2013年5月17日金曜日

ワラビ楽しみ

 切り抜きのスキャンがはかどって、一区切りついた。昨日は咳をしながら、やっていたが、今朝も同じ状態で改善しない。近くの診療所へ行くことにした。だいぶ前に行ったきりだったから、診察券を引っ張り出したら、ペンで書いた文字がかすれていた。受け付けて、だいぶ前で文字がかすれているよ告げて笑った。新しいものに切り替える課と思ったら、そういうわけでもなかった。

 カルテはちゃんと残っていて、ご近所ならではかなという感じだった。大病院ならこうはいかないだろう。症状を説明してから、聴診器を慎重に扱う先生は、やっぱり随分高齢になっていた。いつも、風邪かなという状態の時に行くので、カルテに記録してある処方をみながら、同じ薬でいいねという話に相槌をうって、一週間分出しましょうということで終わった。

 薬局で薬を受け取って、家へ戻ると介護入浴の最中だった。注文した山菜が届いて、ワラビを茹でることになった。すぐにお湯をガスにかけて、沸いたところで重曹を投入。すぐガスを止めてワラビを浸けた。いつも心配なのだが、茹でてはいかないということが解るのは最近分かった。もう一回繰り返して、少し冷めたところでプラスチックの大型容器に移し替えた。

 夕食には少し早いかなという感じだったが、食卓にならんだワラビをつまんでみたら、やっぱりいくらかアクがあるようだった。岩手県あたりのワラビからも所によっては100ベクレルを超えるセシウムが測定されているので、少し不安な気持ちもあるが、我が家は年寄りが新潟県の出身で、山菜を好んで食べる。だんだんおかずを食べなくなった年寄りも、パリパリ感に出来上がったワラビを楽しんで食べていた。



2013年5月16日木曜日

汚染水の海洋投棄許されません


 福島第一原発の汚染水洩れや停電などのトラブルが続いて、「収束宣言」とはほど遠い状態にある。汚染水対策もしかりで、地下水の水漏れの予測があったのに、原子力産業の身内で処理をして失敗している。地下水の流入を止めるための提案も拒否して、地下貯水槽などを造ったものの、その貯水槽から汚染水が漏れ出している。さらに、溜まり続ける「除去済み」汚染水を海洋放出するという。これにはトリチウムが含まれている。

 トリチウムについては、NETで見てみると自然界に存在していいて…というあの手の説明が出てくるが、以下のものがわかり易かった。
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…問題なのは「体の中に入れてしまったとき」だ。
 残念ながら水と完全に一体化してしまうので、水に含まれてしまう「スパイ」のようなヤツなのだ。これを垂れ流すのが今回、岐阜県瑞浪市で実験されようとする施設で、これが水に混じってしまう。水は私たち人間が最も多く摂取する物質で、呼吸を除くとほぼ半分になる。そこにスパイが入り込むのだ。ところが体の中でこれがベータ崩壊すると、体の内側からだから防げない。
 ピストルで撃たれたとき、突き抜けたときの方がエネルギーが出るので被害が少ないが、この場合はその逆になる。抜けて体外に出ることがないのでダメージが大きくなる。そしてわずかな量なのに被害が出るのだ。
 ちなみにICRP(国際放射線防護委員会)などの被曝に関するダメージ量(シーベルト値)などは、特に内部被曝の場合は信じない方がいい。外部被曝も過小評価だが、さらに桁外れにデタラメだからだ。…

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 トリチウム入りの汚染水を海水で「希釈して」とはよく言ったものだが、投棄するという馬鹿げてかつ簡単な方策を、今度は地元の漁協の了解を得てやるのだという。

 政府も自治体に説得回るというからなにおかいわんやだ。昨日のFacebookに「海の生物に断れ」というコメントがあったが、そのとおりで海は世界に通じているのだから、世界にも説明責任があるだろう。東電の対応はNYタイムズ論評でも対応を懸念されている。

 放射能汚染の影響が将来どう出てくるのか。人による受け止め方の違いで違ったものになるとか、チェルノブイリのときとは違うとかという「説得をする文書」もたくさんあるようだが、こちらが実験台にされるのではたまらない。

