2012年10月31日水曜日

温暖化対策を進めないと

 中国でも低気圧の影響で、被害が起きていると今朝のNHKニュースが伝えた。世界の天候のニュースだったから、当然アメリカのサンディハリケーンも伝えたが、このハリケーン800キロにも影響を与えるともので、740万人以上に被害、7州で33人の死亡が確認されているとのこと。大統領選挙にも影響を与えようかという凄さだ。  

 今夏は、北極の氷が溶けて記録を更新した。日本でも台風を含めた集中豪雨の被害が広がって増え続けている。地球温暖化の影響と断定できるのかどうかは、専門家の意見も大切だと思うが、その影響を指摘する声も多い。特に温暖化対策に不熱心なアメリカや日本が、憂き目にあたっている。

 被害は大きくなるばかりで、生命財産に対する被害、影響をこのままにしておくわけにはいかない。相手が自然だから「敵」の性格付けはできないが、人類内部で言えばテロだ。テロ、テロと言いながら、軍事行動や軍事力の強化ばかりしている費用の使いかたを止めて、温暖化に対する研究と対策に振り向けたらどうだろう。

 「中国の低気圧で被害が」のニュースはネットでは探せなかった。ニュースの価値として見ていないのだろうか。日本から逸れて、アジア大陸の方へ進んだ台風は「日本からそれた」と切り捨てるが、台湾、韓国、アジアにいけば知らぬ顔という予報、ニュースのあり方も変だ。

 日本企業の工場や、日本人在留者も少なくないだろう。中国にも多くの進出をしている。「国際化」を都合のいい時だけ使わないで、「人類みな兄弟」並みの位置づけをしてもいいのではないか。

2012年10月30日火曜日

釣り竿のバリエーション

 釣り道具は、大概上州屋の世話になることが多い。町場の釣り道具屋が、経営が成り立たないで閉店してしまうから、余計そういうことになる。つり道具の中で大切な竿は、達者なつり師を目指す人は、とりわけ大事にする。

 メーカーも高い竿を作って新しいものを売り出すが、こちらの懐具合があるので高いものをなるべく避けて買う。ただ、自分が好きな種目である渓流に関しては、いい竿を買って備えている。D社の「匠」の竿は、イワナ釣りを始めたころからすぐに使い始めて、現在も重用している。

 3年前だったか新しい「匠」をネットから購入した。これまでに比して安いので、取り寄せてみたら「海外製造」だった。品物としてはあまりいいものという感じはなかった。

 ハゼ用の竿に関しては、上級者が和竿をよく好んでいる。和竿の良し悪しは、良くはわからないのだが、ハゼが餌に飛びついたときや、その場で居食いしたときの「当たり具合」が何とも言えず、ここちよい。わかり易いといった方がいいのだろうか。そのときのショックを吸収してくれるから、かかりがよくて良く釣れるように思う。

 己の場合は、今のハゼ竿は8000円のイワナ用に購入した竿で、使用中にたわいなく折れてしまったものを、改良して先の方だけを使って造った。手元に庭で出てきた竹を繋いで、ちょうど握りやすい太さにした。3.2メートルの長さになったこの竿が常用の竿になっている。

 一から作った竿はワカサギ用のものがある。1メーターほどの長さの穂先の元を買って、先を細くヤスリで削って、これに安物のフナ竿の手元の部分を繋いで造った。これで、丹沢湖でワカサギを釣っている時に、「大物」がかかってしまった。上がってくるまでは30メートル近くもあるので、抵抗が強くて竿は折れると思ったが、浮かせるとサツキマスだった。

 取り込むときに友人が、魚に絡みついた針をはずしてくれた。その時に友人が指に針を刺してしまった。先日その友人と会ったときにその話を思い出して笑った。ワカサギ釣りに行こうという計画ができた。

