2018年4月24日火曜日

伊根の古い舟屋が減っている その1

 85か月前にこの舟屋に来たとき、実働している舟屋の数が多かった。舟屋の景色の中には建物ももっと健在だった。今は、舟屋家屋の間には隙間(空き地)も増え、建て替えられたものも目立っているが、元の姿をとどめていないものも目に付く。新しい店へと改装した建物もある。昔の舟屋は消滅してしまうのだろうか。

 漁業が生業として成り立たないという状況を想像させる。なんとも、寂しいことだ。よそ者が簡単にいうわけにもいかないけれども、しかしなにも高望みしていなくても、続けていくことができないとは、不幸な状態という以外はない。ともかく「記録」的思いでシャッターを押した。










2018年4月23日月曜日

京都から伊根へ 先に丹後半島最北部経ヶ岬へ

 二日目は京都美山から2時間かけて伊根に向かう。伊根湾の遊覧船に予約をして、16時半に乗せてもらうことにした。8年前も宿屋の勧めで使ったのだったが、船が舟屋に近づいてくれるので、写真は楽に撮れる。その前に丹後半島北端の、経ヶ岬の灯台を目指して移動する。

 経ヶ岬灯台から2キロほど先に米軍の通信所がある。「ミサイル防衛システム」が配備され、基地拡張建設をめぐって地元との齟齬が起きている。「対話路線」の上では、無用の長物というべきもの。眺めてみようかとのノリで行ってみた。灯台とそこまでの道路沿いには展望台があって、なかなかの景色もあり絵ハガキ風の景色をカメラに取り込んだ。





 
 米軍経ヶ岬通信所は、マイクロ波を使用したミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー TPY-2」が配備されている。近畿地方唯一の在日米軍基地施設で、青森県つがる市、航空自衛隊の車力分屯基地隣接する施設につぐ通信所となっている。

毎日新聞 米軍経ケ岬通信所

2018年4月22日日曜日

朝靄の「かやぶきの里」に再度挑戦 京都の桜その5

 二日目の朝食前に上流部に行き、道路から見えた桜を目標に、人里入って何枚か撮った。そのあと前日の「かやぶきの里」にもう一度行くことにした。朝靄がかかっていて他の観光客もいないので、ゆったりと歩きまわることができた。この里にはひっきりなしに客が押しかけて、うっとうしいこともあるだろうとちょっと思う。

 戻るころになって子供たちが集団で人家から坂道を歩いてきた。カメラを車においてしまったので、せっかくのチャンスを逃してしまった。そうなんだ朝方には人が動き出すのに、意識していなかった。失敗!








 

2018年4月21日土曜日

由良川上流部に桜を追った 京都の桜その4

 宿泊地河鹿荘は、由良川上流部にある。川は福知山を通って若狭湾に注いでいる。舞鶴市と宮津市の間くらいで海に接している。この川のもう少し先に桜が残っているかもしれないと、宿の人が教えてくれたので早起きして出かけた。峡谷に清流が眺められたものの桜の方はあまり目立たなかった。時期が遅いのだから仕方がない。それでも山桜ははかなげな様子が見え、途中で寄った村落の中に入り込んで、桜を撮ることができた。






2018年4月20日金曜日

美山は観光地で人が多い。京都の桜 その3

 観光客は「邪魔」という。そんなこと仲間内以外に口に出したら、ハラスメントとして争いごとになる。互いに楽しみを共有する存在でなければならない。パワハラにしてもセクハラも、認識を改めていくこと必要な時期にきている。なくして変えて、共存する関係でありたい。自然へも同様、これは地球の持続にもかかわってくる。

 それはさておくとして、「茅葺の家」が今回の旅の目的の一つなので、ここで撮らなきゃ意味がない。観光する人を避けつつ、他の撮影者の邪魔をしないようにしつつ、例によってグルっと周遊撮影に入る。幸いにも、少々の桜が味を出していて、絵にはなった。







2018年4月19日木曜日

散らずに待って!京都の桜 その2


 「ちょっと止まって!」とお声がかかると、運転手は車のブレーキを踏むのがわれらの流儀。しかし確かに腕前はいっぱし気取りだから、どこであろうと撮影ポイントを見つけ出して、シャッターを切る。

 ただ、人気(ひとけ)のあまりない人里を、盛りを過ぎたむつけき男どもが、ウロウロというスタイルだから、ときにはいぶかしい目で見られることもある。でも大概は親しく言葉を交わすことは多い。なんたってこちとら悪人じゃないんだから。