以下は→双葉町NET から」
都内の線量当量率 2013.4/17現在
国が定める除染基準は、「毎時0.23μSv 以上」
浅草 浅草寺本堂階段横の側溝 0.58(μSv/h) 
上野 恩賜公園ラジオ体操広場の彫刻 0.29
新宿 歌舞伎町劇場通りの街路樹 0.28
二子玉川 新二子橋橋脚下 0.28
東京 JR東京駅丸の内口業務用エレベーター脇 0.26
渋谷 JR渋谷駅ハチ公口路上 0.25
早稲田 早稲田大学大隈庭園の完之荘雨どい 0.25
横浜 JR横浜駅東口駅前広場トイレ脇 0.25





2013年5月15日水曜日

NETの威力と恐怖


 ほぼ一日かかって、釣りの会のHPを更新した。ちょっとさぼっていた分もあったから、結構な時間がかかってしまった。去る政党の委員長さんがツイッターを始めたそうだが、いよいよSNS(交流サイト)の交流というか情報伝達のNETの力を使わなければならないご時世になってきた。

 先日の外来魚駆除つり会に、3人の青年が会のHPを見て参加されたが、行動の選択がNET発信によるものとしての実感が現実になってきている。この様子を東京労釣連のHP更新は無論、動画サイトのYoutubeにもアップした。

 2011102日の第1回外来魚駆除つり会から、アップしているがこれは3331回の再生回数になった。今回のものも、今日の時点で26回再生だ。昨年第2回のものは1730回ということで、関心の高さを感じさせる。

 ちなみに、これまでYoutubeに遊びがてら45本のさまざまな動画をアップしているが、再生回数の記録を見てみたら、今年415日から514日までの30日間だけで、再生回数763回ある。昨年の第2回外来魚駆除「アメリカナマズ解体」が221回、第1回外来魚駆除つり会「102,2011年」が212回となっている。曲りなりに使っているNETでも、反響の大きさに驚く部分もあるのが正直なところだ。

 橋本徹共同代表の「慰安婦」発言に、今日の朝日新聞だと「波紋おこしている」と表現されているが、ツイッターやフェイスブックではそんなものでない怒りの声が、早々に飛び交っている。彼の方は、ツイッターで言いたい放題やるから、反応は早い。まさにピストルの銃口を自分に向けているようなところがある。打った弾で身を滅ぼすのではないかと、そんな「NET社会の威力と恐怖」を新聞社は感じていないのだろうか。




2013年5月14日火曜日

熱が下がって回復してきた





 昨日ブログを書いて、外来魚駆除HPの更新をしたところで、身体がきつくて寝ることにした。咳が酷くて咽喉も痛いから、医者に行く状況下と思ったが、とりあえずは休息ということで、テレビをつけて横になったが、ろくに内容を見ることができなくて、ウツラウツラとしていた。夕方熱を測ったら37.7度。歳をとると体力がなくなって熱もあんまりでなくなる。重症かと一時考えたが、夜になって胸の痛みが和らいできた。「木曽の薬」が効いたのかもしれない。

 今朝になってまだ頭がボーッとしている。熱は下がっているようだ。昨日できなかった外来魚釣り会の動画をYoutubeへのアップをして、ホームページの更新をすることにした。





2013年5月13日月曜日

身体がストライキ起こしたらしい

 昨日(12日)の東京労釣連の外来魚駆除つり会は、幸い好天に恵まれて、5月のこの時期の明るさを満喫することになった。今年で3回目になった駆除つり会は、つりの会らしくチャネルキャットフィッシュとブラックバスとブルーギルを集中して釣りあげて駆除するという、効果的な釣りだ。

 効果的というのは、自分の釣り腕をちょっと脇に置いて、年間28回ものつり大会やその周辺行動で腕前は確実にあがっているし、その研究も怠りないものだからだ。もう一つは取り組みがとてもまじめなことだ。例えば駆除つり大会でなく、「駆除つり会」という名称だ。当然フナなどを釣ったら「外道」として扱う。釣り上げた外来魚の多寡は記録しても、大会での評価よりは「駆除」に力点があるからでの扱いだ。

 東京だけだと言われているが、魚種ごとの釣りを追求するから、対象の魚を釣りにあてっての研究は一面すさまじいものもある。よって、外来魚と言えどもキチンと向き合って釣り上げる。つりの面白さはここに期することで深まるという気がする。外来魚の駆除は、電気ショッカー(皇居でもやる)や網などを使うが、釣りでの効用が評価されている。腕達者がやるのだから、より効果的だと自尊できる。

