呉市の背中のような野呂高原は、海側にむかっている展望台が素晴らしい眺めだった。雨と霧ががかって、ちょっと幻想的な紅葉が撮れた。友人の案内が見事に当たった。当日は旅行の最終日で、「円形校舎」を撮りに行くことになっており、生徒たちが下校した後にとのことで、その間の時間をゆったりと歩きまわった。
虚鯊は「ウロハゼ」。関西で好んで食べられている。すしネタでもいけるとか。「あーそーべー」は山形の方言で、一緒に遊ぼうとの意味。ウロハゼは関東の海でも増えてきているもよう。温暖化の影響かもしれない。夏のハゼ釣りのとき、マハゼに混じってつれるが、「つりの競技会」となると、邪魔者にされることがある。
2023年12月20日水曜日
2023年12月15日金曜日
由緒ありそうな建物でも情報たらず残念
御手洗の北西にある集落(豊町大長)に車で入ったものの、道が狭くて結局折り返すハメに。グーグル地図で「飛騨家住宅主屋」を見つけて行ってみた。奥まったところにようやく見つけた家は、明治時代の建物に出てくるような古めかしいいもので、ピアノの音が聞こえていて、映画の八墓村の場面に出てきそうな雰囲気だった。その一帯が飛騨家の建物群となっているようで、歴史を事前にちゃんと調べたら、またすごいものに触れられたかもしれないと思った。ほんの僅かな雰囲気を味わっただけでちょっと残念だった。集落は「ミカン」が主要な生活の糧となっているらしく、海岸近くに「みかんメッセージ館」がデンと構えていた。経済を声高に言ってもトリクルダウンといわれても、アンマッチの虚しい響きかなとここで思った。
2023年12月13日水曜日
琉球との交流の痕跡が
呉市街から東に向かって→下蒲刈→豊島の島々を渡って大崎下島に。北前船の停泊地だった御手洗へ。港を含む周辺が豊町大長。御手洗には庄屋、お茶屋(遊郭)などの建物が保存されている。今回は満舟寺へ。寺は荒れて寂しい感があったものの、石垣がなんとも端正で美しく印象に残った。「琉球の使節が18回江戸上りをしたときに、度々立ち寄った」と記されています。「使者たちは職掌に優れた学問・詩歌・芸能など文化放免においても当代一流の実力者や教養の豊かな人物が選ばれたことが推測されます」とのことで、「この湊と、果てしなく続く群青の海、琉球とのより深からん絆をいつまでも語りたいものです。」と交流の深かった様子が看板に記されていた。
2023年12月7日木曜日
島を削って「持続可能な開発」?
呉市の上蒲刈島は瀬戸内海を挟んだ四国の今治が海を挟んだ向こう側にある。島の南側に大きな砕石工場があり、二か所の砕石跡が生々しく見える。この砂利や砂が都市再開発や「公共事業」に使われていることを考えると穏やかな気分でなくなる。ここからという特定はできないが、あちこちの山を削り出して辺野古の海底軟弱地盤へ投入、焦眉の神宮外苑再開発など各地の再開発事業に利用する(している)ということだろう。一棟の高層ビル、マンションでどれだけ山をつぶすことになるのだろうか。コンクリート材の供給をする側も自然破壊の被害を被っていることも忘れてはならないと思う。こんな風景を見るとSDGs(持続可能な開発)は自然界にはナマぬるいことじゃあないかと思う。
2023年12月4日月曜日
塩を輸入とは知らなかった
呉から倉橋島へ向かう第二音戸大橋を渡ってすぐにある塩の「島」。まさに島全体が塩の置き場になっている。メキシコの「世界最大級のゲレロネグロ塩田(面積:486平方キロメートル)で製塩する天日塩」だとのこと。三菱商事株式会社とメキシコ政府の合弁会社が保有するもので、製塩は加工して工業用(化学原料、融雪剤など)に利用されるが、溶解再結晶「姫ひじきの塩」を買ったけれど、して食用にも利用されるとのこと。塩も海外に頼っているとは…。島のお土産に「姫ひじきの塩」を買ったけど。日本中海に囲まれていて、塩を輸入ですか?なにか違和感大。
2023年11月30日木曜日
カキの養殖の基地発見
江田島で通りかかった沖美町高祖の港に寄った。カキ養殖の「貝殻」が置かれていて驚いた。人はいなかったが、港は全部カキ養殖のために利用されている様子だった。この度で牡蠣を食べたが、今は旬の時期で牡蠣は海にはない。島の高所ならどこでも牡蠣棚が視野に入ってくる。港で養殖のためホタテの殻を見て、また牡蠣三昧を楽しんで、広島を訪れたカイがあった。蛇足ながら有明海の海苔養殖は牡蠣殻を使うのだとか。その牡蠣養殖にはホタテの殻を使うとは。人間様の偉大さというか自然の営みの凄さに感動。牡蠣棚は干満を利用して、空気にさらして鍛えるとのこと。行きには水上に出ていた牡蠣棚は往路の時は水に浸かっていた。