2013年3月30日土曜日

食品のセシウム検査対象を縮小、とんでもない。


 厚労省が4月から食品のセシウム検査大幅に縮小するということ。とんでもないことです。

  http://financegreenwatch.org/jp/?p=28345


福島県の死亡率が上昇しているとの情報があります。
   ①交通事故死亡率 人口10万人当4.4人(4)
   ②2010年(福島原発事故前)の死亡率 人口10万人当た    り1121人
   ③2012年(今年)の死亡率人口10万人当たり1193人
   ④2012年と2011年の死亡率の差  人口10万人当たり    72人
正しい情報を探すブログ 心疾患の死亡率は、福島が全国でトップになっています。チェルノブイリは4~5年後に健康状態の悪化した人急増しているが、心疾患の増も顕著だったとのことで、疑念がぬぐえません。

 「世田谷こどもを守る会」が厚生省日報(ダイジェスト)を知らせています。これによると、放射能汚染の実態が広範囲に定着しているのがわかります。ここ数日間でもかなり高い汚染の状況が表れています。

□3月22日は、千葉県産原木シイタケから再び基準値超過が報告されました。最大値は120Bq/kgです。岩手県でも原木シイタケ11検体が検査され、うち7件から検出がありました。最大値は41Bq/kgと高めですが、その1検体の他はすべて20Bq/kg以下となっています。
厚労省日報ダイジェスト3月22日(第605報)

□3月21日は、宮城県沖のマダラ3検体のうち1検体から65Bq/kgが検出されました。また、千葉県松戸市と流山市では柑橘類3種6検体が検査され、すべてから23~69Bq/kgと高い数値が報告されています。
厚労省日報ダイジェスト3月21日(第604報)

□3月19日は、北関東沖のマダラから最大56Bq/kg。岩手県一関市の野生フキノトウから83Bq/kgと非常に高い値が検出されています。
厚労省日報ダイジェスト3月19日(第603報)

□3月18日は、千葉県産野生イノシシ肉から2件の基準値超過が報告。他の1件も73Bq/kgと、千葉県に限らず関東圏の野生イノシシは数値が非常に高く出る傾向
※基準値超過(2件)
  No. 1,735:千葉県産イノシシ肉(Cs:130 Bq/kg)
  No. 1,736:千葉県産イノシシ肉(Cs:260 Bq/kg)
 厚労省日報ダイジェスト3月18日(第602報)

□※基準値超過(2件)
  No. 172:茨城県産イワナ(Cs:110 Bq/kg)
  No. 309:千葉県産ギンブナ(Cs:180 Bq/kg)
厚労省日報ダイジェスト3月15日(第601報)

□※基準値超過(6件)
  No. 161~163:栃木県産イワナ(Cs:130~150 Bq/kg)
  No. 165:栃木県産ヒメマス(Cs:130 Bq/kg)
  No. 166:栃木県産ブラウントラウト(Cs:210 Bq/kg)
厚労省日報ダイジェスト3月14日(第600報)

 元は厚生労働省の「食品中の放射性物質の検査結果について」による。
食品中の放射性物質の検査結果について

 このようなときに、放射能汚染測定の範囲を縮小することになるのか、信じられないことです。どういう状況にあるのかを明らかにし続けることが、今最大の重要なことであるはずです。






2013年3月29日金曜日

花粉症は公害という方がいい


 花粉症を自覚したのは、50歳くらいだった。耳鼻咽喉系統は丈夫ではないが、そのころの職場の窓の外には、首都高銀座線で高架になっているところが近くに見えた。高架の下は神田川だから、谷になっていて空気が澱むところだった。建物のエアコンは年代ものだったから、どう考えてもきれいでない空気が蔓延していた感じだった。

 花粉症になる因果関係は大気汚染だろうという研究結果などが、ひところはよく聞いていたが、最近は排ガス規制が定着してかのような扱いで、ちっとも話題にならなくなっていた。日本の排ガスの大気汚染は、SPM(浮遊粒子状物質)については環境基準をクリアしているとされていても、ぜんそく児童は増加している現状から、その原因がPM2.5によるものとの指摘がされていた(2007年)。

 東京新聞(325日)が花粉症の原因についての記事を書いた。埼玉大大学院の研究でかなり明確に、PM2.5の影響を指摘したものだ。「中国公害問題」でPM2.5(微粒子状物質)が知名度を上げることになったのは、皮肉にも日本の大気汚染の問題も浮上させることになった。となると、花粉症はかかった人の自己責任によるものでない、公害問題だというほうがあっている。だいたい、杉の木を植えろという「国策」があったことなど、何の問題にもならないことも、問題だ。