 NET(東京労釣連HP)で駆除つり会の案内をだして、それを見た若い人が3人参加してくれた。気持ちの上ではやや及び腰の気もあったが、参加してもらった超先輩たちは新しい息吹を浴びたようだった。そのうちのお一人が、堂々20位、31尾の釣果をあげた。つりはほとんど経験していない様子だったが、周りの超先輩の指導よろしく、「楽しかった」一時を過ごすことができたようだった。

 これを通じてまた、釣りに参加してほしい。私事、参加される方のために、釣り道具などをパタパタと準備したのは当日朝だった。で、餌のサシを忘れて家を出てしまった。一日前の交通手段間違いなどもあり、少々くたびれて家へ帰ったら、ものすごい咳が出て胸が痛い状態になった。チャネルキャットフィッシュを放射能汚染測定の検体にするので、解体したあとは、ブログを書く気力は残ってなかった。




2013年5月11日土曜日

NET社会、お付き合いよろしくお願いします


 外来魚駆除のつり会をやると、ホームページに載せた。2人からメールで連絡があって、参加したいという申し出があった。率直なところアナログ時代に生きてきたものにとっては、こうしたNETを通じた意思疎通を考えてもいなかった。パソコンはそのノウハウはいまでこそ、若者は障碍もなく付き合いを始めることができるが、分るまでにはそれなりの知識も要求される。

 その努力が自己責任になっている不届きさはあっても、使わなければしょうがないという風潮にはなってきた。使わなくても、必要な情報が伝わらなくてはならないことを前提にしても、そこに拘っていられない状況になってきたと言えるのだろう。

 電車の中でスマートフォン類の端末機を、しきりに見ている人たちを横目で見て、なんでこうなるんだろうと思うことも多いが、ゲームをして楽しんでいる若者ばかりではないようだ。欲しい情報の入手と、発信したい情報のやりとりが、一つの民主主義の形態をなしているようでもある。

 今日は、「桜ヶ丘」で待ち合わせて人と会うことになっていた。一度訪問したところだから、そう心配はしていなかったが、NETで検索して小田急線でいけると、家を飛び出した。しかし、小田急線の新宿の改札を通り抜けるときに、「いいのかな」という疑念が湧いた。

 待ち合わせの人の携帯電話を掛けたが「今出られない」とコメントがあって、確認できない。やむなく乗ってしまって、新百合丘までいったところで、京王線の「聖蹟桜ヶ丘」だったのだと誤りが解った。ホームで駅員さんに聞いても、結局新宿まで戻るという手段だとなった。一時間半ほど遅れて合うことができたが、あってからしばらくはこの弁解の話に終始した。聞けば、「桜ヶ丘」からバスで「聖蹟桜ヶ丘」へ行く手もあったらしい。NET社会に頼りっぱなしというのも危ない話と痛く反省した日となった。



2013年5月10日金曜日

ボーイング787落ちるなよー


 航空機には交通手段としてはまず使わないが、いつだったか相当前に使ったときANAの会員カードを作った。メールマガジンの登録をしているので、おりおりに宣伝が入ってくる。今日は「61日~ ボーイング787型機の定期便再開について」ということで、案内が送られてきた。

 米国のボーイング社の改修計画が航空宇宙局によって認められ、国土交通省が「耐空性改善通報の改訂版」を発行したことによって、バッテリーの交換を順次すすめている。作動状況のモニタリングをしながら、定期便の再会をするといったものだ。

 ボーイング社が、本来の原因がわかるのはまだ先だといっていることは、報道されていたから、全幅の信頼というわけにはいかない。わからないまま、様子を見ながら航行するということだから、普通に言えば見切り発車だ。「十分な安全対策の実施を踏まえ」と称しているけれども、どうしてそう言えるのかはさっぱり理解できない。


 安全神話症候群の一種とでも言ったらいいんだろうか。ボーイング社が「安全と決め」たら、カタカタと倒れる将棋倒しみたいに、十分な安全という創作ができあがる。ボーイング787は「落ちない」と祈りながら乗るしかないのか。

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ボーイング787型機の6月以降の運航再開について

 ボーイング787型機の運航見合わせにより、ご利用のお客様に大変ご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。
 現在、運航を見合わせておりますボーイング787型機につきまして、バッテリーが不具合に至った原因の究明は運輸安全委員会により現在も継続中ですが、その一方で、ボーイング社は社内のバッテリー専門家はもとより、米国内自動車メーカー、バッテリーメーカー、学者など、バッテリーに関する有識者を交えたチームによる徹底的な原因究明を進め、弊社もこの活動に参画してまいりました。推定されるあらゆる要因を排除するための技術対策を講じた改修内容がボーイング社より立案され、先般、米国連邦航空局(FAA)によりこの改修内容の有効性が評価・承認されるとともに、国土交通省より耐空性改善通報の改定版が発行されました。

