2012年4月16日月曜日

諸事片付けの一日

 昨日の「与田浦の川漁師さん」の写真と動画をホームページに載せた。動画はYoutubeに載せたので、これを写真集のHPに挿入すればいいのだが、ビデオファイルを張り付けることもできるようなので、挑戦してみた。


 ただ、これは見るときにソフトが必要なので、パソコンによってはみることができないみたいだ。使い勝手はもう少し研究しないとだめだ。漁師さんはテレビに2回もでたことがあるそうなので、HP登載もよいだろうと判断した。


 午後は溜まっている雑事をやらなくてはいけないと、郵便物の整理から始める。2月にプロバイダーを変えて、使わなくなったレンタル機器の返却をすること。これは返却の手続き書類を待っていたものだった。連れ合いが退職したことで、自己の年金額が減ってくることになるので、その届出もださなくては。


 介護保険の払込み、そのほかいくつかある。準備してから必要なものをもって、外に出る。血圧の薬が切れているので、病院に行く道で郵便局に寄り、郵送物を頼んだ。中野の駅の北側まで、ウオーキング。暖かくなったせいか、人の行き来が多いみたい。介護保険は期限ぎれで、コンビニでは扱わないそうだ。


 岩手山麓で撮りためた写真をSDカードから、外付けHDDにコピーして、今日の仕事はお開き。

2012年4月15日日曜日

フナつり大会フナ釣れず…魚いるのに

 目覚まし時計は3:40にセット。先日のイワナ釣りの「早起きトレーニング」効いてか、時間前に目が覚めた。昨日岩手山麓から東京に戻ってきて、当夜は連れ合いの「退職ごくろうさん会」で家族全員集合して大宴会。カニやら寿司やらを豪華にそろえて盛り上がった。暮れから、今年にかけて家族に体調不良が蔓延していたが、落ち着いてきたのでなにより。


 早めに寝ておいたからよかったのか、段取りよく支度をしてレンタカーの店へ歩き出す。店まで25分はかかるから、釣り道具の荷物が重いときはちょっと大変。時間通り待ち合わせのMさんを乗せて与田浦へ向かう。しばらくぶりで皆と会うので気恥ずかしい。


 80人が参加して盛会になった勤労者つり大会(フナ)。開会式を済ませて釣り場へ向かう。どこへ行こうかと、いつも迷いながら「通ってきている人にはかなわない」と話しながら水路をいくつか見て車を走らせた。


 水路が交差している辺り(6号水路)で釣ることにして、始めたものの風が強く吹いて寒い!しばらくやっていると小舟を操ってこちらに向かってくる人がいる。


 見ていると、水路に差し込んで立ててある竹に船を繋いだ。網の筒状の部分を引き揚げて魚を取り上げていた。網を水中に張って魚を誘導し、丸く長い筒状になったところに集めて捕獲しているようだ。舟に引き上げられた魚は結構量あるようにみえた。


 声を掛けたら岸まで来てくれて、いろいろ話してくれた。寒い時期に、「オダ」を仕掛けて網で1トン近くもフナを獲ってしまっているから今は獲れないんだと話していた。


 釣れないんだというと、やるよと言ってくれた。「いや大会だからもらうわけにいかないんだ」と断ったのに「それじゃやるべー」と言ってフナを二尾放って置いて行ってしまった。無論放流しましたよ。好意を無にするようでしたけど。


動画で撮りましたが、5分以上の大作です。
     
 →  虚鯊写真集

2012年4月14日土曜日

スリルとサスペンスの夕げ

 冷蔵庫を開けて、あれあれ!あると思ったニンジンとゴボウが、両方無い。調理を始める直前に食材を確かめるというのは危ないな。なにせ記憶力が最近危うくなってるから、事前に確かめておかなくちゃならないんだ。


 鳥のもも肉なら仙人も食べるから、これを使ってと思っていたら目算が狂った。キャベツがあるからこれで何とかならないかと、まず鳥肉を胡麻油で軽く炒めて、だいたい火が通ったところで水を加え、醤油、みりんを入れ、白だしに鰹だしを少々。