2013年3月28日木曜日

恐怖の音


 向かいの住宅建設は土台の工事に入った。一日中エンジン音が低く聞こえて、昼食時もさしたる休憩も取らずに働いているようだ。ときおり、ちいさいアラームが聞もこえてくる。アラーム音は大きくはないが、家で年寄りが呼ぶときに使用しているアラームと同じ音で、呼ぶために鳴らしたのかと思って間違えてしまった。年寄りが二階と行き来するエスカレーターは、乗って使用している間は、鳴り続けている。

 音は家の中の様々なところで、「緊急」を教えてくれる。一番多いのが冷蔵庫の扉が閉まらなかった時のアラーム。それから多いのが電子レンジの終了音。風呂にお湯を貯め込んで、一杯になった時には「曲」のアラーム。湯沸かし器の沸騰後のアラームも「曲」。炊飯器も出来上がりは童謡が教える。

 ガスレンジがつけ忘れの場合も鳴るが、これは時たまなので発生源を特定するまで、迷うことがある。これにプラスして、電話と携帯電話が二つ。便利には違いないが、音に指図された生活は妙なものだ。昨夜の宴会場で、註文のアラームが、よく飛び交っていた。担当の人が少ないのか、なかなか来ないとみえて、何度も鳴らしているようだった。その音が、家の年寄りが鳴らす「緊急警報」に似て、鳴るたびに条件反射みたいな感じになって、落ち着かなかった。そのせいかどうかやや飲み過ぎた。



2013年3月27日水曜日

室井祐月さんに共感

歯に衣着せない物言いに、気持ちがスカッとしました。室井佑月さんの「発言」。あまりストレートなんで、干されなければいいなと思うくらい。でもこういう人が増えて来ないと、原発はなくせない。
Yahooニュース3月26日


室井佑月氏が東電に「おなじこといってみ?」と助言すること〈週刊朝日〉

dot. 3月26日(火)7時12分配信
 昨年末、米空母ロナルド・レーガン乗組員ら9人が「嘘の情報で被曝した」として東京電力を訴えた。3月14日の段階で、その原告数は115人を超えたという。こうした報道を知った作家の室井佑月氏は、怒りをあらわにしてこういう。

*  *  *
 我々日本人に対する放射性物質の影響の説明とおなじく、アメリカ人にも胸を張って、「因果関係は認められない」といい切れよ。

 山下俊一教授あたりを証人に立てて、「せっかくのトモダチ作戦、ニコニコ笑っていれば放射能の被害は受けなかったはず」などといわせてみ?

 みなさんは覚えているだろうか。以前、福島第一原発から45キロほど離れた二本松市のゴルフ場が、東京電力に汚染の除去を求め、東京地裁に仮処分を申し立てた。その時の東電側の主張は、「原発から飛び散った放射性物質は、東電の所有物ではない」というものだった。

 たしか「無主物」という言葉を使ったんだ。無主物とは、ただよう霧や、海で泳ぐ魚のように、だれのものでもない、という意味だ。そして、東京地裁ではそのとんでもない東電の言い分が認められた。

 米連邦地裁にも、その言い分が通じるかしらね。「被曝したっていわれてもさ、事故で飛び散った放射性物質は無主物で、東電のものではないんだもん」って。

 ま、認められるか認められないかは置いといて、とにかくおなじことをいってみろというのだ。でないと、アメリカ人の命や健康の価値と、日本人の命や健康の価値に違いがあるみたいで、あたしは面白くない。

 トモダチ作戦で太平洋沖の船に数週間いた米兵より、福島第一原発周辺に住む人たちや福島県以外のホットスポットに住みつづけている人のほうが、どう考えても被曝してる。日本人には「大丈夫」といい、アメリカ人には賠償金を払うようなことがあったら、あたしは許せない。

※週刊朝日 2013年4月5日号



2013年3月25日月曜日

打ち出の小づちで大盤ふるまいの結果は


 キプロス政府が、ECからの支援資金1兆円2300億円を受け入れにともなって、2大銀行の預金者から直接資本の穴埋めをさせるということで、預金から負担をさせるということに、預金者から大反発をうけた。1230万円以下は保障されるということで、とりあえずは収まったようだが、今後詳細を詰めるということで、問題の先送りの模様だ。預金からもっていくという凄い徴収方法だ。

 日本は景気回復させるといいながら、莫大な国債を発行して、資金を市場に流し込むための政府主導の「事業」を展開する。財政赤字は、そうとう危険なところまできているはずだ。消費税率引き上げによる「打ち出の小づち」つきで大盤ふるまいでいいわけはない。