 ANAグループでは、当局より提示されましたボーイング787型機における改修内容について確実に技術対策を施すことに加え、同型機の確認飛行、運航乗務員の慣熟飛行、バッテリーの改修効果確認・作動状況のモニタリング等、安心してご搭乗いただけますようにあらゆる準備を整えた上で、ボーイング787型機の定期便運航について6月1日からの再開を判断いたしました。

 6月以降のボーイング787型機の運航路線につきまして以下のとおりご案内申し上げます。

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2013年5月9日木曜日

良く歩いた日と思ったけど


 前回から30日過ぎて血圧降下剤がなくなった。中野共立診療所に行くことにしたが、預金通帳の記入と、日曜日の外来魚駆除つり会の餌購入とを一緒に済ませようと家を出た。いつもなら、中野駅北口まで30分ほどあれば歩けるが、今日はコースが長いので、バスで駅に向かうことにした。

 診療所と言っても病院に等しいくらいの規模で、医師もたくさんいる。本当は担当の医師を決めて、予約していくというスタイルらしいのだが、特定の日を決めたくないので、行き当たりばったりの医師が相手になる。目下は、血圧の状態と尿酸値=痛風の心配のなだが、血圧の方は暖かくなったせいもあって、まだ従前の5ミリグラムで済んでいる。

 時によっては、受付を済ませてからの計測で、140を超えることがあるから、「もう一つ上の」と言われることがあるが、何とかしのいでいる。このところ飲む機会も増えているから、一週間ばかり禁酒、いや断酒して頑張ってきた。体重も元に戻ってきたからよかったのか、今日の測定では幸いにも125だった。

 そろそろ尿酸値の測定もしなければならないから、医師に言おうかと思ったが、来月することにして黙っていた。行くたびに医師が違うから、こちらがあれこれ言わなければ、これまでどおりの処方になるから、こういうスタイルでOKにしている。調剤薬局で、担当の御嬢さんが尿酸値は最近どうですかと、履歴を調べたらしく話しかけた。そろそろ血液検査をやろうと思っていると、返事をしておいた。

 通りへ出て預金通帳の銀行へ行く途中で、学生手帳が落ちているのを見つけた。「平成帝京大学」の若者らしい。交番に届けようか思ったが、少し歩けば真新しい大学の建物があるので、行って見ることにした。受付と言うより守衛室が玄関の脇にあって中には入れないようだ。建物の中を見てみたい気持ちもあったが、やむを得ずそこで渡した。

 拾った場所を伝え、そうですかと礼を言われたが、名前を聞くこともなくて用が済んだ。別になにかを求めてのことではないが、拾った人へ挨拶したいということは考えていないのかなと、少し意外な気がした。ビル管理の専門のようだったから「マニュアル」にはないのかもしれない。

 ちょうどその先の方向に行くと、高円寺の上州屋がある。向かう前に電話を入れてサシの有無を聞いたら、あるとのことなので安心して店に向かった。せっかく釣り道具屋に入ったのだからと、一回り釣り道具を見て、最後にサシを取ってレジに行くと、電話をしてくれた人かと尋ねられた。別に確保して保管しておいたらしい。おお、そういうサービスをしてくれるのかと、こちらはいい気分になった。中野駅近くまで歩いて戻り、昼食を食べて帰った。良く歩いたなという印象だったが、11400歩しかなかった。




2013年5月8日水曜日

鬼怒川支流の土壌から13300ベクレルの高濃度検出

 Nさんからメールで、鬼怒川の支流(志渡淵川)土壌で1万3300ベクレルのセシウム濃度が測定されたという、新聞の切り抜きが送られてきた。環境省の発表になっている。農水省の関係では、福島沖の魚にセシウムが出ているということで、魚類では漸減傾向にあるようだ。部分的には蓄積されている魚がでてくる。

 水産物全体の測定状況では、測定濃度が低くなっているという風に見えるが、果たしてそうなのだろうか。湖沼、川、海の底にはかなりの濃度が蓄積し、しかも増加している。記事にあるように、水底には魚の餌になる底生生物がいるわけだから、どうみても放射性セシウムを摂取しないとは考えられない。