 味見をすると少し甘い。醤油を加えて塩を入れるとだいたい良い味になってきた(と思われた)。ここにキャベツ3枚ザックリ切ったものを入れた。


 何をつくろうと思ったわけでもないが結果としてできあがった物は「鳥肉のキャベツ煮」かな。油もつゆに溶け出して、しつこくなくて良かった。「味の補償無い」と仙人に言うと「食えるよ」と反応があった。これに白菜の漬け物、ほうれん草のお浸しを付けたら、まあまあの食卓になった。


 何をどう造るかは毎日「その日暮らし」で、スリルとサスペンスの連続だ。しかし、今は「味付け」の調味料がたくさんあるから、料理を知らない物にとっても何とかなるものだ。

2012年4月13日金曜日

北朝鮮のミサイル失敗らしい。でも日本もねえ。


 北朝鮮が発射予告をしていた長距離弾道ミサイルについて、田中防衛相は13日午前8時24分ごろ、防衛省内で記者会見し、「7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射されたとの情報を得た。飛翔体は1分以上飛行し、洋上に落下した模様であります。我が国領域への影響は一切ありません」と話したとネットニュースで配信されたのは9:10分。

 そのときすでにアメリカの偵察衛星がとっくに発射を確認していた。NHKにでてきた「元海将」氏が、確認のために時間が掛かっていたような弁解を説明していた。8時のNHKのテロップでは「発射確認していない」とのことだった。発射から20分以上も立っていながら、日本は「確認できない」状態だったと言うことになる。

 そんなこことはあるはずがないから、情報が管理されていうことか。防衛省はアメリカ国防省の連絡も受けているだろうから、とっくに確認していた。ミサイルの破片の「迎撃態勢」をとって、「万万万が一日本に飛んできたときのため」(元海将談)に備えた。

前日のニュース
=============================
時事通信 412()1221分配信
米軍の早期警戒衛星が捉えた発射の第一報は、航空総隊司令部のほか中央指揮所の「総合オペレーションルーム」に届く仕組み。
  ミサイルが発射された際の情報伝達について、2009年の前回発射時に「誤報」した教訓から、制服組トップの岩崎茂統幕長が確認した上で、首相官邸に連絡することにしている。
========================== ===

 危険の可能性の低さを承知で、税金も使って大仰な体制を取って、挙げ句の果てに、国民への通報は、ミサイルが飛んでいた81秒後のずっとあとに「確認していない」と知らせたわけだから、祭りが終わってからの知らせみたいなことになっている。防衛省からはマスコミも情報をとっているから、「情報操作」されていたことになる。軍事に対する「監視」が行き届かないのは危険なことだ。

だから、日本独自の偵察衛星(情報収集、早期警戒)を期待するという「声」と気脈が通じている。


防衛省、自衛隊の専門誌「朝雲」1月26日 バックナンバー参照
========================== ===
宇宙開発調査会、早期警戒衛星運用など 安保分野の利用を提言


…安全保障分野での宇宙利用は、昭和44年5月に衆議院の宇宙開発・利用の基本に関する決議で、「宇宙開発は平和目的に限る」として閉ざされていたが、法改正により、防衛省が進める弾道ミサイル防衛システム整備や情報収集衛星、早期警戒衛星の開発、運用への効果が期待されている。
==============================




2012年4月12日木曜日

渓流つり余録

 昨日は釣りから帰ってきてから足腰が痛くなって、ああ年だなと思った。今朝はどうなるかと案じていたが、そんなに痛いと言うことはなかったので安心。まだ若いか。ははは。
 
 釣りをしている最中も、足元はもちろん、枝に仕掛けを絡まさないようにと気を遣いつつ、無理しないようにと気を引き締めながら渓流を歩いた。疲れて注意が散漫になるとよろめいたりする。


 何度も渓流つりをやっているのに、サオの出し方に注意が行き届かず、仕掛けを木の枝に引っかけてしまう。焦ると余計トラブルに入り込む。


 同じことを続けるのが難しくなってきているので、短時間にきりあげることも意識して楽しんだ。それで、成果があったから言うことなしだけど、よそから見たらそんな苦労してどこがおもしろいのだろうとおもうだろうなと、勝手に思っている。


 自然のなかは厳しいもの。こちらが折れて合わせる以外無い。精神修養ではないが、心穏やかにいかないと危険も伴う。たかが釣りだけど、小難しいだけに、釣れれば面白みは倍増する。


