2024年7月29日月曜日

ちょうどヒマなのでオリンピック開会式典を見る

 テレビのつまらなさはだんだん酷くなる。コマーシャルの時間が長くなるし、そいつを避けるとうまい具合に先のチャンネルでも商品宣伝の最中だったりして、相談してやっているんじゃないかと思わせる。番組の内容もあんまりチャラケタ物は見たくないし、とはいえドラマにしてみても古い映画の再放送だったりして仕方なく見ることにもなる。

 フランスのオリンピック開会式は、じっくりと見てしまった。「感動的」な志向はいつものことだろうと思いつつ、」前日の様子から見させてもらった。高速列車「妨害行為」で幹線施設が狙われたという報道も、開会式の運営についての安全対策だったのか、事前の情報が抑えられていたのだろうかと感じた。この先は判らないが「テロ」と言わない「妨害行為」という表現も、日本が好んで使うこととは違いっている。

 開会式典はセーヌ川を選手団が船で下っていき、河畔に見える人々の様子が伝わって見栄えのある映像だった。エッフェル塔を中心に見える町並みの美しさに感激し、東京にボコボコ立つ高層ビルの風合いとの違いを見せつけられた。とくに河岸と橋上で催されたパフォーマンスはすごかった。実況報道に加わっていた松岡修造氏が何回も「自由」の言葉を繰り返していたが、革命で獲得した「自由、平等、博愛」に根差したものと解釈するに容易だった催しだった。そのうえにジェンダー平等、人権、民主主義の理念も感じさせた芸術と文化の発揚は、残念ながらいろいろな点で東京オリンピックとは雲泥の差というほかはない。

無観客開催だった東京オリンピックの施設は今、どうなっているのか?https://dime.jp/genre/1826140/

2024.07.26記述内容

「東京五輪後の施設後利用は大きな課題。アクセス面で比較的恵まれた上記2つの施設は人々にとって使いやすいはず。こういうところから徐々に認知度を高め、人が賑わう場所にしていくことができれば理想的だ。パリ五輪が開幕するこのタイミングで、3年前の自国開催のスポーツの祭典を思い返してみるのもまた一興だ。」

写真を見ても人影はなく、これから先の運用を図ることになっているということ。3年も経って、だ!


2024年7月26日金曜日

他国の戦争で、儲かればいい?

 アメリカ大統領選挙の民主党の候補がハリス副大統領になったことで、日本の兵器産業の上昇した株が売り時なのだという記事を見た。

-国内でも三菱重工業の株価が6月の終わりから一段と上昇。足元では一服感は見られるものの、年初来2倍超の水準まで高まっています。川崎重工業も7月3日に年初来高値を更新したほか、IHIも6月下旬から株価がうなぎ上りに上昇し、年初来で2倍となっています。-

「死の商人」とはこういうことを指すのだろう。大統領がトランプなら対日圧力が強まって「防衛力増強」に乗っていけるとの「評価がされて」なのだ。だとしてもバイデンが大統領になっても違いが起きることってあるのだろうか。だいたい、沖縄で性犯罪がいくらおきようと、米軍基地で欠陥オスプレイがいくら飛び回ろうと一言もアメリカに文句を言えない日本が、「活況を呈する兵器産業」という絵柄では、あまりにふがいなくない?

 戦争を終わらせようという言葉が大統領選挙には出てこないのだから、そんな「世界のリーダー」のアメリカファーストにつき従うだけでといいいのかと思う。株に恨みがあるわけではないが、少々の株で家計の足しにとうことも結構あるのだろうけど、年金財源からたっぷりと株価への投資ということもしゃくのタネであり、ニュース時の「株価情報」を見ながら、株とは人を不幸にするのか福を呼ぶのかを都度都度考えさせられる。