 これまでどおりの成長戦略だから、成長するという確信を語る人はいない。国会で追及されて、ボーナスの上澄みを少しだけ出したとしても、消費が上向く決定打としては全く不足している。従業者の賃金を引き上げて、非正規雇用の形態を改善し、所得総体を増やして消費拡大につなげるということを、もっと進めるべきだ。そしたら、健康保険や税の増収にもなる。内部留保で資金を置いておくのが能ではない。

 この先消費税増税と各種の保険料引き上げ、年金額の引き下げ、これにTPPによる関税ゼロとなれば、生活への打撃はもちろん、企業の存続まで危うくなるところもたくさん出てくるだろう。




2013年3月24日日曜日

また、バブルに踊らされるのか


 公示価格が発表されて、東日本被災地の「山の手」が値上がりしているということだ。土地の需要があり、取引が発生するから値上がりは当たり前なのかもしれない。しかし、「ここから下に家を建てるな」の教訓が生かし切れなかったところは多いのだから、被災した人たちが負担にならないような対策が必要だ。

 値上がりを遮断できる方法があってしかるべきだろう。先人の教えで、建てるべきところでなかったのに、やっぱり山の方よりは土地の安い、海側の宅地開発がされて、そこに家を構えたということも、教えが生きなかったことだった。

 大量の国家資金が市場に流れ出ることで、不動産業や値上げを期待する株主が、「活況」にはいっていく。いったい、被災者が必要としているモノへどれだけの助けができるのか、力を込めて対策をとっているとは到底見えない。

 東京では、下北沢や三軒茶屋の再開発がされると報道した。「首都改造計画」はすでに着々と進められてきているが、この折に活況の経済を目立たせようということなのか、かつてのバブルのツケを、強制退職(首切り)非正規雇用への切り替え、低賃金で払わされた。なのにまたバブルだ。五輪招致運動という手段も利用して、公共事業投資への刺激をしていこうというやましい考えだ。これではオリンピック憲章が泣くというものだ。

 そもそもで言えば、東京一極集中を問題にしていたこともあったはずだ。地下鉄を増やし、自動車道路を増やしても、計算した経済効果が表れてはいない。通勤事情だって解決しない。無論ほかの事情もあることだろうが、そいった方向に一層踏み込んで、効果を見込めるとは考えにくい。


 朝夕の通勤電車は、毎日必ずと言っていいほど「事故」に見舞われる。輸送の限界に突き当たっているのではないだろうか。自殺も含むがそれさえ、今の社会要因が元になっている。東京に事業者を集め、人が集まることでのリスクは高い。物価も世界一高い。その東京で暮らす住民の少なくない税金を、生活環境の整備改善へちゃんと使うべきだ。財政がないわけではない。



2013年3月23日土曜日

墓参りと定番の買い出し


 お彼岸なので、娘がレンタカーを手配して出かけた。いつもだと、道路が混んで、到着が遅れることがあったが、心配には及ばず早い時間についた。天気予報は、雨に見舞われそうだったが、今回も見事に晴れた。いつも爺が出かけるときは晴れる。医者に行くときも予報では雨でも、晴れる。雨に降られたのは2回だったか。晴れ男のおかげで、気持ちも明るくなっていい。桜の花が咲いて、ちょうどいい具合だった。帰りには定番の「道の駅の買い物」に寄り、惣菜を仕入れてきた。お墓の前で写真を撮って、A4サイズでプリントしたら結構いいものができた。デジカメプリントの講習会に通っているので、すぐに編集ができ上がった。




2013年3月22日金曜日

本気で取り組まないと後がないと、思わないんでしょうか。


 21日東電本社前で「超緊急集会」が、反原発連合の呼びかけで、400人が集まった。電源がダウンして、とんでもない状況がおこりかねない事態だった。

 ネズミらしい動物の「感電」で、停電に陥ったらしいことになっている。ネズミが入り込む粗末な仮電源盤があることも疑問だが、本当に大丈夫なの?という状況が露呈している。温度計の使用は41台中11台だとか、作業中のロボットが転んだり、帰れなくなったり、通信が制御できなくなったりしている。40年もたっている原子炉は建屋の詳細な設計もわからなくなっているらしい。

 「廃炉までのハードルが沢山あって」と言っているが、2月の港湾内のアイナメから51万ベクレル、3月15日には74万ベクレルという放射性セシウムが検出されている。放射線の影響がどうでてくるのか、警鐘を鳴らす情報もかなりある。

 福島の子供に甲状腺異常の子供が3人いるとか、検査の対象が圧倒的に少ないとか、福島県での死亡率の上昇、中学一年生で高血圧の上昇など、健康被害などは歴然として起こっている。調べることを怠り、わかっても隠すということから、脱皮をさせることはいま大事なことだ。

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2013年3月21日木曜日

隠すと余計疑ることになる。「ネズミ」とみられる死体が?


