2011年5月2日月曜日

サンマ考

 中学生のとき、小遣いでサンマを買って、七輪で焼いて食ったことがある。キチンと焼くと骨まで食べられる。しっぽだけしか残らないから、食した満足度は高い。

 サンマが取りもつ縁で、品川区と宮古市は災害時の相互援助協定を結んだ。目黒駅前商店街が「サンマ祭り」で提供を受けていたお返しに、支援物資を送った。

 宮古で、保存していたサンマが、津波によって流されて腐乱して、片付けるのが大変と報道されている。

 サンマの旬は8月後半から10月。

 サンマを好物とするものは、時期を選ばす食べることを望む。よって、冷蔵(冷凍)して需要に応えることが、当然のようになっている。

 いつでも食べられる。その需要に応えるというスタイルが当たり前なのが「幸福」なのか。旬を味わうのは食の文化だと思うのだけど、旬でないときに「旬の時に獲れたもの」を食するのも、悪くないという気もする。
 
 「目黒のサンマ祭り」は9月、旬の時期に催されている。

 
 廃棄されるサンマに合掌。

2011年5月1日日曜日

ここから下には家を建てるな

 416日にこのブログで書いた「大津波記念碑」についてNTVでやっていました。
「ここから下には家は建てるな」との先人の教訓です。

 しかし、です。漁業者は、津波直前には船を守らなくてはいけませんから、海に近いところに「居」なくてはなりません。
高台に住居を構えるということを杓子定規には言えないんじゃないか。

 北海道南西沖地地震の復興のときは、高台のみに住まいを造るということではまとまらなかった。

 千葉県の浦安市。東京オリンピック後、埋め立てた後に大型開発。「住みたい街ランキング」で常に上位。
 
 行政が「税収を上げるために高額所得者の誘致をねらった」ところは、今回の地震で液状化による甚大な被害を受けた。街づくりを考える上では「自然の法則的態様」を考慮した検討が大事なのでしょう。

2011年4月30日土曜日

塩釜湾、松島湾で釣りができるように

 つりの会の仲間に会って、打ち合わせついでに軽く飲む。
 
 やっぱり話題は地震の話になる。昨年ハゼ釣りで世話になった釣り宿、民宿のおばさんたちはどうしたろう。高台が近くにあったから、上手くしたら避難できたかも知れない…。

 昨年秋につりの会の一泊釣行計画で、塩釜湾にジャンボハゼを釣りにでかけた。

 船頭さんは難しい人だったが、「松島湾は、水の汚れで今はのりの養殖も近くではできなくなっている。小さな島でも昔はキノコが採れたよ。山に木を植えるようにしているんだ」と話していた。

 今年も、と思っていたのにだめかも知れない。お元気なら、なんとか復興をと頑張っておられるのでしょうが。

 昨年お世話になった折、大潮で海水が道路に溢れていたのを見て、船宿の女将さんに聞くと、一年に何回か大潮の時起きるのだと説明していた。

 そのときは、温暖化の影響が起きているのかなどと、不安な落ち着かない気持ちでいた。

 つりの会で義援金を集めようということで、取り組んでいる。些少でも。

2011年4月29日金曜日

カラオケ怖い

 何年ぶりかのカラオケ。
 歌集がない。

 端末機から歌手、曲名、年代、を選んで選択しろということです。歌手だって、曲名だってすぐには出てこないから、アレーどうするの。

 やっているうちに、自分の年齢と、自分の年齢がX歳のときどんな歌が流行していたか?という2項目で選び出せることが分かった。
 
 アーなんという時代になってきたのだ。むかしは、「お客さん、次は得意なXXね」なんて会話もあったよな。

そこからは、調子に乗って長居。

そういえば、この間の飲み屋も端末機で注文するんだったな。


身体が弱って、うまい具合に施設に入る→自動で身体を起こすベッド→朝食の料理は端末から「卵焼き」入力→指先が動かないからスプーン選択→ソースの量は3段階から選択入力…なんていうことになるのかな。

怖いカラオケの話。値段もけっこう怖かった。

2011年4月28日木曜日

三度目のパソコン修理は

 フリーズしたり、勝手に再起動したりする現象はでないと、修理屋さんの結果が記録されている。でも、申し立ての状態からすると、メモリーの不具合らしいから交換したとある。


 わからないな、パソコンは。


 馬なら人を見るが、パソコンが人を見るわけでもないと思うけど。


 帰ってきたものはいまのところ大丈夫だ。


 今日は「虚鯊の数多フォト」にふるーい写真をアップした。2005年7月の奥入瀬、十和田、八甲田でちょっぴり撮ったもの。

 http://29.pro.tok2.com/~urohaze/gallery5.html

2011年4月27日水曜日

マスコミさん頑張って!