2012年10月29日月曜日

艦隊のかっこよさの先に見えるもの




フェイスブックに載った、写真サイト(東京写真部)に投稿された艦隊の写真に集まった評判。

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コメント集
・パッと見たら、完全に「空母機動部隊」ですね。
・観艦式ですね。
・私の持ってる写真も投稿しようかなって思いました。
・シェアさせていただきます。
・ありがとうございます。
・日本の空母護衛艦隊だ。と言うとあの国を刺激するかな?写真とても綺麗です。
・先日の観艦式での写真ですね。私の撮影とは比較もできないほど素晴らしいです。
・サンタ・クルーズ諸島沖に急行する隼鷹・飛鷹の姿かと思いました!
・怖いけど、かっこいいとも思ってしまう男心
・かっこええねー。
・美しい!!
・昔の連合艦隊みたいですね!写真としてもよいです!!
・かっこいい!

けど、平和であって欲しい!
・身震いするほど身が引き締まる!
・素晴らしい!観艦式ですね。すばらしい〜♪

私の「コメント」は
・平和の対極を思います。


2012年10月28日日曜日

東電が福島復興に全社員で…は?


 東京電力が起こしてしまった事故の責任は事業者として、大きな責任がある。被害を受けた住民や自然環境に対してこれから先償っていく責任を負っている。ここをあいまいにして、なおかつ原発を稼働させようとすることは、誰が見ても納得できることでない。

 東京電力が2013年4月から、全社員を福島に派遣して復興にあたらせるという方針を決めたと伝えられている。事業責任が問われ、反省もしていないものが復興支援となると、安全でないとはっきりした「安全神話」を将来に再構築すると意図していることになる。

 それでは責任の取り方が違うと思う。それに全社員3万8千人が年間延べ10万人体制で臨むということだが、電力事業遂行の意思決定にも加わらない「ヒラ社員」等が、全員で責任を取るべきことなのだろうか。

 東京電力が起こしたことだからと、会社全体、全員をターゲットにした批判はわかり易いが、全社員が雇用主と同じ立場ということは言えない。公務員の給与が高いという主張が、高級官僚と一般の公務員と同等として扱われるのと同じことだ。

 「坊主憎けりゃ」というのは乗りやすい。メディアも往々にしてそういう扱い方をする。雇用者は雇用主へのアイデンティティを要求されるから、マインドコントロールを受ける立場だ。そうしないと継続して就業することはできない。その意味での責任はある。しかし事業者が社会貢献、社会正義の意味をかみしめることを踏み外さなければ、こんなことにはならなかったのではないか。企業家の「良心」はないものだとは思いたくないが。

2012年10月27日土曜日

都政がよくなればいいが。

 石原都知事に対してマスコミは、これまで人気者扱いでどんな失政、言動にも配慮してキチンと批判してこなかった。やりたいことだけをやって、放り出すのは解っていたことだろう。放任したことで、どれだけの失政=無駄をやらせてしまったことか。

2016五輪招致の大宣伝、電通独占の新宿西口

 職員全員に配ったバッジ

     →つづきの写真

2012年10月26日金曜日

80歳にして立つ石原慎太郎知事


 石原慎太郎元知事が、電撃的辞任した。会見が50分独壇場のようだった。国会議員を途中でやめた「実績」で、また途中で止めるだろうと思っていた人は多い。また、国政に出て行くのだから「80歳にして立つ。」だから普通なら尊敬すべき事柄だろう。

 憲法を破棄しろだとか、徴兵制を2年やった方がいいとか、時代錯誤みたいなことを実現されるのではかなわない。ついこの間、猪瀬氏を除く副知事を全部変えたのもこの布石だったのかもしれない。

 橋下大阪市長が国政に出てくるまでの繋ぎと言うこと言明は解りやすい。維新の会は、橋下市長の発言や行政に対する批判で、「支持率」が下がってきた。その政策上の不一致を整備して、助け船を出そうということか。

 途中投げ出してやるのが、法制上許されることではあっても、その事情はだれもが納得できることでなくては支持されないということだ。新党結成を都民が望んでいることにはならない。「だったら、前回の知事選でどうして立候補を止めなかったのか」という、インタビューに応じた人の話に合点がいく。