安心できない放射能汚染


 「世田谷こどもを守る会のメールマガジン」を送信してもらっている。厚生省の放射能汚染日報ダイジェストから抽出して、食物関係の測量結果を知らせてくるが、その内容は基準値100Bq/Kgを超えるものが入っている。




 東京湾の三番瀬で干潟保全の運動を続けている「三番瀬署名ネットワーク」では、環境省に汚染測定の実施を要請し6月(昨年)にサンプリングに立ち会った。

三番瀬ネットワークの要請と汚染測定立ち合い
□「1996年千葉県の三番瀬調査では、動植物プランクトン302種、ゴカイなど底生生物155種、鳥類89種、魚類101種、合計647種の生物が確認され、多様な生物が生息する豊かな環境の海城」であり、また、「一番瀬は、魚類の産卵と稚魚の揺籃の海域」となっている。江戸川放水路からの流入で深刻な影響を与える可能性がある。測定を速やかに実施して、汚染していれば除染するように要請。
 
□6月に可動堰上流での測定が実施され、その結果セシウム134、セシウム137を合わせて430Bq/Kgで国際基準を十分満たしており心配ないとの見解を示すとともに、今後も9月、11月、12月にも継続して測定し監視を続ける旨の回答。蛇足ながら、東京労釣連が、除染を求める要請の団体署名に応じている。

 430 Bq/Kgで国際基準を十分満たしているとい環境省がいうが、干潟に生息する生物に連鎖していくものと誰しも思うだろう。

 もう一つ「霞ケ浦を放射能から守ろう」という署名活動とモニタリングが進んでいる。
(環境省)56本の流入河川の内の12本でしか調査を行わす(今年2)、一河川あたりlヶ所のデータしか集めていません。このような粗い調査では、霞ヶ浦への影響や将来の汚染の予測もできません。」として、霞ケ浦に流れ込む56河川の市民モニタリングを3月から実施している。
 
 備前川では、9550Bq/kgが確認されて、1河川あたり10数カ所にして調査を続けている。この方面ではアメリカナマズがら高い放射線線量が出ている。昨年5月に東京労釣連がアメリカナマズの検体からは22.6 Bq/Kgの結果がでている。


 チェルノブイリ事故の放射能汚染では、4年くらい後から人体への影響がでているとのことだが、日本がそうならない保証はどこにもない。なのに、「火消」対応としか見えない政府のやり方は許されない。まして、「安全な原発」を海外へ売り歩くとは、後世の歴史家だって説明できないだろう。




2013年5月6日月曜日

日中韓環境相会合、PM2.5対応など協議


 大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」などの環境問題で、石原伸晃環境相、韓国の尹成奎環境相、中国の李幹傑次官が6日、北九州市のホテルで会談した。大気汚染に対して3カ国の協力態勢を強化するとの共同声明を発表した。中国は次官級の出席だったが、今後適当な時期に大臣級の会談をと述べ「長期にわたって積み重ねた矛盾が集中的に現れている。もっと美しく調和の取れたアジアを築くため、両国と手を携え努力する」と率直に述べたとのことだ。こうした話し合いはいいことだ。

 「ぎくしゃくした中で…」と石原環境大臣がコメントしたと報道しているが、政治とは本来こういうやり方をするものだろうと思う。緊張を煽るからぎくしゃくするわけで、関係が悪化して最悪武力紛争まで行ったのではたまらない。経済界だって、簡単に中国から手を引けるような浅い繋がりではないのだろう。パイプが増えれば流れはよくなる。

 ただ、この話は突然湧いたわけではなくて、環境省の「北東アジアの環境協力の強化をめざして」との方針で1999年以来毎年開催してきたものだ。東アジア各国との化学物質や各種製品の輸出入が増加する中で、環境汚染を防止する必要から取り組まれていることらしい。









2013年5月5日日曜日

長たる者の資格は


猪瀬知事の失言が世界を飛び回った後、またツイッターでつぶやいたことが、マスコミの格好の材料にされた。NET界でも作家にあるまじき発言として批判されている。ごく普通の話としてやったのだと、その発言の重みを打ち消そうとしているが、公人のストレートな言葉を脚色なしに外にむかって発表したものだから、その意味と反響は大きい。



 ツイッターで発言したら、メールで知らせるように設定したから、私ごときにも、つぶやいた途端に入ってきて、世界に露わになる。このしかけを登録している人は数多いるだろう。
二日の記者会見で、記者からの「追及」で1時間も弁明に務めた。東京都HPの「知事の部屋」にやり取りの詳細が載っていた。ちょっと長いやり取りになっている。