 今日はピーカンになった。昨日釣りをやっておいて良かった。昨日釣り場にまとまって出ていた蕗の薹を採ってきたので、味噌和えをつくろうとネット検索した。前回調理したときも、作り方をネットで検索して見ていたが、この味噌和えもいろいろな調理法があるらしい。


 気に入ったものがあったので、「さじ加減」を正確にしてやってみた。これは上手くできたようだ。3回目の蕗味噌造りになった。東京へのみやげにしよう。

2012年4月11日水曜日

初場所初つり。イワナ31センチがでた。

 今期初の渓流釣りに行く。ウオーキングがてら、兼ねてねらいを定めておいた小さな渓流に入ってみた。雪は殆ど溶けていて、じゃまにはならなかった。しかし、水量は申し分ないが落差がない。雑木が渓流に被っているところは、攻めきれない。雪が雑木を倒したのかもしれない。


 渓流が林の中を流れるところで、ようやく竿を出せる。そこも枯れ枝が落ち込みに溜まっていて、難しかった。枯れ枝が流れていけば条件が広がるかもしれない。ボサのあるところは、これから先葉が出てくる頃には、釣りは不可能だろう。始めてやってみたところで、アタリがあったのが3回。


 最初はばらしてしまった。逃げた魚は大きい。次に慎重に食わせて、上がってきたのは以外にもヤマメだった。初ものなのでゲット。20センチかと思って後で測ったら18センチだった。次の当たりではイワナ。これは小さいので放流。


 場所も初めてのところだったので、みたてた結果としてはまあこんなものかと一応満足。




 11時に親父がマッサージに行くので、車で10分ほどのところに送って行った。終わるまで小一時間を過ごさなくてはいけないので、渓流がありそうな谷合のほうへ行ってみると、案の定釣りができそうな渓があった。


 この次のためと思いながら渓に沿って歩いて行くと、気をそそるような落ち込みがあった。道路端から竿を出せるところだったので、幸い車に積みっぱなしだった竿を引っ張り出してやってみると、大物の気配。


 一度は外されて、仕掛けを木の枝にひっかけて取られてしまった。新しい仕掛けを使って、もう一度。かかったのは大きかった。足は短靴だし、タモももっていないから慎重に浮かせて、持ち上げた。測ったら31センチあった。




 この上流にも気がひかれるが、この次の楽しみに取っておくことにして、歩く途中で見たフキノトウを急いで摘んで、戻ったらまだ、親父のマッサージは終わっていなかった。待っている間、写真撮影をしておいた。


 昼食後、もう一か所行こうという気になって、仙人の家からホンの数分ほどの「気になる場所」に行ってみた。人家のあるところだったので、やや川が汚れていて浅くなっていた。アタリは一度もなかった。


 帰ろうかと思ったが、その沢の上流に向かっては家に戻る道なので、少し上って行って途中から入渓した。流れもよし水量もよしで、反応がでた。22センチ25センチ2尾をつり上げた。時期はまだ早いかと思っていたが、活性が高くなる境目のような感じだった。イワナの腸には、食べた川虫などの餌がたくさん入っていた。



2012年4月10日火曜日

平和は軍事力とは相容れない


 北朝鮮が強行しようとしている「ロケット」発射は、人工衛星発射にみせた、弾道ミサイル開発の実験だろうと、現地を見た韓国の当局者が話したと報道している。

 先端に載せる衛星も実用とは見えないらしい。「国威高揚」を必要としているのが北朝鮮。軍備優先で科学の発達の分野でも遅れていることを、なんとかしたいと思っているのだろう。

 軍事的解決でない解決努力を各国がすすめているときに、日本は軍事的対応をハデに準備して、「過剰対応」と批判されたりしている。

 日本の人工衛星の開発、研究は平和目的に限るというこれまでの規範を破って、軍事的利用へと公然と変えていく意図。日本がつくってきた最先端の宇宙技術や技術者を軍事のために動員できるように、JAXA法を「平和の目的に限」らなにようにしようとしている。

 北朝鮮行為をも利用して、日本も軍事力強化に向かうのでは、同じ穴の狢になってしまう。自衛隊への印象が大震災後は向上しているとの世論調査だが、「国民の財産」でなく「国土」をまもるのが自衛隊の本分。