 フクイチの電源がおちて、危ない29時間になった。仮設の電源盤にネズミのような小動物の死体があって、感電死したと東電が発表している。その可能性を東電が詳しく調べているが、停電の原因なのか、ほかの冷却設備にまで広がったのはなぜかなど、突き止めるところまではいくのかどうかわからないという。

 東電にとって都合の悪いことは、散々隠し通しているから、ああだこうだと推測するしかなくなってしまう。「監督官庁」も信用できないことが多すぎる。とりあえずは「復旧」したからよかったが、原因が不明のままとなると、また起きる可能性は否定できない。

 こんな危ない原発で、財を成している連中に任せておけないと、思う人は多いのだろうが、頓着なく再稼働させてしまおうという動きには、なかなか報いきれない。起こってくるさまざまなことを見るにつけ、暗然な思いばかり募ってきて気が重くなってしまう。



上記サイトからの抜粋
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「『事象』か『事故』かは神学論争的な話」とした上で、「原子力の世界では、外部に放射性物質が出て、影響を与えるようなら事故だが、そうでなければ事故とは呼ばない」と言い切った。

 ロシアの報道記事には「25人の専門家を派遣し、30時間を費やして修復作業を終了。事故は3時間伏せられ、メルトダウン一歩手前だった。」と書かれています。
 
 私は彼らのような連中が福島第一原発を管理しているということが、日本の安全保障上最大の問題であるように感じます。中国や北朝鮮がどうのこうのと言うような意見がありますが、実際に福島県を壊滅させた東電の方がこの国の敵だと言えるでしょう。
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2013年3月20日水曜日

NHKを退職した堀潤さん(アナウンサー)の勇気に共感の拍手


 掘潤さんはNHKのアナウンサーだった。昨年3月末に番組(「Bizスポ」)を降りたことを機に、NHK公式のツイッターアカウントを閉鎖したことで、話題になっていた。米カルフォルニア大学に客員研究員として留学、今年の4月からNHKに復職、「今日の料理」を担当することになっていた。が、原発の報道についてNHKの方針(原発報道)と違う発言を公の場ではするなとの圧力で、事実上の退職に追い込まれた。
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310日、11日の堀さんのツイート
 震災から2年。原発事故発生のあの日私たちNHKSPEEDIの存在を知りながら「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない。

 パニックを抑え社会の均衡を保つための判断であったとしても、統制された情報によって福島県をはじめとした近隣住民の皆さんへ長年に渡る不安を与えた事実を正面から受け止め、償いを続けそれだけに市民に寄り添った報道を徹底しなければいけない。僕は頭を下げながら一生この原発事故の取材を続ける。

 自らあの日ニューススタジオにいながらそうした事実をきちんと伝えられなかったことに対し、心から謝罪します。福島の皆さん。取材でそれまで沢山お世話になっていたにも関わらず、役にたてなくて本当に申し訳ありませんでした。

 反原発だと思想的にレッテルを貼る人がいますが僕はそうは思いません。取材をすればするほど原発の安全対策が不十分であることがわかります。事故が起きた時の交通インフラや避難誘導の仕組みも今は不十分です。徹底的にこの問題と向き合い課題解決に知恵を絞らなければ世界の何処かでまた犠牲出ます。

 僕がUCLAで作った映画が局内で大問題になり、ロスで米国市民の皆さんが企画した上映会も中止に追い込まれました。「反原発と言われるものは困る」と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を描いているに過ぎません。市民が共有し未来に活かさなくてはならないものです。

 米国市民からは突然の上映中止の通達に「日本ではこれが日常なのか?」と怒りを通り越して驚き理解ができないという声が上がっています。僕が学生の時に研究し太平洋戦争下の状況と本質は変わりません。公共メディアは誰のものか?知る権利を有する市民のものです。表現の自由を有する市民のものです。
メディアに関わる一人一人がそれらの権利を常に最優先に掲げ、発信に努めなければなりません。あの日犠牲になり、そして今も情報が届かなかったことで不安と向き合う日々を過ごしている皆さんのことを想い。亡くなった方々への哀悼の意を示し、黙祷を捧げます。