 途中で首長を辞めて、「政界入り」という人がぞろぞろ出ているが、若者並みの行動したことは「褒める」べきことなのかどうか。原発は続けるべきだという発言は、今多くの意向に沿わないことも確かだ。この一点でも未来に貢献するということにはならない。都知事改選の度に、「もうお辞めになれば」という都庁内の声が多かったが、そこだけは「歓迎」になったのかもしれない。

2012年10月25日木曜日

オスプレイは好き勝手に飛ぶ

 フェイスブックに投稿された、オスプレイの写真。所構わず飛んでいるし、夜間の訓練も始めた。





2012年10月24日水曜日

秋の憂鬱

 朝は晴れ上がった。風邪がまだ残っているが、低気圧が寒さを持ってきたらしい。20度を切ってきたので、秋本番になったことを感じる。10月に入って、小物釣りとしては種目が変わってくる。
 カワハギ釣りに行こうと思っていたのに、行く人、釣り場、日程が調整できなくて、不定愁訴に陥りそう。

 山麓の仙人が、従妹が付き合って山形まで遠出できそうとのことで、月末の訪問は止めることにした。週末には行ってみたい集会があるので、ちょうど良いことになった。交流サイトのページに、賑やかになってきた秋景色を、カメラを持って眺めてみたいとは思うがそうもいかなくなった。

 その交流サイト(Facebookなど)の写真は、非常にきれいに映している。画像処理のソフトも駆使しているものらしいが、綺麗さを意図的に強調するみたいに感じると、少し嫌になる。己の写真も腕がいいわけではないが、癪のあまり人気を感じる味が撮った写真を、わざと投稿する。

 そのカメラサイトに選択されて、評価はされないが、うっぷん晴らしをした気にはなる。その写真はとこどき「いいね!」のサインをもらうことがある。少しだけど。



2012年10月23日火曜日

悪食はイワナか人間か


 魚は、自分は育つのに様々な動植物を摂る。「摂る」のはこの字で良いだろうと思うが、魚が摂る場合は「獲る」「採る」「盗る」「捕る」と、イメージは広い。

 「盗る」は、言葉が悪いが魚が餌を食べるときに、我先に飛びつくという動作がそう見える。ハゼ釣りの時にアオイソを投げ入れると、数匹が寄ってきていったん停止し、次にそのうちの一匹が飛びつくという場面がよくある。目の前のエサを持っていかれた方からは「盗られた」となる。

 イワナが悪食(あくじき)と言われる。水生動物から陸上の昆虫などなんでもと言うほど食べる。ネズミだの蛇だのといったもの、場合によってはイワナの子供まで。食べるものの範囲が広いからこのように言われるのだろうが、イワナにしてみれば、生息環境の厳しいところで生きていくための力なのだろう。

 イワナは警戒心が非常に高くて、人が歩く足音や影などを察知すると岩陰などへ避難してしまう。ところが、一度エサを食べて釣り上げられ、うまい具合に針が外れて、また水中に落ちたような場合でも、またエサを追うことがよくある。この執念も生きていくための力のようだ。

 病院を「駆け込み寺」代わりに使った閣僚。また、おやめになると目されるが、目まぐるしく変わる内閣と閣僚は、諸外国からどう見えるのだろうか。イワナの世界から見たら、日本人は飽きもせず資格に乏しい人材を大臣にしてはコロコロ変えて、悪食だなと思われているだろう。

2012年10月22日月曜日

冤罪は国家の犯罪


 遠隔操作によって、ウィルスを使った操作をさせる犯罪は、大きな問題だ。パソコンの性能が改良されると、様々なソフトが動かせるようになるし、「亜種」のような無料ソフトもでてくる。これを防ぐのは、いわば「イタチごっこ」になっていく。

