2022年8月12日金曜日

温暖化の「味わい深い雨」と酷暑の京都二日目

 温暖化の証拠は日本の場合は、雨型なのだろうか。このところ振り様がただ事でない。海水温が高くなるのが、これまでの則を超えて線状降水帯と称されて、何年かぶりの…という味もそっけもない言葉で説明される。おい違うだろ!災害が起きたのは自然の責任だと言わんばかりの「危機意識」としたら問題だ。今年は東北に線状降水帯が影響を与えたと言っているけれども、線状降水帯は日本の西の方で起きているので、東北方面の記録が少ないために予報しにくいと元気象庁予報士が話していた。そのうえもし予報が外れたら、信頼性を失うのでやれないなどとコメントしていた。たとえ予報が外れても避難の呼びかけをした方が、結果オーライじゃないのかと素人目にはおもえるけど。

 それはともかくとしても、旅に出かけるときには大方天気には恵まれる「晴れ男」だと信じ込んでいるのに、今回の京都は大事な中日に大雨の歓迎を受けた。「何年かに一度」の雨だ。膝の心配もまだあるし、無理はしないでと思いつつでかけたには保津川のトロッコ電車だった。雨の方が違った見栄えもあるかと、屋根付きのトロッコ電車に乗って、「竹林めぐり」に向かった。トロッコ電車を降りるときには、しっかりと大雨が出迎えてくれて歩き回るには厄介な状況。
 
 一人分かれて先に戻るかとウロウロしているところに、駅に着いたタクシーが客を下ろしていた。もっけの幸いと乗り込んで行く先を告げ、動き始めたところで、竹林を目指した3人が駅に戻ってきた。一緒に乗り込んで嵐山駅に戻ることになった。京都駅のホテルに帰ってシャワーを浴び、濡れた着衣を取り替えてからホテル地下の名店街で昼食。疲れを知らない3人に引っ張られて、祇園に向かうことになった。先斗町小路を歩くころには、アッチッチというばかりの太陽が顔を出した。なぜかそこは通り抜け、涼みにはいったところはビアホールだった。















2022年8月7日日曜日

読書すると眠れなくなるのは

 本を読むのが好きでないけれども、まったく嫌いというほどでもない。「本読み」が退職後の大きな仕事と決意していながら、なかなかうまく実行できないでいるのが困ったものだ。やりたいことがいくつもあって、本読みを先行してというわけにもいかないし、課題として背負うのも重くていやだし、ゆるゆると自分にあった落としどころはないものかと悩む。悩みが生じてくるのは「断捨離」の課題が一方に見えるからで、物理的には本の置き場もなくなってくるあり様。

 ともかく捨てるまえには読まなくちゃならないと、方策もなく無茶苦茶に紐解いてみるなんてこともやってみる。知らない知識がこれでもかと迫られてきて、やっぱりそれで素直に片付かない。読んだというちっぽけな満足感は残るのが唯一の成果。二日ばかりやってみた読書は、眠り補充の好材料になる。読んだ翌日に早く目が覚める。頭が刺激で興奮したわけかと一時期思ったがそうでもなくて、前段の居眠り補充のためらしいと分かってきた。これでどこか、脳の一部でもよい効果を生み出してくれるといいと思うのだけど…。

 撮った写真も断捨離の対象になる。その気でやるのはまた同様に、妙な「もったいない」気分が始末できないから。「もったいない」は、かつては日本の良き文化だったから自分のせいだけでもない。いずれにしてもどこかで捨てられる運命にあるのだから、願わくば自分の手で整理してやるほうがいいかも。撮られた写真からしてもいい。写真は「勝手に撮って放って捨てた」とは言わないだろうけど。でもそれなりの熱意をもって取り組んだものだから、やたら削除すればいいというものでもない。整理のパターンを考えだしてやるのがいいだろうか。

先日の京都先斗町で撮った写真は9年前に同じ場所で撮った。こんなことしているうちは断捨離できないのかな。

2022年 

2003年


2022年8月2日火曜日

持つべきは旅上手の友人

 ツアーの旅を上手に取り上げてくれる達人のおかげで、懐に優しい催しに参加。第6次の感染が落ち着きを見せたころを、ちょうど見計らったように、京都の旅のツアーの日がやってきた。膝の片方の再生治療を前週におえたばかりで、心配の道行だったがなんとかなるかと出発。

 初日は、貴船神社参りと貴船川での川床料理。暑い日差しを避けながらバスも利用して歩く。足はやはりちょっと重かった。市内に戻ってから安井金毘羅宮へ。あまりの暑さに「フワフワ宇治金時」(1080円)のでっかい氷菓子を平らげた。夕食はホテルの地下店街にある蕎麦屋で宴会。地下街には店がたくさんあって、より取り見取りの状況だった。

                  貴船神社




川床料理


安井金毘羅宮




夕食大宴会

2022年7月26日火曜日

あれ!同じ席じゃありませんか。

  えきねっとの申し込みが「eチケット」でという疎ましい扱いになって、しばらく利用していなかった。ちょうどコロナの感染や、岩手への往来が不要になったうえ膝の障害が重なって、利用する目的はなくなっていた。