 僕らアナウンサーに「個人では色々思いはあるだろうけど、公の場では意見を言わないように」と局は求めます。

 「皆様に報告です。本日、退職届を出しました。先週米国から帰国後、春からの担当番組は全てキャンセルだと告げられ、さらに懲戒処分の検討が始まっていたので、家族とも相談し、先手を打って退職する道を選びました。NHKに残って頑張って!という声をたくさん頂きましたが、政界、産業界をバックにした会長筋からの圧力は強く、闘いきれませんでした。しかし、本当の発信はこれからです。今も、不安の渦中にいる一人一人の皆さんのために、取材をつづけ、メッセージを投げかけていきます。皆さんの期待に応えられず申し訳ない思いでいっぱいですが、これからドライブをかけて参りますので今後ともよろしくお願い致します!」
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蜘蛛の巣おばさんの疑問箱」と「能村聡さんFacebook」の記事を転用させていただきました。

釣りの会の民主的運営


 Facebookからブログのネタを採ろうと思ったら、うまいネタがつかめなかった。夕食が済んでから片づけをして、釣りの会の会議に出かけた。遅くなってすでに始まっていて、今月と来月の行事についてと、一か月の間の諸行動の報告を順番にこなしていた。

 いつも思うのだが、自分も含めて、民主的とか民主主義とかと言うものが、はたして身についているのかとよく思う。釣りの会議とて、民主主義的運営で進められるべきであり、進め方の技法が見につかないと、話し合うべき事柄について、いったりきたりして、まえになかなか進まないことがよくある。たかが、趣味の会なんだから、多少の難しいことは追求せずに、言いたいことを言うというのも、否定されるべきでないと思う。

 だが、何年同じことを繰り返しても、同様の時間がかかるのがなんとも妙だ。どうしてなのかと考えるに、やっぱり民主主義の技法というかやり方が、身ついていないのではないかという気がしている。社会生活の上では、職場では「上意下達」が当たり前だ。一番良い結論を求めて意見を交換することは、社会の在り様になじんでいない。

 いや逆さまで、良かろうと思う事柄も、さる有力者の意見で曲げられるということがままある。だいたい「民主主義」というワード事態、日常使う言葉でないのだから。そうなると、やっぱりある団体やグループの同一舞台では、交通整理にあたる議長や司会が重要な働きをすることになる。そうであっても、意見を出す方がかみ合わせる内容を、キチンと表明するということも大切になってくる。

 枝葉末節の話だが、今日は会議の開始時間についての議題があった。630開始がいいのかというテーマだった。職を持っている人は少ないが、そこをポイントにすると早いので、やっぱりこれまでどおり、745開始という結論にはなった。結論は悪くはないが、これは何年も前に同じ論議をして決めたことだった。こういいうことでも、記憶にないかあるいは、忘れていているならもう一度確認するというのも民主主義のうちなのだ。そう思う方が、議会でもないフツーの団体の民主主義だとするほうが、穏やかなことなのかもしれない。



2013年3月18日月曜日

桜が早く咲いて右往左往


 上野公園の桜の花も咲いた。開花期間が早まったので、公園の受け入れ態勢が間に合わないんだとか。つい強風この間まで寒かったのに、急に気温が上がったり、強風が吹いて今日あたりは春4番だとかいっていた。一日中吹いて、夜は雨。いつもは南の窓は雨が当たらないのに、窓にあたってしきりと流れている。
 
 渋谷の駅で一晩にして東横線のホームが入れ替えられた。1200人の人を使って、要領よくやってしまうノウハウは凄いものだと思う。年配のご婦人がメモを片手にして、自分が使うルートを書き込みながら確かめているようすが映された。乗り換え時間がこれまでより長くなるということも生じるようで、元町に中華料理を食べに行くとか、この際横浜から渋谷にでてみるとかで電車を使うのはいいにしても、通勤に便利になったと言えるのかどうか。地下5階までの上り下りは、高齢になればなるほどやっかいなことになる。再開発でこの先10何年かかかって出来上がるそうだが、どんな町になるのだろうか。

 一晩で出来上がらせるためには、無論相当のシミュレーションをしたことだろう。一点の違いがあっても滞って、朝の始発に間に合わないようでは物笑いになるし、なによりその信用獲得と、「売上」を滞らせないという意思に感心する。よく言えば、通勤者が毎日取り組んでいるサービスや、生産活動を止めないということだ。
 
 なるほどと感心しながら、だったら被災地の復興だって、地元の意向を充分組んだ計画を作って、シミュレーションして、完成時点を設定することが、できないことではないだろう。2年もたって更地のままの所が、そのままになっているなどということでいいのか。復興計画を作っても、待ちきれずに転出してしまう人も相当数いる。渋谷の工事よりも優しい工事だろうと思うのだが。

