2012年2月12日日曜日

都の1012年度予算、「今年も投資型で」


 都の予算の内容を知る機会はあまりない。「復興ニッポン」で紹介されていた内容では「公共事業費などが8年連続増加、都の12年度予算」と投資型予算を評している。

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復興ニッポン2012.2.2 → 都予算

 東京都は120日、2012年度予算原案を発表した。一般会計の予算規模は前年度比1.4%減の61490億円と4年連続で縮小したものの、公共事業費などの投資的経費は同0.2%増の8422億円と8年連続で増加した。
 事業評価などを通じて歳出総額を抑制する一方で、新たな雇用や需要を生む可能性のある社会資本整備に重点的に予算を配分する。併せて、東日本大震災を受け、防災やエネルギー対策も強化。公共施設の耐震化や発電施設などの整備を進める。
 防災面では、緊急輸送道路の機能確保に298億円(11年度当初予算比58.5%増)、公共建築物などの耐震化に202億円(6.3%増)、木造住宅密集地域の不燃化・耐震化に78億円(32.2%増)、津波・高潮対策に206億円(12.0%増)、土砂災害対策に84億円(10.5%増)、防災公園の整備に216億円(98.2%増)、豪雨対策に307億円(12.9%増)を盛り込んだほか、液状化対策5億円を新規に計上した。
 インフラ整備では、東京港の整備に236億円(35.6%増)、東京外かく環状道路の整備に102億円(32.5%増)と予算を増やす一方で、首都高速道路の整備は213億円(52.6%減)、鉄道の連続立体交差化の推進は408億円(8.9%減)と減額した。また、築地市場の移転に伴う豊洲新市場の整備に11年度当初予算の29倍の607億円、八ツ場ダムの建設再開に伴う経費として43億円(2.4%増)を計上した。
 このほか、環境・エネルギー対策として、11年度当初予算の2.7倍に当たる94億円を投じる。そのうち、官民連携インフラファンドの創設に30億円、100kW級天然ガス発電所の新設に1億円、自立・分散型電源導入支援に5億円を新規に計上した。
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 防災対策に一定の予算をつけたように見える。が、なんといってもインフラ対策として東京港の整備に236億円、豊洲新市場の整備に11年度当初予算の29倍の607億円、八ツ場ダムの建設再開に伴う経費として43億円(2.4%増)を計上というのが、公共投資型予算のとして表れている。

 豊洲移転地の土壌の安全性については、議会でも疑問が呈されている。ボーリング調査も、昔使ったものを調査の結果として使用しているという。膨大な予算を都民生活に回したらどれだけのことができるだろうか。

2012年2月10日金曜日

列車遅れて午前様になった

 この豪雪で列車の窓修理に遭遇した。列車の屋根に固ものがぶつかった音がガラガラと派手に聞こえた。たぶんパンタグラフについた氷が落ちたのかと話しているたら、しばらく続けて走って駅に到着してから、窓の修理をするとアナウンスがあった。


 まあこういう時はJRの修理部門は、下請けで手薄だから時間がかかりそうだなどと、あきらめながら話していた。まめに状況は放送してくれるが、修理の担当に時間がかかっている。


 まあしかたがないと、乗客も平穏に時間を過ごしていた。修理の担当が到着したというので、どうせ暇だし、野次馬根性でその修理している個所を見に行った。


 担当者は寒いなか素手で懸命に作業をしていた。修理そのものの時間はそんなに長くはなかったようだ。


 ようやく走り始めたと思ったら、今度は分岐装置の不具合で動けないとのアナウンス。これがまたたっぷり時間がかかってなかなか回復しない。


 ついに後続列車に乗り換えることになった。みな立ち上がって動こうかとしたときに、「移動中止」のアナウンス。分岐装置が治って走り始めた。


 こなると単線の悲しさ、交換列車のための時間調整でまたまた遅れ。乗り換えの列車は、繋ぎのための時間調整。やっとたどり着いた中野駅には最終電車で、帰宅は午前様となってしまった。





チガヤ(茅萱)は強し

 福島第一原発の汚染水処理の塩ビ管が、チガヤ(茅萱)に穴を22か所もあけられて、役に立たなくなった。


 チガヤとは強い雑草らしい。人間社会との共生的な関係なあるようで、サトウキビの仲間で糖分を蓄える性質がある。昔子供がおやつ代わりに噛んだり、新芽を食べたりしたとか。


 茎葉は屋根ふきに使い、乾燥した穂(綿毛)を火口(ほくち)に使った。花は強壮剤で根っこは利尿剤にも使われるという、多方面に役立つ優れものだということ。


 これが原発の冷却に障害になったという話。汚染水を処理して冷却に再利用する「循環注水冷却システム」もたわいないことだ。


 これも「想定外」ということになるのか。「あなた次第で 鬼にも蛇にも なります神にも仏にも」(都都逸)って、チガヤが言っているかも。

2012年2月9日木曜日

肘折温泉で豪雪とのこと

 この大雪で3メートル以上の積雪量があったと報道している。ここには最近写真を撮りに2回ほど出かけている。秘境の温泉として有名だが、確かに山奥の温泉場の様相をしている。


 現在は車で新庄から40分くらいで行くことができる。温泉ばかりがほぼ100パーセントあって、例外は蕎麦屋さんと郵便局などあとはお土産屋さん。


 ここに毎日朝市がでる。大蔵村の住人だけが出店できるという。こういう場所だから、写真のテーマとしてはうってつけだ。


 銅山川が温泉の脇を流れていて、ここの上流に大きなヤマメがでるという、つり記事を見たことがあった。それからずっと釣りの機会をねらっていたが、やることができたのは最近だった。それも温泉の前で、連続して釣れる幸運に恵まれた。