 しかし、だからといって「誤認逮捕」がでてくることが免罪されることではない。神奈川県警に誤認逮捕された学生は「認めないと少年院にいくことになる」、検事からは「認めないと長くなる」と言われたという。取調官は「言っていない」と言っているらしいが、このセリフは、冤罪事件では必ずと言っていいくらいでてくる。任意で身柄を拘束して供述調書を唯一の証拠にして、逮捕起訴するというやり方が、普通のやり方になっていることが問題。

 「認否」で供述が変遷したというのは取り調べの強圧的なことで起きたこと。多くの場合に見込みで、被疑者が犯人となる場合があっても、間違いがあってはならないことは当然だろう。

 マスコミのこの報道を見ている限りでは、誤認逮捕は間違いない状況と思っていたが、謝罪まではこんなにも時間がかかるのだろうか。それも釈然としない。証拠に基づく科学的な捜査は、テレビのドラマでもよく出てくる。現実がそれ以下では情けない。

2012年10月21日日曜日

翌朝4時まで遊んでいいよ…では。


 沖縄の米軍が、4万人に外出禁止令を出した。沖縄東門市長は、米軍の対応がこれだけでないことを期待するコメントをしていた。同感。ルースアメリカ大使は「個人的に沖縄の怒りを理解する」というセリフだ。

 個人的にしか理解できないということが、いまの日米の関係を表している。「アメリカは世界の指導者として軍事的優位性を保つ必要がある」「アメリカは日本を守っている」のだから、その重みを考えれば受任してもしかるべきところ、現下の状況では言葉にできないので、個人的に理解して謝罪するということ。

 こんな態度をさせているのが日本政府。抗議ひとつできない。沖縄県知事がアメリカに行って抗議をするというのに、日本は国民に対してのなだめ役を積極的にするというわけ。こんなことを続けてきたわけだから、だれもがいい加減にしろという気持ちになってくる。

 外出禁止令が23時から翌日4時までというのは、まったく馬鹿にしている。これまでは、「戦時行動(あるいは準備行為、訓練)が大変だったから、ゆっくり休め。ついては翌日の4時までいいよ」ということだった。これも極めて異常なこと。普通の生活からは4時まで遊んで来ていいという概念はない。基地の町がどんなに危険な状態かがわかる。

2012年10月20日土曜日

「闘わぬ愚かな棄民」とは


 当初は民をバカにし、専門家の話を聞けと言って被曝させ、今は、そのバカにした民に、自己責任でものを食えと言って被曝させる。隠された被曝。食わされ被曝。食わされ被曝。騙され被曝。棄てられ被曝。除染で被曝。計らず被曝。無知での被爆。闘わぬ愚かな沈黙の棄民の被爆。
Facebookの投稿

 なるほどと思って転載してみたが、「闘わぬ愚かな沈黙の棄民の被爆」は少し違和感を持つ。「無知での被曝」までは扱われている立場を言っているので、違いはないが、そこまでで充分主張は述べられているように思う。そうだだから脱原発でということは言い表している。気持ちの上で「闘わぬ愚かな…」はわかるにしても、棄民の評価を「愚か」としてしまったことで、こういう立場に追い込んでいる連中を、論理的には免罪にしてしまったように思う。

 こういう引用をしていいのかどうかはわからないが、Facebookへの投稿で公開されたのを見て気になった。

2012年10月19日金曜日

デジタル社会にランディング

 8年前に手に入れたDVDレコーダーは、デジタル放送のために使用不能になっていた。それは分かっていたことだったが、撮りためた録画を見ることができるので置いてある。デジタルテレビでは、新しい録画では使えないから、廃棄のすることになる。もったいない。

 HDDに溜まっている録画を、DVDに移し替え(ダビング)すれば、パソコンでも見ることが可能なので、ダビング作業を始めたが、DVDには30分もので2本しか入らなくて、けっこう手間がかかる。DVDは安く購入できるから心配ないが、考えてみればいままで見なかったものを、この先見るかどうかも実は心配。

