2014年4月15日火曜日

桜前線が通り過ぎて、仙台・秋田あたりに

 関東は、桜にときめくときが終わってしまった。いまどきは仙台、秋田あたりが盛りらしい。冷えた空気が暖かい空気と入り混じって、陽射しがいやにまぶしい。この時期は魚釣りには絶好のころあいになっているのに、ちょっと行かれないようで残念。

 連れ合いが胃の手術で入院している間、義父は病院にあずかってもらった。土曜日に家に戻ってきて、また顔がそろった。連れ合いの方はまだ胃が痛むようで気がかりだが、一か月後の検査の前に行ってみてもらっても、検査の日は別に設定されるので、結局時間がかかってしまう。台所で食事の支度に付き合うことになって、買い物まで含めると結構な「労働」になる。いままで「労働」してもらっていたのだから、どうこう言えることではないが、飲酒の量が増える。

 病院に生きかえりと、買い物ついでに近所の桜を撮って歩いたが、やっぱりいいね、桜。

















2014年4月13日日曜日

「限界を超える削減は、市民と職員の首絞めあい」と、夕張市長

 「限界を超える削減は、行政サービスの低下に直結します」と、東京都職員から夕張市長になった鈴木氏が語っている。破たんに追いやられた自治体から見える、公務員の実像を表した。

 …「課題に応え、行政サービスを改善してほしい」という市民の願いに対する答えとして「公務員の給与を削減し資金を作る」というのは、その場はしのげても根本的な解決にはなりません。それどころか、ゆきすぎた給与削減は人材の流出をまねき、行政サービスの低下につながります。その最も厳しい例が夕張かもしれません。
 …
「職員給与の削減」のみで経費の削減を行う、というのは「市民と職員の首の締めあい」です。仕事は費用対効果です。今いる職員が安心して働き続けられる、という意味でも、新たな優秀な人材に地域再生に携わってもらう、という意味でも、夕張の経験を踏まえ、適正な待遇提供は必要だと強く思います。…


 東京都から夕張市に財政再建のために派遣されて、財政の立て直しに期待された鈴木氏は、東京に戻って内閣府の参与として出向した。地元に期待され、乞われて夕張市長立候補した。石原慎太郎元知事、猪瀬元知事ののもとで、内閣府地域主権戦略室に出向し、自民、公明、みんなの党の候補者を破って当選したという経歴も面白い。夕張の財政再建に取り組んだ経験から、公務員の処遇について、向上が必要と申し立てている。公務員攻撃や反感の反論になっていてその不条理さがわかる。この鈴木氏の「見解」を日経新聞が載せていることもまた、めずらしいことだ。




2014年4月11日金曜日

季節がなくなっていく

 蜂が部屋に飛び込んできて、足をこすっている。なんで今頃いるのだろうか。急に暑くなってきたから、普通の自然界にいるものならまだ出てくることはないだろうに、ここ2.3日の気温上昇で活性化したとなると、建物のどこかにくっついているのだろうか。建物は陽射しが強くなって来れば、すぐに温まるだろうから、もう夏がくると出てきたものか。

 トマトの栽培をしている番組を見たら、ハウスの中で土は使わずに「栄養剤」を水に溶かして、水筒に流すという栽培を紹介していいた。陽射しを調節して、トマトの皮を柔らかくするという。苗木に必要な二酸化炭素まで注入するという。甘いトマトは食べやすいから、野菜としてはよい食べ物だが、今はどこで買っても同じ色恰好をしている。トマトの香りは少なくて、とはいってもそれが好みとされているのだろう。

 もう数十年も前になるが、畑で採れたてのトマトを食べたときの感激をときどき思い出す。トマトの出来はもちろん大小さまざま、少し青味の残ったトマトはカリカリとした食感と、甘さと青臭さがが混じったものだった。夕立後の雨粒がくっついて、新鮮さを感じながらその旨さに驚いた。それ以来、東京のトマトのまずさに、本物でないというレッテルを貼った。

 トマトは偏食気味の年寄りの少ない好みなので、始終買い込んでいるがスーパーでもデパートでも同じようで、味も差はない。ほかの野菜類も同様の生産スタイルに変わっていくようだが、果物も同様に季節感は生活感覚からどんどん遠ざかってきた。生産性や収益、量産を心配するとこういうことになってくるわけだが、とりわけ都市部に集まる人間の食を賄うためには必要なこととされる。和食が文化遺産というが、日常の食はそこには結びつかない皮相な文化しか感じない。季節感がない食生活は日本の食文化の崩壊でもある。自然の体系からずれていってしまうことに無批判でいいのだろうか。