 温泉場で観光のために放流して釣らせているらしい。その後一回やってみたが全く駄目だった。


 温泉の外れにある上流部には堰があって、そこに固まっているらしい。3人ほどしか入れないような場所で、朝早くからやっている人がいた。ずっと下流方でもよさそうなポイントも見えるので、今度はそちらでやってみたいと思う。ただ、写真撮影と両方やるのは無理なので、いつになることか。



2012年2月8日水曜日

岩洞湖のワカサギ釣りは耐寒勝負

 2月上旬には岩洞湖のワカサギ釣りが解禁になる。岩洞湖は日本一寒いところだそうで、それが売りのひとつもある。1月30日には少し手前の藪川でマイナス258度になったということだったが、地理的に寒くなる条件があるのだろう。


 全面結氷が2月の上旬くらいで、毎年凍る具合を見ながら解禁日を決める。このときは、カラフルなテントが点在し、ところによっては集中してワカサギを狙っている。


 これまで何回か行ってみたものの、釣れないというより寒くて長い間はいられない。なにせ、座ったまま箸のような釣り竿をあげたり下げたりするのが唯一の運動なので、身体は冷える一方。


 氷上に穴を開けるときだけ、少し息が切れて一時暖かくなる。穴だっていくつもいらないから、あとはどうしようもない。


 親父は寒さには強いというのか。動じないみたいな様子で、戦中で生き残ったものの強靱さを感じる。


 ここ2年はいっていないから、また釣ってみたいが、どうだろうか。高齢でさすがに身体もそれなりに弱くなって、歩くにしてもバランスを直ぐ崩すし、耳も聞こえにくく眼も衰えてきている様子。一緒に釣りに行くのが楽しい様子だったころとは違う。

2012年2月7日火曜日

釣りをやる人は気長という話

 釣りをする人は気が長いのではないのとよく言われる。いやいや釣り師は気が短くないと、魚はつれないよ、だいいち、魚が食いつたのをつり上げるのに、じっくり構えていたら魚が逃げてしまうと、反論した。


 これは自分が気が短いから言ったもの。ほんとうはどうなんだろうか。どうしたら釣れるかを考えないで、気短に反応ばかりしていてもやっぱり釣れない。


 釣れなければ仕掛けも考えるし、釣り場所も変える。釣れないもは、腹がたつという範疇にいるうちはつれないから、頭を使わなければいけない。


 気ままに釣れるチャンスに出会うのは、イロハのイだけれども「もっと釣りたくなる」から「天狗になる」までには、それなりの努力がいる。釣る魚によってもちがうし、天候、仕掛け、釣り場の選択、身なり、情報などいずれにしても相当の研究と実践の積み重ねがいる(だから費用も)。


 その法則なり経験を交換して腕を磨くことになる。大会でやるから面白くないと、かつては感じていたが、それではうまくならない。


 そんなことがだんだんはっきりわかってくるようになると、皮肉なもので釣りに行くチャンスが減ってくる。「もう少しのところ」というあたりがいいのかもしれないが。

2012年2月6日月曜日

メモ帳の50ページが使い終わった

 旅の記録メモ用にと考えて、手のひらいっぱいのサイズのメモ帳を使い始めた。これにビニール製のスパイラルのラインをつけてペンを繋げた。


 試しにと、あれこれ日常「忘れそうなこと」を書きこむようにしてみたら、これが意外となかなかいい。第一にブログのネタメモに書きとめることができる。


 テレビのニュースや、レシピ、旅番組の地方名などの覚えていられないことをメモしておく。新聞記事からの簡単な抜き書きも有効。思いついたことをすぐ書いておく。


 いろいろ書きこんだら、今度は整理しなきゃならない。せっかく書いたものをどこかで生かしたいと思うから、パソコンのグーグルドキュメントに整理して書き込んでいる。


 ただ、この新鋭の道具を置いたままどこに置いたのかは、覚えていないと役に立たない。



2012年2月5日日曜日

2月になると渓流釣りが解禁で

渓流釣りには、春のうれしい到来となる。21日からというところもあるが、27日の解禁になっているところが愛知県の寒狭川。


 ずっと前になるが、イワナを釣ったとき水温が零度だったことがあった。そのときの渓流の魚はまだ水温が低いし、エサも食べていないから活性がない。

 やっとエサを咥えたかと思ったら、上がってくる魚は元気がない。つりの味わいとしては、物足りない。

 漁協の「成魚放流」などをあてにしてでかけたものだったが、寒いのをこらえていくつかの魚が釣れると、温泉につかることになる。

 冷えた手先足先がチンチンいって、気持ちの良いことこの上ない。それはそれで楽しいもの。近頃は魚の活性が高くなっている5月ごろ、ゆきしろが収まるころに行く。魚の反応が全く違うし、天然ものに出会えるチャンスが高い。

2012年2月4日土曜日

雪かきで

 雪かきで出入り口の前を歩けるようにした。除雪車が来て道路と、家の前を掻きだしてくれるが、隅の方までは無理なので、一家を上げて二人が、雪かきにあたった。


 というより、仙人がいつも身体を動かすためにやりはじめるので、見ていないと心配というのもある。雪がとても軽くて仕事は楽だった。


 日本海側から内陸部の山形秋田などは、ものすごいふりで雪おろしが大変らしい。ここは湿気の少ない雪で、山麓のためか飛んできて積もるようだ。プラスチック製のスコップで軽々とできてしまうので、高齢者向きで助かる。


 それでも、仙人が少し心臓がおかしかったというので、そっちの危険も心配になる。村役場に用があるというので下まで降りて済ませ、昼は外食にした。スーパーに寄って食材を少し入れて戻った。