2024年7月21日日曜日

コロナがまた流行っているのに、そういう感じにとらえられない。

 コロナが危険で亡くなったのではなくて、なにか問題を回避しているのかという、報道の態度を感じる。

コロナが「5類」にされたのは、安全神話みたいなものかと思う。いま、熱中症でコロナとの見境が付かない状況が広がっているらしいが、なにせコロナとされてもろくに薬がないし、自己負担がすさまじい。

ゾコーバ(例えば5日分の薬が処方される場合)
薬の価格 およそ52000

医療費の自己負担割合
▼1
割の場合 およそ5200
▼2
割の場合 およそ1300
▼3
割の場合 およそ15500

国民健康保険、介護保険の負担額通知が来たけれども、この負担額との乖離に驚く以外ない。解熱剤などにしても不足をしているといわれている。だれがこんな世の中にしたのか。

テレビでコロナと医療について登場していた倉持仁先生がX(ツイッター)で発信している。こうした情報を発信して下さるのはありがたいことだと思う。

倉持先生のX投稿

7.19 熱中症だか、ころなだかわからないことがありますが、いっこ知っていただきたいのは、 これからすごく暑くなること これからコロナの感染が増えること 流行状況を踏まえて、お医者さんの意見を聞いて適切に検査、対応をなさると良いと思います。 昨日暑い中ずっと外にいたから熱中症と、思うかもしれませし、 家族でコロナが出たけど、うつ区なったらエアコンつけて暑くて目が覚めました、ってコロナって思うかもしれませんが、 今はどちらの危険性もありますので、体調が悪いと思いましたら、まずは休み良くならなければ夜間や休日ではなく、日中の時間帯にまずはかかりつけの先生を受診してください。

※注 先生はX(旧ツイッター)を使ってしきりに情報を発信している。発信した文字や言葉に誤っているところもあるが、相当の様子に「先生もむりをされないように⋯」の書き込みもある。

 7.19 私の家族がさいたま赤十字病院の集中治療室に入院しましたが、手術?が終わるまで4時間待機室で無事終わるのを待っていました。 待合室では、4時間いましたが、 そこでは、 夫が呼吸が苦しくて錯乱していたがとりあえず助かってよかったですが、これからどうしよう、 大丈夫ですよ、と暖かい看護師さん。  お母さんが意識不明の重体で1週間意識が戻らず頑張るおぢいちゃんと、そこで優しいお声をかけ勇気づける看護師さん、 医療がこんなにありがたいものだと、あらためて気づきました。 さいたま赤十字病院の皆様、一生懸命ありがとうございます! 心より感謝申し上げます! 素晴らしい病院です!

2024年7月15日月曜日

AIのしわざ、良いことに使われればいいけど

 AI使用は、「商業ベース」が優先される。日常生活で自分で運用することはほぼないから頭越しに進められる。枝葉の我々には、結果が押し付けられる。マイナンバーカードも同様、「利便さ」が脚色されてさあどうぞ任意ですが、紐付けしないと保険証はなくなるんですよといわれて、ポイント獲得につられて押し付けられる。じゃあ情報が洩れずに担保できるのかという疑問にはぜんぜん応えようとしない。

つい先日も「2024/04/16 LINEヤフーで利用者情報などが漏洩した問題で、総務省は16日、LINEヤフーに再び行政指導をおこないました。1か月ほどの間に2度目という極めて異例の ⋯」という情報漏洩があった。「情報」は金になるので良し悪し抜きに手に入れる動機がなくならない。

だから漏れないための法律その他での規制が必要なのに、デジタル庁(政府)では民間主導で扱うのだから、理屈の上では「泥棒が縄を⋯」的展開になる。情報が漏れないようにする規制と対策をしている国もあるのに、日本はこの点もお粗末だ。

そのうえAIだ。将棋の世界は今やコンピューター相手に練習して本番で勝つように利用する。スポーツなど社会的に「善意」で利用するのであればいいが、ある種の目的で結論を導き出すことが社会に「悪意」で使われるのは困る。目に浮かぶのは選挙戦略。フェイクニュースがとんでもなく広がる。そんなことが最も「神」のような存在にされたらたまらない。「AIの判断による」と構えられたらどうだろう。