2014年4月10日木曜日

小保方さんの記者会見を見た

 知識も能力が生きていないことは確かなことだと、昨日の小保方さんの記者会見を見て思った。実際のところSTAP細胞の有り無しの判断を今はだれもできない。今は検証できない話ばかりが先行しているから、あるいはあることに確信をもって推定している人もいるのではないか。いないなら、もう壊滅的に判断が迫られる。周辺の事情から面白がってあれこれ考えることしかできないが、研究内容への目標接近については一人で責を負うものなのだろうか。「大丈夫かと止める」指導がかかることはないのか。STAP細胞があるという確信に周囲の共薯者も至っていたことではなかったのか。研究スタイルがユニットリーダーに責任をもたせることに理研組織としてどういう援助と関与がされているのかなど疑問は多い。

 小保方さんの雇用契約が1年更新されたという事情で、理研がそんなことになっているのか?と思って調べたら、1年契約がほとんどだというから驚いた。理研で手柄をたてて次の就職先に高処遇で渡っていくということらしい。ここにも非正規雇用だ。処遇の浅薄さをすべての原因とは言えないにしても、手柄を立てることへの執念を持たされることには違いはない。

 「理研優遇の法人指定法案が見送られて、今国会で成立断念」という朝日新聞。「一連の問題にメドがたたないうちは難しい」と官房長官が記者会見で表明した。手柄待望論が実在するわけだ。手柄を発表して際立たせないと処遇改善していけないのか、そういうあり方にも疑問がわく。

 記者会見の記者の質問も様々だったが、「STAP細胞はあるんですか、ないんですか?」という質問があった。本人の話を聞いていれば、あるとしていることは質問しなくてもわかることだ。このことに関してキチンと研究して質問していたのは少なかったように思えた。記者とて「おいしい発言」を引き出すことが手柄という側面もあるわけだ。






2014年4月9日水曜日

久々のカレー作り

 主婦から料理の「権利無償貸し付け」を受けてから二週間はたって、カレーづくりに挑戦した。カレーは作ったことがあると言っても相当前だったから、S…カレーを溶いて最後に入れるというやり方だった。「トロリ溶けてるリンゴと…」なんて固形のルーができちゃってからは、余計作り方は簡単だという観念があって、いわばバカにしていた。

 鶏肉は味付けがしてあるもので、解凍してから時間がたったもので、フライパンで火を通してあったものを使うことにした。ジャガイモ、ニンジンに玉ねぎがあればいいわけだから気楽なものだった。油をほんの少し、ニンジンと玉ねぎに鶏肉を混ぜて炒め、ジャガイモと水を加えたのだが、この水の量が上手く調整できなかった。具材の量に合わせなければならなかったのと、煮た後で入れたルーの量も合わなかったようで、水を加えて調節したりしたので、味が薄くなってしまった。

 見た目は確かにカレーではあるが、締まりのない味付けに仕上がってしまった。食べられないわけではないが、さすがに息子からも好意的な声がでてこなかった。息子は朝しか家では食べないので、そのために朝の一品を必要とする。年寄りだけならそんなに気を遣わなくても間に合うのだろうが、そうはいかない。ソースをかけた方がいいよと言ったが、息子はそのまま食べていた。朝方冷え込んでいたせいか、寝冷えして腹具合がよくないと言って、ベーコンとカキナを混ぜた炒め物も少し食べただけだった。


 カレーがるよと娘に声をかけて夕方には来ることになっているので、カレーにS…カレー粉を溶かし込んでみたら、味がしっかりしてカレーのようになった。カレーは鍋ごと冷蔵庫に舞い込んで、夕方温めた。娘は「食えるよ」と言って評価してくれたから、つくり甲斐が二日目にして報われた。アスパラを茹でて、かける直前にカレーに混ぜたのが今回の工夫のつもりだったが、色は悪くないものの、ちょっと味わいが違うかなという気もした。





2014年4月8日火曜日

海も陸も穏やかでない

 マレーシアの航空機が飛んで行った先はどこなのだろう。海洋専門家がその海域を「どの大陸からも遠く、月より研究が進んでいない」といっているとか。実益(金)に結びつきの弱いところには、手薄になっているということだろうか。だいたい4000個もの人工衛星が飛んでいるのだからわからないはずはないと思うのだが、軍事的にも心配ない地域ということなのかどうか。手薄になっているのだろうか。だったら潜水艦からミサイルを撃つという戦略が有効になっちゃうんじゃないか。そんなこと考える筋合いでもないが、マレーシア政府の発表も曖昧で、全部を公表しているわけではない。探し回っているのが各国の軍事関係の船だし、こういう場合に国際的な協力関係ということはないのだろうか。「準戦闘行動」ではお互いの情報交流なり、効果的な指揮活動の展開があるとは考えにくい。

 地球上に月より未解明なところは、海の中にもある。ダイオウイカが東京湾にも表れるとは想定外もいいところだ。深場の海水温が下がってという見方もあるが、北極海の氷が溶けて冷たい水が沈み込んでいるという説であれば、温暖化が原因としていることになる。随分警鐘が鳴らされているが、政治の分野では特に日本は、環境省がいくらか動いているほかは、無視を決め込んでいる。日本海ばかりか太平洋側にもあらわれるとなれば、どれだけのえいくおうがおきていることだろう。めずらしい、面白いと言った程度を超えていることにならないか。