 使っていない不用品と同じことだから、いずれ捨て去る運命になっているのかもれない。いらないものの片づけは、たまに気が向いたときにスッとすすむことがある。思いきってしまえば、レコーダーごとお別れするのも手ではある。

 ダビング途中、2007年にNHKで放映した「それでも私はやっていない」を見てしまった。冤罪を扱った番組で、痴漢として刑事事件にされた人が、2年以上かかって裁判で無罪になるというものだ。それに、婦女暴行の犯人として「自白」を強要されて、嘘の証拠にもとづいて裁判で2年半の有罪を受けて服役、出所後に別の事件で、逮捕された人間が、その婦女暴行を自白したというものだった。

 ちょうど、パソコンの遠隔操作で、メールを発信した事件の冤罪とダブって見えた。終えたあと、ああ、やっぱり録画した多数の映像を捨てることはできないなと、思い直すことになった。デジタルに対応していて、DVDを使えるものは商品としてあるようなので、購入することになりそうだ。

2012年10月18日木曜日

デジタル社会で写真を残すには


 銀塩の印画紙といってもなじみはないが、フィルムに撮影した写真を暗室でバライタ印画紙にプリントすると言えば、イメージが湧くかもしれない。現在はデジタルカメラが主流として振るまっていて、暗室で現像などということは全くもって知らないことに追いやられた。

 富士フィルムがこのバライタ印画紙の生産を中止してしまった。バライタ紙は、現像するときには諧調の広さによって、写真の表現の深さを表現することができる。つまり表現が豊かになるので、デジタルの表現よりは味わいが深くなる。これが無くなってしまうとなると表現する側にとっての影響は大きい。

 現実の写真(模写)がどれだけ真実に近いものになるかは、永遠の課題だ。芸術となると違った論議になるからさておくとしても、自分が感動して撮ったものが、より豊かに印画紙にのってくるのは許容されなくてはならないだろう。なぜなら、それでも被写体となったものとのズレはなくならないから。


 もうひとつ重大な問題なのは、デジタルの画像の保存する場合、100年、200年のスパンで残っていくのかということ。画像の記憶媒体はめざましく変わっていく。3.5フロッピーから、CDDVDと変遷を重ねている。この媒体が、100年後に使えることは考えにくい。

 写真は、写真の趣向者やプロが記録していくが、媒体変化に対応した記録作業が可能なのだろうか。素人やセミプロ、まして携帯電話やスマートフォンなどで撮影したものが、その場限りで消えて、優れたものが残っていかないことになるのではないかと心配だ。

 銀塩写真では、有名な「坂本竜馬の写真」が150年残って存在している。素敵な写真、感動的な写真、記録写真をどうやって残していくか、「みんなの財産に」するための方策を考えなくてはいけないだろうと思う。

2012年10月17日水曜日

また、米兵が乱暴。いい加減にしろ!

 また、米兵が女性に暴行した。今年43回目の米軍が絡んだ事件になった。こんなに米軍のオスプレイ配備に反対する声が大きいのに。まったく関係がないかのような態度になった。あってはならぬことをする、しかも繰り返すのは、もはや一過性の事件とはいえない。

 軍隊だから、命令一下で人を殺めるのが仕事だし、職務だ。そのための訓練、つまり「殺せる」度胸を身につけさせられている。「米国を守る」という大義を抱えさせられて、他国に軍事的介入をしていくのだから、そこには人権感覚はない。

 基地から外に出る前に「注意」を受けたくらいで、止まるものでない。「病み」をもったまま「日本の生活圏」に飛び出す。日本でオスプレイの配備にどれだけの反対の声が上がっているか、承知しているはずだ。

 斟酌なく住宅街でもどこでもわがもの顔に「練習」をする。そういうやり方が、兵士たちに映っているのではないか。ここまでくると、沖縄県知事ならずとも、「安保条約」にまで再考論議の必要性が出てくる。及び腰の「地位協定の運用見直し」くらいではなんの解決にもならない。