 このところ「再生治療」の効果があったのか、膝の具合が改善してきたようで、寝返りの度に痛みを感じるようなことはなくなった。で、ちっと遠くへ出かけてみるかと思い立ち、新幹線の予約をしてみることになった。「eチケット」はスイカで改札を抜け、乗車席へ「券なし」でいくというシロモノ。

 なにをどうすればいいのかウンウンうなりながらなんとか、スイカクレジットカードの登録をして、申し込みをすませ目鼻がたったと思った。ところが「大人の休日クラブ」の割引が適用されていない。電話をしてみると、手順に失敗があったらしい。変更手続きの案内をしてくれて、割引の適用が受けられるようになった。

 そして当日、スイスイとスイカで改札関所を無事すり抜け、乗車位置へどっかと座わった。これで安心と思ったのもつかの間、「座席が間違っていませんか」と声をかけてきたご婦人。いや間違っていないと座席の位置のコピーも確かめてみたが、ご婦人の乗車券と一致している。車掌を捕まえてということになったものの、どこにいるのかもわからない。

 ご婦人は、まあお座りくださいと譲ってくれた状況。改めて自分のメールを確かめると、変更のメールが届いており、割引適用にする際に初回の申し込みをキャンセルしたことで、別の座席に変更していることがわかった。

 ちょうどご婦人が戻ってきたので事情を説明して、お詫びをした。申し込みから変更まで、メールが複数たしかにきている。しかも予備に登録しているアドレスにまで「ご丁寧」にメールが送信されていて、いちいち見ていられるかという気分にもなる。デジタル社会とは、ほんとに便利というより、とても自己責任的だし、やっかいなものだと改めて思った次第。

2022年7月24日日曜日

テレビ放映で思い出した撮影地 石川県珠洲市木ノ浦

「バナナマン日村が運転する夢の送迎バス」(NHK18日)で石川県珠洲市木ノ浦が紹介された。

路線バス廃止で市運営のバスが日に2本。地元のお年寄りが買い出しなどに利用している…と。映像に見たようなところがあるので、グーグルマップで調べてみた。間違いなく9年前に能登めぐりをしたときに寄ったところだった。

写真は朽ちた小さな港を撮ったものだった。どのへんで撮ったのか記録がなくて困っていたが、偶然にも判明した。カメラを構えて朽ちた港を見ながら、透きとおった海水と海藻の揺らめきが見えて、昔は賑やかなこともあったのだろうと思いながら、シャッターを押したことを思い出した。








 

2022年7月16日土曜日

神宮外苑再開発で樹木971本を切るという

⇒東京都の都市計画審議会で承認

⇒その新聞報道で初めて開発計画の事実を知った

⇒都民の意見を聞けの声にも、「議論は十分尽くされた」と一方的に採決を行い、賛成多数で可決

⇒東京都が計画の詳細を公表したのは20211214日⇒担当者からは決定は変更できないと一方的な説明

 

日本はほんとに民主主義は不存在といってもいいくらい。

樹木伐採の反対署名(NET署名=現在86717)と請願書を6月に提出、630日までに小池知事の回答を求めたものの、引き伸ばしをして回答をしていない。

711日にメールが東京都から届いているとのこと。

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楠本純子様

楠本夏花様

東京都都市整備局都市づくり政策部土地利用計画課です。

66日に提出された請願書については、回答に作成に向け調整中であり。お時間がもう少しかかることをご報告申し上げます。

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新宿西口でも大規模開発が始められているが、気候変動を招いた一つの要因でもあり「過大都市製造」で地上の熱を吸収するどころか、貴重な森と緑をつぶして、発生源を拡大させるとはいかがなものかと思う。三井不動産が高層ビルの建設を予定しているらしいが、考え直しストップすることをまじめに考えないと、まさます温暖化が進む。










 


2022年6月25日土曜日

「平和の詩」がすばらしい

 沖縄戦没者追悼式で小学校二年の子供が朗読した「平和の詩」がすばらしい。

~せんそうがこわいからへいわをつかみたい ずっとポケットにいれてもっておく ぜったいおとさないように なくさないように わすれないように~

 平和をつかむために軍備を増やし、核兵器も置こうという主張。ちょっと待ってくれ、日本が踏んできた他国侵略の道をなかったことにして、「怖さ」利用するのは不届きなこと。ウクライナ惨状を目の当たりにして「絶対やってはいけないこと」と鉢巻を締めなおすのが普通とすべきなのではないか。

 いつまでも戦争をやめないロシアを見て思う。止めるときは「兵器」がなくなるときまでなのか?その前に「やめろ」というのが政治だと思うのに、欧米の協調にのるだけのことしかない日本。電車で乗客が困っている場面で、何人かが助けていてもまだ側で見ているだけ…。平和をつかむためのポケットはもちあわせない政治。兵器産業が潤いを待つ政治、やめて。


2022年6月19日日曜日

忘れてもいいようにと思うのが「ゴミ」を増やす?