 災害出動はありがたいが、その限りの自衛隊でいて欲しい。今回の各所へのミサイル配備で危ない役割が見えてくる。さる天文学者の言葉。「日本は高い技術を持ちながら、絶対に軍事利用はしないと宣言してきた。だから世界から尊敬されている。高い技術と平和憲法こそ、本当の抑止力ではないだろうか」は素晴らしい。

2012年4月9日月曜日

仙人の暮らしは厳しい


 岩手山の登山口に向かう道は、見たところ雪が溶けているようだった。この本道に出るまでの小道が、ぬかるんでいてまだ雪を残している。そこだけぬかるみに入らないようにと、ウオーキングシューズで出てきたので、快調に歩いて登っていった。前方に何か見える。だんだん近づいてみると除雪車だ。道路の脇に車輪が入ってしまって傾いていた。

 前回雪がまだ残っているときには、木が道路に倒れかかっていた。まだ、通行止めの時期だった。

 先週は、強風のために木が折れて電線に倒れかかって、切れそうで危険な状態に見えた。その電線の行く先は一軒家だったが留守。ちょうど隣の人が外にいたので事情を話したら、その家のポストにまで行って、電気料金の請求書を見てくれた。請求書に載っている東北電力に電話をして、現地の所在と電信柱の番号をしらせた。

 昨日は牧草地にある堆肥施設の屋根が飛ばされていたのを見た。今期は特に酷いのかも知れないが、自然のなかの暮らしも大変なものだ。仙人になるにはこんなことで驚いていてはダメなんだろうな。







2012年4月8日日曜日

釣り場探索、あった。


 晴れた。朝の気温は、東京と5度の差だった。暖かくなってきた証拠かな。いよいよ岩魚釣りができるかと、ひととおり朝の仕事を済ませて、車で葛根田川に流れ込む沢を見に行った。

 以前、雪があるときにやってみたところに行ってみたら、やっぱり雪がしっかりと積もっていて、水の流れも多くない。雪の縁からやっても、こちらの姿が見えてしまって勝負にならないから、やるのはもう少し先になりそうだ。

 もうひとつの場所、有根沢は雪で入り口さえわからない。道路から少し入り込んだところなので、もう2週間前後は無理かも知れない。もっとも、スキー場と同じくらいの標高があるところだから、天候の荒れたドカ雪の後では無理なのだろう。

 午後からは歩いて、「下界」の方へ行ってみた。ウオーキングがてら見つけていたところを、覗いてみたら、雪は溶けてはいたが、なんと雪の重みで雑木が沢に倒れ込んでいる。雪が溶けているところにはクマザサが頭をもたげ始めていて、まさに藪の中。なかなか難しいものだ。

 農場があるところまで行ってみると、南向きのなだらかな丘陵は雪がほぼ溶けていた。緩い谷を流れる沢が、ちょうど水の量が良いようだった。朝方だと雪解け水が少ないから、状況は変わるだろう。釣りができそうなところの当てができたので、今日の探索は成功。

2012年4月7日土曜日

青森県東通村の教育水準向上は人件費によるもの


 原発立地の交付税で小中学校を建設して、「20人学級」で厚い教育ができた。潤沢な教育予算で、教師を増員して教育内容を充実し、教育水準を青森県内で10ポイントも上げたという東通村。

 英語の教師を雇用、スクールバス巡回。原発の建設までは交付税が手厚く流れ、建設が終わると交付金が減るという。電気事業者が、電力消費者から集めた金を使って、行政も取り込んでいる舞台が見えてくる。

 教育の機会均等もこんな次第とあきれるが、政策がねじ曲がっていることは重大だ。ただ、学校教育も「人件費が高い」方が良いという実証もあることに注目する。

 岡田克也副総理が、公務員人件費削減のために4050代に希望退職を含めて具体論を検討していると議会答弁した。新規採用の55.6%削減に続いていっそうの削減をする姿勢を表した。そうすることで負担(消費税増税)をお願いできると。

 公務員を減らすことが正論みたいに扱われるのは策略だ。しかも率で減をカウントするという乱雑な手法が、大事な日常の生活行政サービスを切ってしまう点を見ておかないと危険だ。

