2012年2月19日日曜日

腕達者は努力する。が、自然破壊はものすごい 1

 よく釣れる人は実によく工夫している。記録もつけて仕掛けもちゃんと自作で準備する。釣りの世界でも竿や糸はより良いものに変わっていく。


 道具と思考、経験を蓄積して「科学的」に次への展開目指す。こうして次の釣りに備えるが、往々にして「返り討ち」に会ったりする。これがたまらなく面白い。


 「釣果」という専門用語でどのくらいの数が釣れたかを表す。大会や競技ともなると数を追って釣ることになる。このことの疑念がないでもないが、千葉県の三番瀬を守る運動で、釣りは結局今ある生き物を殺してしまうという疑問が呈された。


 水産試験場(旧名称)の研究者からは、ハゼなら釣りによって失われる数は銀行利息のようなもので影響はないという話が紹介された。自然が健全であれば問題はないことがわかった。


 東京湾でも、半世紀も前から埋立が頻雑に行われて、干潟が消失して、稚魚が育つ環境が圧倒的に狭められた。その上高度成長政策によって引き起こされた公害の汚れが、河川、海を汚染した。


 いまでこそ、湾内の埋立や開発が鈍化し、「ほったらかし」になったことで、それなりの自然環境が育ってきているようにも思う。しかし、東京湾の漁業者はもう壊滅的に減少してしまった。

2012年2月18日土曜日

エコポイントを使って米沢牛を食す

 昨年、地デジのテレビに買い替えたときの、エコポイントを利用するのを忘れていた。


 この注文をパソコンを使ってやるのが、ちょっと面倒なうえに商品が少なくなっているらしくて、検索が面倒なので、登録だけしておいてそのままにしてあった。


 期限が近づいてきたので、全国型か地方型か、ポイントはいくら使うのか、どういう商品を選ぶにかなど、類型を絞り込みながら検索をした。


 すでに、商品が品薄になってきているのも手伝ってなかなか絞り込めない。往生しながら漸くの事で申し込みをしたら、「ありません」とあとからメールが届いたりして。


 でも、やっと探し当てた米沢牛を注文することができて、スキヤキにして食べた。これはなかなか美味かった。苦労の甲斐ありか。

2012年2月17日金曜日

今日のパターン

 主夫業の朝食を片付け、洗濯物を干し終えると、9時半くらいにはパソコンの前に座われる。電源を入れてから、コーヒーを飲むための瞬間湯沸かし器に水を入れる。


 パソコンが立ち上がる頃合いにちょうどコーヒーが飲めることになる。ペットボトルから注いだ水は80秒で沸く。スーパーの安売りで仕入れた「クリープ」を溶かし込んでマイコーヒーが出来上がる。


 コーヒーを口に持っていきながら、メールチェック。これによって一日の流れが変わることもある。だから他に始末の必要なことがあるときにはこれは後に回すこともある。


 メールを送ってくれた人には「ちょっと待ってて」ということになる。とこどき考えるが、パソコンというのは便利な道具には違いない。使い続けていくと理解はできる。でも、あれこれの機能を使い始めると、なにせ奥が深いからはまり込んでいく。


 解らないことを研究することになるから、時間だけは使う。時間つぶしにはいいが、がこの機能はどんどん開発されるし、収まりがつかない。現代の若者たちはなんの造作もなくスッと使えるようだ。
 
 もう社会の在り様が、日常生活の面でもこれを抜きには動かないようになっているのも確かだ。

2012年2月16日木曜日

商魂たくましく中国の広州から世界一を奪ったスカイツリー

 「商魂たくましい中国に一矢報いた」と評する話があった。東部資本が投資して「商魂たくましく」つくりあげたのだから、目くそが鼻くそを笑うの類ではないのか。


 11日に開通式のあった東京ゲートブリッジも2618メートルという長さ。双方とも建設に使った鉄材で、ナントカ製鉄会社は、どれだけ売りあげをのばしたのだろう。きっとこれも記録に残る数字だろう。


 3000円払うスカイツリーの料金は鉄鋼会社へいくわけだ。こうして造るのがはたして日本の文化になるのだろうか。文化人たらずともこの在り様が胸に落ちない。


 「鉄とコンクリートの町を造る」と批判されて、美濃部氏に敗れたことがある石原現知事は、ひたすらこの道に走る。


東京港の東京港の整備に236億円(35.6%増)、東京外かく環状道路の整備に102億円(32.5%増)、首都高速道路の整備は213億円(52.6%減)、鉄道の連続立体交差化の推進は408億円(8.9%減)などという今年の都予算。