2012年10月16日火曜日

水温で釣れ具合が変わる


 北極海の海氷面積が減少して観測史上最少記録を更新した。これだから温暖化の影響は相当なものだろうと、素人目にも分る。

 9月の世界気温が史上最高になったと気象庁が15日に発表したが、過去の平均気温より0.24度高くて、これも記録更新。 「エルニーニョ現象」と「陸域の気温高」が原因だが、長期的には温室効果ガスの増加の影響もあると言っている。

 これは水温に影響するから、魚釣りにとっては、つりの成果にかかわることになる。サンマも高水温の時には陸地の寄ってこないのは、エサの影響が大きいのだろうが、そのエサが水温の影響を受けている。

 いまの時期カワハギつりが盛んで、ことしはよく釣れているとのこと。カワハギも水温が下がれば深場の水温が高いところに集まるから、それが狙い目になる。しかし、これまでに一般的な考え方が通らない状況がでている気もする。カワハギのアタリ方(釣り方)がこれまでのとは違う。これはわかるのだが、カワハギの生息している環境に微細な変化が生じているということではないかと感じる。

 水温に限らないが、海水の汚れやエサの生息、潮など影響するものが多々あって、素人には判断しようもないが、「体感」で思う。彼らには、人間のように厳しい環境を緩和させる道具はもっていないから、もっている器官を使ってしか順応できない。それはきついことだろう。

2012年10月14日日曜日

ハゼ釣り例会で横十間川へようやく行く

 このところハゼが良く釣れるという墨田区の横十間川へ、釣りの会のメンバー5人で行ってみた。釣れないときに場所を変えるのは本来セオリーなのだが、97歳と88歳のベテランを抱える会なので、「定位置迎式釣り法」可能な場所ということで、釣り場と決めた。

 日曜日で混んでいるかと思いきや、7時ころの岸辺にはそんなに多くはいなかった。車を降りていつものようにまず川底をじっと眺めると、ハゼの姿が見えない。ハゼが見える場合は大概釣れるので、姿が見えないと「どんなものかな」とはやる気持ちをなだめることになる。

 じっくり支度をして、仕掛けを川に投げ入れるが、やっぱり反応がない。場所を変えながらしばらくしてから、足元の川底にハゼが群れているのが見えた。仕掛けを投げ入れてみると、あれれ、ハゼが散っていく。さては警戒してかとじっと待っていると、スリスリと二尾ほどがエサに寄ってきてその一匹がエサをついばんだ。やっと一匹GET。

 それがら数匹は「見釣り」であげるが、型が小さい。泣かず飛ばずでどうしようかと思ったが、ハリが大きいのがはっきりしたので、Hさんに5号の針を分けてもらった。それを二本針にしてやってみてから、釣れるようになってきた。むろん場所を変えて歩きまわった。3回ぐらい仕掛を入れて、アタリを取って食わなければ場所を変えた。

 釣っている場所は、川にせり出してつくってある道路になっている。ところによっては木の板を組んで敷いてあり、ママチャリやジョギングの人、散歩で歩く人グループで歩く人など、ひっきりなしに通って賑やかだ。車が通れないところだから、その気遣いは必要なくて安心して利用している様子だ。道から一段下がった位置に、椅子つきのつりスポットもある。(ほんとはみんなのベンチかな)ほかの皆は同じ場所で釣って、たくさんは釣れないがそれなりの釣果が上がったようだった。

 錦糸町から徒歩10分程度で川に着く。私たちは車だったが、自宅から近いのもよい。気温が下がってきたから渋いつりになったのか、釣れる情報でたくさん人が入って、つり大会をしているので、少なくなったせいもあるかもしれない。30尾~一束の釣果。11月までは続くかねぇという話をしながら、13時過ぎに帰途に就いた。

小名木川合流点手前

横十間川、小名木川合流点(左が横十間川)

 下流から見る横十間川(左奥にスカイタワーが)

