2020年11月17日火曜日

新宿御苑に秋はもうちょっとでも雰囲気あり

 あんまり気にしない大雑把な人間でも、連日のように「自己責任」ばかりが強調されると、この折出かけるのもちょっと逡巡がある。とはいえ籠りっぱなしでは身体に良くない。どうするかは、むろん自己責任でやる以外はない。影響を考えすぎると精神状態にいいことはない。

 それなりの人格者(??(*^^*))としては、人に当たり散らすという短兵急なことをするわけにもいかない。ちょうど新宿三丁目で写真展があるので出かけることにした10月24日。

 ついでに新宿御苑で秋の装いでも撮れればなと廻ってみた。この時期の人出がどんなものかは知らなかったが、わさわさと人がいるというほどのことはなくて、わりとさっぱり目の、写真撮り出回るにはちょうど良いかげんの人波のようだった。










2020年11月11日水曜日

山女魚の発がん卵埋設に行く

 参加メンバーは、高齢化して渓流に入る山道も、気をつけて行かなくてはいけない。充分注意をするようにと、念おしの言葉が挨拶の中で強調される。

 前年渓流に埋めたカゴは、目印のビニール紐がつけられ、掲示板も木に括り付けてある。その場所に行きついて回収を試みても、渓相が変わっていてさっぱり見つからない。少し流れを下ったところで、カゴに結びつけてあった紐がようやくみつかった。紐は刷りきれて、ボロボロの状態だ。重なった石の間に食い込んでいる。

 カゴの方は大きい石の下敷きなったのか、みつからない。近くの木の根っこの部分が1メートルも露出しているから、おそらく増水した流れに飛ばされたようになったのだろう。今は水量が少なくて、今回の放流場所を定めるのが難儀だったが、ほぼ同様の場所を選んで、慎重に発がん卵カゴを流れに沈めた。

 2ヶ所に無事埋めて、林道に上って戻りながら崩落した箇所を複数眺めた。高いところから渓流を除くと、時折見える型の良いヤマメが気配を察して急いで逃げる姿が見える。その姿を気にしながら坂を下るうちに車止め着いた。事前の雨の予報は当たることはなくて、終了時にはすっかり晴れていた。10日後には孵るだろうと「東京都・魚センター」の担当者の話だった。









2020年11月9日月曜日

月と日の出を窓から撮るぜいたく三昧

 久しぶりに海を眺めようと思っただけのことだったのに、望外の撮影対象に恵まれた。犬も歩けば棒に当たるで、決して狙ったわけでないイワキのホテル宿泊だった。なにせ移動中はあちこち雨がちらつき、良くても曇りがちの天気だったのに、ホテル到着時にはすばらしい晴れに変わって、夕日から始まる「競演」を楽しむことができた。

 朝陽、夕陽を狙って撮るということはほとんどなかったので、撮影方法を考えながら一時夢中になった。この手の写真は、やっぱり「専門家」が素敵な写真撮影をしているだろうから、比べてどうこうするわけにもいかない。狙って撮るという場所としてはいいところだと思えた。

 窓から撮る「太陽と月」はぜいたくの極みというか、「ぐうたら撮影」というほうが正解かも。ただし、「gotoキャン」でないとするとこのホテル料金は懐にちょっと響く。

















 

2020年11月7日土曜日

7月豪雨の爪痕か その2

 10月の山形「墓参り」は、紅葉の楽しみが加わる。新庄の墓に参ってから向かった肘折温泉。途中の紅葉は素晴らしいだろうなと思っていたのに、それなりの程度と見えたのは、何回も通ってきたせいもある。肘折温泉はすぐ脇を流れ下る銅山川の氾濫で、護岸が壊されていて、修復している橋は工事中。ふもとに下る片方の道が使えず、温泉街への出入りにも障害がありそうだ。

 温泉旅館がみな営業をしている様子だったのはなによりだった。宿泊予約はいつもの旅館が一杯で、ほかの旅館を利用することになった。初めての宿だったが、お人よし老夫婦のもてなしぶりは、さすがわが田舎という気分になった。食事中壁を隔てたグループの山形弁にも和ませてもらって、豪華さでは味わえない「ひなびた湯治」の雰囲気に浸った。そうか、その気分を写真に撮らなければいけなかったなと後で反省した。

 翌日山形県内を南下する中、カーナビには通行止め表示がたくさんある。集中豪雨の被害は東京で報道されるだけの認識ではすまない。全国ではどのくらいの被害が出ているのか、山形県内の被害状況を調べてみたら9月末で25件あった。温暖化対策を急がないと大変なことになっていくと実感した。









 





2020年11月5日木曜日

7月豪雨の爪痕か その1

  鹿沢の旅館を出て小諸方面に抜ける国道を走り、湯の丸池の平湿原に行ってみる。時期もこのときには期待するのは無理だったようで、何を見るでもなく高い位置からの上田方面を見下ろしただけのことで、盛りを過ぎて秋へと変わっていく草木の姿を見ただけだった。二泊目の旅館はまた戻って妻恋村の北まで向かいうことになっていた。その往復の道路は、山崩れと河川の決壊がすさまじいところがあった。なぜか工事している様子はなくて、近づいてみることができた。おそらく7月の豪雨によるものだろう。池の平湿原には一滴の水も見えなかったが、集中豪雨のすさまじさゆえだったのかもしれない。












2020年11月3日火曜日

撮影目標は妻恋のキャベツ畑

 妻恋村のキャベツ畑を撮ろうかと出かけた9月。天気が定まらないなかでも車で行く気楽さでわりあい軽い気分な旅だった。古い記憶で、東京都とキャベツの供給の「販売協定(?)」があった。安定供給するための協定だったと思う。今NETで調べても記録が出てこない。もう半世紀も前のことだったからもう忘れ去られたのだろうか。そして確かキャベツ畑の間の小川でイワナが釣れるという情報もあった。それだけのことだったけれど…。行ってみたいところになっていた。

 あいにくの雨模様だったから一日目はじっくりとるというわけにはいかなかった。雨模様であっても、写真のバリエーションになるから、翌日の晴れと合わせてなんとか纏まった。キャベツ畑の遠景は想像した以上に良かった。