2019年4月1日月曜日

平成最後だから行くわけでない桜狩り


 とくに元号にこだわりはないし、大騒ぎする気が何だろうという以外には、興味はわかない。つまるところは官僚の若手たちが、もういい加減に西暦に統一してくれと言っているとのことなので賛同だけしておきたい。

 サクラの咲く時期だって、そんなことは斟酌することはない。去年は桜を撮影に上野か桂離宮などに行ってみた。それ以外にもあちこち回ったものだったが、これがいいと残すようなものはあまりなかった。

 今年のサクラはちょうど今時が良さそうなので、どこに行こうかと考えていたが、善福寺川や妙正寺川の川沿いを行ってみようかと考えていた。

 善福寺川は桜がところどころにあるのはわかっていたので、上流まで上り詰めようと思っていた。ちょうど晴れマークの天気で、朝から出かけてみようという気になった。環七通りを交差して西に向かうところからは、川に近自然風な様子が現れる。いわゆる「コの字型」に彫り込んだだけでない、川の面影が垣間見える場所になる。数は多くないものの、川沿いに歩きながら桜を楽しむ人と行きかいながら、撮り歩いた。











2019年3月31日日曜日

「上から目線」ではなく「下から目線」の優位性


 「上から目線」とよく言う。偉そうに上位者であるがごとき言辞を批判して使われる。もちろん「上位者」である場合もある。世の中は競争社会で人より上に立つべきだという思想が、教育を通じても植え付けられるのだから、その観念は身に沁みついていく。

 社会に出てからも出世しなければ「負け組」と、分断を揶揄する言葉さえ飛び交う。「人を差別してはいかん!」の言葉が今は死語か絶滅危惧種になってしまったのだろうか?と言うに応えて「優位者」が言う。古くは「努力したもの」だと…。しかしその結果、相当多数の「非優位者」が手に入れたものが、差別する側の貶めに合うことを享受することだったのか?

 思うのは、平等とか人権とか民主主義と言う理念を身につけるべきということを、認識するに足りていないということ。家族や近隣の人たちは「敵」であるはずはない。「助け合いのコミュニティ」を、あれこれの事情で後景にしてしまった社会が、安心、安全で快活な環境とは隔たりをもってしまったように思う。少なくとも江戸から昭和にかけての庶民の暮らしは、今よりは「仲間意識」に育まれた社会だった。

 ネットで中国や韓国などに対して排外的な言動をする人がいる。これも「上から目線」と同質の分断行為ではないか。日本がかつてアジアで起こした侵略戦争までさかのぼって照らせば、過去のアジア支配の歴史恋しというところだろう。まるで現為政者と同様の位置にいる。

 「上から目線」では昔の苦い時代に無反省のままになる。悪気がない場合もあるとは思うが、なるべく「下から目線」で社会を眺める方が、世の中を正確に見られることが多い。


~ネット右翼とは一般的に、保守的・愛国的な政治志向を持ち、中国や韓国などの近隣アジア諸国に対して排外的な言動を行う人を指すことが多かった。
回答を分析した結果、排外主義的な傾向がある層は全体の21・5%ネットで政治的議論をする層は20・2%「憲法9条改正に賛成」など政治的保守志向がある層は12・8%――だった。
三つの要素を全て満たす人は全体の1・7%。の要素は満たすものの、政治的な保守志向のない層は3・0%だった。永吉さんは前者をネット右翼、後者を「オンライン排外主義者」と分類した。~


2019年3月27日水曜日

下級管理職までちょっと変になってきた

 年金事務所長がツイッターで差別的な書き込みをしていたとのニュースに驚いた。国会議員を名指しで「国賊」「鬼畜」「非日本人」と書き込み、外国人に対しても差別的な投稿を繰り返した。年金機構が言うまでもなく「差別的な発言があってはならない」ということは公務員として当然なことで、憲法順守しなければならないなのに、まさに下級管理職(まで)「劣化」が起こっている。

 韓国の空港で職員に暴行した厚生省のキャリア官僚もまた、泥酔して帰国便搭乗前に空港職員に乱暴して拘束された。市の際「韓国が嫌いだ」と叫んだという。発覚した二日前にも泥酔して空港で止められてトラブルを起こしていた。
 この労働基準局賃金課長は
「内閣官房一億総活躍推進室・働き方改革実現推進室の内閣参事官として、安倍総理、加藤大臣を直接支えながら…」という立場にある。拘束後に「なぜか警察に拘束されています」「変な国です」とSNSに書き込んだというが、こんな事件はこれまで聞いたことがない。動画で出て明らかにならなければ、事件は葬られていたかもしれない。
2日前にも韓国で“トラブル” 厚労省キャリア課長







2019年3月25日月曜日

近所のサクラも開花宣言

 サクラが開花したとの話がニュースで報じられるので、近所にあるサクラはどんなものかと、本とスマホをもって家を出た。喫茶店で本を読むつもりで神田川沿いを歩き、桜が開花しているのを確かめた。早咲きのサクラや枝垂れ桜はすっかり花を落として葉桜に変身していたが、今咲いているものは毎年のように大きくなって見応えがある。満開のときもいいものだが、何分咲きか咲き始めたころが、初々しさを感じて好きだ。

 家を出るとき花粉症対策のマスクをしていったが、喫茶店では安心して外していたら通風のせいなのか、鼻水がでて3回も鼻をかんだ。読書も集中できなくなって立ち上がった。お隣の客もそんな様子だったから、もしかしたら店内にも花粉が舞っていたのかもしれない。