 地上では8億円もの「使途不明金」を返せば決着がつくというおかしげな構図。なにがいけなかったか、法に触れなかったのか事実不明。説明責任とやらもしないまま闇の中。それでいて「なにも悪くないけれども」お騒がせしたから代表を降りるという、まったくもってわからないまま闇に押し込むという。さすがにそれではすまないよという新聞各社の主張になっているらしい。

 他の政党のコメントはとっても共産党は排除してはばからないNHKは、後任人事に焦点を当てたニュース。赤旗は責任と事実を明らかにすべきというコメントを書いたし、朝日新聞も「今回の件で浮かんだのは、通常の献金とはケタ外れの不透明な政治家への資金提供がいまだに横行しているという現実だ。これは政治とカネの透明化を図る政治資金規正法の趣旨に明らかに反する。代表辞任と引き換えに放置することはできない。」と書いた。今なんでも、軸がぶれないように追及・解明が必要なところ、やっぱりNHKは特異だ。






2014年4月7日月曜日

「流れ橋」という風流な橋が〈大〉東京に

 八王子市の郊外を流れる北浅川にある「流れ橋」という風流な名の橋がある。この橋を使う人が多くて、10分くらいの時間が節約できる近道になるということだ。地元の町会が橋を造ってくれるように、何度も市に掛け合ったが「費用対効果や人の流れの変化を精査」と言って、造る気はないらしい。江戸時代には、そこは馬で渡っていたという話もある。半世紀ほど前に車が渡れるほどの橋があったというから歴史的な交通路だった。

 高知県の四万十川は、沈下橋が多いことで有名だが、沈下橋を「流れ橋」と呼ぶこともあるという。全国各地にあるとのことで、関東にも久慈川水系には、大子町南田気 - 久野瀬を結ぶ久野瀬橋、常陸大宮市盛金にある平山橋、常陸太田市下河合町那珂市額田東郷にある落合橋などがある。この地方では「地獄橋」ともいうとか。増水によって壊れてしまうことを想定してあり、流れて壊れてしまっても、製造経費が「立派な橋」よりもかからないという計算も成り立っている。

 北浅川の流れ橋は、手作りで造って12万円ほどかかるが、年に4回も流されてしまったこともある。そのたびに有志が作り直して、地元の足を確保している。
 これに対して東京都は、2010年、現地調査で流れ橋を見つけ、すぐに警告看板を立て、違法工作物として「原状回復」を求めているとか。「橋が流れると川をせき止めるなどして危険。便利だからといって勝手に橋を架けるのは認められない。引き続き町会に注意を続ける」とのことだが、東京都に河川管理の責任はあるにしても、4年前まで知らなかったというのもおかしいし、橋が流れて川をせき止める危険というのも、そういう事実があったのかどうか調べた上のことなのだろうか。


 そんなハードな話よりも、〈大〉東京の八王子に「流れ橋」という沈下橋をほうふつとさせるものがあるというのが面白い。日本の風土が文化として伝わっているということなのだろう。東京都は強制撤去まではしていないが、ここは見方によれば歴史的遺産だから、小さな観光地になるのではないかと思う。グーグルの地図で場所を確認しようとしたが、解らなかった。




2014年4月6日日曜日

三陸鉄道・南リアス線が通ってJRは尻込み

 JRの山田線、JR大船渡線の復旧をJRはやりたくないらしい。開通した三陸鉄道とつながらなければ、地方の足としては成り立たないのに、一向に乗り気でない。三陸鉄道の復旧には81億円を要したが、会社には当然資金力はないから、国の財政から負担をした。JR側は資金力には何の問題もないだろう。整備新幹線でもどんどん建設をできるほどの会社力だから、理由にはならない。

 言を左右にして渋っているし、国土交通省も指導する気はないらしいのは、JRの意向をうけたものだろう。どんな山でも海でもトンネルを掘って、線路を敷くぐらいのことは容易くできる技術もあるわけだし、一夜にして駅施設を改修するほどの能力もある。結局はもうからない線路には投資したくないということなのだろう。


 3年もたてば、住んでいたところに戻りたい思いがあっても、だんだん帰れなくなる。復興が進まないのだから更地ばかりが目立つ。JR北海道は途方もない状況になった。国鉄が解体されて分割し捨てられたのだから、当然おこりうることだった。もうからない路線は切り捨てていくのが当たり前では、地元は枯れていくだけになるのか。責任をとるべきところははっきりしている。

JR山田線(宮古⇔釜石)の織笠駅跡(2011109日撮影)







2014年4月4日金曜日

知らなかったことを知って、手に入れた恥ずかしさ

 つりの会のホームページを二つ更新して、苦労したぞと言うところがないので、ちょっと癪なのだが、「まあ好きでやっているんでしょ」という連れ合いの厳しい評価を想定すればなんのことはない。デジタルの厄介さといったらいいのか、つまり見えないものに対する工作は本当に厳しいと思った。