 せっかく晴れたので、身体が動き慣れたところで三日ぶりに晴れた山麓を歩いた。久しぶりの解放感で、シャッターを何回も押してしまった。岩手山が珍しく冴えて見える。





2012年2月3日金曜日

セシウム、スギの浸透は早いとの調査結果

 東京農業大学で、森林のセシウム汚染の調査をしたと報道があった。9月から12月に森林7カ所のスギ、ナラ、クリなど30本程度を調査したところ、樹皮だけではなく木の内部にも高濃度で浸透していることがわかった。


 一番高かったのは南相馬市の高倉のスギで、年輪に5430ベクレル、内部の平均は2300ベクレルだった。
 測定結果は、福島第1原子力発電所に近い森林が比較的高く、材内部の放射性セシウム濃度の平均が4382300ベクレルの間に分布。



 周辺の空間線量は、文部科学省の放射線分布マップによると毎時1.93.8マイクロシーべルトだった。基礎実験では、葉に付いた放射性セシウムが24時間以内に根から先端の葉まで移動することがわかった。 


 「放射性セシウムは思っていたより早く内部に浸透していた。樹木内の水分は夏より冬のほうが動くので、冬の間にさらに浸透が進むと思われる。高濃度の樹木や樹皮、木材からセシウムが気化するリスクが懸念されるので、何らかの基準値が必要だとは思うが、線引きは難しい」と林教授の話。


 セシウムの「移動」がまたひとつ明らかになった。スギ花粉への影響は少ないような報道もあったが、どうもそう単純ではない気がする。






復興ニッポン →
南相馬市の樹木内部から高濃度の放射性物質

2012年2月2日木曜日

公務員の政治活動制限見直しますか。


 公務員は、憲法の規定に反して政治活動、選挙活動の自由は制限されている。それで選挙のある度に、制限している旨の法令規程を文書にして、ご丁寧にも周知する。

 何故公務員が政治活動をしてはいけないのか。政治活動でなんでもつまびらかになっては具合が悪いのだろう。守秘義務もそのたぐい。個人情報を漏らすのはまずいけど。外に漏らしたら具合の悪い規則規程などは結構ある。

 防衛局長の講話の際にメールで参加を促したのが外にでちゃあまずいよ。だからどうして漏れたか調べてるって。なにを考えているのか。防衛省の組織を使った選挙運動じゃないか。

 これまで選挙の都度やってきたっていうこと。よし、それではこの際選挙活動は自由にやるようにしたらどうか。そもそも選挙活動の制限は、選挙中は「なにもできない」ほどメチャクチャに制限をしている。

 戸別訪問がいけないというのは全く意味が分からない。金や利益誘導、権力を使った行為は当然まずい。規制があってしかるべき。

 そのようなことを防ぐためというのが理由になっているが、それより「政治を語らせない」ことが主眼。そうして政治を闇にしておいて、政治の光を求める声に後ろ向きな行為をずっとしてきた。

 「公約」を死語にしてしまった自民党政治。マニュフェストを葬り去ろうとする民主党政治。こういう政治をすすめようとするから、比例定数減80減・小選挙区5減によって、少数政党の議席を奪いとろう、などということを着想するんだ。様々な要望や声がますます通らなくなってしまう。

2012年2月1日水曜日

消費税を上げれば…ができる!


 消費税は来るべき高齢化社会に備えて導入すると説明していた。その財源いったいどこへいったのか?

 介護保険制度導入で別に「後期高齢者」から掛け金を取っているし、年金に回ったことはないし、特養ホームは民間にやらせるようにしてしまった。

 高額所得者と法人税の減税はキチンとやった。フツー以下の所得層の減税は止めてしまった。さて、消費税の財源はどこへ。
 東日本大震災の復興財源の論議で一時、「復興税」などと一緒に論議になった。今度は「一体改革」とかで社会保障の財源にするかのような素振りをみせる。

 岡田副総理は、主婦連合会との意見交換で、「(増税分の)使い道は全部社会保障だ。医療や介護など(国民に)同じサービスがいく。取るところだけではなく、使うところもトータルで考えて欲しい」と言った。

 やっぱり、これまでは使っていなかったと白状したようなもの。消費税を導入した後は「打ち出の小槌」で、なんやかやと理屈をつけては税率を上げようとする。

 消費するたびに税金を「振り込む」こちらはたまらない。振り込め詐欺を国がやっているようなものだ。

2012年1月31日火曜日

つりの会の総会シーズンに


 勤労者つりの会の総会が、連合会と単会で開催される。新しい息吹を取り入れたいと頑張ってはいるけれども、釣りを楽しむ環境がどんどん低下してその上福島原発事故による汚染の問題が影を落としている。

 関東近郊をテリトリーとする会が、東京湾の木更津、江東区の運河や群馬の湖沼、鹿島沖などでのセシウム汚染で、釣りの催しにも影響を受ける。

 「東京湾の魚は食べない」「釣らない」との話しも出てきている。東京のつりの文化にも少なからず心を寄せながら、続けてきた釣り活動が、危うい状態になっている。

 続けていくのはいっそうの努力が必要だ。東日本大震災や福島原発事故の結果、こと「魚」を巡っても様々な画策を見た。海に平気で汚染水を流し込む。漁業の復興は大企業が入りやすい特区で。魚種の汚染測定は一部だけのないがしろ等々。

 来月からは渓流の解禁が始まる。阿武隈川流域の一部はセシウム汚染で漁業不可能。森林が受けた汚染の調査はどうなっているのか。今年はこうしたことの追及抜きには活動できないだろう。

2012年1月30日月曜日


 昨日の朝、鳥が集団でガマズミの実をたべにきた。しょっちゅうくるらしくて、低木のガマズミの周りをなれなれしく飛び回っていた。眺めていると察したらしく、あっという間にいなくなってしまった。