 さあ朝だと、煩いマウスを外してスマホを見るとまだ5時半だった。また寝るほどでもないかとそのままツイッターを眺める。ツイッターを見て「なるほど」と思う記事を読む。それを残すのを仕事の一つにしている。忘れてもいいようにと考えて。忘れるのは高齢者の特権だと強弁しつつ、念のためついでに記録に残すことに努める。

 スマホとパソコンには、「メモ」をとる機能(アプリ)がたくさんある。なにかの仕事をするために必要不可欠な道具なのだ。四角いメモ帳、附箋的なもので、ちょっとした言葉を書き込んでおくのにとてもよい。我がスマホとパソコンはほとんどが同期されているから、「メモ」が残っていることは間違いない。新聞の切り抜きも記録として取り込んでいるから、自分ではスッキリ整理しているつもりでいる。

 とはいえ、どんどん増えてゆき、パソコンの記憶装置の中にはたくさんの「記録」が留まっている。だいたいその「記録」がどこに残されているのかも、時間が少し経つと忘れてしまう。テレビでよく放映される、「片付けができなくて部屋中だけなく家の外にもゴミのビニール袋を積み上げる」。それにほぼ近い。

煩わしいマウスを外したら快感。快感に感謝して毎日洗浄して干す




2022年6月12日日曜日

明日天気になーれ

 予報によると日曜だけは雨が降らないらしい。晴れマークではなく太陽がちょっとのぞく…。朝のところは予報があたっている。窓から入ってくる風がカーテンを揺らしているから、天気が変わるのかな。天気予報はスーパーコンピュータに物理法則に従って予測数値を出させ、予報士が修正するのが主流だというから、あくまでも人間が判断をする。

 下駄を放り上げてとはならないにしても、ある程度は自分が判断することになるのかな。これから出かける時間帯に雨が降るのかどうか、空模様を雲の動きくらいは見ているし、気温予測があっても窓を開けて、体感の結果で何を着て出かけるかを決める。少なくとも自己判断が最後にきめるとなると、これも「自己責任」となるのだろうか。予報に当たりはずれがあるのは、スーパーコンピュータに蓄積されているデータに不足があるのか、予報士の経験値を超えるなんらかの異常があるのか、気候変動、温暖化の影響が組み込まれているのか?などと、余計な心配事をしている朝。

気温低下で一度は枯れ、復活したものの今度はきれいに刈り取られた。それでも復活したフキ。

2022.04.06


2022.06.11


2022年6月7日火曜日

写真展終了して一息

 一息というより、「息切れ」風の幕。受付当番以外も7日間通い詰めて「入江ゼミ展」を無事に終えた。来観者は500人(修正600人)くらいにはなっただろうか。講師を入れて19人の写真を取り外して撤収しながら、これは一人ではとてもやり切れないことだとつくづく思った。2年間はWEBでの代替えだったから、やりがいを感じたことはもちろんあるけれども、疲れ果てたという「充実感」も残った。膝だけでなく股関節まで響いてきた。ここまでくることで、様々な「至らぬ点」と、ちょっぴり「良かった点」が浮かび上がるのは、見に来て下さった方々の反響によるもの。とりわけ大きな節目になって、これから先の糧にさせてもらえることがうれしい。疲労が頑張りに転嫁していけるかどうか、心配がないでもないけれども、ともかくいったんはほっとさせていただこう。

3日は突然の豪雨だった



2022年5月27日金曜日

写真展開催へどうにかたどり着きそう

 もともとなんでもマーペースでやるたちなので、あまり急かされるのは身体がなじまない。その上に退化がかぶさって、その重みで次のことに取り掛かるのに「どっこいしょ」と声をかけるのが習いになった。膝の痛さを「克服」はできないけれども、必要に迫られて動き回るのも、一面では膝周りの筋肉には悪いことではないかもしれない。写真展開催のための、オンラインでの相談や作品プリント、額装をこなしてどうやら開催日に近づいてきた。数日前、医者へのリハビリ通院でいつも通る道端で、アジサイが元気に咲き始めていた。








2022年5月14日土曜日

写真展中止を開催に転ずる霹靂

  中止するはずだった写真展を開催することに転じた。新型コロナの感染拡大が漸減傾向にあることが、考え直すきっかにもなった。連休後の感染拡大がまた広がるのだろうことも言われていたとおりに、ここ数日はまた上昇する気配。しかし、でも…政府がというか、社会全体が行動再開へ、雨後の川の流れのごとく進んでいく状況に、取り残されていくという思いがないではない。率直にそう思うが、本当に大丈夫かと問われて胸を叩ける人は存在しないだろう。周囲の動向に責任を被せるわけにもいかないが、万全な感染拡大対策をしてやるという以外にはない。相談がまとまったところで、突然忙しくなる事態になった。「あいさつ文」の相談をオンラインで済ませ、日曜から作品のプリント作業、来週には「パンフレット」の最終点検など、…に鞭打って頑張らなくてはならない。

膝の具合を確かめながら公園に鯉のぼりを撮りに行く