 連続しての物議では、不注意というよりも、本音が見えるという方があたっているかも。行政の長たる人間がそういう視野では、認識が足りないのではないか。「敵か味方か」ではない。だれでも納得できることならともかく、違った意見を敵として切り捨てるというのはいかがなものか。そこを深めていける人が長としてふさわしいのだと思うけど。




2013年5月4日土曜日

超硬の剛竿でガッチリ この瞬間にかける


 イワナ釣りの竿は、穂先の固いのがいいと思っている。物干し竿みたいにと説明する。イワナが餌を食い込んだとき、ガッチリかけられるからだ。不幸にして空振りした時は、必ずと言っていいほど、気に枝や草に絡みつく。はずすの時は、その場所までつかづけなければ、煽ってとることになる。それで外れない場合は最終的に引っ張ることになる。

 このとき竿が強ければ、外れてくる可能性が高い。穂先が柔らかいと反動のふり幅も大きくなるから、絡みやすいし外れにくく、下手をすると穂先を折ってしまうこともある。口が堅いからしっかりかからないと、魚を持ち上げたときに、暴れられて外れる。呑み込まれるほどゆっくり食わせれば、それでもいいかと思うのだが、待ちきれずに竿先を早くあげたくなる。

 万全を期して、魚が掛かったら緩め気味にして、ゆっくり呑み込ませた上で、下流に向かってガッチリ合わせる。そのための剛竿だ。これがいいのだろうと自分では納得している。最近それでも鉤掛かりが悪くなった。針もお気に入りのものを愛用していて、消耗すると購入先の宮古の店から送ってもらう。ところが最近は釣りに行く回数が減っているから、使用頻度が低くなってサビがでたようだ。仕掛けを作ってから針先を研ぐようにしているが、その針はもう製造していないようだから、補充が難しくなった。

 山形の釣り道具屋でたまたまカワハギの針を見た。懐が深くて岩魚針に似ているので購入した。カワハギ用だから針先はびっくりするほど切れる。仕掛けづくりのときでも、すぐに針先がものにかかってしまう。この針を使って試しているが、鉤掛かりは非常に良い。

 今回の渓流釣りでは、掛かりの良さを実感はしたが、それでも何回か、かけてから落としてしまった。エサのキジが太めで立派だったから、口の中に入るまでの時間がかかったのかと考えられるが、もう一つは針が鋭利だから、合わせもゆるくて大丈夫だとしたのが原因だったかもしれない。最終日は気温が上がって、魚の活性が高くなったから、掛かって持ち上げてからの暴れ方で外れてしまった可能性もある。岩魚に聞いてみるわけにはいかないから、もう少し経験してみないとわからない。

 岩魚庵の囲炉裏で、オーナーさんの指導の下、桜の木をくべて燻蒸したイワナができあがった。お土産に持ち帰って娘に食べさせた。ちょうど誕生日にあたった。「吉呼ぶ岩魚―大自然の旨みよく出ていたね」と返事があった。今回のイワナ釣りが完結した。




2013年5月3日金曜日

岩魚庵渓流つり余分な話 「耕して衣更着の里に和す」

 渓流釣りの三日目の朝、岩魚庵近くの碑貫川河岸にワサビ菜があるというので、3人で散歩がてら行って見た。サンダル履きで川岸に近づけないので、別れて写真を撮っろうと近くの橋を渡った。少し歩くと「大沢地区圃場整備の碑」を見つけた。昭和54年、田んぼの区画整理をしたのだろう、その記念碑らしかった。文言が「耕して衣更着の里に和す」。この文言の「…和す」に気が引かれて一枚撮った。

 衣更着(きさらぎ)とは如月と同じ意味だということで、旧暦2月をなぜ文言に持ち出したのかが解釈できなかった。ネットで「衣更着の郷」で調べてみると、れっきとした地名であることが解った。「稗貫郡衣更着郷」という名称が、「大迫町妙琳寺所蔵文亀3年の阿弥陀如来真向絵像裏銘(本願寺9世実如の判あり)に《稗貫郡衣更着郷 截牛村奥州」》と2行に記されているのが初見」ということだった。

 文言の意味は、田んぼの整地が終わって、衣更着郷に一緒になったということだろうか。出来上がった田圃を耕してこの地で生きていこうという意味合いもあるような気がする。「和す」はいい言葉だ。