 鳥の名前がわからなくて、おぼろげな記憶をたよりにネットで調べてみた。ぴったりこれというのでは内が、ツグミだろうと思われた。山には実のある物などまずないだろうから、食に預かるのは大変だろう。

 ガマズミのズミというのは酸っぱい実という意味だそう。以前に焼酎で漬けてみたことがあったが、美味しいという記憶はない。でも、霜にあたるような時期になると甘みが出て、美味しくなるということ。それは知らなかった。採る時期が早かったということか。

 今日の天気は一転して、雪。それも細かい軽そうな雪が続々と落ちて積もった。ゴミをもって外に出たら、「さくさく」で「ふわふわ」。昨日のツグミは当然いない。

 除雪車がやってきて、家の前も除雪してくれた。夕方歩くと、キュッキュッと音がしてスキー好きの人たちの喜びそうな雪になった。朝の気温マイナス12度。積雪目測30でセンチ。



庭のガマズミが秋時分には真っ赤な実をつけていた

2012年1月29日日曜日

放射性物質の調査はきちんとやって、公表して欲しい。


 朝から晴れ上がって、いったいどうなっているんだと朝の話題。一昨年の暮れにはなんだこれは問い言うほどの降雪だったから安心できない。

 ここは海抜350メートルから400メートルくらいのところにある。岩手山の南側なので、盛岡市内とはちょっと変わった気象状況になる。東京都内と奥多摩の違いみたいなものだ。

 ここの清掃工場で被災地のガレキを焼却するとのことだったので、ちょっと聞いてみたら放射性物質の検査は結構徹底してやるようだ。持ってくる前、そして焼却後もその検査をするということらしいので安心した。

 「風評」問題ではないが、キチンと調査して情報を公開してもらわないと安心できない。東京で女川のガレキの焼却をやって、埋め立てを始めているが測定結果がどの程度なのか情報がわからない。

 被災地のガレキは受け入れ先がなかなか決まらないし、かといってガレキの始末をそのままにしておくということもできないだろう。今はともかくしっかりた検査体制で、汚染のあるなしをはっきりさせることが大事なような気がする。

 東京の場合は都知事さんが特異で、「自分が決めたら」みたいなところがあるからちょっと気になる。情報はちゃんと公開して欲しい。

 昨年12月に明治乳業の粉ミルクからセシウムが検出された。これは市民団体の自主検査でわかったこと。汚染源の解明がすすんでいないのに、会社は詳細を「企業秘密」にしているとか。こういうことでは安心できない。

2012年1月28日土曜日

岩手山麓雪景色?!


 東北の降雪が半端でない。岩手はどんなだろうと思いつつ、新幹線から眺める景色は雪から雪への展開。遠くの山肌に筋状にはじめは見えた雪は、そのうちに田んぼの薄化粧の穏やかな風情だった。

 次にはクリームを品良く畦道までかぶせて、と見る間に家々の屋根にも陽に照らされた輝きが現れた。しばらく走ると今度は道路も圧雪状態になった。

 郡山は寒いところなんだ。この先はどうなることかと岩手山麓の状態が気になった。黒く見えるスギが雪をかぶって頭を下げている。川が揺らめくように曲がった黒色は、見事な水墨画のようだ。

 空が暗くなり、吹雪っぽくなった中をよく見ると、竹やぶが重そうに雪を溜め込んでいる。

 仙台が近づくと家の屋根は瓦の突起部が現れるようになり、急速に晴れ上がった。もう道路に雪はない。車が支障なく行き交っている。

 後一時間で着くところ仙台で停車。ビルの谷間を人がゆっくりめに歩いている。

 走り始めて少し雪が増えたかと思うと、その先は盛岡に着くまで雪は減ってきた。盛岡界隈は田んぼは雪をかぶっているもの、木々にはない。晴れが続いているのか。

 岩手山麓は想像をたくましくしたような雪はない。それこそ「ウソ!」三週間前と変わらない。住処の仙人の話しでは今年の雪かきはまだ2回だそうだ。しかし、まだまだには違いない。

 気温はマイナス5度くらいの日が続いているとか。

2012年1月27日金曜日

どこまで行くのだろうファイルの落ち着き先


 オンラインストレージは、サービス業者がデーターセンター内に設置したサーバー内のハードディスクに、登録ユーザーがデータをアップロードして保存できるサービス。

 保存したファイルはインターネットにつながったパソコンやスマートフォンから閲覧できる。現在は無料で2Gから5Gは当たり前に使える。カメラメーカーの写真画像ストレージもキャノン、ニコンそれぞれ2Gは使える。一枚1Mバイトなら2000枚保存できる。

 ヤフーのボックス、グーグルのボックスは5Gで様々なファイルが保存できるという。Windows Liveでは25Gのストレージが使えて使用具合もなかなかよさそう。ネイバージャパンのNドライブは30Gもあるが、使い具合はまだ不明。

 パソコンすぐ壊れるのは体験で分かった。よく使ったら3年持てばいい方ではないか。だいたいそのくらいしか持たないように作っているんじゃないかと思う。

 それに、容量と使用ソフトが変わってしまうので、周りの他人のパソコンとの付き合いに支障が起きる。パソコンが止まるたびに、修理に出すが、「バックアップしてください」とそのたびに脅かされる。

 バックアップ先が外付けのHDDというのが確実という定番だったのに、最近は外付けのHDDでも5年くらいしかもたないなどと言い始めた。

 それならファイルの保存場所はオンラインストレージということになる。サービス業者のハードディスクは、バックアップをしているので大丈夫らしい。

 しかし思うにホームページだのブログだのオンラインストレージだのと、使うはいいとして不幸にして、アクセスできない境遇に急になったらどうなるんだろう。きっと「浮かばれず」に、当分御霊と一緒に彷徨うことになるのかな。