  南相馬市長さんが、3月27日にユーチューブ(Youtube)で世界に発信した。「どうして日本政府は地方を助けないんだろう」とコメントした。当然にも。

 日本のマスコミも市長さんの憤りを報道したから、政府が重い腰を上げた。

 遅遅として進まない対応を告発、発信した市長さんに感動。奥様を亡くされて、もがんばり続ける陸前高田の市長さん。原発稼働はあり得ないときっぱり発言した福島県知事さん。

 これなら日本は救われる。

 この桜吹雪が目に入らぬか中央政府。
 日本のマスコミさん。頑張ってよほんとに。

3月27日に、現状を具体的に説明、支援を訴える南相馬市長さん
 

2011年4月26日火曜日

朝の日射しに誘われて

 夜の休養タイムを堪能し、ものみな朝の陽射しに目を開ける。
渓流の魚たちは、このとき、勢いよく餌を追う。

 今朝、つつじがあちこちで開いているのを見た。
写真を撮ってみて思った。

 生きものはみなこの時をこころまちにしている。

 根津神社のツツジをテレビが紹介していた。
   写真談義は酒もうまい。
 
 午後からは、「写真合評三人組」で二ヶ月ぶりの寄り合い。

 モノクロ写真は良いと、これは相づち。きれいな写真はいい、当たり前にこれも相づち。自分の思ったものを撮る、これも相づち。それじゃ、人と違ったもので良い写真とは…ウーン

 同じ土に違った花ってのは何だろう。

 自己の変革、昇華、競争…アルコールが回ってしゃべる割には何を言ってるかわからなくなって。
ともかく、合評会はまた続く。 

2011年4月25日月曜日

暗闇選挙で利したものは

 もともと選挙法は、政策を広めることに歯止めをかけるようにできている。選挙期間はぎりぎり短くして、政策の論争をさせないように押えている。

 戸別訪問を禁じるなどは、ヨーロッパで話したら笑われだろう。

 法定ビラと称して、宣伝を抑え込むというのもそう。だから「公約」とは目に触れないように、利益誘導のために使ってきた。これが「旧政権」だった。

 国民向けの「ポーズ」を守る気はないから、批判を受けて時間はかかったが政権は交代した。


 次に「マニフェスト」が登場する。しかしこれは、「公約は破るもの」としたイヤミを見事クリアして、「ひっくり返す」ものとしての地位が与えられた。
 
 約束された側にとってこれは、二重の裏切りだ。一つは約束を守らないという点で、もうひとつは言葉を正反対のものとしてしまった罪によって。
 
 今回の地方選挙の挙の結果をそういう切り口でみると、震災の「どさくさ」でただでさえ政策を選択する条件がうすいところに、様々な業界や団体を使った選挙が功を奏しただったように思える。

 その筋の政党は、宣伝カーで名前だけの連呼。これで当選できた族が結構いる。

 日本の未来はもう少し手間がかかるのかな。 それでも選挙民を愚弄する連中にいずれ怒りの「票」が下されるだろう。

2011年4月24日日曜日

桜に続け

 近所の公園の八重桜が、花を重たそうにぶら下げて、風に合わせて花弁を散らせている。

 花弁をよく見ると、花を太陽にむけているのが少ない。花を長く持たせるためか、陽が眩しいのか、見てもらうためか。

 桜が散るのを合図にしてか、近所と我が家の花も春への参戦と咲き始まる。

2011年4月23日土曜日

パソコン三回目の修理

 フリーズが発生して去年7月に一回目の修理、12月にまた同様の状態になって自力でリカバリー、しかし不具合により1月に二回目の修理。

 パソコンは結構使用しているが、こう続くと製品のン信頼性が薄れる。メーカーは引きとり修理でない提案を言うが、バックアップの要領もこれまでの経験で慣れてきたので修理の依頼とした。

パソコンの使用期間の「想定」は短いのではないかと思われる。
ディスクトップ不在。でもブログはほかのパソコンから書き入れできる。

2011年4月22日金曜日

ゴーストタウンかスリープタウンか

 とうとう立ち入り禁止にまできた。
 立ち直りを願っても、今できないという現実を飲みこまざるを得ないのは、推して余りある。

  大地震という不幸を直接受けなかった東京のあり方、電力の確保はどうするのか、代替えエネルギーは、政治はどう向き合うべきなのか。

 
  今だからこそ考える機会かもしれない。足りないもの、反省すべきものを総括してやり直しをしていかないと、日本が本当に膨大な無駄を抱える社会となってしまうのではないか。

