちゃん」のオリジナル・サウンドトラックはオリコンチャート初登場で5位、小泉今日子の「潮騒のメモリー」は7月時点で2位と売り上げがあり、劇中歌をすべて集めたCDまで出して、2次利用ビジネスを不況知らずのように展開している。

 NHKが特殊法人で公共放送局だから、商業活動がどこまでできるのかという問題は、1982年の放送法改正によって、NHKが営利事業への出資が可能になったことで、子会社・関連団体の活動としてできるようになった。その数98年で65団体もあったが、整理統合があり、今は営利法人が13社、関連公益法人は9団体、関連会社が6団体となっている。

 放送番組の制作・購入販売をしているのはNHKエンタープライズ(NEP)で、子会社の中では出資比率80%の最大手。この会社の売り上げは2012年度で511億円、純利益は11億円。従業者は537人と少ないが、親会社の版権によって効率の良い稼ぎになっている。NHKの単体での決算の他に、子会社との連結決算をしているから、本来一体化した企業体とみられるべきなのに、事業収入のうち90%は受信料という金回りだから、悠然たるNHKグループというところだろうか。

 06年には、会計検査院がNHKの当時の子会社など33団体も剰余金が886億円あったと発表し、主な財源が受信料なのだから関連団体に過剰な利益を与えないようにという改善を求めていた。
昨年の10月から受信料を最大120円下げたのは、当然と言えば当然のことだろう。NEP社員は537人、うちNHKからの出向は120人もいて、平均年齢は48歳ということだから、天下りの高額給与者が多くいるといえそうだ。


Livedoor news

NHK、あまちゃんビジネスの儲けはどこに?受信料・高給体質の裏で多額剰余金プールか










2013年9月5日木曜日

「もっとやれ」と言いたくなった

 4日の自民党の資源エネルギー戦略調査会と経済産業部会の合同部会で、福島第一原発の汚染水洩れ対策についての「説明」を関係省庁から受けた。これに対して「また起きたら経済産業省が責任を取るのか」「汚染水は海に流せ」「東電に資本が残ったまま、国が税金を投入するのは、納税者が東電の株主を助けることになる」と、自由闊達な意見がだされたらしい。

 問題が大きくなってくると、責任は誰が取るのかということまで心配することになる。最悪のシナリオを考えて準備してよと、関係省庁に迫る意見も出る。一番すごいのは平沢勝栄衆院議員。「なぜ五輪招致前に発覚したのか」と五輪招致への影響をぶち上げた。これは本音なんだろう。自民党の内部でこういう議論が出てくるのは、深刻な問題の大きさの反映だけれども、これまでの「知らぬ存ぜぬ」から一歩抜け出して結構なことではないか。

 河野太郎衆院議員が「東電に資本が残ったまま、国が税金を投入するのは、納税者が東電の株主を助けることになる」と発言したとか。まともな意見が主流になってもらいたいものだと思う。

 東京電力福島第一原発の汚染水漏れ問題をめぐり、自民党の資源・エネルギー戦略調査会と経済産業部会は4日の合同会議で、安倍政権が3日にまとめた対策について説明を受けた。出席者からは「また起きたら経済産業相が責任をとるのか」などと厳しい意見が相次いだ。

 会議には約20人が出席し、関係省庁の担当者が遮水壁建設などの新たな対策について説明。これに対し、「汚染水は何十年も保管しなければならない。最悪のシナリオを考えて準備をしてほしい」(秋本真利衆院議員)、「最終的に汚染水は(海に)どう放出するかタイムスケジュールを示すべきだ」(笹川博義衆院議員)といった批判的な声が相次いだ。

 河野太郎衆院議員は「東電に資本が残ったまま、国が税金を投入するのは、納税者が東電の株主を助けることになる」。平沢勝栄衆院議員は「なぜ五輪招致前に発覚したのか」と五輪招致への影響を懸念した。

(会員でないと全部は参照できない)




2013年9月4日水曜日

異常気象と認めて

 気象庁が、異常気象検討会を開いて、会長が記者会見で「異常気象だったと言わざるを得ない」と述べた。記録上で残すことに後々いろいろ支障が出ないようにという判断があるのだろうか、起きてからの判断という手法が目立つ。梅雨入り、明けの判断も、後の気象の変化を斟酌して発表することがある。