2019年3月22日金曜日

西新宿「成子坂下」の開発、江戸時代と今

 近くにいながら、「成子」のいわれを知らないままできた。今になって気になってきて、NETをあたってみた。神田川に向けて下っていったあたりだろうか、江戸の西端にあって旅人を相手にした半農半商の家がたくさんあったらしい。「鳴子」を使って音で人を寄せるようにしていた。「鳴子」はもともと農家が鳥を追い払うのに使っていたものだが、商家がどんどん増えていったため使われなくなり、地名も「鳴子」から「成子」へと変わってしまったとか。

 「この地域には名物として明治期まで鳴子ウリなるものがあった。 マクワウリという小さいウリで、原産地は美濃の国の真桑村(大垣市の北にある本巣市の中心地)。 徳川幕府は美濃の国真桑村から農民を呼び寄せ、府中の是政とここ鳴子に住まわせて瓜の栽培をさせた。 この瓜は根が浅く、土の乾燥に弱いので、神田川の流域で土地の湿り気の多いここは適地だった。 徳川幕府の土木工事は凄いものだが、農業に対する見地も大したものがある。」

=とは「ぼのぼのぶろぐ」から引用させていただいたが、江戸時代の開発は庶民の生活環境改善への配慮が、よく取り組まれていたと言える。現在の大規模開発で得られるものとは何だろうか。庶民の目から見えるものが思いつかない。いくつもの商店が消えている。それだけは確かだ。

鳴子
 よさこい踊りで使っているのも鳴子だが、よさこい踊りは、戦後阿波踊りに対抗する形で始まったとのことで、使ったいきさつはわからない。












2019年3月21日木曜日

10階建てのビルも飲み込まれることになるのか

 近所の「マンション建設」については以前ブログに書いた。歩き回るどこにでも、ビル建設現場に遭遇する。幹線道路ばかりか、やっと車がすれ違う道路の住宅地域にもその動きがあるのは、今まで体験したことがない。

 西新宿の成子坂下、淀橋の一角にも再開発の工事現場があった。ここには10階建てのビルが何棟かあるが、すでに空き家になっているところもある。ビルを解体して…ということになるのだろう。













2019年3月19日火曜日

50銭2枚は1円ならず、お宝には縁のない生活


 使用済みの切手は、なにか価値があるかのような気がしていたが、それも今の世の中では価値はほとんどないらしい。未使用のものであればともかく、たとえ発行当時の文化を留めていようと、今の世では価値はないものらしい。

 趣味は「蒐集」などとかつては言ったが、しょせん金には縁のないものの慰み事だった。「将来の夢」に意義を見出していただけのこと。記念硬貨もお宝かと思っていたらそんなことは全くない。

 記念硬貨は500円玉などでいろいろなものが発行されているが、商品としての価値は特別高額なものでなければ、銀行で取り換えるだけのことだ。銀行に「両替」に行ったら、両替ではなく通帳に振り込むことを要求された。

 そのうちに10銭と50銭紙幣があったが、現在は流通していないから両替できないという。502枚なら1円にならないのかな?なんて急に惜しく感じてきた。でも、「大日本帝国政府紙幣」など使えない過去のものである方がいいには違いない。




2019年3月17日日曜日

咲いたサクラとまだ咲かぬサクラ


 神田川の淵にある2本のサクラは3月上旬に開花した。その頃は他の地の開花の様子は、河津のサクラ以外はあまり聞こえていない。どんな名の種類のサクラかなのかは、ほんとうはわからなくているが、元々桜の種類は10種くらいとのことで、交配で300種はあるというから、調べてみるのは大変そう。

 咲いたことで春を迎えたという気分を得られるので、種別は専門家にお任せすることに。近所の神田川のサクラは、もう一カ所3月末4月初め前後に咲くところがある。この桜の木は34本あって大きく育っているで、一杯に開くと見応えがある。
3月17日神田川


3月16日八王子、高尾

 3月7日近所の公園 雨でした

 2月25日神田川


2月25日山手通り


2月21日神田川

 3月16日八王子、高尾の梅



2019年3月15日金曜日

有害な重金属が高濃度で「衛生環境良好」(東京都)といえる異常

 豊洲市場で、アンチモン、カドミウムの多量に発生している。アンチモンは一般道比べて8.1倍、カドミウムは4.8倍あると分析された。築地であれば路盤は固い石材で造られていて問題はなかった。今は水を流すことを制限されて黒い粉塵(有害物質)もたまっていくことになる。

 アンチモンは難燃剤としてゴム、プラスチックなどに混ぜられてとされる。古代は化粧品として使われた。アイシャドーにも使われたが、毒性がある故今は止めているとのこと。 

 タイヤには「顔料」として使われているという説明もある。カドミウムの方は路盤材からでたものとしているが、一般的には規制がかかっているから、出てくるはずはないと思うが、なんらかの産業廃棄物「スラグ」からのものだろうか。規制がされていても、「蓄積されれば」という隙間があるということだ。

 転じてみると、タイヤ粉塵や路盤剤の摩耗したものは、高速道路や専用道路のトンネルでは相当まき散らされている。しかしついぞ問題にしたのは見たことがない。高速道路両側に広がる田畑にも多量に舞っているだろうが、農作物への影響は「衛生環境良好」と言えるのだろうか。

豊洲市場の粉じんから高濃度の重金属 タイヤ・路面がすり減り滞留か