2012年1月26日木曜日

去年は1月14日だった新年会 反省 来年を縛ることはないかな


 一昨日の旧職場の新年会、昼過ぎから始まった。のっけから「度忘れ」が話題になった。

 今回は担当がだれだったのかの追求から始まり、結局「そろそろやる時期と」覚えていた人の声で動き出したらしい。

 昨年やった時期はいつだったのか、12月説、1月説、2月説とああだこうだと話が錯綜した。忘れるのは、天命だからやむを得ないとしても、忘れちゃいけないことを忘れることが多くなると歳を自覚させる。

 近況を出し合ったが、体調悪くした人あり、孫のおもりを楽しむ人あり、海外旅行楽しむ人あり、第二の人生を年相応に過ごしている。

 元気で酒を飲めるのがともかくにも生きていることの証のひとつかな。念のために、「忘れないように」書いている日記をめくって確認してみた。
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14日  N時代のメンバーと新年会。寿司屋で13時からと、明るい時間の宴会。KD、IN、IT、NK、NT、NSさんなどの豪華エリートメンバー。Iさんは元気そうだった。「オス」を持って行ってよかった。もう、来春の話になって、1月第3木曜は新年会と決まる。
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さっさと決めたのに見事に忘れた。

2012年1月25日水曜日

公務員を減らすのはだまし討ち

 携帯電話がつながらなくなった。スマートフォンが絡んでると思ったらやっぱりそうだった。スマートフォンがだんだんというより、どんどん普及したらどういうことが起きるのかという推定はできないのかな。


 まあ国も事業者もやるつもりはないだろう。悪口で言うなら「売れれば」いいんだから。国の機関だって本当は、見通せるはずだ。やればのはなしだけれど。


 復興庁ができて、二百数十名の公務員が配置される。しかし、たぶん国のどこかの組織を定数削減して人をつけることになるのだろう。余っているところはどこか?


 私たちには国の組織があまり見えないが、例えば輸入品の検査は「抽出」でやっている。国家予算案の編成は財務省が暮れから走らされる。3月までには関係課長が自殺することも結構ある。


 日本の公務員はアメリカと比べても人口比では圧倒的に少ない。その分国民に必要なサービスは薄くなっているというのが正解だろう。たとえはよくないが、刑務所から逃げ題した受刑者を監視カメラはみていたが、職員は見ていなかったという事件。


 刑務所を知る評論家は、職員は受刑者を常に視界に入れておくのがマニュアルという。職員に代わってカメラが監視するという理由で、職員の配置を薄くしたのでは?との疑念も湧く。


 職員を減らしておいて、これまでどおりの業務分野を維持しようとすれば無理が起こる。様々な仕事ををマニュアル化して余計なことをやらせなくすることで促進させる。だから定式化された以外の時に判断できなくなる。


 行政分野を縮小して民間に渡すということをしきりにやっているが、消費者庁のように行政がもたなくてはならないところは多い。携帯電話もスマートフォンもやたら普及ばかりにこころがけて、起こる事態に対応ができないのは問題だ。このときそれこそ地震が来たらどうするのか。


 震災の教訓からも公衆電話を必要数設置させるぐらいのことはすぐやってもらいた。公務員の賃金を0.23%+7.8%削減すると、民主党と自民党が合意したと報道しているが、政府=公務員全般の責任みたいなすり替えは許されなし、国民へのサービス低下、縮小につながることで、本質はだまし討ちだ。

2012年1月24日火曜日

作家は生意気でひねくれている?


 田中慎弥氏の芥川賞受賞で、石原新太郎とのやり取りが話題になっている。石原慎太郎が芥川賞の推薦作品は「バカみたいな作品ばかりだ」といったのがことの始まりみたいだ。

 選考委員が作品を対外的に評するのに、そういう言葉はないだろうと非常に不快に思った。「作家」と言われる人間が、そんな言葉でした表現できないのは、作家のイメージを貶める。

 田中氏が「もらってやらないと、都知事閣下が倒れて都政が混乱するからと」切り返したのはおもしろい。

 都知事になにか言うことはと問われて「おじいちゃん新党づくりにいそしんでいただければ」とさや当てをして、見事に評したのはなお面白かった。

 ところで田中氏はつりがうまいらしい。手前みそだが釣りは感性を高めると思っている。自然に接していてしかも魚を獲るという行動がとても人間の本性に近い所業だし、精神的にも心理的にも人間の活力によい影響を及ぼしているのではないかと思う。

 石原氏は東京湾有明北の埋立反対運動の時に「ハゼはどこかへいくでしょう」と都議会で言い放った。こういう感性はつり好きとしてもいただけない。

2012年1月23日月曜日

一刻も早い原発からの脱却が大事

 今日の朝日新聞にドイツの脱原発の記事が書いてあった。「処分場なき脱原発」というもので、使用済み核燃料の最終処分場が、地元の反対で決まらないという。


 日本の原発事故の影響で反対運動が広がってできないということ。その後の囲み記事で日本の現状に触れて、使用済みの核燃料はの最終処分場が、地元の反対で決まらないという。


 新聞では、続けてその後の囲み記事で、日本の現状に触れて、「使用済みの核燃料は金属製の容器に入れて300メートルより深いところに最終処分することになっている。今は原発敷地内や六ヶ所村の再処理工場内に保管されている。国は2002年から最終処分場の場所を選定するために、調査地点を募っているがうまくゆかない」と載せている。