 気象の変化は定型的には収まらない微妙さもあるだろうし、長い時間のスパンによって変化をしていくことは当然あるだろう。一般的にはわかるが、シロウト的には異常気象の状態はこのところどんどん進化していると思えるし、なんでオズオズと発表することになるのか不思議に思う。

 イギリスでは2008年に、エネルギー・気候変動省が設置されて、税も含めた対策が採られているという。日本はアメリカとともに、温室効果ガス削減、CO2削減には積極的ではない。京都議定書にも後ろ向きだ。「産業界」に対する配慮がある。
 気象庁の予報を頼りにしているのは、洗濯物を干す主婦から学校に通う子供、勤め人はもちろん、仕入れ、製造に関わる商店もある。およそすべたてだ。「異常気象」という定式化、規定から発生する様々なことはあるにしても、みんなの暮らしの方から考えてもらわないと、安全にかかわる。すくなくとも「特別警報」の運用を始めるくらいの異常が発生しているのだから、素直に対策を進めるべきことではないかと思う。

 奇しくも「異常気象」を認定、発表した当日2日に突風が発生した。翌日「竜巻」との発表だった。これも後日になるということになっている。竜巻が起きそうだからという予報を、するようにならなければ事足りない。その竜巻はすさまじいものだった。「特別警報」は一歩前進なのかもしれないが、それさえ「行く先を決めて勝手に逃げろ」というものだから、防災対策のほんの一つにしかなっていない。





2013年9月3日火曜日

秒と、百分の一秒勝負の危ない世界

 イプシロン一号機の発射が中止になったのは、ロケット搭載のコンピュータと管制側の間で、姿勢データの受け渡しのずれがあったためだった。ロケットの姿勢データの計算に、時間が0.07秒遅くなったためだとの発表だった。計算時間を考慮していなかったということを原因としているが、リハーサルでは出てこなかったことなので、総点検をすることになった。

 「はやぶさ」を打ち上げた世界最高性能M5ロケットの後継機で、低コストというがウリでも、躓くことになった。「軍事転用」は許されないが、仮にその方向から問題を立てると北朝鮮からの笑い種ということになったのかも。コンピュータはいまやどこでも使用されている便利な機器だが、効率やコストを優先させることでは事足りない。

 88日の緊急地震速報が誤報だった。速報は横揺れを捉えてどのくらい揺れるかを予測発表する。最大深度が5以上という予測なら警報をだして、携帯電話にも知らせることになっている。震源が遠いときは地震の到達からの差で、数秒から数十秒の猶予ができる。内陸の震源が浅いところでは、そうはいかない場合もある。
 今回の誤報は御前崎中継基地の装置の不具合で、「誤信号」が発生したものという。短時間での処理なので、震源や規模に誤差が生じることが結構発生している。2007年に警報が発表されるようになってから、揺れなかったとき3件、地域が違ったのが9件、震度3以上の揺れが観測されなかったことが全体の約四分の一あったとのこと。こちらは日常の安全にかかわることで、早い改善が必要だ。もっとも、地震対策に限らない防災対策はもっと早く進められるべきだが。

 手を掛けるべきことが沢山あるのに、あの「リニアモーターカー」の急ぎっぷりはなんなのだろう。将来は海外へ売りに出る企業的価値を「日本の目的」としているが、すり替えだ。時速500キロは秒速138キロだ。「そんなに急いで…」というセリフが一時はやったが、果たして、デジタル機器の駆使で安全にできあがることなのだろうか。ボーイング878のリチウムイオン電機火災はコンピュータの「使い過ぎ」での発熱も疑わしい原因になっている。しかし特定されていない状況だ。

 竜巻のすさまじさが報道されているが、「竜巻と思われる」とあとからコメントするのが関の山で、「起きそうだ」という予測はできないのが現状になっている。気象庁のスーパーコンピュータが、ここでは生きていない。情報処理のために金をかけても、こんな程度という現状も抱えている。デジタル様とのお付き合いの深化と進化が必要だということだろうか。





2013年9月2日月曜日

昨日のつづき

 昨日のブログの文章は、誤字やつづり方の間違いが酷かった。体調が悪いというわけでもないが、朝一番にSNSを見てしまったのがいけなかった。投稿を見ているうちに書き込みしたくなったり、ほかの人の写真の投稿を眺めてしまったりしてしまった。寄り道してブログ書きに入るのが遅れてしまった。それで、最近は動くのを嫌がってきている脳の働きが悪くなってしまった。日曜日は息子がゆっくり寝ているので、朝食の時間がごくゆっくりだったのも、エネルギー不足で集中を欠いた原因になったのかもしれない。
それにしても、書き込んだものの見直しができないようではいけない。これではまずいと反省。