 ゴーストタウンと言うのは躊躇した。が、そう表現した人がいた。それでいいということ意味ではないだろう。

 せめてスリープタウンと言わせてもらいたい。

2011年4月21日木曜日

「金がない」のは本当の嘘かといってやりたい。

 この際消費税率を引き上げて、赤字財政の穴埋めもするんだという。何年かしたら下げる?とんでもない。絶対それはない。

 財政の中身がどうなのかは、普通にはなかなか分らない。(分からなくしてるが正解?)。国会の審議は、意見が違うと言ってはすぐにストップさせて、強行採決で決める。

 そうでなければ圧倒的多数の議席で何でも決められるごときの論議のみがマスコミを通じて流されるだけ。
 これでは肝心な中身はさっぱり分からない。

 この折財政が必要なのは、誰でも分かる。「無駄をなくして」はどうしたろう。政党助成金は一人250円を出している。合計すると300億円は優に超す。

 道路財源は毎年5兆円もあるのだろう。道路は必要最小限の補修程度にして、使えないのかな。一般財源にして。

 この際アメリカと交渉して、基地の移転費一年2000億円とか、「思いやり予算」とか話題にしたらどうなのかな。

もうじき自治体選挙の投票日だ。
JR中野駅前は「再開発」たっぷり資金を導入するんだと…。区役所も建て替えるという。

 庁舎建設問題は「無駄遣い」として、マスコミも昔は大いにネタにしたことがあった。
「金がない」のは本当の嘘かといってやりたい。

  JR中野駅脇の、今空き地になったところは公園だった。

 夕方ともなると、トランペットの音色が聞こえ、舞踏練習をする若者が「音」の心配をしないでも良い場所として利用していた。

 
 それは絵になっていた。再開発がそういう文化をもなくしてしまうことを、恨めしく思う。


 中野区は地域センターを、町会任せにする、保育園を民間委託するなどして、住民サービスから撤退している。さて…。


2011年4月20日水曜日

政府が雇用したらどうか

 被災地への復興支援のため、東京都からも人を送り出している。が内実、人を送り込むのには大変らしい。
 
 なにせ「人件費削減」の足かせで、新規職員を殆ど採用しないから、職場の構成はきついものになる。自治体のなかでは、臨時職員を採用して復興に支援をしていると報道があった。

 国は手をこまねいていないで、公務員として雇用をしたらどうだろう。「小さな政府」とかで、公務員数を絞り込んでおいて、住民サービスは地方に任せきりという、これまでのやり方では、地方は成り立たない。

 ルーズベルトが失業対策に大量に雇用をはかったことがあったじゃないか。
 
 どこに手をさしのべているのか、さっぱり見えない。震災復興税導入だとか消費税アップだとか、そんなことより先にやることあるでしょうに。

 昨日(18日)、前エネルギー長官が東電顧問を辞任したとか。天下りをなくせといっても、こんな事態にならないと直らないのかね。
 「明日のために、みんなで、できること」天下りを止めようね。

2011年4月19日火曜日

きれいな海で…

 放射能汚染水を海に流したことを、釣りを楽しんでいる人たちは怒っている。

 海と陸の線引きは、自然が長い時間をかけてできあがった。時間をたっぷりかけて岩を削り、川が砂を送り込んで海岸を造り、バランスを作り上げた。

 人間側の事情から、埋め立てを無尽蔵に広げ、「開発」という名の建造物を造って、これを発展と称した。川や海を人間が消費したものの廃棄場所にしてきた。

 言うまでもないが、海が人間社会に与えてくれているものは、とてつもなく大きい。
 「生物多様性」「生態系」「自然保護」とこれまでのあり方を反省する声は大きくはなってきた。これは人類の見識だろう。

 なのに全く乱暴にも、海を「放射性物質」の廃棄場所にした。人間社会が海よりランクが上というわけはない。原発という、始末の悪い仕掛けから脱しない限り、また起きることになる。

 「海に出すのはしょうがない」を肯定できない。二度と起こさない選択をしてもらいたい。そうしないと海と、海の生物は救われない。

 安心してきれいな海で、魚たちと遊びたい。

2011年4月18日月曜日

「明日のために、みんなで、できること」

   太陽光発電促進付加金を取るというチラシが入ってきた。

 太陽光発電の導入者が、余剰になった電気を電力会社が買い取る際に、必要とした費用を電気利用者皆にに払ってもらうという。

 原子力発電は止めてもらいたいが、それはまだ止めるという声は聞こえない。続けた上で太陽光発電買い取り費用を、皆に負担させるとは?