衣更着郷(中世)




2013年5月2日木曜日

渓流釣りのアフターケアー


 岩手の渓流釣りから帰って、昨日今日は後片付けで動き回る。今日は天気が良かったから、釣り道具は陽にあたって、片付けられて次の釣行への準備になった。足腰もなんとか無事だったようだから、次の釣行も大丈夫そうだ。イワナつりが少々不満足だったので、かもしれないが、楽しく飲みかつ美味しいものを食べてきた結果、体重が相当増えていた。びっくりしてウォーキングへ飛び出した。撮ってきた写真の整理もとりかかったが、もう少しかかりそうだ。

 里の景色は素晴らしい。里より郷という方があっているかな。岩魚庵周辺の風情がいい。

岩魚庵界隈の風情



 













2013年5月1日水曜日

4.27-30 渓流釣りと憲法とどちらも大事


 好きな渓流釣りに行くときは、出発前にあれこれの雑用(=雑要)を片付けて、仕掛けを補充しながら気持ちの高まりを味わう。でも、遠野の方面はあまり釣れないという情報を聞いていたから、どんなものかという不安も幾分かはあった。

 岳川の流れはいつも来る時とそう変わらず、雪解けの多めの水量を保っていた。やれ水が多いの流れが強いのと、わいわいと「いつものように」話しながら、早池峰ダムの流れ込んでいる、折壁川でやってみることになった。流れがダム湖のプールになるところで、メンバーは上下に分かれた。小さいながら流れが強いために、上流に入ったメンバーは、ポイントに恵まれなかったが、それでも6尾のヤマメをゲットした松本さん。下流部では、鯉の姿が見えているほどの緩いところで、ヤマメ1尾がお目見え。次にかかったと思ったら、潜水艦のように一直線に持っていかれたままハリス切れした。魚は、コイだったろう。黒い色の鯉が、緩慢に泳いでいるのが見えた。

二日目(28日)は、佐藤リーダーの選択に従って、荒川に向かう。沢割はこれもいつものように、上下に分かれて2人と3人で沢に。見慣れた沢で、心配はないが、舗装道路からすぐのところで、釣りやすいから誰でも簡単にはい入れるところだ。当初にこの沢で釣りをしたときは、道を誤って見つけたところだった。橋の上からイワナの姿が見たので、やる気になった。その時の結果が良かったので、頭の中の印象では良いつり場所になっている。底石が飴色で綺麗な水が、イワナ釣りを誘うように流れている。川幅も、両サイドに渡りながら釣りができる沢で、石も小型で安定していて歩きやすいところだ。それゆえ、人が入っていると見えて、反応がほとんどない。良い思いをした時との落差を感じることになった。今回初めて岩魚に挑戦した、内田氏の奥さんが頑張って1尾上げたのはうれしいことだった。

 夕方から「渓流九条の会」の交流宴会。渓流釣りの大ベテランたちが、賑やかに交流した。釣りの会の苦労やら、日ごろの釣りにかかわる話やらで盛り上がった。憲法改正(悪)の動きが急で、62日には九条の会として、集会に釣り竿を持って集まろうという提起があった。いろりを囲んで、心も温かくなるひと時だった。




 三日目(29日)は、行く先の選択に迷った。集った他のメンバーの行く先や、釣りの結果が芳しくない。休日で当然ながら他の釣り人も入っている。西側は雪があって入れないという。結局小烏瀬川へ行くことになった。ここは前回も釣れた実績がある。林道から見たところ流れもなかなか良い。3カ所に分かれて入ったが、上流部に入った人は釣り場の状況がよくなかったようだ。源流部の釣りはほとんどやったことがないが、必ずしもこだわらなくていいのではないかと思って、下流を厭わずにやっている。その方が遡行に楽という事情もある。ここで、「新進釣り《志》」が2匹目をゲット。マス釣り場で釣りをしたという経歴から、一段の飛躍だ。「野生のイワナ」を釣ったのだからすごいものだと、戻ってからの岩魚庵でも話題に。

 岩魚庵最後の夜の宴では、囲炉裏にイワナの塩焼きが30本並んだ。不満な釣果ではあったが、小型ながら恰好がついた結果になった。沢は無尽蔵と言うくらいにあるのだから、もっと新しいところへ行って釣り場の範囲を広げておけば、釣り場の選択肢を持てるから、そういう積み重ねをしたいところだ。自然に溶け込む贅沢な時間のほかに、春先の旬の山菜と、鯛やヒラメの刺身もごちそうになって、なんとも豪勢な釣行になった。