 職業人なら、電子専門学校でもなんでも勉強して、イロハのイもわかって取り組めるのだが、釣り道具の仕掛けをつくるのとは違って、想像の組み合わせばかりで扱いにくい代物だ。ドロダンゴだったら水分が足りなければ固まらないし磨いても光らない、といったことならわかりやすいが、どこをどうしたらがわからなくて、やってみての話になる。こうか、ああかと試してみて、やっと出来上がる。折り紙で何かの形をつくるのに、何かを探すみたいな途方もない作業だ。

 HPのひな型があってそれにて当てはめるのは簡単なのだが、やっぱりバリエーションを取り入れたいから、セットされているものを壊して同様の別のものに置き換えようとする。でもこれがさっぱり動いてくれない。ひな型の作成者がその上の工夫を受け付けないようにしているのかと思えるほどだ。苦闘の末どうにか完成はする。そこからがまたあって、自分には気が付かなかった修正部分が指摘されて、そこの編集をしてみるとこれが簡単に動かない。素人の悲しさかとあきらめかけたりして…。時間を隔てて考え直してみてやっと格好が出来上がる。

 それが、他の様々なHPに比べてもまあまあかと、自己満足しながら悦に入るその瞬間、よくもまあこれまでのような下手なHPをつくって満足していたものだなという思いが錯綜して、愕然とした思いが湧いてくる。知識のないものがホームページの編集ソフトを使って、ようやく作ったんだから仕方がないじゃないのと、誰も慰めてくれはしないからこれも自分で気持ちの整理をつけなくてはならない。より良いものを手に入れて、思いもしなかった恥を知るとは、なんたる人生の展開だろうか。




2014年4月2日水曜日

9時半パソコン稼働開始

 蓄膿気味の鼻が、早朝に詰まって目が覚める。ボオーとした目をこすると花粉で過敏になった目の脇がやたらかゆい。眼鏡の鼻当てのところが常時痒くてたまらない。23回鼻をかんで流れ出るまでひと騒動しなくてはならない。薬代からテッシュペーパーばかりでなくて、このための対策エネルギーは大変なものだ。中国のPM2.5を取り上げて、危険であることをしょっちゅう話題にしているが、花粉症対策のマイナス効果を比較したら、とんでもないことになるのではないか。もっとも、経済効果で計るなら花粉症対策の方がよっぽど貢献しているということになるが、背負わされている方は金も身体も負担になって、たまったものではない。つらいのでついに病院で薬をもらったが、2400円はかかった。


 ボオーとした目が見えてきて、今朝のおかずは何にしようかと頭をめぐらす。味噌汁の方はすぐに、大根にワカメをいれようと思いつく。ようやく野菜炒めでいこうかと、昨日買い入れた青梗菜とキャベツにウィンナーソーセージを混ぜ込むことにした。人参とソーセージをオリーブオイルから炒めて、そのなかに野菜を入れて出来上がったが、味付けは塩と胡椒だけしか思い至らず、退院した連れ合いに、味の素を入れたらと「助言」をもらった。味は少し薄かったけれども、青梗菜とキャベツの量だけは、「とっても」うまくいった。

 連れ合いが入院してから一週間、食べ物の心配をしているが、まだ同じ調理のものをしていない。なんとかできているのがおかしくもある。食器洗いまで済んで、9時半になる。コーヒーをいれながらパソコンの電源を入れた。主夫業とホームページのリニューアルで集中していたので、ブログも休みになっていたから、書こうかというゆとりがでてきた。連れ合いの胃の具合が、どれほどのものかがわかるのがもう少し先だが、その結果によっては展開がまた変わってくる。






2014年4月1日火曜日

生きている間は修業かな

 連れ合いが30日に退院した。胃の一部を切り取ったが、組織検査をして腫瘍の程度を調べるまで、時間がかかるとのこと。主夫業は独身の頃の技しか持ち合わせがないから、心細い限りだ。しかし今は簡単に食べられるように出来上がっているものだ。材料が何でもそろうので、金さえあればそう難しくなく出来上がる。クリームシチューをつくろうと気張って、「お得意の」HP検索でみると、なんとたくさんの情報があることか。まずそのつくり様の種類が多くて、目がきょろきょろとしてしまった。

 見ていくうちに結局「固形のシチューの素」の箱裏に書いてあるのが一番明快そうだったので、その導きによってつくることにした。しかし、出来上がりは牛乳を足したにもかかわらず、固めに出来上がった。原因は、煮込み過ぎたせいかもしれないが、師匠がいないので不明。何回かやって、修業を積まないといけない。
 まだ数日しかやっていないが、多様な材料が手に入って、味付けがこう簡単にできるとなると、「おふくろの味」なんてどうなってしまうのか。電子レンジさえあれば、食べ物をつくらなくても生きていける。この便利さは家庭を不要としているという意味も考えると、なにか寂しさを感じる。