 だから、一刻も早く原子力発電から抜け出すべきなのであって 、「脱原発」に踏み切ったといわれる朝日新聞がドイツの混乱を一面記事でうまくいっていないと書き上げるのは少し釈然としない。国民の多数が願っていることを素直に書けばいいのにと思った。

2012年1月22日日曜日

放射性物質を調べたい

 放射性物質の測定器が借りられると知らせがあった。利用したいものだと思って返事をしたが、19日の早朝からNHKスペシャル「知られざる放射能汚染」の再放送をみていたから、タイムリーな話になった。


 福島原発周辺の汚染は拡散されて薄まるとされたが、じつは塊になって移動している。福島県の水産課ホームページにも、その移動の様子が乗っていた。  → 福島県水産課HP


 放送では、泥の粒子に付着して流れていくということだ。アイナメ、ホウボウなど「底魚」が泥の中のゴカイを食べているから、セシウムを摂取する。


 汚染された泥をゴカイが食べて蓄積し、ナメタガレイがそれを食べるから連鎖によって、濃縮されたという調査結果だった。


 驚いたのは江戸川河口部にホットスポットがあるということ。東京湾はわが釣りの会のホームグランドが、これではたまらない。
 
 江戸前の魚は、湾に流れ込む河川の多さによるものと言われていた。汚染物質が多くの河川から東京湾にと流れ込むのだと思うとぞっとする。


 赤城沼のワカサギ調査では湖の底にたまったセシウム950ベクレル、プランクトンが296ベクレルで、これがワカサギに影響する。しかもワカサギが死んだらまた、セシウムが湖底に戻ることになる。


 チェルノブイリのときは23年調べないとわからなかったというし、放射性物質の性質は、5年間は下がるが、30年が半減期と専門家が言っている。


 流通にのっていく魚貝類は汚染調査をしているが、釣りの対象としている魚は放っておかれているものもある。


 放射性物質汚染調査は最初から、調査をすることを避けている現状では、「調べてくれ」と言っているだけでは足りなそうだ。
この際できれば自力でも調べた方がいいと思う。

2012年1月21日土曜日

写真を撮り、ヤマメを釣るわがふるさと

 山形県の金山町観光協会から、「金山町フォトコンテスト」の案内が届いた。一昨年応募したものが去年表彰されて、地元の特産物や酒をもらった。


 去年の八月にも、写真仲間と訪問して祭りと景色を撮って歩いたが、今回は出すつもりがなかった。けれども1月末締め切りで少し応募が少ないのだろうか、「ぜひ検討して」とのこと。


 せっかくだからいくつか出してみようと、HDDに取り込んである写真を見直して数枚プリントした。


 己の故郷の町だからやっぱり何とかしたい気が起きる。金山町は写真もいいが、金山川でヤマメがよく釣れる。


 最初に訪問したときに町役場の前に入漁証販売ののぼりがみえたので、声をかけて聞いてみたら「上の方でやるんでしょ、いらないよ」と言う。


 この鷹揚さがまた我が故郷の株を上げる(自分のひとりよがりか)。写真展でお世話になったお蕎麦屋さん「草々」の旧家もいい。もちろんそばもうまい。


 今度は写真でなくて釣りでいきたい。ヤマメ釣りをしたのはたった一回だ。そのときは短時間だったが、感触よく釣れた。

2012年1月20日金曜日

雪の日、歌もおつなもの

 昼食の時間テレビで、寺井尚子と八代亜紀のセッションをしていた。ジャズと演歌だから月とすっぽんみたいなものかと思ったが、なかなか素晴らしいものだった。


 歌ったのは「雨の慕情」。寺井尚子さんはジャズセッションを情熱的に演奏、一昨年の赤旗祭りで初めて演奏を聴いた。


 八代亜紀さんの演歌は「沁みる」歌が好みで、娘が小さいころ振付を覚えさせたことがあった。専門的にはわからないけれども、演歌の乗りやすい端的な曲筋に、ジャズの奔放にふるまいでかつ外して戻るような流れが、見事にマッチしていた。


 単独で聞いていても本当に卓越した演奏と感じさせる御両人がコラボレーションするなんてなんという贅沢か。できればもっと聞いてみたい。


雨の慕情


リベルタンゴ

2010.11.07日 赤旗祭りで

2012年1月19日木曜日

今の政治が続くのはゴメンだ

 選挙区5減、比例区80減は多くの願いを捨ててしまう。一人一区では比較第一党が議席を得る。「二大政党論」で自民党と民主党どちらかが残る。


 大阪の区長は30数パーセントの得票率で当選。首長は複数入はらないから、これは制度としてはしかたがない。


 小選挙区制は自民党が独裁的に政治を続け、得票率が30%台になったとき、批判を受けても当選できるように仕掛けを作った。


 民主党はマニュフェストをきらびやかに掲げて、票をかすめ取った。政策の劣化は隠しようもないし、自民党時代の政治どころか、いまや開き直りになった。


 岡田副総理は「公明党にも配慮」とあけすけに言った。だいたい、小選挙区制になって何人首相が変わったか、何人の閣僚が交代したのか。


 政策ももちろん、資質の問題も問われている。アメリカの要求や財界の思いが最優先で、国民の意見要求を切り捨てる。


 こういう政治を保証する制度では、また反国民的な政治を続けることになってしまう。「議員定数を減らして」と、身を削っていると見せかける手法は犯罪的だ。


 議員が国民のために働かないから問題なので、そういう議員を当選させる小選挙区制はよくない。


 議員数が少なくなれば、「原発からの撤退」の要求などは届かなくなる。政党交付金をなくせば400人以上の議員歳費と同等という計算になるという。さっさと止めればいいじゃないの。