 昨日書いた「ボーイング787」の問題で、いくつか付け加えたいことが出てきた。
かのボーイング787は、開発段階から装備について大口発注主の要望を取り入れて製造するという方式で、日本のメーカーの先端技術を持ち寄って造られている。その比率は日本が35%も占めているということだ。GSユアサコーポレーションがバッテリー、三菱重工が主翼、前部胴体と主脚格納庫は川崎重工、中央胴体を富士重工が請け負っている。

 一番機の納入は予定より3年半ほど遅れたそうで、原因は飛行機の作り方がこれまでと全く違っていること、機体の大部分を金属から炭素繊維に変えたこと、制御装置が油圧式から電動式に切り替えたこと、素材を各国から調達したことにより、組み合わせを試すのに時間がかかったということだ。いわばそれほど難しい製造環境を抱えていたということ。問題点のクリアが十分できていたのかという疑念を生む余地もある。消火器の配線ミスなど初歩的な事故は考えられないことだ。


 「正直言って現時点では本当の原因をピンポイントで特定できていません。このために、不具合の発生原因を網羅した対策をうっています」とANA会長が心もとない見解を説明している。787は足回りがいいので、滑走路が短い日本の飛行場に向いているし、国際線でも需要が高くない路線使えば採算が合う。JALの場合も45機購入して国際線に投入している。ANA65機を145千億円で購入した。

 国内、国際線両方に利用できるこの航空機に、事業の命運がかけられている。長期に止めることになることは「屋台骨をゆるがす」とANA大橋氏が言う。長期の運航停止は避けられなければいけない。LCCの格安航空機との競争も圧力になっているのだろう。「安全性」については、考えていないというわけではないだろうが、これで大丈夫という気は全くしない。




2013年9月1日日曜日

リスクも造られるもの

 「リチウムイオン電池の不具合」で、ボーイング787のトラブルが続いている。729日までで13件発生した。内容も不明な「安全対策を施して」運航を再開した後も、続いている。使われているGSユアサコーポレーションが製造したリチウムイオン電池は、三菱自動車のハイブリッド車にも使われており、過熱発火したり溶けたりするトラブルを起こしている。産業用として量産できるようになったことで、JR貨物のハイブリット機関車や電車にも使われ始めているらしい。

 小型で容量が大きいものが開発されたて、携帯電話やパソコンにも利用されたが、様々な安全技術と対策をしたのにもかかわらず「発火事件」が相次いで大規模回収になった。こうなると、リチウムイオン電池への信頼性が薄まってくる。会社は「何にでも使える、本当の意味での量産ができるのは10年後くらい」という話をしているという。大丈夫という見極めは、シロウトにはわからないが、結果として現在のものは「実験台」か、でなければ業績優先のやり方かと言いたくなる。

 大橋ANAホールディングス会長は「飛行機は一つのトラブルもなくずっと飛び続けることはありません。6月から定期便(ボーイング787)の運航を再開しましたが、これまで欠航に至る不具合が13件発生(729日時点)しました。とはいえ安全に差し障るトラブルはありません。ANAの就航率は99.3%。これは千回飛んで七回程度何らかの原因で運航ができなかったという意味です。一連のトラブルの原因は、リチウム電池に関わるものと考えられています」と語っている。

 814日には、出発準備中にエンジン用消火器の誤配線が見つかり、修理を行った上で出発という事故も起こした。ほかの機にも複数あったというから、リチウム電池以外の製造にかかわる原因もあるのかもしれない。
 リチウムイオン電池も危ういが、ボーイング787が、これまでエンジン・電気系統油圧バルブの異常、窓ガラスひび割れを起こすトラブルを起こしていることをみると、機体の軽量化、新エンジンの使用その他で、20%の燃料消費ができる航空機というメリットも、抱えるリスクが相当高いことと引き換えているように思える。






2013年8月31日土曜日

「夢は夜ひらく」のヒットを夢見た人たち

 現在の歌い手さんは、誰の唄でも歌っている。著作権の処理ができれば可能なのだろう。贔屓の歌手が持ち歌以外に歌えば、ファンの楽しみも広がる。昨日のブログで資料をググった(Googleで検索することを俗語で「ググる」というんだそうで)ら、「夢は夜ひらく」をうたった人は多かった。こんなに他の歌手に広がったのは、最初の唄の衝撃だったのだったからか。