 国の省庁で、改善するべきところはあるとは思う。例えば自衛隊だ。これは削減の対象外、聖域になっている。北朝鮮の「飛翔体の欠片」のために、その装備と対応と、「人件費」を振り向けるということ。

 やたら軍事的緊張をあおることで、人件費を含む必要経費を使う必要があるのか。3月末からの演習で「弾丸打ちホウダイ」みたいなことは無駄とは言わないのか。

 人件費削減のために、民間に解放した「介護事業」は、「保険制度」導入によってさまざまな矛盾を起こしている。高齢化社会は高齢者が負担しろと。これも、じりじりと負担が増える。

 保育所は国の直接の施策ではないが自治体に責任を放り出している。これも、民間の事業者がビジネスチャンスをもつことになって、公的な責任は軽んじられている。結果、保育園の待機者は一向に減らない。入所者は高い保育費になるだろう。

 復興庁も当初の250程度では足りないと増員をした。公務員を減らすこと。これは眉唾で見ておかないと危ない。なにより、「眉唾」でサービスが切り捨てられた上に、消費税増税では振り込め詐欺と同様の行為だ。

2012年4月6日金曜日

地震の前兆わかればな


 地震の前兆を捕らえて住民に知らせるという取り組みを高知県須崎市が始めるという。市の南海地震津波対策プロジェクトチームが地下水水位の変動、魚や鶏などの動物の異常行動を観察して地震の前兆現象として捕らえて、参考情報として住民に提供する。

 電磁波の異常、漁場の変化、飼い猫の異常行動など、かつて地震発生直前に確認された現象を知らせるが、地震との因果関係が科学的に未解明な部分が多いので、避難勧告や避難指示を発令する根拠にはできない。

 地元ケーブルテレビなどを通して、常時公表することにしたとのことだ。3.11の直前の35日に茨城県の鹿島で鯨が52頭打ち上げられていた。鳥の行動変化とかさまざまな異常を研究の対象にして、裏付けを取れればいいと思う。

 研究の対象としないのでは話しにならない。中国では自然界の事象に注目して研究していると聞いたことがある。予知は簡単ではないと聞くけれども、自然界の生物が微妙に感じ取っていることはあると思う。ところで、今日の山麓は吹雪と晴天とが入り交じった。まさか、前兆じゃないだろうと思うけど。



13時14分


14時50分


この後、外に出ようとしたら、また雪空になった。

2012年4月5日木曜日

情報収集衛星が情報を隠す怪


 日本の情報収集衛星は、大規模災害(新潟県中越地震,福岡県西方沖地震,能登半島地震,新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部地震、霧島山の火山活動、東日本大震災など)の被災地上空からの写真撮影を行っています。

 情報収集衛星は「我が国の安全の確保、大規模災害への対応その他の内閣の重要政策に関する画像情報の収集を目的とする人工衛星」である(内閣官房組織令第四条の二第2項)と定めています。

 衆議院で全会一致決議されている、「宇宙に打ち上げられる物体及びその打上げ用ロケットの開発及び利用は、平和の目的に限る」としていたしばりを、北朝鮮のテポドン発射事件をきっかけにして、「多目的な情報収集衛星であれば平和の目的に限るという趣旨の決議に反しない」という解釈をとって、大規模災害等への対応にも備えるという名目を付け加えて、事実上の偵察衛星を情報収集衛星として保有すること決定しています。

 情報収集衛星の撮影画像は「必要に応じ、関係省庁にその結果を配布・伝達した」とされていますが、「秘密について保全措置を講じる者以外には非公開」ということで公開していません。今回の福島第一原発の爆発の状況も「配布、伝達」された国の機関があったのでしょうから、都合の悪ことを隠すことになったことは疑いありません。

 軍事機密として情報を管理、優先させることはかつての「戦争への道」を想起させます。


 宇宙飛行士だった秋山豊寛さん、元NHK解説委員の小出五郎さんも呼びかけ人になって、宇宙航空研究開発機構(JAXA)法からの「平和目的」規定削除に反対、これからも、日本の宇宙研究・開発は平和主義で行こう!(←リンク)とのアピールが出されています(赤旗情報)。国会請願オンライン署名を集めていたので、アクセスして署名を送信しました。

2012年4月4日水曜日

外交努力というのは日本にない?