 釣の会のホームページのリニューアルをしようと、差し掛けでずっと書き込んでいたが、新しいスタイルの編集でけっこう手間がかかった。ホームページビルダーを使ってやっているので、専門家からすれば造作もないことだろうけど、持ったように編集書き込みが難しかった。東京労釣連が出来上がり、その編集でわかったことで、もう一つの日本労釣協のほうはわりと簡単にできた。サイトに送り込んで、皆にメールで知らせた。以前のものとは大幅にイメージが変わって、整理したので見やすくなったと思うのだがどうだろうか。ホームページの方はいくらか手慣れてはきたので、見栄えもよくできるように少しは工夫が効くが、調理の方はシロウトだから、なかなか、まだまだだな。







2014年3月25日火曜日

地下鉄で

 隣に座っている赤ちゃんを撮らせてもらおうと、お父さんに声をかけたら、外国人だった。話が通じないので、カメラを指さしたらわかったらしく了解してくれた。でも、本人はミルクを飲むのに夢中でなかなかこちらを向いてくれない。人差し指で赤ちゃん手を突っついたら、ようやくこちらを見てくれた。












2014年3月24日月曜日

差別が温存される社会では

 浦和レッズの無観客試合で、「独特の雰囲気だった。正直もうやりたくない。」と選手が語った。スポーツの世界で、相手を貶めることを、容認していたのは残念なことだった。今回明快にその反省の上に立ったのは、気持ちの良いことだった。「差別」は社会の全般にあってはならないことであるのに、日頃それには程遠い扱いで醸造されていることが影響している。相手と、あるいは他と違うという意味での「差別化」という言葉は最近よく使われるが、商品価値のうちの理解であれば問題ないのかもしれない。

 それだけの「差別」にはとどまっていないものを歴史は抱えてきた。差別は支配者層の統治手段として19世紀にはイデオロギーとして使われた。人種差別・民族差別も意図的な利用をしてきたことが、いまでも「有効」に存在している。

 雇用や処遇の上でも堂々と生きている。フリーター、ニート、路上生活者という言葉は、社会からなくしていくべきことであるのに、それをあたかも積極的に選択したかのようなネーミングにした。社会的な差別を覆い隠すことにされた。勝ち組・負け組という言葉も軽いノリで使って、本当の深刻さをあいまいにする仕様だ。

 子供の教育が選別優先されることによって、差別が当然視・顕在化されてしまうという面がある。日常茶飯事のように起こる大方の事件は、差別問題とのかかわりを抜きには考えられない。シカトが自死にまで及んでいくことは深刻だ。日常の言葉として子供の世界に流通するのは、「差別」が根底にあるからと言えないか。

 大阪市長選挙で橋本氏が当選した。当選するのは当たりまえでも、投票率が最低で絶対得票率が、17.85%ということで、政治的打撃が相当大きいものだった。主要な政党関係からは立候補しなかったのだから、政治的な「シカト」によるものだ。ここは差別というよりも、選挙を認めないという政治的な対応ということか。

 各種選挙では、有権者に対する得票率を絶対得票率としてカウントするが、マスコミ発表したのを、これまであまり見たことはなかった。今回の発表で、これを取り上げたのは「差別」にあたる。そうでないというなら、国政選挙における自民党の絶対得票率を明示して、圧倒的多数の民意での議席でないことを迫ってもらいたいものだ。
 「一人がいじめられると皆でたたく」というのはマスメディアの常とう手段でもある。6億円と言われる無駄な選挙費用を使わせるところまできたのは、マスメディアがこぞっての持ち上げ(逆差別)できたせいだ。





2014年3月23日日曜日

マレーシア航空機が見つからない不思議

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、20131月時点でこれまで打ち上げられた人工衛星は7000個を超えて、落下したものや回収したものを除くと。地球を回っている人工衛星は3500個以上と「言われている」としている。質問に応えての回答だから、軍事情報にもかかわることにはコメントしないのだろう。人工衛星は軍事的利用が競われている部分だから、良否は別にして相当地球上のモノが見えなければ「ならない」はずだ。

 人工衛星から車のタイヤの跡も見えると言われてからずいぶん経つが、今はもっと精度が上がっているだろう。人工衛星が3500個も飛んでいるのであれば、監視カメラ仕様で使っている衛星を、各国どれだけ保有しているだろう。その能力は北朝鮮のロケット発射台の細かな様子を見られるのも可能なわけだから、大きな航空機がどこへ行ったか分からないということがあるのかと思う。大国が軍事拡大競争に走っているときに、そっちの論理からして地球上でわからない・見えない地点があるということが、許されることなのか不思議だ。

 軍拡を煽るのはノーだが、福一原発の惨状はグーグルの航空写真でも見られるわけだから、技術的には十分能力を持っているものではないかと思う。中国の衛星が漂流物を発見したとの情報を三日後に発表したとき、発表が遅かったことをアメリカの高官が「中国の衛星の能力をさらけ出すことに逡巡した」と揶揄したらしい。結局、中国からマレーシアに対して誤った公表をしたということになった。それなら、アメリカはどうなのだろうか。わかりはしないが、今回大人しいことだけは確かだ。