 あまつさえ、銀行遊びに失敗して今度は電力遊び(100kW級天然ガス発電所の新設に1億円)にまでご発展か。

2012年2月15日水曜日

森をつくる運動すばらしい

 28日に国連機関、国連森林フォーラムが「国際森林ヒーロー」の一人に宮城県気仙沼市のNPO法人「森は海の恋人」理事長の畠山重篤氏を選んだ。


 気仙沼市でカキやホタテの養殖をする一方で、気仙沼湾に注ぐ大川上流域の植林を続けてきたことが評価されたということ。


 「森は海の恋人運動」は、同氏の「豊かな汽水域の恵みは豊かな森があってこそ生まれる――」という点に着目し、おいしい牡蠣を育てるために、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を続けるなど、環境保全活動および環境教育活動を20 年以上にわたり継続してきたもの。


 東日本大震災の折には、このNPO法人の運動に対して、ルイ・ヴィトン社から支援が寄せられていた。約50年前フランス沿岸で牡蠣がウィルス性の病気でほぼ全滅になったときに宮城県産の牡蠣が役立てられたという歴史があった。フランスの牡蠣は北上川河口の宮城種とのこと。
    ブログ→ リアスの海辺から~カキじいさんのつぶやき

2012年2月14日火曜日

公務員はだれのために働くか

 岡田副総理が、あと一年で2割は解雇しないと数は合わないと記者会見で表明した。


 高級公務員は別として、平(ヒラ)公務員の処遇は決していいものでない。定数削減が毎年行われてるが、これは組織の全般にわたってやる。


 時の「要請」によって一部は増員になる部分もあるが、全般的には減数値目標を完結する結果をだすように設定する。だいたい毎年業務量が絶対に減っていくなどということはありえないのに。


 それによって業務内容は濃くなっていくが、なんとか軽減をはかって業務を圧縮したり省略したりすることになる。公務員とて今は「民間の経営手法」で運営されているから、目標についての自己申告もあり、果たした業務の結果に対する業績まで自分でやることになっている。


 だから、躁鬱症になってしまう人も非常に多い。はては、若い人の自殺も増えている。人が少ないからやることが多くて、ポカがおきる。出張に行って届けるべき文書を、紛失してしまうという事件がひっきりなしに起こる。そのときの対応が、私流に言えば「狂って」いる。


 紛失を上司に届けると、上司が上部に報告する。しないと後でまた物議をかもす。上司は職員全部を動員して捜索にあたらせる。


 だが、紛失を起こしてしまった者に対して職場全体に知らせて「懲罰」するということが、解決のみちであることになるのだろうか。同一の事件は何回もおこるから、解決にはなってはいない。


 公務員は少ない方がいいという一般論はこういう実態も生んでいる。そこに住民のためという行政の視点はどんどんぼやけてくる。

2012年2月13日月曜日

原発事故は挫折や失敗のうちとする感覚

 「挫折があったり失敗があったけど、しれを体験しながら克服することで文明が進歩して今日まできた」という石原文化知事の言葉。


 原発の是非を問う住民投票条例について「作れるわけがない」と言い放った。


 同じ記者会見で石原伸晃氏に「止めてしまえと言っている。ぱっと辞めちゃって外で言いたいこと言ってるほうが、よっぽど人気出るわな。」と言ったという。


 なるほどわかった。人気にすがって願ってもいないオリンピック誘致をしてみたり、浜渦などというヤクザを副知事にしてみたり、銀行ごっこをしてみたり、しないと決めていた築地市場の移転を強行したりできるというわけ。でもそうそううまくはいっていない。


 それに人権感覚というのは凄いものをもっている。福島原発の事故を「挫折や失敗で、克服できること」としていること。原発の事故によって、どれだけの人や自然が被害をこうむっているのか、東京湾にまであるホットスポットなどまったく考慮していないということだ。


 もっとも、しばらく前の話だが、自分が花粉症になったから奥多摩の杉林の対策をとろうと動いたことがあった。そういうきっかけでもないと政治では動かさないという程度のことか。そう東京マラソンも忘れてました。26日にはスタートのピストルを撃つのでしたかね。