2012年1月18日水曜日

釣りの会の総会が近いが

 釣りの会の総会が来月あるので、担当の仕事のまとめをしなくてはならないが、なかなか進まない。


 人間の出来が悪いせいか、子供のころも「勉強しろ」と怒られると、鉛筆削りを始めたものだった。肥後守という安いナイフだった。


 でもそれで一所懸命削ったおかげで、ナイフの扱いは苦にならなくなった。近くの山へ行って灌木の中入り込んで小屋まがいのものを造ったり、竹で弓矢を造ったり、竹とんぼはよく飛ばなかったな。


 もう時効だからいいだろうけど、よその畑のスイカを取って食べてしまったり、サツマイモも食べたっけ。


 その癖がまだ抜けないのか、大事なことは後回しにしてまず遊びから入る。


 今は遊び道具のパソコンだから、食事の片付けが終わって座ると、メールを見た後はツイッターを眺める。


 今日は石原知事が「刺激がないから芥川賞選考委員を止める」と言ったのを報道されたことから賑やかな「つぶやき」が始まっていた。「ついでに知事もおやめになったら」などと。
 それに悪乗りしてつぶやいた。

石原知事さま。芥川賞選考委員をお止めになるそうで。仕事は副知事に任せて週2回しか出勤せずに小説書いているのかと思ったら、選考のために小説もお読みになっていた。刺激がないそうですが、ガレキの受け入れやオリンピック招致もご自分の刺激のためなのでございましょうか?

親しめる楽しい国歌なら


 「君が代」は愛されているのかね。風呂にで暖まりながら口ずさむことはないし、カラオケでは絶対歌わないね。

 「国歌」は明るいものでいい。うれしいとき、気持ちを表現したいときに肩を組んで歌えるようなものがいいんじゃないか。

 若者のLiveでは、みんな立ち上がってペンライトなんかもって、振りかざして同調している。歌ってそういうものでないか。

 天皇は現憲法では「象徴」だから、「君が代」の歌詞にこだわる必要はない。日本の歴史でもっとも他国を侵略した15年戦争の行為を懐かしむ人たちが、今も政治をつかさどる人たちの中にもいる。
その体現が「起立斉唱」。

 軍事でことを収めるのは控え時だ。イラクからアメリカも引き上げる。(もっとも金がかかるからという事情もあるが)。北朝鮮の所業にさえ、「協議」の時代だ。

 歌は世につれ世は歌につれというじゃないの。みんなが歓迎するようなものならともかく、「起立して歌うのが職務命令」なんて、諸外国から笑われるよ。

 公募したらいまの若者は感性が鋭いから、いいものができると思うけど。そしたら、起立の職務命令なんぞださなくても、起立かつペンライト付きで愛されるよ。

2012年1月16日月曜日

「君が代」は過去もの


 官房長官が記者会見をするときに壇上に向い、日の丸の旗にお辞儀する。その姿を見るたび、あの人方は日の丸には頭をさげるが、国民には頭を下げていないなと思う。

 福島原発問題に関しての記者会見では特にそう思えた。自分が生まれたところを嫌いな人はいない。ずっとそこで暮らしたいとおもっているのが圧倒的だろう。

 それは震災で一層はっきりした。言い換えればそれが国に対する愛情というものではないのか。

 なのに、愛する相手が縁遠いわけ。わが近所の商店街はやっぱり寂れる一方。駅近くは商業化策に誘導されて、小売り商店は成り立たず、飲食店が入れ替わり、コンビニが幅を利かす。

 住宅街といえば、昔からの家が減り、歯が抜けた後のように黄色のカラーの「時間駐車場」が」増え続ける。身の回りがこれ。これは政治のせい。

 政治の処遇といえば、まるで社会保障のやりすぎで財政赤字になったと言わんばかりのやりかた。

 ユーロの信用が下がったと「格付け会社」が国の順番を発表しているが、日本はスペイン、中国と並んでいる。だいたい国債の信用で云々などということは、「大金」を持って投機に走っている連中の心配ではないのか。

 賃金をつましく得たり、年金でくらしている向きには直接関係がない。マネーゲームに左右される政治など願い下げ。こういう国を「愛せ」、直立して「君が代」を歌えというわけだ。

 最高裁の判決は「減給、停職は具体的事情がなければ許されない」とした。大阪でも不起立3回で免職という条例を決めようとしている。東京といい大阪といい、時代遅れの「過去もの」に縋っている政治は似ている。

2012年1月15日日曜日

自殺者3万人14年も続く異常


 自殺者が3万人というのが、14年も続いている。昨年の震災の死亡・行方不明者数と比べてもいかに多いか。

 昨年の震災は、起きてしまったときの被害を食い止めるため方策と、政治の貧困さを浮かび上がらせた。

 この「自然災害」とは違って、自殺者がこんなに連続して発生しているのになぜ減らないのか。思いとどまるような対応をボランティアの人たちがやっていはいても、それを上回る「社会圧」が厳然としているように感じる。

 果てしない格差社会の形成、競争社会の敗者は浮かび上がれないという背景があるから、「底上げ」の政治がどうしても必要だろう。

 民間の勤労者の賃金は徹底的に切り下げられ、民間より高くなろうはずのない(民間の賃金調査によって決めるのだから)公務員賃金が高いと言って、両方を削減していくという見せ掛けの「是正」に乗っけられている。

 政治が手を差し伸べなければならないことは、アメリカと財界に御注進だけというのでは政治でもなんでもない。非正規雇用者が30数パーセント、生活保護者受給140万人などの状況は「自己責任」だけでは改善できない。