2013年4月30日火曜日

千葉県、旅の記録7 白浜フラワーパーク

 花はなんでも美しい。名前も知らないものが多いが、写真を撮るのが楽なので、ついつい撮ってしまう。ただ花だけ撮るのでは「差別化」がされないが、花の咲いている場所を入れ込めば、その場所の雰囲気がわかる。

 時間があるなら、三脚も使ってきちんとやれば、ピントがちゃんと合ったものが撮れる。スナップ模様ではそうもいかないから、複数枚とっておいて、後で取捨選択とする。一眼レフの記録カードが一杯になったので、コンパクトのカメラに換えて使ったが、液晶画面は、明るいときには見えない。だから、これも複数枚撮るしかないが、成功率が低い。

 カステラを買った工房の前に鯉のぼりが、ちょうど風具合にあって、格好よく泳いでいた。じき5月になる。










2013年4月29日月曜日

千葉県、旅の記録6 鯛の浦の遊覧船と鴨川の千枚田


 鯛の浦で鯛を見てもな、と思いながら観光船にのって餌付けされた魚を見る。天然の魚?になっているのかどうかはわからないが、餌付けされている鯛を見ようという心理が湧くのが面白い。

 日蓮上人の化身として信じられている鯛は、地元の漁師はずっと漁をしていない。それどころか、毎月誕生寺で法要しているというから、信心深さには驚きだ。昭和10年ころに「冷たい潮」で死んで、打ち上げられた鯛を葬式したのが始まりだそうだ。昭和42年に史蹟名勝特別天然記念物「鯛の浦のたい」と指定された。誤って獲ってしまったときも、鯛塚で供養してきたという。漁業としてはやっていないということだ。

 鯛が育つ環境を保全する意味合いがあるのかと想像していたが、そんなことではなかった。してみると、帰りに買った「鯛のひらき」は、どこかから仕入れて持ってきたものになるな。物はハナ鯛のようだったが。真鯛でなくてハナ鯛なら…などということもありそうなことだ。

 鴨川にある千枚田は、話に聞いていただけので、一度訪れたいものと思っていた。よくあるオーナー制度で、水田を守っているという。千葉県内を巡ってきたときに、見えた水田では田植えをしているところもあった。ちょうど稲作の仕事が始まったときだ。


 ここでは水が入っていた。人気は見えないが、上の方でホースから田に水を流し込んでいた。水田のつくりはゆるいカーブを描いているつくりになっている。優しい曲線に囲まれた田んぼで、田植えが終わって稲が立ち上がったら綺麗だろう。すでに新緑の木立が見えていた。


誕生寺






鴨川の棚田






2013年4月28日日曜日

千葉県、旅の記録5 勝浦の朝

 前夜は3次会まであって、シッカリ飲んだら朝は少しばかり疲れ気味。でもバスの旅だから、寝ていけばいい。気合を入れてカメラ片手に表に出る。

 5時過ぎに目が覚めたときはすでに明るい。港に行くと、漁師さんがもう働いている。一仕事すんだところなのか、寄り集まって話し込んでいる人もいる。海側の波止めに、釣りをしている人が何人も見える。休日でないのになと、自分のことを忘れて思う。たとえ少額でも「消費拡大」に貢献しているわけだから、人にとやかく言われることはない。









2013年4月27日土曜日

千葉県、旅の記録4 月の沙漠をあるばると

 御宿の「月の《沙漠》公園」には、エラく勉強させられた。「ツキノサバクヲ ハルバルト…」の作詞家が住んでいたということから公園を造ったということなのだが、砂浜の看板に「沙漠」の文字があり、サンズイじゃないのと気が付いた人がいた。間違うはずがないよとの結論になったが、通常「サバク」とは「砂漠」だと、誰もが思っていた。

 ラクダの像から戻ると、近辺の看板には「沙漠」という文字があるから、間違いではなさそうだ。「沙」には「すなはま」の意味があり、海岸の砂がみずみずしいというところから使ったと、作詞者加藤まさをが説明しているとか。

 王子様とお冷え様が飛びだすこの歌が、異国情緒を感じさせるものだから違和感を持つところもあったが、これなら日本の風土に近づいてきた。講談社発行の雑誌「少女倶楽部」大正123月に発表した詩と挿画。佐々木すぐるがこれに作曲したとウィキペディアにあった。