 「夢は夜ひらく」を最初に歌った園まりは1966年に発表したが、この年美空ひばりが、「悲しい酒」を出し、前年には都はるみが「涙の連絡船」を歌い始めた。これらの曲はマイナー(AmDmE7)で構成されている。演歌はこのコードとバリーションでだいたい間に合う。いわゆる短調の曲だから、「暗さ、冷たさ。寂しさ」が表現できる。ギターを持つのが若者のファッションだった時代には、簡単に伴奏できた。これもヒットした事情かもしれない。

園まり(1966年、作詞:中村泰士、富田清吾)
緑川アコ(1966年、作詞:水島哲)
藤田功、愛まち子(1966年、藤田功は作曲者の曾根幸明)(作詞:大高ひさを)
バーブ佐竹(1966年、作詞:藤間哲郎)
藤圭子(1970年、曲名は『圭子の夢は夜ひらく』、作詞:石坂まさを)
三上寛(1971年、作詞:三上寛。三上は園まりが歌った歌詞でも歌っている。三上版はかつて放送禁止歌だった)
根津甚八(1976年、曲名は『甚八の夢は夜ひらく』、作詞:かぜ耕士)
ソウル・フラワー・ユニオン(1996年発表。曲名は『(ソウルフラワーの)夢は夜ひらく』。作詞:石坂まさを、中川敬。アルバム『満月の夕〜90's シングルズ』に収録)
あさみちゆき(2004年、曲名は『ちゆきの夢は夜ひらく』、作詞:吉田旺)
三波伸介とてんぷくトリオ(曲名は『わしらの夢は夜ひらく』、作詞は長谷邦夫)
梶芽衣子(曲名は『芽衣子の夢は夜ひらく』、作詞:吉田旺)
香西かおり(曲名は『かおりの夢は夜ひらく』、作詞:市川睦月)
八代亜紀(曲名は『亜紀の夢は夜ひらく』、作詞:高月ことば)
門倉有希
梅宮辰夫
水原弘(曲名は『おミズの夢は夜ひらく』、作詞:浅井英雄)
クロード・チアリ
翔(作詞:翔)
ちあきなおみ(曲名は『ちあきの夢は夜ひらく』、作詞:西沢爽)
田端義夫(曲名は『バタヤンの夢は夜ひらく』、作詞:山野あきら)
五木ひろし(曲名は『ひろしの夢は夜ひらく』、作詞:岡田冨美子)
牧村三枝子(曲名は『ミーコの夢は夜ひらく』、作詞:山崎ハコ) 
真木ひでと(曲名は『ひでとの夢は夜ひらく』、作詞:山口洋子)
浜村美智子(曲名は『美智子の夢は夜ひらく』、作詞:野村耕三)
JOJO広重(曲名は『生きてる価値などあるじゃなし~JOJO広重の夢は夜ひらく~』、作詞:三上寛、JOJO広重)
加賀城みゆき(曲名は『みゆきの夢は夜ひらく』、作詞:杉たくみ)
青江三奈(曲名は『三奈の夢は夜ひらく』)
前川清(作詞:山口あかり)
藤竜也(作詞:小谷夏(久世光彦))
犬神サーカス団(2001年、曲名は『凶子の夢は夜ひらく』)
美空ひばり(園まりが歌った歌詞でカバー)





2013年8月30日金曜日

夢が夜開いたひとたち

 「15,16,17と私の人生暗かった…♬」と随分音が流れている。三日も続けて同じネタで報道されると、もうちょっと何とかならないのかと余計なことを考えてしまった。
「圭子の夢は…」の暗さは、60年安保の後の挫折感を体現したという「見方」が言われていた。当時はそんな状況だったのだろうか。

1966年に発表された「夢は夜ひらく」は、園まりが歌った。1970年に後発した「圭子の夢は夜ひらく」とも大ヒット曲だった。歌は世につれているといわれているから、時代の波を感じてのことなのだろう。

 園まりの「夢は夜ひらく」の方が頭に先に入っていたし、「雨が降るから合えないの 来ないあなたは野暮な人 濡れてみたいは二人なら 夢は夜ひらく」という歌詞は、当時の若さへの夢を載せてくれていたような気がする。好みから行けば、暗さを強調されたほうも、斜に構えたかっこよさのようなものを感じるが、カラオケでも最初の方に歌う曲でない。
当時ヒットした曲をおおざっぱに拾い上げてみた。(基準は自分好み)
                                                                                                   