 中国が軍事力の示威行動にでているとの話もあるが、フィルピン、シンガポール、アメリカ、日本も「示威行動」に参加している。マレーシア政府の増援要請で、国際緊急援助隊として航空自衛隊のC-130輸送機と、海上自衛隊のP-3C哨戒機をそれぞれ2機派遣することも決定し、派遣した。「国際救援隊」が各国勝手にやっているわけでもないだろう。アメリカの仕切りによって、これも「訓練」としてやっていると思うと、穏やかでない。マレーシア政府がどういうわけか、発表を遅らせていることが原因になっている。メンツにこだわるとしたのか、テロの仕業にこだわったのかわからないが、軍事的配慮によるものとしたら、これも役立たない軍事行動ということになる。








2014年3月22日土曜日

気になった画像をFacebookから

 写真家の森住 卓氏の「被曝スリッパ」には写真の迫力を感じた。ブログは著作権があるので、無断使用は禁じると書いてあるので、リンク先の紹介にする。警戒区域の「被曝したスリッパ」を画像化したもので、放射能汚染の実像として可視化した。写真の効用をこんなふうに発想したことに感心した。放射能汚染を隠し立てする勢力に痛烈なパンチになったように思う。


 
 古舘伊知郎氏の2012.3.11の報道ステーションでのコメントは、先日ブログに書いた。この画像はNETへの投稿者が、テレビ報道をビデオ撮影したので、番組側が著作権を申し出て、削除されてしまった。何回かアップしているが結局音声のみの記録になった。

古舘伊知郎氏のコメント再録
 「『報道STATION』ではスペシャル番組として、去年の1228日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって一部、(福島)第1原発のどこか が損壊していたのではないかという、その追求をしました。今回、このスペシャル番組で、その追求をすることはできませんでした。"原子力ムラ"というムラ が存在します。都会はこことは違って目映いばかりの光にあふれています。そして、もう一つ考えることは、地域で、主な産業では、なかなか暮らすのが難しい というときに、その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分があったとも考えています。その根本を、徹底的に議論しなくてはいけない のではないでしょうか。私はそれを、強く感じます。そうしないと、今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。私は日々の 『報道STATION』の中でそれを追求していきます。もし圧力がかかって、番組を切られても、私は、それはそれで本望です。また明日の夜、954分に みなさまにお会いしたいです。おやすみなさい


 ズルズルと原発稼働にのめりこむことは許されない。そうでない
と日本の未来を語れないだろう。






2014年3月21日金曜日

アベノミクス三本目の流れ矢が小保方さんに?

 STAP細胞が再生医療の産業化に資するものとして華々しく登場したが、暗雲が漂っている。IPS細胞を発明したことから、再生医療分野がアベノミクスの成長戦略で三番目の矢とされていた。経済復活の目玉として再生医療を含む医療産業育成には2020年までに10兆円増の期待を込めた。このための「産官学一体の取り組み」がカギということで、浮上してきたSTAP細胞事件だったというブログがあった。

 「三つ目の矢」を実際に転がしていく、「関連製品の安全を確保するルールを作成する会議」は再生医療等基準検討委員会の名称で、経済産業省、厚生労働省、文部科学省の担当者や有識者で構成されていて、座長に岡野光夫・東京女子医科大教授が就任していた。

ネイチャーに掲載されたSTAP細胞論文には14人の著者がいる。リケジョのほか7人の共著者がいる。基礎になる着想は、小保方さんが大学院博士課程在学中に得た。東京女子医大の大和雅之教授、米ハーバード大のマーティン・バカンティ医師、小島宏司准教授の3人は主に、この時期に小保方さんを指導し、研究に協力したという理由で、共著者になっている。


 注目したのは、前出の岡野光男女子医科大教授(座長)が、再生医療分野のベンチャービジネス・㈱セルシードの役員で大株主であること。平成22年には138000株(2.59%)の株を所有していることだ。その岡野教授は、2011年に「割烹着の」小保方さんと共著論文を書いていた。「Natuer Protocol 論文」と呼ばれるもので、論文にあるcellsheetsがセルシード社の製品ということだとか。再生医療分野の拡大がダイレクトにビジネスにつながっているという構図だ。

 STAP細胞論文発表で、セルシード株は発表の翌日に新株予約権が大量行使された。その時点でセルシード社は45千万円の資金調達ができることになった。しかし今回の「不祥事発覚」の影響を受けて、対応を余儀なくされているだろう。

 理化学研究所は、記者会見で「発表したNature誌論文が科学社会の信頼性を揺るがしかねない事態を引き起こしたことに対し、お詫びを申し上げます。」「調査委員会において細心の注意を払い論文内容の調査を進めるとともに、その結果を踏まえ、研究不正と認められた場合には、研究所の規定に基づき厳正に処分を行います。 今後、科学者倫理と諸規定を真摯に遵守しつつ、社会の期待に応えるべく研究を行うよう、全所的に教育、指導を徹底します。」と述べたが、こういう利権構造にまで踏み込んで信頼回復できる手を打つことができるのだろうか。先延ばしにして、ずるずると…ではないかと勘繰ってしまう。