2018年4月18日水曜日

散らずに待って!京都の桜 その1

 伊根の雪景色が最初のこの旅の動機だった。しかし不遇にも近頃の不穏な気候に阻まれて、1月末の計画はおじゃんになっていた。起死回生の桜の時期狙いは、例年のころならドンピシャのはずだった。ところが、今度は気温が高すぎて、京都の桜はさっさと咲いてしまった。

 直前の情報によれば、美山あたりの桜はほとんど満開を過ぎているとのこと。奥比叡がこれから咲くとの情報があるだけ。新幹線の中で恨み嘆きつつ、移動途中に残っていることを期待するのみだった。

 京都でさてどこへと言うことになったが、ともかく美山の宿泊地に向けてレンタカーを走らせた。窓からチラリホラリと幸いにも桜が見える。あああるじゃないかと気を取り直して、見えるところで3カ所だったか車を止めて、撮影して回った。





2018年4月17日火曜日

言葉は悪いが「クソクラエ」の財務省。


 5時半に起きて、トイレに行く。そのまま起きてパソコンの電源を入れた。いつものように、窓を開け放って、空気の入れ替えをする。しばらくすると寒くなってきて、靴下と上着を一枚羽織る。今日は寒い日なのだろうか。

 どう記録しようかと置いてある、国税還付金払い込み通知書を見ると「手続き開始年月日」が記述されている。還付の手続きを始めたよと言うことなのだろう。持ってろよそのうち口座に振り込まれるよとの知らせだ。しかしどちらかと言うと、振り込まれる日が記述されているのが良いと思う。

 多量の還付金を扱うから、いついつという特定が難しいこともあるかもしれないが、手続き開始なら自分が確定申告をした時が手続き開始だともいえる。難しければ何時ごろという手もあるだろう。官僚的とはこうしたことを言う。元国税局長官や事務次官の醜悪な態度を見ていると、つい余計にケチを着けたくなる。

 だいたい確定申告は、年金受給だけの場合は申告は必要はないと、「申告権」さえないがしろにしている。納める税が何に使われるかを「さておいて」取ることだけは熱心にやってくれる。不幸にして寝たきりになっても、年金収入からしっかりと税を財務省の金庫に入れてくれるわけだ。

 「くそくらえ」のあの財務省がマイナンバーを使えとしきりに言うが、取り立てるために有効に使うことだろう。納税者が手を下さずに税が徴収されるのは、使途への悪意が高じるだけの相関関係だ。目下信頼関係にはない。

2018年4月15日日曜日

4.24国会前に行ってみる


 Facebookでもツイッターにも、14日は国会前に集まろうとの投稿が溢れた。地方からも夜行バスで行くぞと投稿した人もいる。相当な人数が集まるだろうと、14時よりは早く国会議事堂駅の階段を上った。歩道にはすでに歩いている人がいる。
 
 警官が迂回させるように誘導して、遠回りして国会の前まで行く。集会の予定は夜まで続く長時間だと案内の放送が流れている。歩道の片側はすぐに人垣が出来上がった。こんなにひどい内閣はないと、ボロボロになりながら居座る首相に、怒りが湧く様子がそこかしこに。

 曰く、膿を出すという首相の発言に「膿は首相だ」、「明恵は祈るな」、「勝手に祈るな」のラッパーは愉快だ。「大嘘つき」、「安倍政権NO」「内閣は辞職」などの文字が掲げられている。「シリアの爆撃やめろ」との声もでていた。絶対終わらせるという思いが共有できた。支持率38%という重み?が支える内閣ももうじき終末になる気がしてきた。




2018年4月12日木曜日

浜離宮はビルの谷間でも広がった空間がいい


 夕方を狙ったなどは、あまりないことだった。釣りも同様に「朝マヅメ、夕マヅメ」がいい。プランクトンの活動をきっかけとする食物連鎖によるものらしい。昔は魚の食事時間という理解だった。撮影するのにこの時間がいいのはどうなのだろう。光の方向が日中と違って角度が付くから、見栄えが変わるということなのだろうか。それだけではないような気もするが、どうなのだろう。

 浜離宮は初めて行ったが、一見ビルの谷間になっているので、駅から向かう道は工事中だったこともあるが、雑踏そのもの。そのぶんだけ開放感が味わえて気持ちがよかった。こういう空間は都市に貴重な存在だ。