利便性はあるのにさる意図で使われて捻じ曲げられては恐ろしいことになる。マイナンバーカードもAIも使う連中の資質を評価することが大切なことだと思う。なにせ、現社会の眺めでは「お任せ」はとても危険だ。

新しいスマホに慣れてきて、充電のときは本人の充電のパターンを学んで、充電の完成時間を決めるという仕掛けがあるのが分かった。「ゆっくり充電」が機器にとって良いということが、AIを使って実践されているらしい。こういうことに使われるなら歓迎だが、「ゆっくり充電」がどれほど効果的なものかは不明だ。

スマホの宣伝で最近よく入ってくる「パシャッとカルテ」。医療に役立つとされるが、どれだけ医療薬品事業に「貢献」するのだろう。情報が「売れる」価値があると見れば、漏洩は起きるし、なにかマイナンバーカードとの連携があるのではと疑わせる。




2024年7月8日月曜日

飲み込めない都知事選挙、NETのしわざ

テレビ報道は相変わらず、選挙にかかわることは避けまわって、掲示板の話題や「56人」も出た候補者と、ほぼ「4人」に集約したくだらない話題を言うだけのものだった。「民主主義陣営」を誇る我が国がこんな体たらくでいいのか。そういえば政治問題のなににおいても核心をさけるヤワな取り上げ方しかしていないわけで、まあその延長線上のことかと、末期のテレビを嘆くことしか思い浮かばない。

議論、意見、政策⋯選挙にかかわる何であれ、選挙の柱にかかわる部分を掘り下げることができないのは本当腹立たしい。これではせっかく田植えが終わった苗を泥でかき回しているようなものじゃないか。どうやったら、どういう議論をしていけば立派な苗になるのか、それにふさわしい資質は何なのか、嘘はないのか、皆で考えようじゃないかと、視聴者に振ればいいじゃないか。政権への忖度、裏がわでの利益誘導、汚れた手の根回しなど、ありったけの悪知恵は、全部埋没してしまう。これで正当で理のある政治がやっていけるはずは、まったくと言っていいほどないだろう。

今回YouTubeSNSの使用でおおきな影響がでた。由々しきことというか、そうであっても民主主義をちゃんと機能させるべきために、それに相応な方法をとることが必要だなと感じる。先日スマホを入れ替えてようやく慣れてきたけれども、新しい「使いよう」の手(宣伝と先回り)にせまられて、身につくまでには至らない。使っていくには大変かもしれないが、ネット社会に踏み込まないわけにもいかない。必要で安全な情報や生活向上を取得する方向には、どのくらいかかるのかわからないが、放棄するというわけにはいかないのではないかと切迫感を持つ。

Facebookから拾った直近の情報

石丸さんは蓮舫さんの票を割るための刺客としてドトールの社長が目をつけ資金を貸し付けた。自民の選挙参謀の小田全宏さんが選挙戦を仕切った。クラウドワークスで募集し動画編集して拡散した人に5万円配る。これだけの仕掛けで得票2位になれた。

こんな宣伝がしょっちゅうfacebookに入ってくる

写真を撮って情報をいれろというが、この情報が外に出ていかないと言えるだろうか。少なくとも医療情報を惜しがっているところってあるのだろうと思う。あるということは「漏れる」ということだ。いまのところ事業者の自主的な発表以外は問題が指摘されることはない。





2024年7月5日金曜日

新札発行とは義務なのか?不思議な法治国家

 新札発行がイベントとしてお祭り騒ぎのように報道されている。どうも疑問があって、新札の発行がどういう法的な根拠なのかがわからなくて、NETで当たってみた。疑問は、新札発行のための経費はもちろん税金だし、新札発行による機器の改変で業者に負担が及ぶだろうと思うことで、その効果が「16千億円」という報道がどんなものだろうかということだった。5年前の麻生副大臣の記者会見があって、「先ほどの閣議後の懇談会に⋯」というものがあり、新札発行の意思決定が閣議決定で決めたのだろうかとの疑問は、そうではないらしいことがわかった。