 北朝鮮が発射する「飛翔体」落下に備えて迎撃態勢をとると、田中防衛省が準備命令を出した。日本が外交上どんな動きをしているのか、すればマスコミにもでてくるだろうけれども、いっこうに見えない。

 韓国サミットで「一緒に自制の呼びかけ」をしているだけで、日本としては経済制裁の延長をする以外は何の手も打たない。

 その一方で、地対空誘導弾PAC3配備、SM3搭載型イージス艦出動で「ミサイル防衛網」の配備をする。国連決議でも「事態の平和的、外交的かく政治的解決の約束」をすると、緊張を高める軍事的対応を否定しているのに。

 ロケット破片の落下位置を特定するのは非常に難しいと言われている。PAC3の射程は20キロ程度だそうで、まず難しそう。首都圏にこれ見よがしに配備して、まさに過剰反応。

 SM3のほうは、大気圏を音速の10倍から20倍で飛ぶロケットを迎撃するもので、弾丸を弾丸で撃ち落とすよりも難しいということ。こんな怪しい「ミサイル防衛網」で守ることにはならない。

 今回準備命令は大臣が出したが、自衛隊法では現場の事前判断で「撃てる」ことになっている。軍事行動が自衛隊の指揮官の判断で可能であることは、とても危険なこと。国同士の戦争になっていくことへの歯止めがない。

 電気事業連合会が、原発がミサイル攻撃された場合は大丈夫か?の質問に答えて「あらゆる外交的努力、政治的努力が傾注させることが重要」と応えている。電気事業連合会は原発問題でいろいろあるけれども、これはいただいておきましょう。

2012年4月3日火曜日

釣り場を見て、フキノトウ摘み

 ここ数日は5000歩程度しか歩いていなかった。昨日から強風で荒れる天気になると、気象庁が記者会見で注意を喚起していたので、なにか変な気がした。気象庁がこれまで記者会見というのをしていたのだろうか。官庁だからやる記者会見をやること自体はおかしくはないけど。


 それで、こちら山麓は午後から荒れるということなので、午前中早めに外に出て歩きだした。気温が上がってきているので、道路の雪は少なそうだったが、ほどなくやろうと思っているイワナ釣りの小沢をのぞいてみたい気がして、長靴で出かけた。


 3か所ばかり、水の流れ具合を見てみたが、水が増えているところもあり、雪解けが入っていないところもあり、様々だ。しかしこれから先は雪解け水が増えて水量はもっと多くなる。標高は400メートルくらいあるが、人家や畑が造成されているから、やさしい渓で、落差は小さい。


 かといえ、もっと下流に行けば水の流れは多くて雪が溶けるまで難しい状況になる。どこいらを入渓場所すればよいか、じっくり地形を眺めながら歩き回った。


 帰りがけに、一昨日採れたフキノトウのでている場所へよって、雪の切れ目から出ている若芽を、ビニール袋にいれて土産にした。一昨日採ったフキノトウは、調理にちょっと失敗して苦かったので、もう一度やってみることにした。


 このレシピもネットで見てみたら、いろいろなやり方があるようで、何回かやってみてうまくなることだろう。なんでもそうだけれども。かくして歩数計9000歩を超えた。

2012年4月2日月曜日

被災地を切り捨てるJR

 JR東日本は東日本大震災で被災したJR山田線、大船渡線について、バス輸送で「仮復旧」することで、岩手県に提案した。知事は「あくまでも鉄道の復旧を」という態度との報道だった。同じ日に、全線運休中の岩泉線を廃止にすると正式表明した。先月寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」も廃止にして臨時列車としてしまうニュースがあったが、そんなにJRは資金に困っているのだろうか。


 整備新幹線はじゃんじゃん資金を投入しているわけだから、無いことはないだろう。JRに切り捨てられた、第三セクターの「三陸鉄道」は震災直後から復旧活動に、ものすごいがんばりで奮闘している。もうけるばかりが能じゃない。国鉄の分割民営化が、やっぱりこういうときにも問われてくる。