 閣僚の首を挿げ替えただけで、国民生活になにもやらない政府では、支持率上昇は望めません。そんなに馬鹿ではありませんよ。

2012年1月14日土曜日

仙人になるのはもっと先か

 連れ合いが退院できてとりあえず復帰。とはいっても再発の可能性もあって要注意の身分。


 虚血性腸炎という聞いたことのない病名で、いくつか種類があって生命の危険にも及ぶ場合があるという。食事は刺激のあるものは避けてという指導で、お粥を食べている。


 婆ちゃんは昨日病院で「腎臓手術」をするかどうかの相談に行った。肺に弱点があるから手術する場合には危険が伴うとのこと。腎臓の状態がいまのままで、進行に変化がないのであればリスクを避ける選択もあるので、とりあえず様子を見ることにしようとの結論に至った。


 今日は二人で通いつけのパーマ屋さんに行ってさっぱりしてきた。

 釣りの会の総会が近づいているので、気にしているが集中できなくて頭の整理がなかなかつかない。ようやく会計監査のだんどりをつけようと連絡を始めた。


 東京にもどってから、これまでのあれこれの付き合いがまた続いてくる。が、これまでどおりにはいかない。そうはいっても持っている荷物も簡単におろせる状況でもない。仙人になるにはもうちょっとかかるかもしれない。

2012年1月13日金曜日

夜灯(よとぼし)漁の祭り実行委員会から返信


 メールの返信が「稲毛あかり祭夜灯実行委員会」から届きました。ハゼや子カレイを獲る遊びの漁を「よとぼし」といったそうですが、わかったのが7年前だったとのこと。

 千葉大と商店街の共同事業で「稲毛レトロマップ」を作成するときに古老から話を聞いてわかったのだという。戦争によってこの遊びの漁は中断し、戦後再開したものの、そのころには漁の名前を知る人も少なくなっていた。

 町のおばあちゃんたちに聞いて回って探し当てたのだそうです。学生5人と商店街メンバー5人が、「真っ暗な新月の晩にカンテラの灯りがポツリポツリとついていく…周りで見ていてもきれいな光景だったろうね。そのあかり一つ一つには家族や職場の幸せがあったんだろうね」と盛り上がってその光景の再現をしようということではじめられた祭りとのことです。

 懐かしい子供のころの体験が、形をかえてしまっても、今によみがえらせているということに、こころ暖まる思いがしました。今年7回目の祭りにはぜひ参加してみたいと、今からワクついている。

2012年1月12日木曜日

夜灯(よとぼし)漁だったんだ


 半世紀も前に親父とやった「闇夜のハゼ突き」は「夜灯(よとぼし)漁」だった。昨日のNHKで報道された千葉県稲毛町の祭りは、子供のころの体験が元だった。ネットで調べてメールを送った。
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 突然のメール失礼いたします。
 昨日NHKの報道で「夜灯漁」の祭りがあるとの報道を見ました。11月に催されているとのこと。自分の子供のころの経験を思い出して懐かしく思いご連絡しました。

 50年も前のことになります。千葉県の稲毛に5年ほど住んでおりました。釣り好きの親父に「ハゼ突き」に何回か連れて行って貰いました。

 大潮の夜は水脈(ミオ)筋の浅場にはハゼが無尽蔵にいました。水たまりもあったかもしれません。当時は稲毛海岸(京成電鉄)とか黒砂(いまは駅名はない。多分「みどり台」)などの埋め立て前の遠浅の海岸は、ところによっては2キロも水が引き、無数の水脈(ミオ)がありました。

 新月の夜に潮が引いた水脈に眠い目をこすりながら行くと、まるでばらまいたようにハゼが沢山いました。カーバイトで足元を照らすと、寝ているようにじっとしています。足を踏み出すと踏まれたハゼが暴れる感触も味わいました。水のある浅いところを歩きながらヤスで突くのです。

 ときにはハゼの下に子ガレイがいて、一挙に突いて採れることもありました。親父がそのときは鉄工所で働いていたので、ヤスは手製で造り、カーバイトをつりの会のメンバーだった自転車屋さんから手に入れたそうです。カーバイトの臭いを今でも思い出します。

 この手法をなんと呼んでいたのかは、この報道を見るまでわかりませんでした。「夜灯(よとぼし)漁」という漁法だったのですね。半世紀にして解明できました。

 そのころの稲毛海岸は、国道14号線の下はすぐ海でした。学校が終わるとよく遊びに行ってハゼを釣ったり、アサリを採ったりしていました。海苔もとれて、あちこちの家で干していました。

 京成稲毛駅の線路下の田んぼには、メダカも泳いでいたし、イナゴ採りをして遊んだりしたものでした。

 社会風土が変遷するにつれて、親しめる自然環境が遠ざかっていくのは、なにか後退しているかのようも思える昨今、祭りがますます発展しますよう陰ながらお祈りしたいと思います。事情が許せば11月にはお邪魔したとも思っています。
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2012年1月11日水曜日

夢と希望で

 岩手山神社でお供えの写真を撮った折に、わずかばかりの賽銭を出した。


 神を冒涜するような悪さはしていないので、恰好だけは手を合わせるが、頼んだり祈ったりはしていない。


 身の回りの家族が体調を崩すのも、それぞれの原因があってのことと考えるのが合理的なんだろうと思う。


 でも初詣には9000万人以上の人が出かけるらしいから、そうなると「冒涜」になってしまう?でも信じようと信じまいと脳の作用なんだから、致し方のないこと。


 新しい気持ちを取り込んで、夢と希望を忘れないようにすることの方が大切。


 どちらかというと神が好きな連れ合いは、どうやら退院できそう。爺様がショートスティに行けたので、婆ちゃんは少しホッとしている。


 昨日買っておいた、おでんセットをすっかり忘れていた。夕方ウォーキングに出かけたら、東の方角に黒雲がわいて、風が強くなってきた。今晩は雪かもしれない。