2014年3月20日木曜日

お里が寒い山梨市長

 上野千鶴子さんが、山梨市主催の介護講演会を依頼されて了解したものの、一方的に中止という通報を受けた。しかもメール一つで。この不条理さにご本人は市に抗議し、経過をブログで公表された。抗議の声が広がって市民からも相当批判の声がで、山梨市役所内部からも撤回の進言があったことで、開催することに転じた。2月に市長に当選した山梨市長望月清賢氏が、市民から10件ほどの「講師としてふさわしくない」という意見をとりあげて中止にしたものだった。たった10件で市政を動かすほどの「重大」なことだったわけだ。

上野千鶴子さんのブログによると
「昨年秋に依頼を受け、この3月初めから募集が始まり、市民164名の応募がすでにあったものです。35日に担当者からメールがあり、こういう重大なことを1本のメールで通知するのは不適切だから市長名の公文書がほしい、と要求しましたら、312日に担当者とその上司計3名の訪問がありました。
本文は以下のとおりです。
_______________________
市民講演会中止について
山梨市長 望月清賢
春寒の候、先生におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃から高齢者保健福祉行政にご理解・ご協力をいただき感謝申し上げます。
 さて、来る318日に実施を予定しておりました市民講演会についてですが、市民の皆様から様々なご意見をいただく中で、講演会当日の運営に支障を来す恐れがあることから、やむを得ず中止とさせていただくこととなりました。
誠に申し訳ありませんがご了承いただきますようお願い申し上げます。
________________________
後援会中止について →ちづこのブログから

すばらしいカウンターブローだ。ブログは丁寧に経過を追って書かれている。しかも完膚なきまで批判してあるので、ちょっと長いものだったが全部読んでしまった。望月市長は、一転再開したことについて朝日新聞の取材に答えて「いろいろとうるさいのでコメントはしない。結果を見て判断してほしい」とノックダウンの様相だった。

 2月に当選した望月市長は「日本会議」地方議員連盟のメンバーだったということだ。

私達の国民運動は、これまでに、明治・大正・昭和の元号法制化の実現、昭和天皇御在位60年や今上陛下の御即位などの皇室のご慶事をお祝いする奉祝運 動、教育の正常化や歴史教科書の編纂事業、終戦50年に際しての戦没者追悼行事やアジア共生の祭典の開催、自衛隊PKO活動への支援、伝統に基づく国家理 念を提唱した新憲法の提唱など、30有余年にわたり正しい日本の進路を求めて力強い国民運動を全国において展開してきました。

 日本会議のメンバーは、かの石原慎太郎元東京都知事も名を連らねる、そうそうそうたる人たちが構成している。
 尾 辻 秀 久            日本遺族会会長
 石 原 慎太郎            作家・元東京都知事
 三 好 達 会長        元最高裁判所長官
 [理事長]
 男 成 洋 三            明治神宮崇敬会理事長
 等々





2014年3月19日水曜日

古館伊知郎氏が語った決意( 報道ステーション2012年3月11日)

 3.11福一原発事故から3年たって、「原発ゼロ・脱原発」の声がひろがって続けている。福島の全市町村で福島原発廃炉の決議が採択された。3年たってもこういう動きが出るのは、なにより「原発をなくせ」の運動が持続しているからだろうと思う。都知事選で細川元首相が立候補したというのも、正面からということではなかったが、その声の影響があるからだろう。

 原子力規制員会の田中委員長は任にふさわしくないと、声を上げたのは脱原発の運動の中からだった。確かに今、川内原発再稼働に向けてかじを握っている。「原子力規制員会は原発稼働を止めることはできない」と言ってはばからない人だから、ふさわしくない人であることははっきりしている。福島原発内の事故件数も、小さく見せようとして隠し立てた。安全神話にどっぷりつかって、抜け出せないという事象が随分とある。

どっぷり浸かっているのかとの話はマスコミにも随分出てくるが、ここまでかということが、Facebookに投稿された。おそるべきマインドコントロールだ。
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教育による洗脳。これほど低予算で効果的で、恐ろしいことはありません。向山洋一という人を座長とした、「エネルギー教育全国協議会」が主催する、「『エネルギー教育』模擬授業全国大会」という大会が、1月25日に行われました。どういうものかというと、日本教育新聞(この大会のスポンサーでもある)の2月17日版の記事にこうあります。

 「次世代を担う子どもたちが"自らの問題”としてエネルギーについて考え、正しい判断ができるよう環境やエネルギーについての理解を深めるためには、何よりも、授業でエネルギー教育を実践することが必要だ。」
 それぞれの部門にエントリーした教師たちの中から、11名が予選を通過し、会場での模擬授業で競い合う、というものだったようです。