長いので別紙で紹介(このブログの「ページの項目」)
毎日新聞「毎日JP→「資金のめどさえつければ3年で完全復旧させたい」三陸鉄道望月社長…
ちょっとながいです。

2012年4月1日日曜日

冬の能登・白米千枚田


 3年前に能登半島を回って、石川県輪島市白米(しらよね)町の棚田を撮った。5月でちょうど田植えを終えたばかりの頃だった。この田を使う農家はすでになく、地元の町と隣の3軒ばかりの農家が協力して「オーナー制度」で田を保全しているということだった。

 ここで小泉純一郎のオーナー名をみて、唖然とした。構造改革ということで、農業に競争原理を取り入れ、事業者が参入できるようにした。農家には夢がもてずに跡継ぎがいないと、止めざるを得ないところが多く出た。農地は減反で狭められ、「放棄地」で荒れた。その立役者が田のオーナーになるなんて、まさか罪滅ぼしじゃないんでしょうね。

 コメを生業として生きてきた農家を抹消、今の言葉でリセットして、「観光農業」への変身をさせた。グリーンツーリズムだのエコツーリズムとか、外国の手法を取り入ることで、観光振興で金が落ちるようにと、どこにでもあるようなスタイルを取ろうという。それしかないのだろうか。

 日本の文化と横文字の国の文化は歴史も風土も違う。農業を再生させるという展望とは、ちょっと違っていると思うが。

 名称の由来を「数が多いので千枚田と呼ばれるが、[狭い田]」からの転という説もある」としている。古くからの農家の苦労を思わせて、意味合いが哀れだ。

 ちょうど一年前にホームページを立ち上げた「能登半島輪島[白米千枚田]公式ホームページ」は2011329日にテストしたまま、完成してない。

 冬の能登・白米千枚田は訪れる人も少ない。昨年6月に羽咋市以北の4市4町が「能登の里山里海」として世界農業遺産に登録された。今は田に隣接する山側に数軒の家も人の気配がない。田植え時、取り入れの頃は賑わうのだろうなと、撮り歩きながらふと想像した。
 写真集 →虚鯊の数多フォト

2012年3月31日土曜日

古くなった国民新党が瓦解、「新しい」新党に夢??


 新しい政党ができるときには、「古い二大政党」がにっちもさっちもいかなくなったときに、雨後の筍のごとく出てくる。筍なら灰汁をぬけば、おいしく頂けるもの。同じアクでもちょっと強い灰汁をもった連中だから、灰汁抜きなんかできない。

そこで灰汁の所以の一席
 事業所税は、人口30万人以上の都市だけが課税できるもので、総給与額に課税されるものと事業所用家屋の新増築に課税される2種類で構成されていた。

 平成15年(2003年)331日で廃止になった新増設にかかる事業所税は、平成14年度(2002年)で東京都は12億円程度の税額(調定)(全国で300億円超)だった。都当局は毎年国に対して地方財政制度の見直し(←HP2000年の東京都の要望)を要請していたが、そのなかで創設以来1平方メートルにつき6000円である単価を7000円に引き上げるように求めていた。

 この税は、新築事業所用ビルを建設できるという活力の高い事業者が負担することになり、外形課税的要素もある税として貴重なものだった。

税制度が簡単に換えられた
 前置きが長くなってしまったが、この事業所税(新増設分)を廃止するために奔走したのが亀井静香氏だった。東京都は1999年に石原慎太郎が知事に就任した。その直後の税改正だった。2000年には「単価引き上げ」の要望を国に出していながら、2003年には廃止という扱いになった。

 廃止要求は森ビル社長が出し、亀井氏が動いたことだと、森ビル社員の話が伝わってきた。東京都主税局は国とのヒアリングの時にはこの問題を出さぬようにかん口令をしいた。

 廃止後の理由説明では「民間建築投資に抑制的にはたらくもの。都市再生等の観点から廃止する」というものだった。税制なども目にとどかないところでは、画策があるのだということを身近に感じたものだった。さて、石原慎太郎、亀井静香、…が新党をつくったら何をやるというのか。



2012年3月30日金曜日

キムタクも心配しているガレキ処理


 ガレキの受け入れで、自治体の対応に違いがでている。放射性物質がある危険性があるから、当然の心配だ。東京都がいち早く受け入れるということで、すでに焼却がされているが、汚染の程度はどんなものだろうかと気になっている。