2012年2月12日日曜日

都の1012年度予算、「今年も投資型で」


 都の予算の内容を知る機会はあまりない。「復興ニッポン」で紹介されていた内容では「公共事業費などが8年連続増加、都の12年度予算」と投資型予算を評している。

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復興ニッポン2012.2.2 → 都予算

 東京都は120日、2012年度予算原案を発表した。一般会計の予算規模は前年度比1.4%減の61490億円と4年連続で縮小したものの、公共事業費などの投資的経費は同0.2%増の8422億円と8年連続で増加した。
 事業評価などを通じて歳出総額を抑制する一方で、新たな雇用や需要を生む可能性のある社会資本整備に重点的に予算を配分する。併せて、東日本大震災を受け、防災やエネルギー対策も強化。公共施設の耐震化や発電施設などの整備を進める。
 防災面では、緊急輸送道路の機能確保に298億円(11年度当初予算比58.5%増)、公共建築物などの耐震化に202億円(6.3%増)、木造住宅密集地域の不燃化・耐震化に78億円(32.2%増)、津波・高潮対策に206億円(12.0%増)、土砂災害対策に84億円(10.5%増)、防災公園の整備に216億円(98.2%増)、豪雨対策に307億円(12.9%増)を盛り込んだほか、液状化対策5億円を新規に計上した。
 インフラ整備では、東京港の整備に236億円(35.6%増)、東京外かく環状道路の整備に102億円(32.5%増)と予算を増やす一方で、首都高速道路の整備は213億円(52.6%減)、鉄道の連続立体交差化の推進は408億円(8.9%減)と減額した。また、築地市場の移転に伴う豊洲新市場の整備に11年度当初予算の29倍の607億円、八ツ場ダムの建設再開に伴う経費として43億円(2.4%増)を計上した。
 このほか、環境・エネルギー対策として、11年度当初予算の2.7倍に当たる94億円を投じる。そのうち、官民連携インフラファンドの創設に30億円、100kW級天然ガス発電所の新設に1億円、自立・分散型電源導入支援に5億円を新規に計上した。
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 防災対策に一定の予算をつけたように見える。が、なんといってもインフラ対策として東京港の整備に236億円、豊洲新市場の整備に11年度当初予算の29倍の607億円、八ツ場ダムの建設再開に伴う経費として43億円(2.4%増)を計上というのが、公共投資型予算のとして表れている。

 豊洲移転地の土壌の安全性については、議会でも疑問が呈されている。ボーリング調査も、昔使ったものを調査の結果として使用しているという。膨大な予算を都民生活に回したらどれだけのことができるだろうか。

2012年2月10日金曜日

列車遅れて午前様になった

 この豪雪で列車の窓修理に遭遇した。列車の屋根に固ものがぶつかった音がガラガラと派手に聞こえた。たぶんパンタグラフについた氷が落ちたのかと話しているたら、しばらく続けて走って駅に到着してから、窓の修理をするとアナウンスがあった。


 まあこういう時はJRの修理部門は、下請けで手薄だから時間がかかりそうだなどと、あきらめながら話していた。まめに状況は放送してくれるが、修理の担当に時間がかかっている。


 まあしかたがないと、乗客も平穏に時間を過ごしていた。修理の担当が到着したというので、どうせ暇だし、野次馬根性でその修理している個所を見に行った。


 担当者は寒いなか素手で懸命に作業をしていた。修理そのものの時間はそんなに長くはなかったようだ。


 ようやく走り始めたと思ったら、今度は分岐装置の不具合で動けないとのアナウンス。これがまたたっぷり時間がかかってなかなか回復しない。


 ついに後続列車に乗り換えることになった。みな立ち上がって動こうかとしたときに、「移動中止」のアナウンス。分岐装置が治って走り始めた。


 こなると単線の悲しさ、交換列車のための時間調整でまたまた遅れ。乗り換えの列車は、繋ぎのための時間調整。やっとたどり着いた中野駅には最終電車で、帰宅は午前様となってしまった。