1966年 大阪暮らし フランク永井
同 年  悲しい酒   美空ひばり
1967年 真赤な太陽 美空ひばり
1968年 友よ(夜明け前の闇の中で…)     
1968  青年は荒野をめざす ザ・フォーククルセーダーズ
1970  誰もい海 トワ・エ・モア
1970年 圭子の夢は夜ひらく
1971年 私の城下町 小柳ルミ子
1971  花嫁 はしだのりひことクライマックス
1972年 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子
1972  戦争知らない子供たち ジローズ

 ベトナム戦争は1975年に終わった。宣戦布告もせず、講和もないアメリカ敗退の歴史を刻んだ。1968年の「友よ」、1972年の「戦争知らない子供たち」がこの戦争の終末期に歌われていたことは興味深いし、1971年「私の城下町」、「花嫁」、1972年「瀬戸の花嫁」とくると、明るさと素直な夢がウケていたようだ。

1966年中の事件
(ベトナム侵略戦争は1960年「幻の」トンキン湾決議で開始)、1966年には反戦平和の声が世界中で高まっていた。日本では1021日「国際反戦デー」が始まった。自民党の田中彰治が国際興業の小佐野賢治の国有地不正入手をネタに恐喝して逮捕されるほか、不正事件が発覚して「黒い霧」解散となった。

航空機事故がこの年相次いだ。
24日:【全日空機、東京湾に墜落】 千歳から羽田に向かっていた全日空ボーイングB727型機が消息を断ち、東京湾の海上と水深20メートルの海底からバラバラの機体と遺体が発見された。乗客・乗員133人全員の死亡が確認された。
34日:【カナダ太平洋航空機、羽田で着陸に失敗し爆発炎上】 羽田空港に着陸しようとした香港発のカナダ太平洋航空ダグラスDC8型機が、滑走路の防波堤に激突、大破した。乗っていた72人のうち、生存者は8人であった。
35日:【英国海外航空機、富士山上空で空中分解】 英国海外航空(BOAC、現=英国航空)のボーイングB707型機が、富士山上空で空中分解し124人全員が死亡した。
925日:【台風26号】 未明に台風26号が静岡県の御前崎付近に上陸し、東海、関東、東北を通過して三陸沖に抜けた。 死者・行方不明者314人。
1113日:【全日空機、松山沖で墜落】 大阪発松山行き全日空YS11型機が、着陸に失敗、空港冲に着陸し、乗客・乗員50人全員が死亡。

 事件ではないが、今評判の「あまちゃん」に出演している小泉今日子は1966629日誕生日だった。




2013年8月29日木曜日

「玉や、鍵や」のイプシロン

 打上げができなかったイプシロンロケットが、失敗でなく「中止」というおもしろい表現を使った。コンピュータがロケットの姿勢について異常だと判断したのが、中止になった原因だとのコメントだった。
夏休みの子供たちもがっかりしたと、ニュース報道のネタになったが、それなりの夏休み貴重体験にはなったことだろう。

 JAXAの発表について、家族連れで見学していた側は、怒りもせず(だったんだろうな)ホンワカと残念さを口にしていた。「青空のなかに一瞬にして飛び上がるロケットに残る白煙…」湧き上がる歓声は、夜空の花火もどきで、成功すれば「玉や、鍵や」という声なき声も聞こえもあったかもしれない。

 中止と失敗の区別はどう違うかに疑問が湧く。たとえコンピュータの判断ミスであったとしても、コンピュータが判断したことでございますから、本当は打ち上げ可能だったのにできなかったことで、失敗にはなりませんということ?先日の地震速報で「コンピュータがノイズを取り込んでしまった」ということが起きたが、たしかにこれよりは、「被害」は小さいとでもいうのだろうか。