 春の嵐の中、桜の早い開花に右往左往するのも、被災地よりはずっとましなことかもしれない。(いや担当者の方のご苦労は敬意を表しますが)



2013年3月17日日曜日

西新宿の夜懐かし


 西新宿で入った飲み屋は、店の外にビニールの囲いをつけた場所が、時間制限ないとのことだったので、それならと3人で座り込んだ。寒いというほどでもないが、この気候で日が落ちてからはさすがに涼しい。ブリキ缶のようなものに炭を入れて、暖をとれるという、ある種風流な飲み場所だった。

 ひとしきり飲んだころには、店内や店外の席も満員状態になっていた。生ものが値段に相応して美味しかった。牡蠣、しめさば、ホタテと、胃袋が満たされて焼酎も飲んだが、飲んだという自覚の割に、脳の方が酔っていない。焼酎4合でという注文が、瓶入りでなくて、入れ替えた徳利だったから「薄められたか」などと軽口をたたきながら、もう一軒という話になった。

 金曜日とあって、さすがに若者も多い。目指す店はどこも断られてしまって、たかが3人のはいれるスペースがない。半ばあきらめかけたとき、ちょうど昔職場の昼休みに通っていた蕎麦屋があった。戸をあけると、旨い具合に空いていた。友人も日ごろ利用しているので、顔も解って居心地のいい二次会になった。ここの蕎麦は、小千谷そばで、海藻つなぎ、つるつるとのど越しよく食べられるので、気に入っていた。

 最初に味わったころは、そばの味など解らずに、一週間のローテーションで食べていたものだったが、この店で蕎麦を食べてからは、こういう美味いものがあるだと感激した。それから、宴会でもちょくちょく利用させてもらった。顔見知りのよしみもあったのか、焼酎を多めに入れてくれたりした。飲むときにこういう扱いをされるとうれしい。もう店は後継ぎがいなくて、止めるんだと話していた。

 今度は酔いもちゃんとまわってきて、話も弾み「やめないで」と、頼んでも致し方がないことを、別れ言葉にした。解散して駅まで戻ったところで、荷物を忘れたことに気づいた。最初の飲み屋か二件目か酔った頭をめぐらして思い出しながら、一軒目に行った。すぐに分かって受けとることができた。駅まではまた戻るには結構距離があるから、取り過ぎたカロリー消化のために、そこから歩くことにした。家に着いたのは12時だった。









2013年3月16日土曜日

五輪選手村、津波だいじょぶかー


 南海トラフの外側に、活断層の可能性がある地形が新たに見つかった。既にみつかっている活断層と合わせてマグニチュード8.4にも達する巨大地震の可能性があり、大津波が押し寄せるということだ。広島大学の中田高名名誉教授のグループが分析した。すでに確認されている活断層と合わせると270キロを超えるもので、一度にずれ動いた場合には最大マグニチュード8.4の巨大地震になると。

 この地震で発生する津波の高さをシミュレートしたところ、神奈川や千葉県などで最大5メートルから6メートル。東京湾でも数メートルに達したとのことだ。



 12日に2020年五輪招致委員会が開かれ、日本オリンピック委員会主催の五輪出場経験者を対象にした研修会をもたれた。選手村や競技会場の計画を説明したが、その際に、出席者から「地震や津波が来たらどうするのか」と質問が出て、東京都から、「現在4メートルだが、6.5メートルまで土を盛る。津波は最大3メートルと想定しているので、流されるようなことはまったくない」と説明したとか。研究グループのシミュレーションは最大数メートルというから、これでは安全を確保できない。それも土を盛るなどということで済ませていいのだろうか。
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□招致委員会の解説「コンセプトとなる選手村」
東京オリンピック・パラリンピック競技大会のコンセプトの中心となる選手村は、ヘリテッジゾーンと東京ベイゾーンが交わる急速に開発が進んでいるウォーターフロントである晴海ふ頭に位置しており、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の地理的な中心にあるとともに大会コンセプトの中心である。選手村は、歴史ある繁華街の銀座に近接しているほか、未来への発展を印象付けるようなエンターテイメント施設や斬新な建築物が連なる臨海都市の台場にも近接しており、選手は活気あふれる先進都市東京が提供する祭典を身近に感じながら、最高のパフォーマンスを生み出すことができる。
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2013年3月15日金曜日