チガヤ(茅萱)は強し

 福島第一原発の汚染水処理の塩ビ管が、チガヤ(茅萱)に穴を22か所もあけられて、役に立たなくなった。


 チガヤとは強い雑草らしい。人間社会との共生的な関係なあるようで、サトウキビの仲間で糖分を蓄える性質がある。昔子供がおやつ代わりに噛んだり、新芽を食べたりしたとか。


 茎葉は屋根ふきに使い、乾燥した穂(綿毛)を火口(ほくち)に使った。花は強壮剤で根っこは利尿剤にも使われるという、多方面に役立つ優れものだということ。


 これが原発の冷却に障害になったという話。汚染水を処理して冷却に再利用する「循環注水冷却システム」もたわいないことだ。


 これも「想定外」ということになるのか。「あなた次第で 鬼にも蛇にも なります神にも仏にも」(都都逸)って、チガヤが言っているかも。

2012年2月9日木曜日

肘折温泉で豪雪とのこと

 この大雪で3メートル以上の積雪量があったと報道している。ここには最近写真を撮りに2回ほど出かけている。秘境の温泉として有名だが、確かに山奥の温泉場の様相をしている。


 現在は車で新庄から40分くらいで行くことができる。温泉ばかりがほぼ100パーセントあって、例外は蕎麦屋さんと郵便局などあとはお土産屋さん。


 ここに毎日朝市がでる。大蔵村の住人だけが出店できるという。こういう場所だから、写真のテーマとしてはうってつけだ。


 銅山川が温泉の脇を流れていて、ここの上流に大きなヤマメがでるという、つり記事を見たことがあった。それからずっと釣りの機会をねらっていたが、やることができたのは最近だった。それも温泉の前で、連続して釣れる幸運に恵まれた。


 温泉場で観光のために放流して釣らせているらしい。その後一回やってみたが全く駄目だった。


 温泉の外れにある上流部には堰があって、そこに固まっているらしい。3人ほどしか入れないような場所で、朝早くからやっている人がいた。ずっと下流方でもよさそうなポイントも見えるので、今度はそちらでやってみたいと思う。ただ、写真撮影と両方やるのは無理なので、いつになることか。



2012年2月8日水曜日

岩洞湖のワカサギ釣りは耐寒勝負

 2月上旬には岩洞湖のワカサギ釣りが解禁になる。岩洞湖は日本一寒いところだそうで、それが売りのひとつもある。1月30日には少し手前の藪川でマイナス258度になったということだったが、地理的に寒くなる条件があるのだろう。


 全面結氷が2月の上旬くらいで、毎年凍る具合を見ながら解禁日を決める。このときは、カラフルなテントが点在し、ところによっては集中してワカサギを狙っている。


 これまで何回か行ってみたものの、釣れないというより寒くて長い間はいられない。なにせ、座ったまま箸のような釣り竿をあげたり下げたりするのが唯一の運動なので、身体は冷える一方。


 氷上に穴を開けるときだけ、少し息が切れて一時暖かくなる。穴だっていくつもいらないから、あとはどうしようもない。


 親父は寒さには強いというのか。動じないみたいな様子で、戦中で生き残ったものの強靱さを感じる。


 ここ2年はいっていないから、また釣ってみたいが、どうだろうか。高齢でさすがに身体もそれなりに弱くなって、歩くにしてもバランスを直ぐ崩すし、耳も聞こえにくく眼も衰えてきている様子。一緒に釣りに行くのが楽しい様子だったころとは違う。

2012年2月7日火曜日

釣りをやる人は気長という話

 釣りをする人は気が長いのではないのとよく言われる。いやいや釣り師は気が短くないと、魚はつれないよ、だいいち、魚が食いつたのをつり上げるのに、じっくり構えていたら魚が逃げてしまうと、反論した。


 これは自分が気が短いから言ったもの。ほんとうはどうなんだろうか。どうしたら釣れるかを考えないで、気短に反応ばかりしていてもやっぱり釣れない。


 釣れなければ仕掛けも考えるし、釣り場所も変える。釣れないもは、腹がたつという範疇にいるうちはつれないから、頭を使わなければいけない。


 気ままに釣れるチャンスに出会うのは、イロハのイだけれども「もっと釣りたくなる」から「天狗になる」までには、それなりの努力がいる。釣る魚によってもちがうし、天候、仕掛け、釣り場の選択、身なり、情報などいずれにしても相当の研究と実践の積み重ねがいる(だから費用も)。