宇宙航空開発研究機構(JAXA)の発表は
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イプシロンロケット試験機 打上日再設定の見通しについて
平成25827()にリフトオフ約19秒前に打上げを中止したイプシロンロケット試験機については、現在引き続き原因を調査中であり、慎重を期して今後の原因調査作業、対策確認等を行っていくことと致しました。このため、打上げ日を8月中に決定することが難しい状況です。原因調査の結果や打上げ日については、わかり次第お知らせします。
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 JAXAは軍事用にも開発が意図されている団体だから、言葉に出てくることだけではホンワカすぎる。JAXAの長期ビジョンで「すべての人が、夢と希望、そして誇りを持てる社会を実現するために、JAXAは科学と技術の限界に挑戦し続けます。」とする一方、「アメリカは月や火星への有人探査を新たな計画に盛り込み、ヨーロッパ諸国では安全保障政策を実現する重要なツールとして位置づけています。」と安全保障に資することを目標に掲げている。

 そして、2010年の国家予算では、1,800億円が計上されている。「1800億円という額は内閣官房予算で開発される情報収集衛星 (IGS) の毎年約400億円の JAXA 分受託費用を除外した額であり、これを加えた場合の JAXA の予算は約2,200億円、他省庁の予算も含めた宇宙開発予算総額は3,390億円になる」とされ、情報収集衛星としての性格を混入されている。

「玉や鍵や」は、一世を風靡して両方無くなってしまったとか。新しい装いの花火も、きれいごとだけでは済まされない。




2013年8月28日水曜日

橋下氏がメディアにかみついた


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橋下氏がメディア批判=「教委の独立性脅かした」-はだしのゲン問題
 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は27日午前、松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を撤回したことに関し、教委の独立性を唱えるメディアが教委に圧力をかけたとして批判した。

 橋下氏は、大阪市役所内で記者団に「あれだけメディアが騒いで、教委が決定した事項をひっくり返したというのは、教委の独立性を完全に脅かし、教委の独立性はもう要らないと言ったに等しい」と指摘した。(2013/08/27-11:39時事)
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 教育委員会がひっくり返したと、なんとまあ勘違いされたことか。行政の事務方が教育委員会の審議も経ずにやってしまったことなのだから、教育委員会が自らの決定を捻じ曲げたということとは違うことだ。大阪市の高校柔道部の「暴力指導」問題の際には、教育委員会に入学試験を止めろと、自ら乗り込んで圧力かけた経緯はお忘れなのだろうか。
 
 あの場合は教育委員会委員長の意向を無視して、自分の考え方を押し付けた。それこそ圧力をかけたことだった。行政委員会の独立性を口にしながら、実は軽視をしてきたことが実際やったことだった。様々な問題に対するマスコミの報道内容に、足りないことや良くないことが多々あるにしても、マスコミを利用して自己の主張を宣伝することに利用してきて、うまくいかなくなったら今度はマスコミ全般の攻撃へと展開させることに納得できるものでない。












2013年8月27日火曜日

「生きろゲン!」のネット署名21000を超える

 松江市の「はだしのゲン」閲覧制限が撤回された。市教委が校長会で直接制限を依頼したことは手続き上の不備だということだ。以前大阪市でも、高校の暴力指導の問題で、橋下市長が教育委員会に乗り込んで、自説を押し付けたことがあった。このときは教育委員会にたいしての「要請」のスタイルをとった。

 被曝や戦争の批判がよっぽど気に入らない「人たち」が議会に陳情して、閲覧制限を求めたが、否決されたという経過があるから、当然行政の側はそれに沿った対応を図るのが当たり前なのだろうが、教育委員会の判断にもゆだねず市側が、制限依頼をしてしまったことは問題だ。政府が漫画の記述の一部を取り出して、「子供に対しての影響を心配する声」を擁護したのは、戦争ができる国家をめざす意図を示した。

 地方自治体の教育委員会、人事委員会、選挙管理員会などは行政から独立して行政や司法の一部を行使する。「政治的中立の確保、長の指揮監督を受けない」ことが行政委員会の存在意義になっている。戦後の遺産としてできたものだが、その公正、独立の地位が軽薄化されている。市役所へも4000を超える意見が集中したということだが、黙っていれば「気にいらない人」の策略通りになると考えると空恐ろしい気がする。

 「生きろゲン!」と称したNET署名は21000名を超えたとのこと。過日署名したが26日に署名を提出したらしい。教育委員会開催日に間に合った。

2013年8月26日月曜日

「いいね!」をクリックする意味

 「イイネ」と言ってもらいたいのはヒトが誰も持つ要求だろう。共調された時はうれしく感じるということがあるから。実生活で協調や共調を感じるということが少ないと言えば、あまったれという反論もあるかもしれないが、SNSの広がりはここに意味を持っているような気がする。投稿されたものに共感できたとき「いいね」をクリックすることで展開していく効果を、考えてみるのもおもしろい。