フクイチ原発から、放射能汚染水垂れ流し


 東京海洋大学の研究グループが、汚染水の流失が止まったとされた後のおととし6月以降も、放射性セシウムを専用港に流れ込んでいた可能性があると試算を発表した。

 セシウム137の濃度が去年春以降100ベクレル前後から下がっていないことについて「海水の測定データから、原発の敷地内の土が雨で流れ込んだ影響とは考えにくく、地下水や壊れた配管などを通じて汚染水が漏れ出している可能性がある。詳細な調査が必要」と話しています。

 東電はこれについて、「発電所の敷地から放射性物質が流失しているとは考えていない。濃度が下がらない原因はわかっていないので調査をつづけたい」とコメントしています。いまだに隠しとおそうとする東電は、許されません。

NHK NewsWEB

2013年3月14日木曜日

ボーイング787型機乗りたくないね


 12日に米連邦航空局(FAA)が、ボーイングが提出したバッテリーの改善計画を、承認したと発表した。試験飛行の結果で4月には運航再開の可能性があると報じた。事故の原因や敬意を調べている米国家運輸安全委員会は「ショートの原因は解明されていない」としている。が、大きな事故につながる不備が改善されたことが証明されれば、運航再開を認めてもいいとしているらしい。

 これについて日本の国土交通省航空局は「FAAと同じ判断になるようにしていく」と結論先にありきの態度で、なんとも従順なことだ。

 日本は航空法によって耐空証明が必要だが、米国政府が出した耐空証明があれば、日本でも日米協定で運航OK。新技術なら日本でも重点的にできるが実際、審査はやっていない。メーカーしか知らないことが多いから、マニュアルにないものは照会する以外ないというお粗末。

 テスト飛行で不具合が見つかって、7度も納期が遅れ、北京五輪の時に全日空が導入するはずのものが3年も遅れて11年9月だったというから、もともと危ない話が付きまとっている。B787は到着から出発までの間には点検がいらないとされているが、今は整備士がついている。

 整備士はコスト削減の一番の対象だから、会社の整備士なしの「願い」は大きいのだろう。規制緩和によってコスト削減に走り、危険を顧みなくなっていく。電気系統の不具合が生じやすいので、ポログラムのミス(バク)に対応するために3時間前に電源を入れる必要があるのだという。

 だいたい、世界で49機しか飛んでいないのに24機が日本で就航しているというのも、日本がいかに利益率に執着しているかの現われのようだ。


2013年3月13日水曜日

横浜・海の近くで超大商業施設オープン

 横浜市みなとみらい21地区に商業施設「MARK IS(マークイズ)」が621日にオープンする。物品販売、飲食店、体験型施設などで189店舗が入るとのこと。三菱地所が造る大ショッピングセンターだ。みなとみらい駅と直結して地下4階地上6階の建物で、延べ面積は後楽園球場の2.48倍もある。

 美術館や公園と一体になっており、屋上には果樹園と菜園が設置されて、収穫体験のイベントもされる。5、6階には自然をテーマにした体験施設ができる。セガのデジタル技術を使い、BBCが50年分撮影した自然映像を見せるとか。

建築概要
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-134街区)
発注者:三菱地所
設計者:三菱地所設計
施工者:大成建設
竣工時期:2013530日(予定)
オープン時期:2013621
主構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
階数:地下4階、地上6階、塔屋1
延べ面積:116189.73m2

 子供連れの家族が、訪れて楽しむことができる。雨風も心配はないが、せっかく海の近くにいながら、その香りを運ぶ風も海水にも触れないで、映像で自然に「接する」という、商業施設でいいんだろうか。海で遊んだ経験を持つものとしたら、疑問と物足りなさを感じる。

 福島の原発から出る汚染水を海に流すことに、違和感をもたない子供たちが増えることになるのではないか。この施設でも当然ながらLEDは利用するということだが、冷暖房・上下水道でも新たな電力量を必要とする。原発をなくすという命題を放っているというより、考えちゃいないということになるのだろうか。

三菱地所の新SC「マークイズ」が横浜に6月開業




2013年3月12日火曜日

チャンスに強くならないと腕前が上がらない


 シャッターチャンスにシャッターを押せるかというと、なかなかそうはいかない。チャンスをひたすら待つ場合もあるし、スナップなら頃合いを計って、撮るようにする。いまのところはスナップ写真ばかりだが、撮りたいと思ったときに撮るタイミングはいつもうまくいかない。やたらに人を撮るわけにはいかない足かせもあるし、動かないものならいいけれども、どうしても人が入らないと、写真の味わいが違ってくる。

 デジカメは何枚でも取れるから気楽にシャッターは押せるが、面白い被写体を探そうだとか誰でも取りそうなものは避けようだとか。そんなことを考えながら歩いていると、シャッターを押すタイミングを無くしてしまうこともある。