 その法則なり経験を交換して腕を磨くことになる。大会でやるから面白くないと、かつては感じていたが、それではうまくならない。


 そんなことがだんだんはっきりわかってくるようになると、皮肉なもので釣りに行くチャンスが減ってくる。「もう少しのところ」というあたりがいいのかもしれないが。

2012年2月6日月曜日

メモ帳の50ページが使い終わった

 旅の記録メモ用にと考えて、手のひらいっぱいのサイズのメモ帳を使い始めた。これにビニール製のスパイラルのラインをつけてペンを繋げた。


 試しにと、あれこれ日常「忘れそうなこと」を書きこむようにしてみたら、これが意外となかなかいい。第一にブログのネタメモに書きとめることができる。


 テレビのニュースや、レシピ、旅番組の地方名などの覚えていられないことをメモしておく。新聞記事からの簡単な抜き書きも有効。思いついたことをすぐ書いておく。


 いろいろ書きこんだら、今度は整理しなきゃならない。せっかく書いたものをどこかで生かしたいと思うから、パソコンのグーグルドキュメントに整理して書き込んでいる。


 ただ、この新鋭の道具を置いたままどこに置いたのかは、覚えていないと役に立たない。



2012年2月5日日曜日

2月になると渓流釣りが解禁で

渓流釣りには、春のうれしい到来となる。21日からというところもあるが、27日の解禁になっているところが愛知県の寒狭川。


 ずっと前になるが、イワナを釣ったとき水温が零度だったことがあった。そのときの渓流の魚はまだ水温が低いし、エサも食べていないから活性がない。

 やっとエサを咥えたかと思ったら、上がってくる魚は元気がない。つりの味わいとしては、物足りない。

 漁協の「成魚放流」などをあてにしてでかけたものだったが、寒いのをこらえていくつかの魚が釣れると、温泉につかることになる。

 冷えた手先足先がチンチンいって、気持ちの良いことこの上ない。それはそれで楽しいもの。近頃は魚の活性が高くなっている5月ごろ、ゆきしろが収まるころに行く。魚の反応が全く違うし、天然ものに出会えるチャンスが高い。

2012年2月4日土曜日

雪かきで

 雪かきで出入り口の前を歩けるようにした。除雪車が来て道路と、家の前を掻きだしてくれるが、隅の方までは無理なので、一家を上げて二人が、雪かきにあたった。


 というより、仙人がいつも身体を動かすためにやりはじめるので、見ていないと心配というのもある。雪がとても軽くて仕事は楽だった。


 日本海側から内陸部の山形秋田などは、ものすごいふりで雪おろしが大変らしい。ここは湿気の少ない雪で、山麓のためか飛んできて積もるようだ。プラスチック製のスコップで軽々とできてしまうので、高齢者向きで助かる。


 それでも、仙人が少し心臓がおかしかったというので、そっちの危険も心配になる。村役場に用があるというので下まで降りて済ませ、昼は外食にした。スーパーに寄って食材を少し入れて戻った。


 せっかく晴れたので、身体が動き慣れたところで三日ぶりに晴れた山麓を歩いた。久しぶりの解放感で、シャッターを何回も押してしまった。岩手山が珍しく冴えて見える。





2012年2月3日金曜日

セシウム、スギの浸透は早いとの調査結果

 東京農業大学で、森林のセシウム汚染の調査をしたと報道があった。9月から12月に森林7カ所のスギ、ナラ、クリなど30本程度を調査したところ、樹皮だけではなく木の内部にも高濃度で浸透していることがわかった。


 一番高かったのは南相馬市の高倉のスギで、年輪に5430ベクレル、内部の平均は2300ベクレルだった。
 測定結果は、福島第1原子力発電所に近い森林が比較的高く、材内部の放射性セシウム濃度の平均が4382300ベクレルの間に分布。



 周辺の空間線量は、文部科学省の放射線分布マップによると毎時1.93.8マイクロシーべルトだった。基礎実験では、葉に付いた放射性セシウムが24時間以内に根から先端の葉まで移動することがわかった。 


 「放射性セシウムは思っていたより早く内部に浸透していた。樹木内の水分は夏より冬のほうが動くので、冬の間にさらに浸透が進むと思われる。高濃度の樹木や樹皮、木材からセシウムが気化するリスクが懸念されるので、何らかの基準値が必要だとは思うが、線引きは難しい」と林教授の話。