 平成31年4月9日麻生(当時財務大臣)記者会見

先程の閣議後の懇談会におきまして私の方から新しい日本銀行券及び新しい五百円貨幣の発行について説明しております。日本銀行券につきましては偽造抵抗力強化の観点からおおむね20年ごとに改刷を行ってきたところであります。現在発行している日本銀行券については2004年に発行を開始して以来、約14年が経過いたしております。今般、3Dのホログラムなど世界最先端の偽造防止技術を搭載させていただくとともに、額面の数字の大型化などユニバーサルデザインの考え方を踏まえた券面とする改刷を行うことといたします。約5年後の2024年度上期を目途に発行できますように所要の準備に着手をいたしましたのでご報告申し上げます。

 麻生副大臣はその席で「景気刺激を考えてやっているわけではありません。」と語っていたが、今回の報道で「一兆6千億円の経済効果」とまことしやかにいわれている。いったいこれはなんのだろうか。

国立印刷局のホームページでは

・にせ札、つまり偽造を防止するために新しい偽造防止技術

・間隔はまちまちですが、近いところではだいたい20年ごとに変わっています。

と説明がされていて、やっぱり発行の意思決定は「法定化」されているものではなく。いわば政権の任意で決めていることのようだ。

 産経新聞(2024.07.03)によると

渋沢栄一の肖像を使った一万円札などの新紙幣が3日に発行されたが、今後、旧札から切り替わっていくタイミングを狙った犯罪には注意が必要だ。前回、新紙幣が発行された数カ月後には大規模な偽札事件が発生。動画共有サイトでは、新紙幣発行は「政府が預金封鎖に踏み切るため」などとする陰謀論が多くの人に視聴されている。「旧札が使えなくなる」詐欺ではすでに被害も出ており、日銀・財務省や警察、地方自治体などが注意喚起している。 

ということで、「偽造防止」どころでなくて前回の改刷の際には偽札事件や犯罪が発生し、今回も呼び込む危険もでてくることまで指摘されて、まったくなにおかいわんやの状況だ。

 その上、両替機の改変については「国の補助金」が出されるとの情報が、NET上でも出ているが、実際のところは、政府は取り組むことはしないということらしい。



2024年7月1日月曜日

ちょっと一息入れて旅へ

6月は20日以上も出ずっぱりで、この旅で24日は「家出」をしたことになった。さすがにちょっと疲労は感じていたが、そこは好きなことだし運転もサブなので気楽に、カメラ他の荷物をまとめて出かけることになった。

腰の痛みはあるけれどいくらかは楽な感じになっている。痛み止めを一カ月半は飲んでいないから、体調は良いほうなのかもしれない。写真展の前には体重が少し減っていたのに、展示会の折のアルコールの接種が影響して、また2キロ増えて以前の状態に戻ってきた。

旅のご馳走がまたしっかり身について、ここでまたの体重減の試練をしなくてはならない。体重が減ってきた時には、腰の痛みが少なっていた感じだったから、なんとか頑張って身軽にしたいと思う。

旅の空はまずは池の平温泉だった。翌日、池の平湿原に車で上がった。ちょうどレンゲツツジの盛りが過ぎたときで、高原植物をみようとする人たちが行きかって、カメラをもった写真家も目立っていた。湿原の一番遠いコースを懸命に歩いて、8500歩ほどのダイエット活動ができた。

レンゲツツジはコースの終盤でいくらか群落を見ることができた。

ところでこのレンゲツツジには毒があって、牛も食べるのを避けるということだ。見栄えがよくとも毒のある花はいけない。知事選挙のあの人を連想してしまった。かなりの悪花だからな。