 太陽光発電が増えたら、電力利用者の負担が増えていく

 変だよね。地球温暖化対策になることが、負担がふえることだとは…。

 チラシは資源エネルギー庁…推進室からでした。しかも料金案内と一緒に。

  資源エネルギー庁…推進室URL

   http://www.enecho.meti.go.jp/kaitori/FAQ.html

2011年4月17日日曜日

桜気になり

 一度は桜を見に行こうと小田原まで行ってみる。ディズニーランドも賑やかだったらしいが、小田原もやっぱり桜を見る人がたくさんきていた。
 津波と桜、これ両方自然…と被災地に人が言っていたのを思い出した。

2011年4月16日土曜日

「大津波記念碑」を生かすのは

三陸に津波に関する碑が多くあるという。

ー高き住居は児孫に和楽 想え惨禍の大津波 ここより下に家を建てるなー
 
 先人が津波の教訓を使えようと造ったものだ。が、結果として生かされないということになった。年月がたつにつれて認識が薄れていったものということだろうか。

 自然の作り上げた環境に即した街づくりは正論なんだろうとは思う。
 
 地元での復興の話し合いは、高台に住居を造るのがよいとするものと、住んでいたところに戻りたいという両方の意向がだされているとのこと。 単純には決められないことだろう。居を構えた様々な事情もあっただろうし。

 地元の考えを抜きにして、青写真を作って発表(提案??)している向きもある。阪神大震災の時も、住民の頭越しに「町作り」プランを造ろうとしたことがあった。

 自分たちのコミュニティをつくるのだから、地元の意向を抜きに進めるべきでないことは当然。

2011年4月15日金曜日

しっかりしているのは…

 地震が起きてからの1ヶ月は、とても早い時間が過ぎて
いった。地震の少し前に、うれしくもない介護保険の決定通知。なんと誕生月の分も聴取するとか。
 
 確定申告の時でもあったから、税に対する思いもまた新たにした。たまたま国民健康保険への切り替え手続きもあったから、いずれ納付の通知が届くだろう。
 年金収入の懐から出て行くというより、「年金ねらい」というほうが心情には近い。
 この手は非常に「しっかり」したシステムとなっている

 補正予算で、年金財源から支出をして復興財源に充てると、「皆で負担」ばかり先行して対策が考えられている。
「しっかり」と。

 が、あるはずだよ無駄が。身近な中野区では駅前の再開発に、「資金導入」とか。国にもあるでしょ。「ダム」とか。「港湾事業」とか。
 
 これまで通りの大型公共事業は、止める機会だね。年金生活者の経済に対する貢献比重は大きいと思うけど…。

 特に旅行などは「受給者」が貢献しているのではないかな。被災地の避難所で、テレビに映される高齢者は元気。

 いろいろ大変な環境を背負っているに違いないが、ほんとに元気な姿を見せている。

 復興は高齢者がどれだけパワーを発揮できるかにかかっている。そう思いませんか政府殿。

2011年4月14日木曜日

「義捐」か「義援」か

 つりの会も幾ばくかのことはやりたいと、義援金を集めようということになった。義捐と義援と二つの使い方どちらにするかが話題となった。

 身を捨てても助けるのが義捐の意味合い。ただし当用漢字にないから、新聞社が義援の文字を創出したそうな。
 結論は、両方排除しないとなった。

 言葉は豊かにあったほうがいい。意味するところが同じなら問題ない。言葉が違ってニュアンスは選択できるのが自由の拡大というべきだろう。
 
  「食べれる」は食べられる」の変形。私は「ら」抜きは日本の言葉を違えていると思うが、意味は通じると言うことから言えば、排除はできない。
 

 爆発があって、「原発の作業員が移動した」と「退避」とでは、相当受け止め方が違ってくる。言葉は豊かな方がいい。でも性格にしないと言葉が死んでしまう。

 本日「虚鯊数多フォト」更新
 「春から夏にむけての瞬間は」ttp://29.pro.tok2.com/~urohaze/essay.html

2011年4月13日水曜日

ダイジョブ?

 ダイジョブじゃないようです。福島第一原発事故「レベル7」は3月末には引き上げの可能性を知っていたと。「データの精査をするのに時間がかかった」とか。
 
 12日の発表まで、原発の状況はどうなっていったのか。精査しなくても皆知っている。3月末の状態より明らかに悪くなっているじゃないか。

 復興に向けて、立ち上がっているときに原発の状況は相変わらず危機。始末が悪い原発をまだかばおうとするのかな。ダイジョブじゃないな。