 セシウムの「移動」がまたひとつ明らかになった。スギ花粉への影響は少ないような報道もあったが、どうもそう単純ではない気がする。






復興ニッポン →
南相馬市の樹木内部から高濃度の放射性物質

2012年2月2日木曜日

公務員の政治活動制限見直しますか。


 公務員は、憲法の規定に反して政治活動、選挙活動の自由は制限されている。それで選挙のある度に、制限している旨の法令規程を文書にして、ご丁寧にも周知する。

 何故公務員が政治活動をしてはいけないのか。政治活動でなんでもつまびらかになっては具合が悪いのだろう。守秘義務もそのたぐい。個人情報を漏らすのはまずいけど。外に漏らしたら具合の悪い規則規程などは結構ある。

 防衛局長の講話の際にメールで参加を促したのが外にでちゃあまずいよ。だからどうして漏れたか調べてるって。なにを考えているのか。防衛省の組織を使った選挙運動じゃないか。

 これまで選挙の都度やってきたっていうこと。よし、それではこの際選挙活動は自由にやるようにしたらどうか。そもそも選挙活動の制限は、選挙中は「なにもできない」ほどメチャクチャに制限をしている。

 戸別訪問がいけないというのは全く意味が分からない。金や利益誘導、権力を使った行為は当然まずい。規制があってしかるべき。

 そのようなことを防ぐためというのが理由になっているが、それより「政治を語らせない」ことが主眼。そうして政治を闇にしておいて、政治の光を求める声に後ろ向きな行為をずっとしてきた。

 「公約」を死語にしてしまった自民党政治。マニュフェストを葬り去ろうとする民主党政治。こういう政治をすすめようとするから、比例定数減80減・小選挙区5減によって、少数政党の議席を奪いとろう、などということを着想するんだ。様々な要望や声がますます通らなくなってしまう。

2012年2月1日水曜日

消費税を上げれば…ができる!


 消費税は来るべき高齢化社会に備えて導入すると説明していた。その財源いったいどこへいったのか?

 介護保険制度導入で別に「後期高齢者」から掛け金を取っているし、年金に回ったことはないし、特養ホームは民間にやらせるようにしてしまった。

 高額所得者と法人税の減税はキチンとやった。フツー以下の所得層の減税は止めてしまった。さて、消費税の財源はどこへ。
 東日本大震災の復興財源の論議で一時、「復興税」などと一緒に論議になった。今度は「一体改革」とかで社会保障の財源にするかのような素振りをみせる。

 岡田副総理は、主婦連合会との意見交換で、「(増税分の)使い道は全部社会保障だ。医療や介護など(国民に)同じサービスがいく。取るところだけではなく、使うところもトータルで考えて欲しい」と言った。

 やっぱり、これまでは使っていなかったと白状したようなもの。消費税を導入した後は「打ち出の小槌」で、なんやかやと理屈をつけては税率を上げようとする。

 消費するたびに税金を「振り込む」こちらはたまらない。振り込め詐欺を国がやっているようなものだ。

2012年1月31日火曜日

つりの会の総会シーズンに


 勤労者つりの会の総会が、連合会と単会で開催される。新しい息吹を取り入れたいと頑張ってはいるけれども、釣りを楽しむ環境がどんどん低下してその上福島原発事故による汚染の問題が影を落としている。

 関東近郊をテリトリーとする会が、東京湾の木更津、江東区の運河や群馬の湖沼、鹿島沖などでのセシウム汚染で、釣りの催しにも影響を受ける。

 「東京湾の魚は食べない」「釣らない」との話しも出てきている。東京のつりの文化にも少なからず心を寄せながら、続けてきた釣り活動が、危うい状態になっている。

 続けていくのはいっそうの努力が必要だ。東日本大震災や福島原発事故の結果、こと「魚」を巡っても様々な画策を見た。海に平気で汚染水を流し込む。漁業の復興は大企業が入りやすい特区で。魚種の汚染測定は一部だけのないがしろ等々。

 来月からは渓流の解禁が始まる。阿武隈川流域の一部はセシウム汚染で漁業不可能。森林が受けた汚染の調査はどうなっているのか。今年はこうしたことの追及抜きには活動できないだろう。