2012年10月13日土曜日

義父退院


 義父が退院した。入院してからちょうど二か月が過ぎた。心筋梗塞から立ち直ったが、入院以前のようには回復しない。期待するほうが無理なのだろう。手慣れた介護タクシーの運転手さんのおかげで、介護道具で借りたスロープを使ってなんなく家に入り込めた。

 久しぶりの家で、子供らと一緒に出前の「うどん」を食べた。入院以前でもなんとか自力でようやく立てる状況だったが、今は抱きかかえないと移動は無理のようだ。それでも毎日リハビリをしてここまで回復したのだから、たいしたものだ。

 電動のベッドに変えて設置してもらったら、リモコンでベッドを起こすだけではなくて、マットの空気の温度調整もできるという。ベッドで体を起こしている時に停電になったら、手動に切り替えて角度を直すことができることになっていて、良くできたものだ。

 室内の車いすは、足ふみを外すことができる上に、介助のハンドルも折りたたむことができて、乗用車に乗るときにもコンパクトでいいそうだ。椅子の布団も何種類かあって、尻の形に合わせた調整ができるということだ。尻の筋肉はどんどん落ちていくから、大事な要素だ。


2012年10月12日金曜日

自然再生エネルギーの活用をみた


 都留市の小水力発電所見学会に参加した。原発に代わるエネルギーの一つを見てみたいという思いで、中野「革新懇」の催しにのせてもらった。都留市では自然再生エネルギー利用を、市民の中から上がった声をきっかけにして2004年から取り組んだということだった。

 国や県からの補助金に市からの分も加えて、市民債をもとにして財政を賄ったとのこと。1号機は4300万円で、市からの財政は1000円万以下の負担で造ることができたと、市の担当者が説明してくれた。200510月には完成して最大出力が20キロワットあり、市役所の電力に使っており、夜間は東京電力へ売電している。

 1号機は水車の羽は松の木をつかったもので、水車に木の枝などのゴミが付いた場合に、羽を壊すことで本体に影響させないという発想。水は江戸時代に堰を作って桂川の水を引き込んだものだった。3分の2くらい道路でおおわれているが水量は、かなりなものだ。水は減らないしCO2は出さない。いくつも作れることなどが利点だという説明をしていた。

 この家中川は、江戸時代に多くの水車がつくられており、精米製粉、絹織物の織機の動力として利用されていた。明治時代にこの川の滝に発電所(現在はない)ができてからは、70カ所以上あった水車は不要とされてしまった。そんな話を聞きながら、自然と折り合いをつけて生活をしてきた時代へ回転していくような気がしていた。そしてそれが今や時代の先端になろうかとしている。



校庭の一角に見える「元気くん1号」



3月にできたばかりの「元気くん3号」


「元気くん2号」2010年5月完成

2012年10月11日木曜日

マニュフェストを作りますが。

 民主党がマニュフェスト作りを本格化する。選挙を前にして「約束事」をつくって公表しなくてはならない。議会制民主主義の大事な部分だから当たり前のこと。

 だけど、国民の前に提示した「公約」は自民党政権時代に、公約違反が積み重ねられ、「日替わり」首相になった末に民主党に「政権選択」で移譲することになった。

 当の民主党はかつての自民党の席に着いただけで、引っさげてきたマニュフェストはズタズタにしてしまった。民主党の政調幹部は「どんなに立派な政策を掲げても、誰も信じてくれない」と言っているそう。当たり前だ。

 公約であれマニュフェストであれ、ないがしろにしてきたわけだから、その責任は受け止めてもらわなくては。なのに、その民主党幹部は「『マニュフェスト』という名前を変えるぐらいのことが必要かもしれない」だって。

 おいおい名前を変えればいいという問題でないぞ。「公約=守らないもの、破るもの」「マニュフェスト=投げ捨てること」なんて、言葉の意味をこれ以上捻じ曲げるのは、願い下にしときますよ。