 セシウムは焼却すると33倍の濃度になるというし、東京都知事は特異な人だから安全などはあまり心配していないのではないかと疑り深くなる。

 「東京23区清掃一部組合のホームページ」を見ると、焼却灰から検出されているという発表でところによって100ベクレルを超えている。排ガスと放流水からは検出されていないということだ。検査結果を文字通り受け取って良いのかどうかは別の問題で、評価すべきなのだろうと思う。
       HP →東京都23区清掃一部組合
 
 昨日ブログに書いた「みんなでつくる放射線量マップ」で数値を登録する際には「計測機器」の種類を選択することになっているが、その計測機器の数は55種に及ぶ。こんなに多くの計測機器があるのだから、みな同じ数値になるわけがない。精度の違いにばらつきが出るだろう。

 「どんな機械で、どこで、いつ、何を、どこの廃棄物を、何回しらべたか」等々、綿密な測定でなければ、信用できないということになる。当事者がホームページで発表すればいいということではすまされない。

 キムタクがガレキの問題で、質問に答えて話したという記事があった。「がれきの中にどのくらいの放射線量が含まれているか、ってことも含めいろんな問題が関わってくる」「福島で生まれたがれきを福島にというのができれば一番いいとは思うんですけど。できないという現状があるんであれば、それをどうにかする方法を模索していく必要がある」
        HP →週刊女性 4月10日

2012年3月29日木曜日

渓流つりへ高まる期待がしぼんでしまう


 歩いていると、屋根に積もった雪が溶けて流れ出しているのが見える。昨日今日は気温があがって、渓流へいきたい気持ちが膨らんでくる。渓流の水量はどうだろうかと思って歩きながら、小沢をのぞき込むが…まだかな。

 今日のニュースで岩手県の川の漁に自粛要請が出されたとのこと。渓流魚からセシウムが101ベクレルから189ベクレル検出されているという。砂鉄川、大川、衣川、住田川、黒沢の調査によるものと。

 春を渓流で楽しむという極上の楽しみを打ち消されるようだ。ホームページで「みんなでつくる放射線量マップ」(←クリック)というのがあった。「測定位置」と「計測機器」を登録して、情報を共有しようというもの。

 おお素晴らしい物があるなと思い、中身を見ていくと、なんと「電気事業連合会」の仕業らしい。ここにリンクされている「電気企業連合会」をクリックして「?よくある質問」の一つをみてみた。

=======================================

よくあるご質問

原子力施設で重大な事故が発生する可能性はゼロとは言えないのではないか?
原子力施設の安全に対する考え方は、どのような場合にも、放射性物質から周辺の人々の安全を確保することです。
たとえば、原子力発電所では、何重もの安全対策、すなわち
・異常な事態の発生を未然に防止する対策
・万一異常な事態が発生してもその異常が拡大し事故に発展することを防止する対策
・更に事故に至っても放射性物質の外部への異常な放出を防止するための対策
が採られています。このように、原子力施設では、仮に機器の故障や運転員のミスがあった場合でも、これがすぐに事故につながることのないような配慮がなされています。

==========================
それにしても、参加型放射能測定とは御念のいったこと。それに、安全性について反省がありませんね。

2012年3月28日水曜日

久しぶりのウォーキングで爽快

 早朝かなり雪が降ったらしく、木々の枝に雪がくっついて重そうだった。全くびっくりの雪だ。この界隈から500メートルくらいで国道にぶつかるが、国道は交通量が多いから降っても道路に溜まることはない。


 ここ三日で二回目の除雪車がやってきた。国道が直角に曲がるその角から林になるから、ここが山間部の始まりみたいに雪がたまる。強い風も吹くので岩手山の麓で通り道になっているようだ。


 東京とは温度が倍違っているという予報だが、さすがに午後のなると気温が上昇して、明るくなってきた。郵便物を出しに10キロ近く麓へ車で下って、郵便局まででかけた。


 ついでに、ほんとうに久しぶりになってしまったウォーキングをした。国道を離れてのコースなので、雪が残っていて轍の跡を歩く。歩き出すとどんどん先にいきたくなって、丘陵をぐるっと回って6000歩ほどになった。気分爽快だ。最近ブログの字がよく間違っているが、これも運動不足のせいかもしれないと思った。


夕方には枝の雪はすっかりなくなった。