 良い写真を撮るためにはなにより感性を研ぎ澄ましいるときがいい。体調がよくないときや、家でトラブルなどがるときにはやっぱり、気持ちが乗っていかない。後で後悔しないようにと、やたらシャッターを押すことがるが、そういうときもいい写真にはなかなか出会えない。タイミングが定型でないところが、釣りと全く違う。

 釣りは魚を釣り上げることが目標だから、魚種ごとに合わせた道具を選んで準備すれば、あとは釣り上げかた(タイミング)に集中する。頃合いを見計らってアタリをとる。ここがカメラのシャッターを押す瞬間と同じようだ。アタリをとるまでの間とでもいうか。この間にいろいろな要素があって、考えて悩むのは同じだ。同じ魚を釣っていても、時間の経過で魚の反応が違ってくるから、同じように釣っていても釣れなくなる。そこで悩みが湧いてくる。さてどうするか…。そのとき腕達者は策を思いつける。

 カメラの方は人と違ったものを撮りたい。差別化と言うか、同じもの、同じところを撮っても、他者と違う良さを表現したい。自分の個性として表現できるかどうかにかかる。写真仲間と一緒に撮影旅行に行っても、違いを探しながら撮る。この間合いは、本来人と一緒に歩くということではないかもしれない。これは釣りとは違う。



2013年3月11日月曜日

五輪招致のノウハウを被災地復興に活かしたらどう


 東日本大震災から2年もたったのに、復興が遅々として進んでいない状況がテレビでも新聞でも取り上げられている。住民グループが困難な生活の中で、地域の復興計画を検討しているにもかかわらず、進展しない時間の経過でやむなく、県外へ移転する人もでて、計画がとん挫しそうな状況まで出てきていると報道していた。

 どうしてこんな馬鹿げたことが起きるのだろう。被災してガレキが片づけられただけの更地を眺めるだけでは、生きていられない。政府は莫大な財政資金を投入して、株価や大企業の懐具合ばかり気に配慮をしている。その結果が被災地の復興になっていくとでもいうのだろうか。もう待っていられない人が、他県へ出て行かざるを得なくなっている。復興する気概もあるのにそれにこたえていないシステムはおかしい。行政が手を尽くすべきだと、NHKのアナウンサーでさえ言っている。

 昨日の原発ゼロ集会のデモ、解散地は自民党本部の前だった。ビルから下がっているのは、五輪招致の垂れ幕。スローガンが違うんじゃないか。今日の記者会見で安倍首相は「一人一人が復興のために協力して…」などと言った。冗談じゃない。復興に手をつくしもしないで、国民全体の責任にする気かとまた、腹が立った。日比谷公園にも、五輪招致の仰々しい横断幕が張られていた。五輪招致の開催計画は、魅力的に仕上げて、IOCのメンバーの気を引こうとしたものだから、それなりの知恵が結集されたものと思うが、そういうノウハウと手間暇を復興にむけたらどんなものだろう。






2013年3月10日日曜日

0310原発ゼロ☆大行動に頑張った「熟年」メンバー

 東京勤労者つりの会のメンバー20数人が有楽町に集まって日比谷公園の会場に向かった。会場の入り口で、はや「満員」のアナウンス。デモ行進までその場に留まることになった。その間日比谷公園内で開かれている催しを見て回ったら、ソーラーパネルで発電した電気を使ってテンポのいい歌声が聞こえた。若者に加えて「高齢者」も参加して盛りあがっていた。

 売店がたくさん出ていて、東北復興のテーマで元気のいい声が響いていた。こじんまりとしたトークセッションを聞いていたら「高齢者は年金収入で、若者より安定した生活ができているから、反原発の運動にも尽力してもらいたい」と話していた。「来ているよ年金暮らしも」と思いつつ、ぐるっと回ると、相当「高齢者軍団」が詰めかけている。昔の職場の仲間にもあって、挨拶を交わした。

 原発無くせの声にもかかわらず、じりじりと「再稼働」にむかっていく政府に、そうはさせじと、怒りを感じて参加している人はいるんだという気概が共有できてうれしかった。デモの先頭部隊にわがメンバーも滑り込んで、「原発止めろ」の唱和に加わった。先頭には落合恵子さんの姿が見えた。


 釣りの会としては、運動の中心に加わるのはなかなか難しいことだが、放射性物質をまき散らしてあちこちの釣り場を汚染し、つり活動そのものにも影響を与えたしうちに、抗議をすることができた。参加メンバーも若くはないが、帰りにビールを飲む気力は残っていた。NHK19時の報道では、東京労釣連の旗が翻っているのがしっかり見えていた。