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 原発の安全神話を批判した古舘伊知郎氏が2012311日に番組の最後で語ったコメントは、Youtubeにアップされたが、報道側が著作権を申し立てて、削除された。音声のみを使ってなおYoutubeにアップされている。圧力があるかもしれないと言っているが、いまだに番組で仕事をしているから、これも原発なくせの声の力によるものと言えそうだ。











2014年3月18日火曜日

NETの危うさはあるけれど

 Facebookは、本名をはじめとして年齢、学歴など個人情報を載せるルールだから、信頼性は他の交流サイトよりはあるものだと理解できる。「友達」が多いほど知りたい事柄も含めた情報を、かなり早く入手できるし、新聞、テレビでは知りえないことが「友達」関係の中で伝わってくる。発信する方にとっても知らせたいことを、世に拡散できる手段として利便性が高い。

 特に芸能人など有名人の場合は、ファン関係で済むから、自分のことや、さしさわりのないことを投稿して、自分の情報を提示できる。議員さんの場合の利用も、議会の状況や出来事、情報などを発信して良い交流ができている。地方の場合は、天気の具合やら、いまどきの梅や桜の咲き具合も投稿されて、季節感も感じることができる。ブログに書き込まれた謀議員の「悪口雑言」も、すぐに飛び回るからすごい。Yahooニュースの発信は数十人が情報収集に当たり、公共性と話題性のあるニュースを検索して、それを選択してニュースに乗せる。それで、電車の中のスマホ閲覧者にも伝わる仕掛けができているわけだ。

 そんななかにも意図的に情報を集めている輩もいるようだ。偽名を使って友達関係を作り上げる。それで何をしているかはわからないが、怪しげな動きをしている者はいる。本名も使って写真も出すから、その気のある異端者は顔写真を含めた情報を集めることができるようだ。国際的なスパイ行為も、かなり進められているとニュースになっている。グーグルの情報がアメリカ国防省に使われているなどと言われている。

 日本でもそのむきの情報屋か機関が「しごと」としてやっていることだろう。企業も売り上げを伸ばすための利用はしている。犯罪人に仕立てられることは日常茶飯事だから、そのときは情報収集されて、〈人となり〉を把握して対策をとると、いうことがあるかもしれない。監視カメラによる撮影や、携帯意電話の通話記録調査も平然とやられている。警察が意図すれば簡単にでっちあげのための調査もできる。

 それ以外でも事業者がうるさく付きまとって、購入済みのソフトの宣伝などが登場する。ちょっと気持ちがわるいが、一定期間が過ぎると消えていくようだ。自分のFacebookに、NET署名に応じた先の一覧表がまとめられていた。依頼先(Change.org)から記録用にと気を利かして送ってくるものと思われるが、これに違和感を感じないでもない。友達関係になっていれば、参照可能なので、「友達申請」には先方の投稿者のホームを見て応じるようにしている。

 危うさがあるが、投稿されてくる内容の価値は高いと感じる。知らなかったことへの共有が広がり、これはというものは伝播させていく。投稿された情報から知識を補足するための〈検索〉を利用するとまた、勉強にもなる。

他11件にNET署名したものが参照できる。記録としてはいいが、ちょっと気分がよくない。


Facebookの危うさをテンポよく批判していて面白い

らっきーデタラメ放送局★第90回『隠語で!Boo!』  3分27秒











2014年3月17日月曜日

神田川界隈のいまどき

 満を持してというわけでもないが、ブログの準備が前日できていたので、朝方カメラを持って神田川の桜を撮りに行った。何か所か桜を植えているところがあるので、狙っていったのだが、最初に行った「我が家の桜」(公園に寄贈したことを内緒にしてくれと言われている桜)は、公園に入れずに金網越しに撮るハメになった。

 まあ仕方がないと、次の神田川沿いの桜を求めて歩く。中野新橋から山手通りに抜ける神田川は、両側に歩道が設けられていて立派な散歩道になっている。言わせていただければ、切り立った護岸の壁ではなくてもっと川に接する構造にできないものかと、常々思うところなのだがそうはならない。豪雨の際の流水量を増やすため、もっぱら切り立ち護岸を広げる工事はしているが、親水を考えるつもりはないのだろう。

 その散歩道はさほど広くはなくて、すれ違うのがせいぜいの幅で、歩道と川の柵との間のほんのわずかな隙間に申し訳なさそうに桜が咲いている。早咲きのもののようで、二か所とももう散り始めている。9割方残っている桜を丹念に眺めて、ここぞと思うところをたくさん撮った。「最近のカメラは実物よりもきれいにとれるんですよね」と、犬を散歩させている人が声をかけていった。

 この散歩道は犬の散歩とジョギングをしている人に必ず出会う。どんどん狭くなるなっていく生活空間には貴重なところだ。反対側の学校の脇にはごく小さな公園めいた土地があって、桜が数本立ち上がっている。見たところ自分とは違って、青年期のようで勢いよく空に向かって枝を伸ばしている。まだ、蕾をつけるのははやいようで、朝の太陽を受けて枝が艶々と光っている。ここの桜が咲くと見事になるのだが、あと一週間はかかるのだろうか。