 一昨日Facebookの写真サイトに投稿した「トップグループ」のマンホールのふたを移したものには目下9人の「いいね」クリックがある。投稿された写真をほかのグループ参加者が見て、「素敵なもの、いいもの」にクリックをするが、20人くらいからクリックされたときが、多いときのようだ。その尺度でいけば、自分の投稿した写真は、まあそんなものかというところだろうか。クリックする人が10人を超えればまあいいのかなという物差しをあてていると、「そんな程度のもの」というのが現段階だ。

 投稿されたものの中には見た人(写真を見た人の数も表示される)の約半数からクリックされることもある。それだけクリックされた写真は確かに良い写真だ。新しくこの投稿グループに加入してきた人がこのところ多くて、挨拶がてらすぐに投稿する。そのときに思ったが、新しい人なのだから儀祝儀相場というのもあってもいいのではないかということ。しかしそうなるとそこで悩みがでてくる。クリックすると「いいね」は違う意味を含んでしまうことになる。写真投稿するという目的のグループだからそれでいいのかなとも思う。

 グループの塊でない、通常のFacebookの投稿のほうは、「付き合い」の性質が違っているからどうなのだろうか。つまり付き合いが進化していることも想定することになるし、「おはよう」とか、「今日もまた雨だ」とかの挨拶投稿も「いいね」ということになるが、それは、良し悪し的な「いいね」という意味合いとは違って、投稿を見たことの表示となる。これにはコメントを書き込むことがよくある。話のネタになるその投稿で、話が盛り上がっていくことになる。





2013年8月25日日曜日

朝から蚊退治

 朝起きると、蚊が一匹窓際で飛んでいた。最近の蚊は小さいものが多くなっているみたいだ。網戸の隙間から合入り込むようなものだからだろうか。蚊はムシとしては飛ぶのが遅い方だ、特に朝方は気温が低いから、緩慢な飛び方をしている。それが、最近は自分の目が追い付かなくなってきて、叩き潰すのが難しくなった。

 少しアレルギーの気があるので、刺されるとたまらなく痒くて、蚊に対しての憎悪を掻き立てる。網戸が専守防衛の有効な手段ではあるが、玄関や台所の扉の開閉時に見事に侵入してくる。自分は都会育ちなのに、家の他の連中は新潟の山奥から出てきたせいか、これに物怖じする気配がない。家の一兵卒として網戸の有効使用を再三叫ぶことになる。

 しかるに、息子の出勤時には玄関ドアを開け放って、無事の戦いを祈るという所作をする。もっとも、家にいるものの無事など祈る必要はないが…。(いやその前にそのつもりもないと思う方が普通か)娘の方はアレルギー体質を引き継いでくれたせようで、刺された後はもうちょっとひどくなる。強力な援軍なのに今は家にいないから、孤軍奮闘の立場に置かれている。

 蚊はいない方がいいと思うが、いることでとれているバランスもあるかもしれない。腸内細菌のように。もともと大きな屋敷のあとに建売住宅を建てたものだから、35年前はもっと蚊も多かった。年が立つにつれて野生風情がなくなってきた。カエルがよく玄関に来ていたものだったが、今はもう来ない。少ない雑木の枝を討ってしまうせいか、春のウグイスもめっきり少なくなった。秋のムシが鳴くのもお付き合い程度で煩いというほどではない。蚊はいない方がいいが、だんだん人の生活が自然から隔離されてしまうと、肉体や精神にも影響がおおきいのだろうと反面では思う。






2013年8月24日土曜日

キャプションをつける

 写真のキャプションを考えるときがまた写真の楽しみになる。タイトルもその一つらしいが、写真の内容を短い言葉で表現するのは、なかなか難しいことだ。とはいっても難しさの中身は、作品の出来栄えとかかわるから、写真が良ければキャプションのノリもいいことになる。いい写真かどうか、気にったものかどうかは「自分発」の動機によるものだから、人がどう思っても自分は自分と捌く場合もあるし、人が見ていいものでないのはダメかと引け目を感じることも多々ある。

 だいたい、写真の腕前は、学習でいくらか身に着くこともあるし、身に着いたことを膨らませることができれば上手になる。なんでもそうだが、その境地に行くまでは、延々と続く道を歩くようなもので、まっすぐなんかとてもいけないで、さ迷い歩く。先に寿命がくるかもしれない。

 撮ったからには仕立て上げないと、収まりがつかない。収まりを着けようとの思いで、これはと思うものをNETに投稿しているがこれがなかなかで、自己研さんになっている。

 今日はこれを投稿しようと思って、考え始めた。タイトルは
まちづくり②はらっぱ③出来立てのマンホール④有明北埋立地…等々めぐらしてみたが、自分の思いとしては「こんなもの東京湾を埋めてたてて作りやがって、ハゼがこの下で恨んでいる」ということなので、皮肉を込めるつもりで「トップグループ」にした。投稿するときにはキャプションのコメントはつけないようにする。説明するより写真をみて理解される方が本筋だろうと思うので。


 この『トップグループ』は、マンホールが原っぱの位置で先にできたからという見方と、背景のビルがこの原っぱより先にできているという意味と二つある。腹立ちの動機の方はグッと銜え込んで、笑うことにした。タイトルのわきには「2010.11.7有明北」と入れよう。
 




2013年8月23日金曜日

財政が破たんしているという扱いでない

 水陸両用部隊を編成して、南西諸島の離党の防衛を強化する。オスプレイやF35ステルス戦闘機を買い込んで、「強力」な体制を作り上げるという。そのための予算を準備も含めて要求していくと。社会保障の一体改革として、給付は縮小しながら負担をさせるというプログラムを押し付ける一方で、離党の防衛とはなんたることか。アメリカでさえ軍備関係予算の縮小をやっているときに、突出したやり方だ。

 F35ステルス戦闘機は部品の1割程度を日本国内の製造をアメリカが認めたという。三菱電機、IHI、三菱重工が請け負う。日本企業は自衛隊向けに限って部品を納入するために、完成機を購入するより1.5倍に高くなるという。他の主要部品の製造も広がる可能性があるとのことだ。まさに死の商人だ。日本の企業がそういうところに血を流す「戦時」に活路を求めていくことでいいとは誰も言わないと思うが、「株主総会」は違うのだろうか。
 この戦闘機はアメリカとの約束で昨年度は4機を発注し、42機購入することになっている。

 打ち出の小槌の消費税がその保障になっていることは誰にでもわかる。防衛省は、今年度予算より1300億円多い、48千億円を来年度予算に立てるつもりだ。



2013年8月22日木曜日

集中豪雨でずぶぬれだ

 介護、医療、年金、保育などの制度を削っていく「プログラム法案」を閣議決定したと、昨日NHKも報じた。これまでの自民党の懸案を一挙に正面切ってすすめようとするものであるのに、スラスラと既定のスケジュールのように取り上げることにまた、腹が立つ。NHKのニュース報道は政治に関しては政府広報部になっている。それしか言えない事情もあることだろうが、既定の事実のように描くのは視聴料を取っている面からも納得できないことだ。

 年金を生活の原資にしかできない立場からは、アベノミクスで生活が良くなっていく構図はない。これで、消費税が上がるのでは生きていくのに差し支える人が増えるばかりだ。団塊の世代が切り下げの要因だという説明は、あきれかえる。団塊の世代の「働き」でどれだけの経済効果があったのか、その成果はなかったとでもいうのか。その世代が多いから、福祉、医療、年金財政が立ち行かないというなら、政府はいらない。制度設計さえしてこなかった責任はどうなるのか。


 ガソリン価格が下がらなくて3週連続して160円台になっている。「エジプト情勢の混乱」が値段を押し上げている原因と資源エネルギー庁が言っているが、電力会社の強い味方が言うことだから推して知るべしというところ。お盆や、正月に値が上がるのは本来、悪徳商法と言いたいところだ。時期に乗じた株価の操作が影響していることは間違いない。石油業界だって相当なことがあるだろう。

 食料品の売り上げが減少しているのに比して、美術品、装飾品貴金属が売れているそうで、格差社会の一方の財布のヒモが緩んでいるということだ。これがアベノミクスといことなのだろう。労働法制を改正して、人材派遣の規制をなお緩和していこうという準備もしているが、これも「アベノミクスがいずれ賃金に回ってくる」という騙しをむき出しにした。派遣労働者の期間を延ばせば、それだけ企業の人件費が下がることはなるが、働くものの懐が豊かになることではない。救いようのない日本では困る。異常なのは気象ばかりでない。薄笑いしながら外国を回ってモノを売っているばあいじゃあない。